【ワンピース】海軍のメンバー一覧！強さや階級・組織図を紹介

海軍のメンバー一覧について紹介していく前に、まずはそもそもワンピースにおける海軍とはどのような存在なのかについてまとめていきます。また、海軍たちの活躍が描かれた作品『ワンピース』についても概要とあらすじをおさらいしていきましょう。

海軍は国際統治機関である世界政府が敷いた海上治安維持組織です。『絶対的正義』の名の元に、海の治安を脅かす海賊や犯罪者を取り締まる警察のような活動を行っています。海軍の組織図は軍隊に似たようなものになっており、少尉や大将といった階級付けがされています。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている少年漫画です。海賊を主軸に置いたファンタジー世界が描かれており、主人公のルフィを始めとした個性的なキャラクターや悪魔の実といった設定が話題を呼び、今では漫画界の金字塔とも言われるほど人気作品となっています。アニメ化やゲーム化なども展開されており、アニメ作品としては1999年から続いているロングラン作品として記録されています。

かつてこの世のすべてを手に入れた海賊ゴールド・ロジャー。彼の遺言から世界一の財宝『ワンピース』の存在が明かされると、世の海賊たちは一斉に船に乗り込みその捜索を始めました。そんな大海賊時代に産まれたモンキー・D・ルフィもワンピースに憧れた少年でした。彼は恩師から貰った麦わら帽子をかぶり、魅力的な仲間たちと出会いながら果てなき航路を進んでいきます。

ここからはワンピースにおける海軍のメンバーの強さを一覧にまとめていきます。ワンピースにおいてルフィたちの前に度々立ちはだかっている海軍ですが、彼らには強さによって与えられた肩書きや階級があります。その強さの序列やどのようになっているのかをここで一覧にして見ていきましょう。

海軍には数えきれないほどの人数が所属していますが、その中でも際立って強い存在が多くいます。そう言った強い人には現実に存在する軍隊のように階級が振り分けられており、上から元帥→大将→中将→少将→准将→大佐→中佐→少佐→大尉→中尉→少尉→准尉→曹長→軍曹→伍長→一等兵→二等兵→三等兵（新兵）→雑用となっています。

海軍の最高階級にあたる元帥。現在の元帥は赤犬ことサカズキが就いていますが、先々代はコング、先代はセンゴクが務めていました。なお、元帥を降りてからコングは世界政府全軍総帥に、センゴクは海軍本部大目付になっており、サカズキはクザンとの決闘に勝利して元帥の座についています。

海軍大将は三大将と言われるように、基本的に3人がその階級に当てられています。ワンピース初期に登場していた元祖三大将は赤犬のサカズキ、青雉のクザン、黄猿のボルサリーノでした。現在はボルサリーノはそのままに、藤虎のイッショウとまだ素性が知られていない緑牛が三大将となっています。また、アニメ映画『FILM Z』では、海軍元大将としてゼファーが登場していました。

海軍中将は全部で26名いることが判明しています。ルフィの祖父であるモンキー・Ｄ・ガープは海軍中将であり、作中ではエースの生死をかけてぶつかり合う場面も描かれていました。また、巨人族であるハグワール・D・サウロは殉職したため正式には元海軍中将という扱いになっています。

海軍少将は現在名前が分かっているキャラクターで7名いることが判明しています。厳密には中将よりも下の階級のためもっと数がいることが予想できます。作中ではヒナやシシリー、カタコンボなどが描かれていますが、あまり目立った活躍は作中では残されていません。

海軍准将は現在名前が分かっているキャラクターで6名いることが判明しています。ダイギンやブランニューが作中で登場している他、ヤリスギはG-5支部の06部隊として登場していました。また、ブランニューは最初少佐クラスでしたが、新世界編にて准将に昇格しています。ビリッチ、シューゾ、キビンの3人はアニメにのみ登場したキャラクターです。

