【ワンピース】ナミがタトゥーを入れた理由が泣ける?意味についても考察
『ワンピース』のナミは、左肩から腕にかけてタトゥーを入れています。本記事では、ナミがタトゥーを入れた理由や、タトゥーに込められた意味を解説します。同じくタトゥーを入れているノジコとの関係や、アーロンやジンベエなど魚人族との関係についても紹介します。
目次
ナミとは?
ナミのプロフィール
『ワンピース』のナミは、麦わらの一味の航海士です。ルフィたちの仲間になる前は、海賊専門の泥棒をしていました。そのため、「"泥棒猫"ナミ」の異名を持っています。誕生日は7月3日で、初登場時は18歳でした。現在では20歳になっており、身長も169cmから170cmに成長しています。
世界中の海図を描くことが夢で、航海術や気象に関する知識は誰にも負けません。アーロンパーク編の前までは、左肩のタトゥーを隠すように露出の少ない服を着ていました。しかし、ルフィがアーロン一味を倒してからは、露出の多い服を着るようになります。
ナミとベルメールとノジコの関係
『ワンピース』のナミは戦争によって孤児となってしまい、両親はいまだにわかっていません。戦場でノジコに抱かれながらさまよっていたところを、海兵のベルメールに拾われました。ベルメールはそんな2人をココヤシ村に連れて帰り、家族として3人で暮らし始めます。ナミにとってベルメールは育ての親で、ノジコは義姉の関係になります。
血がつながっていない3人でしたが、本当の親子のようにみかんを育てながら平和に暮らします。しかし、アーロン一味による襲撃により、ココヤシ村の平和は壊されました。さらに、ナミとノジコの目の前で、ベルメールがアーロンに殺されてしまいます。その後、ナミはココヤシ村を1億ベリーで買うという約束をアーロンと交わし、ノジコとも離れてアーロン一味に入ったのでした。
ワンピースの概要
『ワンピース』は、週刊少年ジャンプで連載中の海洋冒険漫画です。作者は尾田栄一郎さんで、海賊同士のバトルや仲間との友情がメインに描かれています。国内にとどまらず、海外での人気も高い作品です。コミックスの全世界の累計発行部数は、2022年8月の時点で5億部を突破しました。原作同様アニメの人気も高く、東映アニメーションの中では最も長く放送されています。
ワンピースのあらすじ
フーシャ村に住んでいたルフィは、ある日ゴムゴムの実を食べてゴム人間になってしまいます。それから10年後、ルフィは海賊になるため海へ出ます。ルフィの目的は、命の恩人である海賊のシャンクスに再会することと、海賊王になることです。ルフィは旅の途中で仲間を集めながら、伝説の海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指します。
ナミが左肩にタトゥーを入れた理由や意味
ナミの1つ目のタトゥーの意味はアーロン一味の呪縛
『ワンピース』のナミが初めて左肩にタトゥーを入れたのは、ココヤシ村がアーロン一味に襲撃された後のことです。このときのナミのタトゥーは、アーロン一味の海賊旗と同じマークでした。これはナミが好きで入れたものではなく、アーロンの仲間になった証拠に無理やり入れられたものでした。このタトゥーがある限りナミはアーロン一味の呪縛から逃げられず、村の人たちとも一緒に暮らせなくなってしまったのです。
ナミの新しいタトゥーの意味
ナミはアーロンと「1億ベリーでココヤシ村を買う」という約束をしていましたが、アーロンに裏切られてお金だけ取られてしまいます。すべての希望を失ったナミは、アーロンへの憎しみを左肩のタトゥーに向け、タトゥーを自分の肩ごとズタズタに切り裂きました。しかし、ルフィがそんなナミを止め、アーロン一味を壊滅させます。
アーロンがいなくなったことでナミにも平和が訪れますが、かつてアーロンのタトゥーがあった場所に、今度は新たに違うタトゥーを入れます。では、ナミの新しいタトゥーにはどのような意味があったのでしょうか?ナミの新しいタトゥーの意味を考察してまとめます。
家族を忘れない為
ナミの左肩の新しいタトゥーは、みかんと風車をミックスさせたマークでした。みかんが意味するのは、育ての親であるベルメールのことです。ベルメールはココヤシ村で、みかん畑を切り盛りしながらノジコとナミを育てていました。ナミの中でみかんとは、ベルメールとの思い出の象徴なのです。また、ベルメール亡き後はノジコが畑を引き継いでいるため、ベルメールだけでなくノジコを意味するマークでもあるでしょう。
もうひとつの風車は、ナミとノジコのもうひとりの家族ともいえる、ゲンゾウを意味するマークです。ベルメールがナミをココヤシ村へ連れてきたとき、赤ん坊のナミはゲンゾウの顔を見て泣き出してしまいます。そこでゲンゾウは自分の頭に風車をつけ、ナミを笑わせようとしました。それ以来、ゲンゾウはずっと帽子に風車をつけているのです。ナミは左肩にみかんと風車のタトゥーを刻むことで、ココヤシ村にいる家族を忘れないようにしたのでしょう。
新しい人生の証
ナミの左肩にはもうアーロンのタトゥーはありませんが、その代わりにアーロンに裏切られたときにタトゥーを刺した傷跡があります。アーロンのタトゥーがなくなっても、この傷跡を見るたびに過去を思い出してしまうでしょう。そのため、ナミは新しいタトゥーを刻み、新たな人生の証としたのではないかと考えられます。
ナミにタトゥーを入れたアーロンとは?
