【ワンピース】天竜人と奴隷を一覧で紹介!人数が減った理由や特徴も
『ワンピース』に登場する天竜人と奴隷が『ワンピース』の最大の謎に関わっている説や、天竜人が減ってきている説など、ファンの間で話題になっています。そこでここでは『ワンピース』に登場する天竜人の特徴や名前、奴隷だったキャラクターも一覧でご紹介します。
目次
天竜人と奴隷とは?
『ワンピース』には天竜人と奴隷が登場します。天竜人は『ワンピース』の世界で絶大な権力をもっており、奴隷を持つことを咎められません。天竜人が歩くときは他の者は跪かなけれならず、少しでも天竜人の気に触ることをするとすぐに殺されてしまいます。そんな天竜人と天竜人の奴隷・元奴隷だったキャラクターを一覧でご紹介します。また天竜人の特徴や、天竜人が減っていると言われている理由についても合わせてご紹介します。
天竜人とは?
天竜人は聖地マリージョアに住む人々で、世界政府の上に立つ世界貴族です。『ワンピース』の本編ではシャボンディ諸島に現れた天竜人をルフィが殴ってしまい、大事件になりました。また、ドレスローザの王で王家七武海であるドンキホーテ・ドフラミンゴが天竜人であることも作中で明らかになりました。天竜人は特徴的な名前や話し方、地上での被り物があります。
奴隷とは?
天竜人は奴隷を持っても咎められずにいました。シャボンディ諸島でオークションで天竜人に買われた人物は天竜人の奴隷になってしまいます。『ワンピース』の人気キャラクターも過去に天竜人の奴隷であったことがわかり、話題になりました。奴隷となった人々には「天駆ける竜の蹄」の刺青が入れられており、天竜人の紋章となっています。
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎による少年マンガで、『週刊少年ジャンプ』で長期連載されている作品です。海賊の冒険を舞台に、バトルや友情、ギャグシーンや感動エピソードを楽しむことができます。長年に渡って散りばめられた伏線や謎は、壮大な世界観でファンを魅了しています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』は主人公の少年モンキー・D・ルフィが海賊王を目指して海を冒険する物語です。悪魔の実であるゴムゴムの実を食べたルフィは、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を探しに海へと出ます。頼れる仲間を見つけて海軍や海賊たちと戦い、ルフィ達はグランドラインの後半の海である新世界へと足を踏み入れます。新世界へと行く途中でルフィは天竜人と呼ばれる貴族と出会います。友人のハチ達に酷いことをする天竜人をルフィは殴り飛ばしてしまいます。
天竜人のキャラ一覧
天竜人は聖地マリージョアに住む世界貴族で、極悪非道な行動をしても誰にも咎められません。登場する天竜人の数は多くありませんが、残虐で歪んだ人格である天竜人は読者の心に残るものでした。ここでは『ワンピース』で登場した天竜人を一覧でご紹介します。
天竜人①ミョスガルド聖
ミョスガルド聖は10年前に魚人島に訪れた天竜人です。怪我をしてオトヒメに助けられます。魚人島に来たときは他の天竜人と同じような振る舞いをしていましたが、オトヒメに説得されて10年後のレヴェリーでは魚人族を守る立場にいました。奴隷を一人も持たないミョスガルド聖は天竜人として異端とされていますが、天竜人の中で最も良識のある人物となっています。また、10年後のレヴェリーではドンキホーテの性を名乗っていました。
天竜人②ドンキホーテ・ホーミング聖
ドンキホーテ・ホーミング聖はドンキホーテ・ドフラミンゴの父親です。妻と子供達4人で天竜人は神ではなく人間だと主張し、聖地マリージョアから世界政府非加盟の国へと移住しました。天竜人からは異端とされていますが、ミョスガルド聖と同じく良識のある人物でした。しかし移住した先で天竜人を憎む人間たちに迫害され、妻は病死し、ホーミング聖と子供達は拷問を受けます。その後は息子であるドフラミンゴに射殺されてしまいました。
