【ワンピース】おトコが笑っている理由とは？正体や能力についても

おトコは『ワンピース』の「ワノ国編」で登場します。おトコはいつも笑っている女の子です。サンジの作った蕎麦を食べている時も、泣き笑いしながら食べていました。しかしおトコが笑顔なのには理由があります。それはどんな理由なのでしょうか。またおトコが仕えている花魁の小柴も「ワノ国編」において重要な人物です。おトコと関係がある小柴の正体も明らかになります。

『ワンピース』は『週刊少年ジャンプ』にて、 1997年から連載が開始された長編漫画作品です。原作は尾田栄一郎で、海賊に憧れている少年ルフィが主人公です。1999年からテレビアニメの放送が開始されその後、劇場版、ゲーム、歌舞伎など様々なジャンルに展開されました。『ワンピース』は日本だけではなく海外でも人気があり、世界中で愛されている作品です。

『ワンピース』の主人公ルフィは、海賊に憧れる少年です。ある日悪魔の実の「ゴムゴムの実」を食べてしまい、体が伸び縮みする能力を手に入れます。ルフィは17歳になると、いよいよ海へ旅立ちます。そこで仲間を得て、強敵と戦います。海賊王に憧れて冒険を始めたルフィですが、力をつけ、とうとう四皇にまで登りつめました。そして恐るべき海と言われる「新世界」へ突入します。

『ワンピース』のおトコは、いつも笑っています。悲しむべき場面でも笑顔なのは、何か理由があるはずです。またいつも笑っているのはおトコだけではありません。町の人々も笑っているのです。その理由は「SMILE」という食べ物が関係しています。SMILEはどんな食べ物でどんな秘密があるのか、食べると能力が得られるのかについて考察していきます。

『ワンピース』のおトコはいつも笑顔で、泣いている時も笑顔です。それにはどんな理由があるのでしょうか。実はおトコの出身地である「えびす町」に関係があります。えびす町の住民は貧乏で、皆いつもお腹を空かせていました。しかしそんな状態でも、住民はいつも笑っていました。なぜおトコや住民は、いつも笑っているのでしょうか。『ワンピース』には悪魔の実が存在しますが、悪魔の実が関係しているのでしょうか。

おトコは悲しむべき場面でも笑顔です。ある日町の人気者であるトの康が、盗みを働いた罪で処刑されることになりました。トの康は、町の人々に食べ物を分けてあげる優しい性格でした。実はトの康の正体は白舞の元大名でした。処刑台には多くの人々が集まり、トの康が処刑されることを悲しみ、そこにはおトコもいました。しかしおトコや町の人々は涙は流しているのですが、笑顔だったのです。それはとても異様な光景でした。

『ワンピース』のおトコがいつも笑っているのは、「SMILE」という果実を食べてしまったからです。SMILEは研究開発して作られた悪魔の実です。オロチはえびす町に配給される食糧にSMILEを混ぜました。食べ物に飢えていたえびす町の人々は、空腹のあまりSMILEを食べてしまいました。SMILEを食べ、能力に目覚めなかった場合は、笑顔以外の表情ができなくなってしまいます。そのためおトコやえびす町の人々は、怒りたくても悲しくても笑顔以外の表情ができなくなってしまったのです。

『ワンピース』のおトコは、人造悪魔の実「SMILE」のせいで、笑いたくない時でも笑顔しかできなくなってしまいました。一生笑顔しかできなくさせたオロチの罪は重いです。そしてここからはおトコの正体について考察していきます。おトコとトの康との関係、おトコが仕えている小柴との関係を解説します。

『ワンピース』のおトコの正体は、トの康の娘です。おトコとトの康はとても仲の良い親子ですが、少々違和感があります。それは二人の年齢差です。トの康の年齢は71歳、おトコは6歳です。親子というにはあまりにも年齢差が開いており、またおトコの母親は登場していません。実はおトコとトの康は血が繋がっていません。トの康が両親のいないおトコを拾ってきたのです。

トの康の本名は、「霜月康イエ（しもつきやすいえ）」です。大名だった康イエは人々からの信頼も厚く、光月おでんにも慕われていました。その後光月おでんはカイドウとオロチにより処刑されます。康イエ達は仇討ちをしようとしましたが、カイドウには敵いませんでした。そして康イエはトの康と名乗り、えびす町で暮らすのでした。

