【ワンピース】くいなとゾロは幼馴染？正体や生存している可能性を考察

くいなの正体や生存についてまとめていく前に、まずはくいなとゾロそれぞれのプロフィールをまとめ2人の人物像をまとめていきます。そして、くいなとゾロが描かれている作品『ワンピース』についても併せて解説していきます。

くいなはシモツキ村の剣道道場『一心道場』の師範であるコウシロウの娘であり、後述するロロノア・ゾロの幼馴染です。作中では既に死亡した存在として描かれています。ボーイッシュな黒い髪型が特徴的で、女流剣士として世界一の剣豪になることを夢見ていました。道場では他の門下生に負けることはなく、ゾロとも2000回勝負してすべて勝利しています。

ゾロは麦わらの一味の戦闘員剣士です。3本の刀を同時に扱う三刀流の剣士で、海賊狩りのゾロとして名を馳せていました。見た目は緑髪のベリーショートと鋭い目つきが特徴的。くいなとは互いに切磋琢磨し合ったライバル関係でしたが、彼女が亡くなると、ゾロは彼女が愛用していた刀『和道一文字』と世界一の大剣豪という夢を受け継ぎました。

くいなとコウシロウは親子の関係であり、道場では師匠と門弟の関係です。なお、ワノ国編にて登場した霜月コウ三郎はコウシロウの父親であり、一心道場の創設者だったことが明かされています。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。面白いギャグと熱いバトル、感動的なストーリーと、少年漫画として不可欠な要素が大いに詰まった作品であり、ジャンプ漫画の金字塔と呼ばれるほどの人気を博しています。全世界の累計発行部数は5億部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開しています。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、ゴールド・ロジャー。彼はひとつなぎの大秘宝（ワンピース）をこの世のどこかに遺したと語り、人々を海へと誘いました。そうして大海賊時代の幕開けとなると、麦わら帽子をかぶった青年モンキー・D・ルフィも、自分が新たな海賊王になるためにワンピースを求めて冒険に出るのでした。

ここからはくいなとゾロの関係についてまとめていきます。ワンピース作中では主人公の片腕として存在しているゾロの活躍が主に描かれていますが、彼の過去にはくいなの存在がかなり大きなものとして描かれています。

くいなとゾロは同じ道場で剣を学んでいた幼馴染です。同じ出身で歳が近かったため話をする時もため口で、とても仲が良かったです。また、道場ではお互いに剣技を高め合う良きライバルでもありました。

道場にいた頃、ゾロはくいなに何度も勝負を挑んでは敗北し続けてきました。その数は累計で2001回にも及んでおり、くいなに勝つためにゾロは二刀流まで編み出しましたが、それでも勝てなかったと語られています。

ゾロがくいなに1度も勝てなかったのは、ゾロが弱かったからではなく、くいなが強すぎたからです。くいなは同じ道場の門下生の中で誰に対しても負けなしで、たとえ相手が大人だったとしても勝てていたのです。すべての勝負に全勝しているくいなには、人並み外れた剣才があったと言えるでしょう。

くいなは世界一の剣豪になることを夢見ていましたが、コウシロウから「女では世界一強くはなれない」と言い切られてしまい深く落ち込んでしまいます。その話を彼女から直接聞いたゾロは「どちらが先に世界一の剣豪になれるか勝負しろ」と励ましの言葉をかけたのでした。しかし、その後くいなが死亡してしまい、ゾロは競争のためでなく、彼女の夢の分も背負って世界一を目指すようになったのです。

ここからはくいなの正体についてまとめていきます。ワンピース作中では既に死亡してしまったくいなですが、ゾロが出会ったたしぎというキャラクターの存在や、ワノ国とゾロの関係性が明かされていくにつれて、くいなの正体に様々な謎が生まれていきました。

ローグタウンにてゾロはたしぎという女海兵と出会いますが、そこで初めてたしぎを見たゾロは、幼馴染のくいなと瓜二つな顔に「パクリ女」と驚きを露わにしていました。読者の間でもくいなとそっくりな顔をしたたしぎについて、様々な考察がされるようになります。

