【ワンピース】海楼石(かいろうせき)とは何？成分や加工について解説

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、作中の序盤から登場しながらも、詳しい成分や正体などは完全に明かされていないアイテムの1つです。そんな『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、概要を紹介します。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、作中に存在する架空の鉱石です。偉大なる航路（グランドライン）の一部で掘り出されており、主に世界政府や海軍が加工技術を有して、様々な方面で活用しています。

『ONE PIECE（ワンピース）』は、1997年から『週刊少年ジャンプ』に連載されている尾田栄一郎の作品です。海賊王を目指す主人公のモンキー・D・ルフィの冒険や戦いを描いており、全世界で人気を集める漫画になっています。アニメやアイスショーの題材、実写ドラマなどメディア展開も豊富に行っています。

幼少期に赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託されたルフィは、海賊王を夢見て自らも村を出て航海に出かけます。その最中で船員を集めていき、麦わらの一味として様々な場所で活躍していきます。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、ストーリーが進む中で成分の名前が判明しており、物質としての正体に近づいています。そんな『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)の成分や正体について、考察を交えて紹介します。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、悪魔の実の能力者が振れると体の力が抜けて、能力が無効化されると特性があります。これによって本来は体を変化させて攻撃を通さない自然系（ロギア）の能力者でも、ダメージや捕縛が可能となっています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、海と同じエネルギーを発しており、悪魔の実の弱点である海では能力が発動できなくなり、泳げない状態にすることができます。そのことから海が固形化したとものとも言われています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)が発する海と同じエネルギーは、海にすむ生物たちにも有効であり、凶暴な海王類などもそのエネルギーと本物の海を見分けることができません。つまり、海楼石は単に悪魔の実を無効化するわけではなく、海としての特性を包括的に持ち合わせた鉱石になっています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、空島編でパイロブロインという成分が含まれていると判明しています。この成分は島を浮かせて空島を成り立たせている”島雲”や、泳げる雲である”海雲”にも含まれており、成分の粒子が火山によって打ち上げられ、水分を得ると形成されます。ただし、あくまで成分の一部であるため、海の成分や悪魔の実を打ち消す主要な成分とは限りません。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、悪魔の実の能力者に対して手錠として使用されている描写がありますが、その際はある程度動ける場合があります。その理由は海楼石が濃度を調節することで、力を抑える範囲を調整できるからです。能力の無効化は失われないため、囚人として生活できる程度に留めたり、雑用として動ける程度にしたりと、場所や目的によって様々な調整が施されています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)がいつから実用されたのかは明らかになっていませんが、海軍の科学者であるDr.ベガパンクは海楼石を航海に利用する技術を開発しています。そのため、ベガパンクが研究する以前から海楼石自体は成り立っていたと推測できます。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は作中で硬度が言及されていますが、加工された武器として使用した場合、破壊される描写もあります。そんな『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)の硬度や加工品について、考察を交えながら紹介します。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、作中でダイヤモンド並みの硬度を持っていると言及されており、鉄を溶かすような熱も通さないような耐熱性も有しています。一方で、作中では攻撃によって海楼石の武器が破壊されるようなシーンもあるため、硬度はあっても完全に破壊できないものではないと推察されます。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、悪魔の実の能力を無効化するだけであるため、覇気であれば破壊できるのではないかと考える意見もあります。しかし、作中で覇気を使えるルフィが海楼石の手錠を付けられている際、覇気が使えないことを口にしているため、覇気についても無効化されてしまう可能性があります。ただし、能力者ではない覇気が使える者に海楼石が付けられる場面がないため、詳細は不明です。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、バジル・ホーキンスがワノ国で最初に掘り出されたと言及しています。それと同時に硬度がある海楼石を小さく加工できる技術はワノ国しかないとも言っており、世界政府や海軍以上の技術を有していることになります。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)がワノ国が小さく加工できる点について、歴史上で石工の一族であった光月家が関係しているのではないかと一部で考察されています。海楼石は鉱石であるため、石工であれば加工できる可能性があり、ワノ国とわざわざ言及されている辻褄が合います。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は、手錠や檻以外にも様々な形に加工・応用されて登場しています。そんな『ワンピース』の海楼石の使い方について紹介します。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)の使い方その1はスモーカーの十手です。十手の先端に海楼石を仕込んでおり、悪魔の実の能力者を無効化させながら戦闘できるようになっています。海楼石を加工された武器としては序盤で登場しており、これ以降も基本は海軍側の対能力者用のアイテムとして活躍しています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)の使い方その2は海軍のバトルシップ開発です。海楼石を船底に敷き詰めることで、海の生き物から海水と同じと認識され、海王類などの危険生物から襲われなくなる技術になっています。ベガパンクが開発したもので、これによって海軍や世界政府は4つの海へある程度の安全性を確保しながら航海できています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)の使い方その3はシーザーに対してウソップが手錠を射出したシーンです。海楼石の手錠を射出して巻き付けることで、ガスガスの実でガス状になる能力を無効化し、シーザーを捕らえることに成功しています。ワノ国編では弾丸に加工して能力者に致命傷を与える武器となっており、加工で形を変えれば様々な応用が可能であることが窺えます。

ここでは、『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について世間での評判や人気を紹介します。強力な悪魔の実の能力を無効化できるアイテムとして最強論争でも取り上げられることがあり、まだ全ての成分や正体が判明していないこともあって、様々な意見が出ています。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、海軍は海楼石を加工した武器をもっと作るべきではないかと考える人がいました。強大な勢力を持つ海賊は悪魔の実の能力者が多いため、海楼石の供給があるなら全ての武器に採用した方が良いと思う人もいるようです。一方で、ワノ国編で加工技術を要する話が出てからは、世界政府や海軍側でも武器として落とし込むのが難しいのではないかと考える人も出てきました。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、覇気まで無効化できるか否かは意見が分かれていました。作中の描写的には覇気が発動できていないものの、海楼石は海のエネルギーを持つだけなので、覇気が使えないのは単に能力者自身の力が抜けていると考える意見があります。一方で、濃度を調節した状態なら覇気が使えるドフラミンゴなどが壊せるため、覇気も無効化していると考える人もいます。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)について、小さく加工できる技術は光月家が持っていると考える意見が出ていました。成分や加工が難しい理由など、様々な情報は明かされていますが、完全な正体は明かされておらず、伏線回収が多い『ワンピース』においては海楼石にも何か秘密があるのではないかと思う人もいるようです。

『ワンピース』の海楼石(かいろうせき)は海のエネルギーを発する鉱石であり、悪魔の実の能力を無効化させる海に落ちた状態にするため、能力者対策のアイテムとして使用されています。その他にも海王類などを避ける用途で船に詰め込まれるなど様々な応用方法がありますが、加工するには技術が必要です。別の成分や真の正体はまだ明かされていないので、今後も海楼石の謎が明かされるか期待して待ちましょう。