【ワンピース】メロメロの実の能力を紹介！ハンコックが使う技も

「メロメロの実」とは漫画『ワンピース』に出てくるキャラクター、ボア・ハンコックが食べた悪魔の実のことです。ハンコックはこのメロメロの実の能力を使って王家七武海になるまで出世し、女性キャラでは最強との呼び声も多くあります。

「メロメロの実」は大人気漫画『ワンピース』に登場する、自分が最強だと言う自負から出る見下し過ぎのポーズが有名なボア・ハンコックが食べた悪魔の実です。女帝とも呼ばれるハンコックが食べたメロメロの実はワンピースの中でも珍しく、自分の美貌が武器になる実になっています。そんな希少なメロメロの実は相手を魅了して石にするメドゥーサのような強力な能力です。

漫画『ワンピース』は少年雑誌、週刊少年ジャンプに連載されている作品です。作者は尾田栄一郎でその人気ぶりは凄まじく、世界で最も多く発行された漫画作品としてギネスに認定されるほどの人気を誇ります。ワンピースはアニメも1999年から放送され、今もなお続いています。老若男女問わず人気があるワンピースは正に国民的作品と言えるでしょう。

『ワンピース』は悪魔の実を食べてしまった主人公、モンキー・Ｄ・ルフィが大航海時代へと突入した世の中の流れに乗って海賊王を目指すというバトル漫画です。ワンピースには魅力的なキャラがたくさん登場しており、旅先で出会った仲間たちとともに「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて様々なライバルたちとバトルを繰り広げています。

ワンピースに登場する悪魔の実であるメロメロの実は非常に独特で癖のある能力です。しかし所有者のボア・ハンコックは難なくメロメロの実の能力を使いこなしており、最強と言って差し支えないレベルまで上り詰めています。ここからはメロメロの実とはどんな能力を持っているのか、そしてその特徴なども解説していきます。

ワンピースに登場する悪魔の実は大きく分けて「超人系（パラミシア）」、「自然系（ロギア）」、「動物系（ゾオン）」の3つに分かれます。中でも超人系はワンピースの中でも最も多い系統ですが、このメロメロの実もこの超人系に分類されます。そしてこのメロメロの実は美しさに関係する能力です。美貌がそのまま強さになる作品はワンピース以外にあまり見られない面白い能力と言えます。ここからはそんなメロメロの実の強さや能力について見ていきましょう。

メロメロの実の一番大きな特徴と言えばこの石化させる能力でしょう。ワンピースの作中でもハンコックが敵を一瞬で石にしてしまうシーンが多々見ることが出来ます。ギリシャ神話に出てくるメドゥーサのような能力です。メドゥーサは目を見たものを石にしてしまうものでしたが、このメロメロの実は自分に対して一瞬でも魅力を感じてしまった人間を石にできます。条件はありますが一瞬で決着がつくこの能力はワンピースの中でも珍しく、強力な能力でしょう。

自分に魅了された人間を石化するので異性にしか効かないと思われがちですが、条件を満たせば老若男女問わず発動するので意外と使い勝手がよさそうです。若干の条件はあるものの、最強の実の1つと言えます。

ハンコックはスレンダーな見た目をしているので戦闘には不向きに見えますが、近接戦も強いです。その長い脚から繰り出される足技の威力は絶大ですが、さらにメロメロの実の能力を付与することによってより威力を高めているようです。回し蹴りや弓矢が当たった相手は無機物だろうと石にしていたので、目を見て石化できない人や物体にも能力を使うことが出来ます。石になった部分は衝撃を与えると粉々になるので厄介な能力だと言えるでしょう。

同じワンピースのキャラである青雉の「ヒエヒエの実」にも似た能力です。ヒエヒエの実は自然系ですが、ワンピースでは自然系の実は軒並み強いとされているので、それと似たような能力も併せ持つメロメロの実はワンピースの中でも強い部類に入るかもしれません。

メロメロの実は相手を魅了して石化することが出来る能力でしたが、反対に石化した人物を治すことも出来ます。むしろメロメロの実の能力によって石化したものはハンコックが解除しなければ元に戻らず、うかつに触ると割れてしまって元に戻せなくなる可能性すらあるのです。石化をされた前後は意識が無くなってしまうようですが、それ以上の後遺症は残りません。

悪魔の実は食べるだけで能力が発現しますが、実は「覚醒」といってもう1段階上の能力があることが同じくワンピースに登場するドフラミンゴによって判明しました。ドフラミンゴ曰く「覚醒は自分だけでなく周囲にも影響を与える」そうですが、ハンコックの能力はルフィのような自分の身体がゴムになるといった自分にだけ変化あるようなものではなく、石化させるという周囲にも影響を及ぼすものでした。

そのためハンコックも覚醒しているとも考えられますがどうなのでしょうか。今後ハンコックが既に覚醒していることが明らかになるのか、それともこれから覚醒して最強になるのか期待が高まります。

相手を石化させるメロメロの実ですが、自分に魅了された者のみを魅了するのでハンコックを魅力的に感じない人や無機物には目を見させるだけで石には出来ません。無機物はともかく、ハンコックは絶世の美女であるため、彼女を魅力的に感じない人間はいませんでした。しかしワンピースの主人公・ルフィだけは特別で石化が効きませんでした。ルフィ以外に石化が効かなかった人間は自分を傷つけたりして自我を保っていたので、自分が最強だと信じていたハンコックはルフィの様子を見て非常に驚いていました。