天竜人③ドンキホーテ・ロシナンテ
ドンキホーテ・ロシナンテはドンキホーテ・ドフラミンゴの弟です。ロシナンテが生きているときは天竜人だと明らかにされませんでしたが、ドフラミンゴが天竜人だとわかったときに弟であるロシナンテも天竜人だあることがわかりました。
父親とドフラミンゴと一緒に火あぶりの拷問を受け、ロシナンテは死を懇願しましたが、ドフラミンゴは人間に復讐すると叫んでいました。ドフラミンゴの異常性から兄の元を逃げ出し、センゴクに拾われて海軍になっています。その後はドンキホーテファミリーに潜伏し、ドフラミンゴを止めようとしていました。ローにオペオペの実を食べさせ、ドフラミンゴを裏切っていたことがバレてしまい、ドフラミンゴに射殺されました。
天竜人④チャルロス聖
チャルロス聖はシャボンディ諸島でルフィに殴られて失神した天竜人です。人間の奴隷の上に乗り、横切った病人を撃ち殺すなどの悪虐非道な行動を頻繁に行っています。気に入った女性であれば既婚者でも無理やり妻にし、飽きたら捨てるということも行っています。
天竜人⑤シャルリア宮
シャルリア宮はルフィに殴られて失神したチャルロス聖の妹です。オークション会場にいましたが、レイリーの覇王色の覇気で気絶されられました。兄のチャルロス聖とは違い、顔立ちは整っていますが、性格は兄と同様に極悪非道です。
天竜人⑥ジャルマック聖
ジャルマック聖はルフィの過去で登場した天竜人です。サボが一人で海へと出発したとき、横を船が通ったというだけでサボの船を攻撃しました。
天竜人⑦ドンキホーテ・ドフラミンゴ
ドンキホーテ・ドフラミンゴは王家七武海の一人で、ドレスローザの王です。ドレスローザ編でルフィやローと戦っているときにドフラミンゴが天竜人であったことがわかりました。8歳までマリージョアで育ち、地上へ移住し、人間から迫害・拷問を受けたことで復讐心を燃やしていました。父親の首を持ってマリージョアへの帰還を願い出ますが、天竜人に拒否されてドンキホーテファミリーのボスとして名を上げていきました。裏では「ジョーカー」と呼ばれ、闇取引のブローカーをしており、あらゆる悪事を働いていました。
天竜人⑧ロズワード聖
ロズワード聖はシャボンディ諸島でルフィ達が会った天竜人で、チャルロス聖とシャルリア宮の父親です。息子と娘を連れてシャボンディ諸島で奴隷となる人物を買いに来ていました。
奴隷キャラや元奴隷一覧!悪魔の実も紹介
天竜人はオークションや裏取引で買ったり、海で攫ったりした人物を奴隷にします。奴隷にされた人物は酷い扱いを受け、心に大きな傷を背負うことになってしまいます。ここでは『ワンピース』に登場する天竜人の奴隷や元奴隷だったキャラクターをご紹介します。
奴隷や元奴隷①フィッシャー・タイガー
フィッシャー・タイガーはジンベエやアーロンを部下に持つ、タイヨウの海賊団の初代船長でした。魚人島の冒険家としても有名で、たくさんの場所を冒険していました。冒険の途中で天竜人に捕まって奴隷にされてしまいます。天竜人の奴隷であったことはジンベエ達にも知らされず、死ぬ直前に明らかになりました。自身が奴隷となっているときに天竜人から逃れ、他の奴隷の多くを開放した「奴隷解放の英雄」とも言われています。
フィッシャー・タイガーは人格者であり、差別や偏見を否定しており、奴隷であった人間の子供を島まで送り届けます。その帰りに襲撃されて大量に出血してしまいますが、天竜人の奴隷になって人間のおぞましい行為を目の当たりにし、人間の血を拒んで死んでしまいます。
奴隷や元奴隷②アラディン
アラディンは元ネプチューン軍の兵士であり、現在はタイヨウの海賊団の船医をしています。フィッシャー・タイガーと同じ奴隷でしたが、フィッシャー・タイガーの助力で逃げることができました。奥さんはビックマムの娘のシャーロット・プラリネです。政略結婚でしたが、夫婦仲が良く、プラリネは夫のアラディンの味方です。ジンベエが抜けてからはタイヨウの海賊団の三代目船長をしています。
奴隷や元奴隷③バーソロミュー・くま