『ワンピース』の日和の正体は、光月おでんと光月トキの娘です。日和はワノ国で小柴と名乗っていました。小柴は花魁のトップで、美しい女性です。花魁には身の回りのお世話をする「禿（かむろ）」という者がいます。小柴の禿がおトコなのです。小柴はおトコをとても可愛がっており、おトコも小柴を慕っていました。オロチがおトコに笑われたと思い、おトコを殺そうとしたところを庇い、狂死郎に斬られます。しかし小柴は斬られておらず、世間には小柴は死んだと思わせ、日和はおトコと共に逃亡しました。

『ワンピース』のおトコが小柴に仕えている理由は、まずはお金のためです。おトコは遊郭で稼いだお金を、トの康に仕送りしていました。えびす町は貧しい町なので、おトコの仕送りにはかなり助けられたことでしょう。もう一つは、二人が親友だからかもしれません。おトコは小柴の正体を知っていました。トの康と光月おでんは交流があったので、おトコと小柴が昔から繋がっていたとしても不思議ではありません。

『ワンピース』のおトコがなぜいつも笑顔でいるのか、そして「SMILE」という悪魔の実について、トの康と日和との関係について考察してきました。次はおトコを演じた声優について解説していきます。いつも笑っているおトコを演じるのは、とても難しいのではないでしょうか。しかしとても可愛く演じられており、「おトコにぴったり」という意見もありました。

アニメの『ワンピース』でおトコを演じたのは、菊池こころさんです。菊池こころさんは、東映アニメーション研究所を経て、現在の所属事務所であるケンユウオフィスに所属しています。『ハートキャッチプリキュア！』のポプリや、『トリコ』のクルッポーなどの可愛いマスコットキャラを演じることも多いですが、『BORUTO』のうちはサラダなど、しっかり者の女の子も演じています。おトコ役では高い演技力で、感動をあたえてくれました。

『ワンピース』のおトコはいつも笑顔で、見ている側も元気になります。しかし笑顔の理由や、おトコを深く知っていくと、おトコの笑顔は悲しくもあります。おトコに対する意見でも「切ない」、「涙が止まらない」という意見は多かったです。『ワンピース』のおトコについての意見をまとめたので、紹介します。

『ワンピース』のおトコは「SMILE」の副作用で、笑顔以外の表情ができなくなってしまいました。自分を育ててくれたトの康が処刑される時も、本当は笑いたくなどありませんでした。トの康が死んでしまった時、笑いながら泣いているおトコのシーンはとても悲しく、涙を流した方も多かったのではないでしょうか。

『ワンピース』のおトコは、お小遣いを貯めてサンジの作った蕎麦を食べに来ました。三人の男によって店をめちゃくちゃにされ、蕎麦は食べられないと思われましたが、奇跡的に一杯の蕎麦が残っており、おトコは食べることができました。おトコは嬉しくて泣き笑いしながら蕎麦を食べます。サンジもおトコに食べてもらえて嬉しかったことでしょう。

『ワンピース』のおトコがいつも笑顔でいる理由を知ると、明るい気持ちにはなれずに切なくなります。それを一番感じたのは、トの康が処刑されるシーンでしょう。えびす町の人々は悲しいのに笑っていました。そんな辛い能力を与えたオロチの罪は重いです。

『ワンピース』のおトコとトの康は、血の繋がりはありませんでしたが、本物の親子のように固い絆で結ばれていました。トの康が処刑されてしまった後、おトコはトの康が生き返るように、ウソップから貰った薬を塗ります。おトコが必死にトの康を生き返らせようとする姿は、とても悲しく胸がしめつけられるシーンでした。

『ワンピース』のおトコがどんな時でも笑っているのは、人造悪魔の実である「SMILE」の副作用によるものでした。どんなに悲しくても怒りたくても、笑わなければなりません。その能力のせいで、殺されそうにもなりました。現在おトコは逃亡したため、安全な場所で暮らしています。今後、『ワンピース』におトコが再登場する可能性もありそうです。おトコの再登場に期待しましょう。