たしぎは海軍本部に所属している軍人です。海軍中将のスモーカーの部下として知られており、行動する時はスモーカーと一緒に動くことが多いです。見た目はショートボブな黒髪と赤縁の眼鏡をしており、性格はとても生真面目でありながら、たまに天然をかましてしまうという抜けたところがあります。

たしぎの見た目はくいなと瓜二つであり、ゾロもそのことについて直接指摘しています。このことから当時は、くいながたしぎという名前を使って正体を隠しているという考察がされていました。ただし、お転婆な性格だったくいなに対し、たしぎはとても真面目で抜けているところがあるという違いがあるため、最近ではその考察は否定されています。

あまりに見た目が似ていることから、同一人物ではなくとも姉妹なのではという説も語られています。現状、ワンピース作中では2人の関係性について一切描かれていませんが、ゾロが容姿について口出ししている以上、何らかの関係性はあるだろうと囁かれています。

ワノ国編にてモモの助の正体が光月家の息子だと判明しましたが、それを受けてくいなの正体も光月家の人なのではという説が生まれました。実際、それまでくいなやコウシロウの苗字は明かされておらず、可能性は大いにあり得ると考えられていました。ただし、作中でコウシロウの父親が霜月コウ三郎であることが判明したため、厳密にはくいなは光月家ではなく霜月家の娘ということになります。

ここからはくいなの生存説や再登場の可能性についてまとめていきます。作中で度々くいなに関する描写がされていくと、その都度くいなの生存説や再登場の可能性がネット上で囁かれています。ここではくいなの死因を説明し、再登場の可能性が実際にあるのかどうかを詳しく解説していきます。

くいなの死因は転落死です。具体的には自宅の階段で足を滑らせてしまい、上から転げ落ちて死んでしまったとされています。死亡したのはゾロと世界一の剣豪に対する思いを吐いた翌日の朝で、くいながまだ11歳の時でした。

階段から転落して死んでしまったくいなでしたが、ネット上ではゾロよりも強いくいながそんな呆気ない死に方をするのかと疑問を持たれています。もしもくいなが死亡してなかったとしたら、階段から落ちて死んだという情報は嘘ということになり、彼女はどこかで世界一の剣豪になるために修行を重ね、作中のどこかで再登場することになるでしょう。

くいなの生存説が強く語られていましたが、それを否定するかのように彼女の墓が描かれたことがあります。墓石には読める字で『くいなの墓』と記されており、コウシロウがそこに花を手向けていました。しかし、くいなの墓の隣の墓に『イワンコフ』を思わせる名前が彫られており、そのことから彼女がイワンコフと出会い男に性転換したのではという、想像力豊かな考察が新たに生み出されています。

これまでくいなの生存や再登場、たしぎやゾロとの関係などについてまとめてきましたが、多くの謎に包まれているくいなの存在に対し、ワンピースファンたちはどのように思っているのでしょうか？ここではくいなとゾロに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

多くの人はくいなの死因に納得していないようで、様々な考察や持論をそれぞれ展開していました。初めてくいなの死が描かれた当時はそこまで驚かれませんでしたが、ワンピースの世界観がどんどん明かされていくにつれ、くいな家の階段はとても強いのではないかという冗談まで出てきていました。

くいなの生存説については、イワンコフの存在と関連して考察している意見が強く推されていました。現状、くいなとイワンコフの関係性は一切描かれていませんが、考察理論はとても興味深いもので可能性があるのではないかと思わせてくれます。

ネット上では考察意見が飛び交っているのがほとんどでしたが、単純にくいなが生きていてほしいと欲望を語る人も数人いました。ゾロが好きな人であれば、くいなが生きていたらどうなっていたのかつい想像してしまうそうです。

世界一の剣豪を目指しているゾロでしたが、その裏にはくいなの存在がとても大きく、彼女の夢のために必死に努力していることが分かりました。これからのワンピースはいよいよ最終章となりますが、そこでくいなの再登場があるのかどうか期待しながら次号を待ちましょう。