【ワンピース】コングの能力や強さを紹介！ガープとの関係や正体も

まずはコングとはどのような人物なのかについて明らかにするために、コングのプロフィールや人物像を解説していきます。また、コングが登場している作品『ワンピース』についても、概要とあらすじをまとめていきます。

コングは国際統治機関世界政府の全軍総帥です。世界政府が所有する武力を全て掌握している存在であり、海軍や武力を持った政府統括組織たちは実質コングの司令によって活動しています。ゴール・D・ロジャーの全盛期には海軍本部の元帥でしたが、物語の進行により全軍総帥へ昇格しました。

ワンピースにおいてコングは顔と役職が描かれているだけで、それ以上の情報がまだ描かれていません。海軍本部内で誰かとやり取りする描写などもなく、コングの性格についても定かなことは言えない状態ですが、唯一描かれたセンゴクの対応のシーンを見るに、部下たちから人望がそれなりにあることがうかがえます。

コングが初登場した回はワンピース単行本60巻、第594話『メッセージ』です。そこで初めて姿が描かれると、コングは尖った髪と髭をたくわえ、筋骨隆々な姿をしていました。その回ではマリンフォード頂上戦争後に中将ガープが職を降りたことをセンゴクに伝えており、センゴクには職を降りても若い海兵の育成役にあたってもらうと指示していました。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。海賊が夢を追い求める冒険の物語が描かれており、仲間の絆や異能力同士の熱いバトルが話題を呼び世界的に人気を集めました。壮大な世界観は初掲載から20年以上経った現在でも連載が続くほど濃密で、2022年8月には全世界累計発行部数5億部突破という異例の大記録を残しました。

かつてこの世のすべてを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャー。彼は死に際に「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）をどこかに置いた」と語ると、その一言が世界を大海賊時代に引き込みました。麦わら帽子をかぶった青年モンキー・D・ルフィもワンピースを狙う海賊であると、自分が新しい海賊王になることを夢見て、旅の先で出会った仲間たちと共に海を渡っていきます。

ここからはコングの強さや能力についてまとめていきます。ワンピースにて満を持して登場したコングですが、未だ彼の戦闘描写は描かれておらずネット上では本当にコングが強いのか様々な考察がされるほど強い関心を集めています。ここではそこで出ている有力な考察などを交えながら解説していきます。

コングの強さについて現状確かなことを言えるとしたら、彼は世界政府の全軍総帥であるということでしょう。海軍は大海賊時代を根絶させるために設立された組織であり、力自慢や悪魔の実の能力者たちが多く配属されています。その中でコングはトップに君臨している存在であるため、その立場に見合う強さを持っていると推察できます。

コングが悪魔の実の能力者かどうかについてはネット上でも意見が分かれている議題ですが、もしも能力者であるとしたらコングという名前から連想して『サルサルの実モデル・キングコング』だと考えられています。能力を発動したら巨大なゴリラに変身するかもしれませんが、海軍の上層部が全員能力者では泳げない人ばかりになる、という反論も出ています。

具体的な強さは描写されない限り把握できないことですが、コングの強さは他の海兵を圧倒できるほどだと推察できます。海軍中将のガープや三大将の藤虎など、海軍の上層部に配属されている海兵は全員輝かしい経歴や実績を持っています。そんな彼らより上にいるコングは、その経歴を凌駕する実力を秘めているのかもしれません。

ここからはコングとガープの関係や正体についてまとめていきます。全軍総帥であるコングは全ての海兵を束ねる立場にいますが、密接な関係を持っているキャラクターはガープやセンゴクといった少数に限られています。

ガープとは海軍本部の上司と部下の関係です。ガープとの関わりは少なくとも27年前から続いていることが判明しており、その時は当時海軍本部中将だったガープに大将昇格の話を勧めていました。結果的にその話はガープの意志によって断られています。

センゴクもガープ同様、海軍本部の上司と部下の関係です。センゴクは元々海軍元帥として活躍していましたが、頂上戦争の後に一線を退くことを決め、コングの勧めから『大目付』として籍を残しています。当時現役を退くことを伝えた時に、センゴクは海軍元帥の後任に青雉を推薦していました。

