【ワンピース】ベガパンクの正体を徹底考察！天才科学者の人物像とは

『ワンピース』のベガパンクは作中で名前とシルエットは登場しており、科学者としての彼の発明も出てきていますが、本人は未登場のキャラです。そんなベガパンクの正体や発明について見ていく前にまずはプロフィールを紹介します。

『ワンピース』のベガパンクは偉大なる航路（グランドライン）の未来国バルジモア出身で、8月9日生まれの人物です。元々は研究チーム「MADS」の所属でしたが、現在は海軍の化学班のトップであり、天才科学者として、『ワンピース』世界の様々な発明に関与しています。ただ、ベガパンク本人については本編内でも描かれていません。

尾田栄一郎先生が作者の少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』は海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィを主人公とした作品です。様々な場所を航海していく冒険ロマンと悪魔の実の能力などのバトル描写が人気となっています。

少年時代に悪魔の実であるゴムゴムの実を食べたことで能力を得たモンキー・D・ルフィは17歳になった時に、故郷を出て海賊王を目指す冒険へ出かけます。その中で船員を集めながら徐々に名を広げていき、麦わら海賊団の麦わらのルフィとして知られるようになりました。

『ワンピース』のベガパンクの正体はわかっていませんが、作中では彼の正体に迫るヒントや人物像について考察できる要素があります。そんなベガパンクの正体や人物像について見ていきましょう。

『ワンピース』のベガパンクは現在海軍の所属であり、海軍の軍艦に海楼石を取り込ませたり、海軍本部科学部隊の戦闘員であるパシフィスタを開発したりと、海軍にとって有益な発明を続けています。また、過去の発明品も様々な場面で活用されていることから、世界一の科学者と言われることもあります。

『ワンピース』の作中でベガパンクはシルエットのみの登場であるため、正確な容姿はわかりません。ただ、描かれた中ではストライプのシャツに白衣を身に付けており、細長い頭や髭のように見える部位などの身体的特徴が見られます。

ベガパンクの少年時代は出身地である未来国バルジモアが極寒の冬島であったことから、島全体を温めるための巨大な暖房装置を開発しています。しかし、当時のベガパンクの資金面や現代の技術では実現不可などの理由から未完成に終わっています。また、バルジモアにはベガパンクがいた頃に開発したサイボーグ化した動物が多数いますが、これらも元々は暖房装置の開発のために使われていました。

『ワンピース』の作中におけるベガパンクの現在について、本人は出ていないものの、海軍本部大将の藤虎が会っており、何か大きな発明が完了していると描かれました。その発明は海軍に王下七武海が必要なくなるレベルの代物ですが、具体的に何ができたのかまでは判明していません。

『ワンピース』のベガパンクは、Dr.ベガパンク、世界最大の頭脳を持つ男、天才科学者などの呼称で呼ばれています。ベガパンクがファーストネームなのかどうかもわかりませんが、世界レベルの天才と認知されるほど、その名前は知れ渡っています。

『ワンピース』のベガパンクは海軍の所属ですが、かつてバーソロミュー・くまをサイボーグとして改造する際、くま本人の申し出からサウザンドサニー号を守るプログラムを施していました。これによって2年間の修行を経た麦わら一味は無事な状態でサニー号と再会しますが、海軍所属のベガパンクからすれば遠回しに海賊へ協力したことになります。そのため、完全に海軍へ飼い慣らされているわけではないようです。

『ワンピース』のベガパンクの正体について、同じバルジモア出身のツキミ博士が候補として挙げられています。扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」にて登場した科学者であり、月見とお団子好きで、高度な技術力を持っています。そんなツキミ博士は出身国と科学者である点、細長い頭という身体的特徴がベガパンクと一致しているのです。しかし、ツキミ博士は故人となっているため、同一人物であると決め切れません。

『ワンピース』のベガパンクの正体がDの一族である可能性も考えられています。作中では重要なキャラ達の名前にDが入っていることやベガパンクのフルネームが明かされていないことから考察されています。

『ワンピース』のベガパンクの正体は未来人ではないかという説も出ています。出身地に未来国と付いていることやベガパンクの発明案は数年先の技術力を前提とした発想であること、作中で500年先の頭脳を持つと例えられたことが理由であり、未来人だからこそ最先端の発明ができるという考察です。

