【ワンピース】シュトロイゼンとビッグマムとの関係とは？強さや能力・声優情報も紹介

『ワンピース』に登場するシュトロイゼンは、ビッグマム海賊団総料理長で美食騎士という異名を持っています。悪魔の実の能力者でもあり、食べた悪魔の実は「ククククの実」という名前です。まずはシュトロイゼンの詳しいプロフィールを紹介します。

シュトロイゼンはワンピースに登場するキャラクターでビッグマム海賊団の総料理長を務めています。ビッグマムからの信頼も厚い、部下であり相棒のような一面もある人物です。ビッグマムのことを「リンリン」という本名で呼んでおり、ビッグ・マムとは深い関係にあることもうかがえます。

ワンピースは、尾田栄一郎先生が手がける週刊少年ジャンプに連載中の漫画です。1997年に連載が開始して以来、日本のみならず世界中を魅了している大人気作品で、1999年からはアニメ『ワンピース』の放送も始まっています。2015年6月には「一人の作家が書いたコミック累計発行部数」というギネス記録をもつ漫画になりました。なお、2021年7月の時点で全世界累計発行部数は4億9000万部を超えています。

ワンピースの舞台は、海賊王ゴール・D・ロジャーの残した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を目指し、海賊たちが信念の旗の下に戦う大海賊時代。そんな時代に海賊王を目指し旅に出た主人公の少年、モンキー・D・ルフィが、仲間たちとさまざまな困難に立ち向かいながら冒険を繰り広げていく物語です。

シュトロイゼンはビッグマム海賊団に所属しています。普段は部下としてビッグマムを敬い丁寧に接していますが、緊急時には「リンリン」と本名で呼びかけ敬語も消えるなど、ただの部下というだけではないようです。

ビッグマムはワンピースに登場する非常に大きな体つきとピンク色の巻き毛の髪、はっきりとした口紅が特徴の海賊です。男勝りかつ自身の要求は通さないと気が済まない性格をしています。また、「来る者は拒まず、去る者は殺す」という残忍な考えで自分から離れていく人物を絶対に許しません。そんなビッグマムですが、自身の子供たちや十歳以下の子供には温かい一面を見せることもあります。

そんなビッグマムとシュトロイゼンの出会いはなんとビッグマムの6歳の誕生日でした。ビッグマムは今68歳なのでかなり昔から一緒に過ごしていることになります。二人がどんな人生を歩んできたのか、二人の過去の出会いとその後のエピソードをご紹介します。

シュトロイゼンとビッグマムの初めての出会いはビッグマムが6歳の誕生日。当時のビッグマムは、世話になっていたマザー・カルメルと羊の家に住む子供たちをみんな食べてしまったのです。そんな現場を目撃していたのがシュトロイゼン。ビッグマムに興味を抱いたシュトロイゼンは声をかけ、彼女の世話を見ることにします。

ビッグマムから「みんなが平等に暮らせる平和な国」を作るという夢を聞き出したシュトロイゼン。マザー・カルメルと羊の家に住む子供たちが消えた原因がビッグマムにあることをシュトロイゼンは知っていましたが、ビッグマムの能力を利用しようと考えたシュトロイゼンはその事実を伏せたまま「夢をかなえよう」とビッグマムをそそのかし、ビッグマム海賊団を結成します。シュトロイゼンは海賊団総料理長だけでなくビッグマム海賊団の立ち上げメンバーでもあったのです。

また、シュトロイゼンはビッグマムの夫のひとりなのでは？という説もあります。その説の根拠はシャーロット・ペロスペロー。ビッグマムの長男である彼は若いころのシュトロイゼンとそっくりな容姿の持ち主です。長い舌、眉毛の形もそっくりな彼らですが、笑い声が「くくく…」であるという点も同じです。そのうちワンピース本編で明らかになるのか、気になるところです。

ビッグマムとはかなり深い仲であることがうかがえるシュトロイゼン。そもそもシュトロイゼンがいなければビッグマム海賊団も存在しなかった可能性が高いです。過去にうまくビッグマムを海賊の道に誘導したことといい、シュトロイゼンはビッグマムを思う方向へ導くのがかなりうまい様子です。ビッグマム海賊団の黒幕はシュトロイゼンといえるかもしれません。

シュトロイゼンはサンジとシャーロット・プリンの結婚式にも参加しています。結婚式当日、シュトロイゼンは様々な国から幻の食材を集め巨大ウェディングケーキを製作しますが、ケーキはルフィに壊されてしまいました。その後ホールケーキ城が崩れたときには自分の能力で城を本物のホールケーキに変えて人々を救う活躍を見せています。

ビッグマムとの出会いから様々な暗躍が予想されるシュトロイゼン。では、そんな彼の悪魔の実の能力や、彼自身の強さはどのようなものなのか、また海賊としての懸賞金はいくらなのか、ここではまとめていきます。