バーソロミュー・くまは王家七武海で、革命軍の一人でした。シャボンディ諸島ではルフィ達を守るために麦わらの一味を各地に飛ばしました。悪魔の実の能力者で、ニキュニキュの実の能力者です。海軍と取引をし、人間兵器として改造されてやがては人格を失ってしまいます。またバーソロミュー・くまは七武海の任務がないときは天竜人の奴隷となっていることが明らかになりました。レンタルできる「無敵奴隷」と言われ、どんなに残虐なことをしても悲鳴も上げず、強い奴隷として天竜人の間で有名です。
奴隷や元奴隷④コアラ
コアラはフィッシャー・タイガーが島で見つけた元奴隷の少女で、天竜人の機嫌を損ねないようにいつもにこにこしていた少女です。タイヨウの海賊団と生活していく中で人格を取り戻していき、フィッシャー・タイガーによって生まれた島へと戻されました。大きくなったコアラは世界政府の打倒を狙う組織「革命軍」として登場し、サボと共に活動しています。
奴隷や元奴隷⑤デビル・ディアス
デビル・ディアスはルフィ達がシャボンディ諸島で初めて見た奴隷です。脱走したものの、首輪が爆発して瀕死になり、海軍に連れていかれました。
奴隷や元奴隷⑥ジャンバール
ジャンバールはロズワード聖が連れていた奴隷で、海賊団の船長をしていました。ルフィが天竜人を殴ったときにローの傘下につきます。
奴隷や元奴隷⑦ボア・ハンコック
ボア・ハンコックは王家七武海の一人で、九蛇海賊団の船長です。ハンコックも天竜人の元奴隷であったことが明かされました。背中には「天駆ける竜の蹄」の刺青があり、湯浴みをするときには妹以外は王宮に入れないようにしていました。奴隷だったときに天竜人の余興として悪魔の実を食べされられ、メロメロの実の能力者となっています。フィッシャー・タイガーによって開放されましたが、今でもトラウマを抱えて苦しんでいます。
奴隷や元奴隷⑧ボア・サンダーソニア
ボア・サンダーソニアはボア・ハンコックの妹で、ハンコックと共に攫われて天竜人の奴隷でした。背中に「天駆ける竜の蹄」の刺青があり、国民には絶対に背中を見せないようにしています。ハンコックと同様に天竜人の余興で悪魔の実を食べされられ、ヘビヘビの実モデル”アナコンダ”の能力者となりました。
奴隷や元奴隷⑨ボア・マリーゴールド
ボア・マリーゴルドはボア・ハンコックの妹で、サンダーソニアと同様にハンコックと共に攫われて天竜人の元奴隷です。マリーゴールドの背中にも刺青があり、国民には隠しています。ハンコックと同様に天竜人の余興で悪魔の実を食べされられ、ヘビヘビの実モデル”キングコブラ”の能力者となりました。
天竜人の人数が減った理由や住む場所
海軍本部までもが手を出すこと、口を挟むことができない天竜人ですが、天竜人の数が減ってきていると言われています。その理由と天竜人が住んでいる場所、なぜ天竜人がここまで権力を持っているかをご紹介します。
天竜人の人数が減った理由
天竜人は800年前、当時の国の国王20人が天竜人と名乗ったことが始まりと言われています。その末裔が現在の天竜人です。しかし実際に天竜人と名乗って聖地マリージョアに移住したのは19人の王でした。ビビの祖先であるアラバスタのネフェルタリ家だけがマリージョアへの移住を拒み、地上で暮らすことを選びました。このことが天竜人が減った理由とも言われています。
またドンキホーテ・ドフラミンゴの一家が天竜人ではなく人間として地上で暮らし始めたこと、ドフラミンゴの両親が死んでロシナンテも死んだことも、天竜人の人数が減った理由とされています。
天竜人の住む場所はマリージョア
五老星や天竜人は聖地マリージョアというところで暮らしています。マリージョアはレッドライン(赤い土の大陸)の上にあり、普段は天竜人しか踏み入れることはできません。四年に一度、世界会議(レヴェリー)が行われる場所であり、招待された要人だけが入ることができます。聖地マリージョアでも最も神聖な場所が「パンゲア城」になります。
天竜人が権力を持っている理由