『ワンピース』の作中ではベガパンクの発明品が度々登場しており、ルフィ達も対面しています。ここではそんなベガパンクの発明品について紹介します。

『ワンピース』のパンクハザード編で登場した巨大なドラゴンはベガパンクが発明した人工生物です。どんな環境でも生きられると言われており、口から火炎を吐き出しますが、ゾロによって倒されてしまいます。『ワンピース』の世界においてドラゴンは幻獣種と言われていることから現実に存在しない生物である可能性が高いですが、それを実体として創り出すということは非常に凄いことだと言えます。

カイドウ率いる百獣海賊団には古代巨人族の研究で生み出された失敗作の巨人「ナンバーズ」がおり、これらについてもベガパンクの発明ではないかと言われています。かつてパンクハザードでは世界政府の要請から人間の巨大化の研究が進められていましたが、成果は得られておらず、そこから古代巨人族を復活させる方向へ研究が切り替えられたと考えられます。

ベガパンクは悪魔の実についても研究を進めており、象剣・ファンクフリードのように物へ悪魔の実を喰わせる技術を開発したり、血統因子から人造の悪魔の実を発明しています。中でも人造悪魔の実についてはカイドウの血統因子を用いた人造ウオウオの実を仮ながらも形にしており、シーザーが開発した「SMILE」よりも能力の再現度が高いものになっています。

シャボンディ諸島から登場したサイボーグ兵器・パシフィスタもベガパンクの発明品の1つです。バーソロミュー・くまを実験台として開発したことから、姿形は全てくまと同じものになっており、頑丈な鋼鉄の肉体と口からは黄猿のピカピカの実を再現したレーザーを放てます。また、賞金首を判別できるシステムが組み込まれています。

アニメ『ワンピース』でもベガパンクの姿は出てきていませんが、シーザーの過去回想から声優によるボイスが付いています。そんなアニメ『ワンピース』のベガパンクの声優について見ていきましょう。

アニメ『ワンピース』でベガパンクを演じたのは安原義人さんです。アニメ内で本人が喋ったのはシーザーの回想シーンのみなので、全体的な演技がどうなるかわかりませんが、ベテランの存在感あるボイスで演じています。

安原義人さん兵庫県出身で1949年生まれの声優・俳優です。俳優として活動しながらも1970年には海外ドラマの吹き替えで声優デビューを果たしており、その後はアニメ作品にも出演を始めています。

安原義人さんの主な出演作品としては『宇宙戦艦ヤマト』の太田健二郎、『ドカベン』の微笑三太郎、坂田三吉『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』の飛鳥天平、『大雪山の勇者 牙王』のヨシト、『闘士ゴーディアン』のダイゴ、『大滝宇宙大帝ゴッドシグマ』のジュリィ野口、『キャッツ♥アイ』の内海俊夫、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の四乃森蒼紫、『ゴールデンカムイ』の門倉看守部長などがあります。

ここでは『ワンピース』のベガパンクの正体について世間での評判を見ていきます。『ワンピース』の作中では名前のみ明らかになっているキャラは多々いますが、その中でも影響力のあるベガパンクの正体は注目されています。

ベガパンクの正体については、既に作中に登場している人物であったり、肉体は失われて人間以外の存在になっていたりと様々な説が挙げられていました。しかし、いずれの説も『ワンピース』の作中の描写だけでは確証に至らないため、余計に正体が気になるキャラとなっているようです。

『ワンピース』の単行本やアニメを遅れて追っている人からしてもベガパンクの正体は気になるようです。存在が示唆されてからかなり時間が経っており、このまま名前とシルエットだけの存在になるのか、それとも今後の登場があるのか、気になる人は多数います。

仮に『ワンピース』でベガパンクの正体が明かされた場合、姿や性格がどのようになるか期待している声も見られました。『ワンピース』のキャラが全体的に濃いことからベガパンク本人もインパクトあるキャラとして出てくるのではないかと予想されているようです。

『ワンピース』のベガパンクは海軍に属する天才科学者であり、作中ではパシフィスタや人造悪魔の実の発明に成功するなど、世界に大きな影響を与えています。しかし、ベガパンク本人の姿は未だに描かれておらず、それ故にDの一族や未来人など正体が考察されているキャラです。今後の『ワンピース』の展開次第では登場する可能性もあるので、ベガパンクの情報にも注目してみましょう。