シュトロイゼンの食べた悪魔の実はククククの実といいます。その能力は「あらゆる物を食材にする」というものです。過去の回想では木をハムに変えていますし、城をケーキに変えるなどかなり大きなものも対象のようです。

シュトロイゼンの戦闘能力はまだ不明ですが ククククの実の「あらゆる物を食材にする」という能力から考えると、武器を食材にしたり応用範囲は広いです。また、もし人にも使えるとしたらかなり危険な能力の可能性もあります。なお、ワンピース作中でヘッジからはずっと謎の存在だが戦っても相当強いはずとの評価を受けているので、今後戦闘に参加することもあるかもしれません。

ビッグマム海賊団の総料理長を務めているシュトロイゼン。もちろん料理の腕は確かだと思いますが、ビッグマムからはククククの実の能力で変化しただけのお菓子はおいしくないとの発言もあります。常においしくないのであればさすがにの総料理長を任されているとは考えづらいので、もしかしたら普段の料理には能力は使わないのかもしれません。

シュトロイゼンの懸賞金はまだ作中では不明です。料理長という肩書のため懸賞金がない可能性もありますが、それなりの強さが予想されるキャラクターのため、今後懸賞金が明らかになるかも気になるところです。

まだまだアニメ「ワンピース」での出番は少ないシュトロイゼンですが、彼の声優さんについてここではまとめていきます。

アニメ「ワンピース」でシュトロイゼンは壤 晴彦（じょう はるひこ）さんが声を担当されています。アニメよりも映画の吹き替えや舞台でのご活躍が多く、声優作品はあまり知らない方もいるかもしれませんが、知る人ぞ知る有名なヴィランの声も担当されているんです。

壤 晴彦さんは京都府京都市出身の俳優さんです。俳優、声優としての活動のほか演出家などもされています。劇団四季に入団後、フリーとなり現在はヘリンボーンに所属。舞台を主に活動されています。

壤さんの声優作品といえば『ライオン・キング』のスカーの声が有名です。その他にも声優としていろいろな作品に出ていますが、その渋く魅力的な声で魅力ある悪役を演じていることが多い声優さんです。

シュトロイゼンといえば、独特な歌詞の歌を歌っている姿を思い出す人も多いと思います。ここではシュトロイゼンの歌や、彼の名前の由来をまとめました。

シュトロイゼンの初登場時、彼は変な歌を歌っていました。「苦行の人生 涙の味は塩少々」「くやし涙は大さじ一杯」という何とも渋い歌詞の歌です。ウエディングケーキを運ぶときにも変な歌を歌っていました。ククククの実の能力と関係があるように思えますが、過去の回想では歌っていないため、ただの趣味なのかもしれません。

シュトロイゼンの名前の由来はシュトロイゼルクーヘンです。シュトロイゼルクーヘンはドイツのお菓子で生地の上にたっぷりとフルーツをのせ、更にバターで作ったそぼろをかけて焼き上げます。名前の由来がお菓子というのは料理人であるシュトロイゼンらしいです。

名前の由来はドイツのお菓子ですが、他にもシュトロイゼンでドイツに由来するものがあります。それは変化の際にシュトロイゼンが言った「変化（フェアンデルン）」という技名で、これはドイツ語で変化を意味するVeränderung（フェアエンデルク）が由来と思われます。今後もシュトロイゼンの技名などはドイツに由来するものが多くありそうです。

ククククの実の能力の全貌や、その強さなどまだまだ謎が多いシュトロイゼンですが、現在の評判が気になります。そこで、多く見られた意見をまとめてみました。

撃たれそうになるビッグマムを心配するシュトロイゼンと、その会話の様子をみて、二人の信頼がうかがえる様子が好きという方は多くいました。過去の動機はともかく、これだけ長い間ビッグマムといられるシュトロイゼンの面倒見がいいのは間違いなさそうです。

シュトロイゼンとビッグ・マムの関係は総料理長と船長ということで、普段は明確な主従関係が存在しています。ですが、ふとした瞬間に昔出会った頃のような素の喋り方や様子が出てしまうのが好きという読者もいました。

また、シュトロイゼンの過去の所業は危ないけれどもその腹黒さや、ビッグマムの才能を認めているところがとても好きという方も。現在のビッグマムを見れば、良し悪しは別としてシュトロイゼンが才能を見抜く慧眼の持ち主であることは確かです。

シュトロイゼンとビッグマムは、船長と部下であり、海賊団発足時からの相棒であり、保護者と娘であり、そしてもしかすると夫と妻かもしれない・・・そんな、一言では言い表すことのできない深い関係でした。シュトロイゼンにはまだ謎が多く、今後強敵としてルフィたちの前に立ちはだかることもあるのかもしれません。次回はどんな登場をしてくれるのか注目です。