天竜人は海軍本部も手が出せない程の権力を持っていますが、なぜここまでの権力を持っているのでしょうか。一説では聖地マリージョアに国宝が眠っていて、そのことを天竜人が知っていることが理由とされています。聖地マリージョアのパンゲア城の地下深くには大きな麦わら帽子が保管されていました。それとなにか関係があるのではないかと話題になっています。また、天竜人が世界の創造主の末裔とされていることも、権力を持っている理由の一つとされています。
天竜人の特徴
天竜人は普段はマリージョアにいますが、買い物をするときなどには地上におりてきます。前を横切るだけでも殺されてしまうので、天竜人であることは一目でわかるようになっています。また、話し方も変わっており、天竜人だとすぐに判別することができます。ここでは天竜人のいくつかの特徴をご紹介します。
天竜人の特徴①名前
天竜人の名前には最後に独特な文字がつきます。男性であれば「~聖」、女性であれば「~宮」になります。
天竜人の特徴②シャボンのカプセル
天竜人は地上に住む人々を「下々民」と呼び、その下々民と同じ空気を吸いたくないからという理由で地上ではシャボンのカプセルを頭に被っています。服も宇宙服や防護服のようなもので、完全防備となっています。
天竜人の特徴③話し方
天竜人の話し方は特徴的で、男性であれば語尾に「~だえ」「~ぞえ」「~え」とつき、女性であれば「~アマス」とつきます。疑問形は「~かえ」となり、二人称は「おばえ」となります。しかし地上へと移住してきたドフラミンゴ一家や、オトヒメに諭されたミョスガルド聖はこの話し方をしていません。天竜人の中でも権力を振りかざすような人物が天竜人独特の話し方になります。
天竜人の特徴④証明チップ
天竜人には証明チップがあることが、ドフラミンゴの過去から明らかになりました。ドフラミンゴ一家が聖地マリージョアから地上へ移住するとき、天竜人の証明であるチップも回収されています。また、レヴェリーではゴア王国のステリー王がガープに天竜人の証明チップを手に入れてゆくゆくは天竜人になりたいと話していました。
天竜人や奴隷に対する世間での評判や人気
天竜人のミョスガルド聖は、魚人島に来たときは天竜人らしい振る舞いでしたが、オトヒメに説得されて考え方を一変しています。ミョスガルド聖は後に魚人族を守る役目を果たしました。オトヒメは悪虐非道な人格の天竜人をどうやって説得したのかがファンの間で話題になっています。オトヒメが天竜人を送り届けて帰ってくるまでは一週間程ですが、その間にどんな方法でオトヒメは天竜人を説得したのでしょうか。
世界政府に加盟して海賊から守ってもらうためには、天竜人に天上金を払わなければなりません。天上金が払えない国は世界政府非加盟国となり、犯罪が横行する国となってしまいます。ドフラミンゴ一家が天竜人を辞めるとき、移住先として案内されたのが世界政府非加盟国でした。この時点で天竜人はドフラミンゴ一家を生かすつもりがなかったことがわかります。『ワンピース』の物語も終盤にかかり、いろいろなことが明らかになって心が痛む読者も少なくありません。
フィッシャー・タイガーは天竜人の奴隷であったため、人間を愛することができなくなりました。しかしある島で見つけた元奴隷の少女コアラを、コアラの育った島まで送り届けます。コアラを憎むべき人間とはまた別の人間として扱うフィッシャー・タイガーが好きだ、二人のシーンは泣けるという声が上げられています。
天竜人と奴隷がワンピース世界には存在した
天竜人と奴隷・元奴隷の名前の一覧や悪魔の実の能力、天竜人の人数が減った理由や特徴をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。天竜人は人間を奴隷にし、酷い扱いをしていました。天竜人がいるときは跪かなけれなならず、横切った者などは問答無用で殺されてしまいます。天竜人と奴隷のような酷い差別が『ワンピース』には存在します。人気のキャラクターも元奴隷であったり、奴隷にされたりとショックな場面もあります。今後『ワンピース』を見る際は天竜人や奴隷・元奴隷のことや、行く末にも注目してみてください。
この記事のライター
shiori
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