まずは「メロメロ甘風（メロウ）」です。この技はハンコックが使用する技の中でも最も代表的な技になっています。両手でハートマークを形作ることで、そこからハート形のビームを放出します。このビームを浴びた人間はハンコックに対して邪念を抱いていたり、魅了されていた場合は一瞬で石化してしまう能力です。使い勝手が良く強力な能力ですが、ルフィのような邪念を一切持たない者やチョッパーのようなそもそも人間の容姿を魅力的に感じない者にとっては効かないという弱点もあります。

その他に魅了されても自傷して自我を保つといった対処も作中では見られました。まだメロメロの実が覚醒していないのであれば覚醒することで相手に関わらず魅了することができるかもしれません。

「銃（ピストル）キス」は人差し指の先にキスをすることで生み出したハート型の弾をさながらピストルのように発射するシンプルな技です。シンプルですが威力は十分にあり、連射も出来るので使い勝手が良い技と言えるでしょう。また、この発射されたハートは物理的な攻撃力をもっているようです。一見シンプルな技ですが身体がゴムのため銃弾が一切効かないワンピースの主人公であるルフィにも効き目がある不思議な技です。

「虜の矢（スレイブアロー）」はピストルキスよりもさらに大きなハートを投げキッスから生み出し、そこから無数の矢を発射する技です。ピストルキスは連射こそできるものの1対1の戦闘向けでしたが、このスレイブアローは相手に無数の矢が降り注ぐので相手が大勢いるときに活躍するでしょう。加えてこの矢に射られた人間は石化するので厄介な技です。

この「芳香脚（パフューム・フェムル）」はメロメロの実の能力を脚にまとわせて放つ足技です。この技が当たった部位は石化しますが、そのまま蹴り抜くことでその部位を粉々にしてしまいます。今までの技は石化させるだけなのに対して、この技は一度の攻撃で粉砕までしてしまう恐ろしい技です。ハンコックの長い脚も相まって非常にリーチが長く、ハンコックの近接戦闘の要になる技でしょう。

最後の技は「大芳香脚（パフューム・フェムル・マグナ）」です。この技はパフューム・フェムルの進化版といったもので、ただでさえ強烈だったパフューム・フェムルに覇気を重ねることで更なる威力になりました。その威力は島1つ分の大きさを持つ「鉄の怪物」と呼ばれる武器をのけ反らせるもので、常人ならばまず助からない威力をしています。ちなみにこの技はワンピースの映画でのみ登場しており、漫画では登場していません。

アニメ版『ワンピース』でボア・ハンコック役を務めているのは三石琴乃です。三石琴乃は普段のハンコックの凛々しくてカッコいい女性の声とルフィが近くにいるときの乙女の声を巧みに演じ分けています。そんな三石琴乃のプロフィールを詳しく見ていきましょう。

三石琴乃は1967年生まれで現在はフリーで活躍している声優です。元々は保育士を目指していたようですが断念。そして学生時代の経験から声優という職業に興味を持ったようです。2017年の声優が選ぶ声優総選挙で見事15位に選ばれました。視聴者だけでなく同業者である声優からの支持も厚いようです。三石琴乃が演じるハンコックは2009年の7月19日放送のアニメ・ワンピースで初めて登場しました。

ワンピースに出てくるキャラ、ハンコックの声優の三石琴乃は数々のアニメに出演していますが、主な代表作は『新世紀エヴァンゲリオン』の「葛城ミサト」、『セーラームーン』の「月野うさぎ」などをはじめ、他にも『ドラえもん』の主人公・のび太のお母さんである「野比玉子」役などです。ワンピースのハンコックもそうですが、いずれもその作品の重要なキャラを演じていることがよくわかります。演じるキャラは新世紀ヱヴァンゲリヲンの葛城ミサト役を演じてからは大人の女性の役が次々と舞い込んだそうです。

ここからはワンピースに登場する悪魔の実であるメロメロの実やその使用者のハンコックに対する世間の評価をまとめました。

ハンコックは過去に奴隷としてひどい仕打ちを受けていましたが、その1つにこのメロメロの実を食べさせるというものがありました。壮絶な過去がハンコックにはありますが、そこで得た能力がハンコックにとってぴったりなものだと感じているようです。

メロメロの実は魅了された人間を石化させてしまいますが、それは我々一般人からするとせっかく自分を好きになってくれた人のことを望まずに石にしてしまう恐れがあるので制御できなかったら大変です。能力自体は最強ですがこれは誰もが羨む美貌を持つハンコックにしか活かしきれない代物なのかもしれません。

ハンコックは羨望の眼差しを向けられるほどの容姿をもっていますが、もしメロメロの実を食べる前がブサイクだったならどうなっていたのでしょうか。同じく容姿に関係する能力を持つ「アルビダ」がワンピースに登場しますが、アルビダはスベスベの実を食べることで一気に美女へと変貌しました。ですがハンコックは幼少時も可愛らしい見た目をしていたので、メロメロの実はいったいどうなのか気になります。

『ワンピース』に登場する悪魔の実の1つ、メロメロの実の能力者であるボア・ハンコックは王家七武海に名を連ねるほどの実力者でした。その美貌で相手を魅了する能力で、男キャラの多いワンピースの世界でも最強だと考えられます。また、ハンコックはルフィに惚れており、ルフィに猛アタックを仕掛けています。そんな魅力的な一面を持つハンコックが登場するワンピースは最終章に突入し、ルフィがワンピースを手にする日も近いかもしれません。これからのワンピースの展開に期待しましょう。