アーロンのプロフィール
『ワンピース』のアーロンは魚人族の生まれで、魚人海賊団アーロン一味の船長です。ノコギリザメの魚人で、その強い顎は飛んできた砲弾さえ噛み砕きます。人間を激しく嫌っており、魚人だけの世界を築くという野望を抱いています。
アーロン帝国を築く準備段階として、ココヤシ村を含む20の村と町を力で支配しました。ここはアーロンパークと呼ばれ、しばらくはアーロンの独裁政権が続きます。しかし、ルフィたちがナミを救うために立ち上がったことで、アーロンは倒され、アーロンパークも壊滅します。
アーロンの過去
『ワンピース』のアーロンは人間に対して敵意をむき出しにしていましたが、その理由はアーロンの過去にありました。アーロンは魚人島の魚人街出身で、もともとはそこでアーロン一味の船長をしていました。しかし、「大アニキ」と呼んで慕っていたフィッシャー・タイガーが世界政府に追われることになり、彼の力になるために「タイヨウの海賊団」へと入ります。
ジンベエらと海軍を撃退しながら旅を続ける中、アーロンたちはコアラというもと奴隷の少女と出会います。彼女を故郷に送り届けるタイヨウの海賊団でしたが、住民たちの密告で海軍に待ち伏せされ、フィッシャー・タイガーは命を落とすことになります。もともと人間嫌いだったアーロンですが、この一件でますます人間を恨むようになります。
アーロンは人間に復讐しようとコアラの住む島へ向かいますが、ボルサリーノに負けてインペルダウンに投獄されてしまいます。ジンベエの恩赦により釈放されたアーロンでしたが、人間との共存を図るジンベエとは交わることができず、タイヨウの海賊団から脱退して再びアーロン一味として独立します。そうして、人間たちの駆逐を目指し、手始めにナミたちの住む島を支配下に置いたのでした。
アーロンの強さや能力
アーロンは魚人族であるため、人間よりも強い力を持っています。その強さは陸上で通常男性の2倍、水中では10倍だといわれています。アーロンの武器は「キリバチ」という、まるでサメの歯のような刀です。この刀の威力は凄まじく、壁も粉々に打ち砕きます。
また、アーロンは魚人の特性を活かした、さまざまな技を使うことができます。水を散弾銃のように相手にぶつける「打水」や、自分の歯を引っこ抜いて相手に攻撃する「歯(トゥース)ガム」など、人間には真似できない技ばかりです。鮫・ON・DARTS(シャーク・オン・ダーツ)や鮫・ON・歯車(シャーク・オン・トゥース)などの、攻撃力の強い技も持っています。
ナミとジンベエ・アーロンの関係
ジンベエのプロフィール
『ワンピース』のジンベエは、リュウグウ王国出身の魚人族です。タイヨウの海賊団の2代目船長で、以前は王下七武海の1人でもありました。義理と人情に厚いため人望が高く、魚人たちからは「親分」と呼んで親しまれています。麦わらの一味とは何かと縁がありましたが、正式な仲間にはなっていませんでした。しかし、ワノ国でルフィたちと合流した際、ついに麦わらの一味に正式加入しました。
ジンベエとアーロンの関係
『ワンピース』のジンベエとアーロンは、もともと同じタイヨウの海賊団に属していましたが、人間に対する考えの違いからアーロンはジンベエに反発します。そしてジンベエのもとを離れて、アーロン一味として活動するようになりました。
ジンベエは何かあればアーロンを止める覚悟でいましたが、アーロンは海軍のネズミ大佐を買収して情報が外へ流れないようにしていました。そのため、ジンベエはアーロンの悪事を知ることができず、結果的にナミたち島の住人は長い間アーロンに苦しめられてしまったのです。
ナミとジンベエの関係
マリンフォード頂上戦争から2年が経ち、シャボンティ諸島で集結した麦わらの一味は魚人島へと向かいます。そこでナミは、アーロンとかつての同胞であったジンベエと出会います。ジンベエはアーロンが悪事を働いたのは、インペルダウンから解放した自分の責任だと思っています。アーロンにひどい目にあわされたナミに謝罪しますが、ナミはそんなジンベエを責めることはありませんでした。自分の人生に勝手に謝るなと言われ、涙を流しながら頭を下げたのでした。
ナミに対する世間での評判や人気
『ワンピース』には数多くの感動エピソードがありますが、その中でもナミのエピソードは人気があります。ナミが泣きながらルフィに助けを求めるシーンは、今でもファンの間で語り継がれているほど有名です。ナミの過去が明かされたアーロンパーク編のエピソードには、多くの人が涙を流したようです。
『ワンピース』でタトゥーが入っているキャラは、ナミだけではありません。ナミの家族である、ノジコも腕にタトゥーを入れています。ナミが左肩にアーロンのタトゥーを入れられた際、ノジコがナミに悲しい思いをさせないようにと自分の腕にもタトゥーを入れたのです。このナミとノジコの家族愛に、胸を打たれる人も多くいました。
ナミの新しいタトゥーはみかんと風車がモチーフですが、このタトゥーが可愛いと評判です。また、ナミが家族を想って新しいタトゥーを彫ったシーンは、多くの読者の感動を誘ったようです。
ナミがタトゥーを入れた理由は泣けるものだった
『ワンピース』のナミのタトゥーには、いろいろな意味が込められています。以前のタトゥーには悲しい記憶しかありませんでしたが、現在のタトゥーはナミの家族への想いが詰まっています。これからもナミは自分のタトゥーを見るたび、ココヤシ村の家族を思い出すはずです。辛い過去を乗り越えたナミの活躍を、これからも期待しましょう。
この記事のライター
NR4712
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