コングはワンピースの中でも重要人物になるだろうと予想されています。その根拠は彼の名前です。コングという言葉はゴリラやキングコングを連想させますが、これがワンピースにおいて謎が多いモンキー一家と繋がりがあるのではと推察されているのです。もしかしたらコングは、ルフィやガープの親類や主君筋にあたる家柄の人物なのかもしれません。

ここからはアニメ版ワンピースにてコングの声を担当した声優についてまとめていきます。コングの登場が限られている分、声優の演技が見られる機会もかなり少なかったですが、演じている声優がベテランでとても人気のある人だったためファンの間では当時大きな話題になりました。

アニメ版ワンピースにてコングを演じた声優は石塚運昇（いしづかうんしょう）さんです。ポケットモンスターシリーズのオーキド博士役などで知られている人気声優であり、渋みのある男前な声質で多くのファンを魅了してきた実力派な人です。

1951年5月16日の福井県生まれ。血液型はA型、身長は168cm、最後に所属していた事務所は青二プロダクションです。高校時代に初めて芝居をしたことをきっかけに役者の楽しさに気付き、そこから演者を志すと1984年に声優デビューを果たしました。そこから数々の名作に出演していきましたが、2018年に患っていた食道癌が悪化してしまい同年8月13日に亡くなりました。

これまでコングの強さや正体についてまとめてきましたが、謎が多く残されているコングに対してワンピースファンたちはどのように思っているのでしょうか？ここではコングに対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

ワンピースファンが思うコングの印象について最も多かったのは、コングは世界政府側で一番強いだろうというものでした。海軍の頂点に立つコングであれば、赤犬や青雉よりも強いのではないかという推察もされていました。

戦闘描写が描かれていないコングですが、もしもその時が来るとしたら、その相手は革命軍トップのドラゴンなのではという考察がされていました。モンキー一家との謎も考察されているため、ドラゴンが相手になるというのは中々有力な考察なのではないでしょうか。

この方はコングの正体がとにかく謎すぎると仰っています。明かされる時は、かなり大規模な展開と共に明かされるのではないかという考察もありました。全軍総帥が表に登場する場面が描かれるとしたら、それは今までにない巨大な何かが動く瞬間なのかもしれません。

ここからはコングがもしも〇〇だったらについて考察していきます。ワンピース世界では全軍総帥としてすべての海兵たちを指揮していたコングでしたが、そんな彼がもしも現実世界に生きる人物だったらどんな存在になるのでしょう？ここでは原作で見せたコングの言動や性格を参考に、コングが『父』『会社の上司』『彼氏』だったらに分けてまとめていきます。

ワンピースには奇抜な性格や常人にはできない思考をしているキャラクターが多数登場していますが、その中でもコングは比較的常識人な考えを持っていると言えます。そんな彼がもしも父になった場合、しっかり子どもを愛するような面倒見のいい父になっているのではないでしょうか？ガープやセンゴクが一線を退くのを無理に止めなかったのも、しっかりその人の考えを尊重できているからだと思います。

コングが会社の上司だった場合、自分の仕事はテキパキこなして部下の面倒も見れる理想的な上司になっていると思います。全軍総帥という役職が具体的にどのような仕事をしているのかは分かりませんが、その立場にいて仕事に支障をきたしていないだけでもかなり有能な存在であると言えるでしょう。

ワンピースにおいて恋愛描写がされることは滅多にありませんが、ガープとセンゴクとの関わり方を見るに、コングの人付き合いはとても良好なものだと思われます。もしもコングが彼氏だった場合、女性に対しても礼儀正しく接してくれるのではないでしょうか？

コングはワンピースへの登場頻度が低く、具体的な能力や素性があまり判明していません。コングがどのような人物で実際に強いのかとても気になるところですが、これから最終章を迎えるワンピースでそれらの謎が明かされる瞬間が訪れることを期待しておきましょう。