海軍大佐は現在名前が分かっているキャラクターで7名いることが判明しています。ワンピース初期から登場しているコビーやたしぎはその成長が評価されて大佐クラスに昇格しており、強いキャラクターとは言い切れずとも2人は際立った存在感を発揮しています。また、オールハントとムーアに関してはアニメオリジナルのキャラクターとして知られています。

海軍中佐のキャラクターは全部で4名いることが判明しています。ロシナンテは王下七武海のドフラミンゴの実弟であったこともあり、2人の関係には複雑なものが描かれていました。グローブやシェパード、ガバナーの3人はアニメオリジナルキャラクターとなっています。

海軍少佐のキャラクターは現在5名いることが判明しています。ワンピース初期から登場していたヘルメッポは少佐でした。ジャンゴとフルボディは名前のみ、ランドルフとパスクアはアニメのオリジナルストーリーにて登場しています。

海軍少尉のキャラクターは現在3名いることが判明しています。本来ならば少佐から少尉までの間に大尉、中尉の階級が割り振られていますが、2022年6月時点でその階級に当たるキャラクターが登場していないため本記事では紹介を省きました。イスカは原作漫画やアニメに未登場ですが小説版にてエースと絡んだ数少ない女性キャラの1人です。

海軍将校の中で階級が判明していないキャラクターは全部で9名います。ルフィと直接対決したことのある戦桃丸は、2年後に突入して初めて登場した海軍将校でしたが、そこでは正式に海兵になれたという情報だけを話しその階級は明かしませんでした。マロンやカンショウ、ドウジャクなどはアニメ作品にのみ登場しているキャラクターになります。

海軍軍曹のキャラクターは4名いることが判明しています。本来少尉から軍曹までの間には准尉、曹長の階級がありますが、本記事作成時には所属している海兵が1人も判明していなかったため紹介を省きました。なお、軍曹の下に当たる伍長に関しても所属している海兵が判明していません。

海軍一等兵のキャラクターは1名いることが判明しています。一等兵クラスまでであると、際立った力を持った海兵が少ないため本編中でもあまり詳しく描かれていません。一等兵の下には二等兵、三等兵、雑用の階級がありますが、その中で名前が知られている海兵がいないためここでは紹介を省きます。

海軍の活動では部隊が設立され、その部隊内のメンバーで作戦を行うことがあります。単体の強さが評価される階級とは別に、特定の作戦などのために設立された部隊はまた違った魅力があると言えるでしょう。ここからは実際に作中などで描かれた部隊を一覧にしてまとめていきます。

元海軍であるキャラクターは16名いることが判明しています。海軍大将だった青雉クザンや中将のヴェルゴたちは、物語の進行に伴い海軍を除隊した者たちです。彼らのほとんどは海軍を抜けてからも本編中に登場しており、除隊してからルフィたちと絡んでいるキャラクターもいます。

ここからはワンピースにおける海軍の階級や組織図を一覧にしてまとめていきます。上記でも紹介した通り、海軍には多くのキャラクターが所属しておりその関係性や組織図も複雑化しています。ここでは階級の存在意義や組織図を一覧にして分かりやすく解説していきます。

元帥は海軍の階級の中で最も高い位に当たる称号です。現在は三大将だったサカズキが昇格して元帥となっています。サカズキの実力はマリンフォード編やクザンとの決闘などから把握することができる通り、ワンピース世界の中でも群を抜いた力を持っています。歴代元帥であるセンゴクに関してもマリンフォードで圧倒的な力を見せつけており、元帥までたどり着いた海兵が只者ではないことは明白でしょう。

大将は海軍将校の中で上から2番目に当たる称号です。現在元帥であるサカズキも新世界編以前までは大将止まりでした。新世界編以後はクザンが海軍を脱退し、残った2つの席を藤虎のイッショウと緑牛がついています。緑牛はまだ顔すら明かされていないものの、ドレスローザ編ではイッショウが他を寄せ付けないほどの実力を発揮しその存在感を示しました。

中将は海軍将校の中で上から3番目に当たる称号です。実際に中将にいるのはスモーカーやオニグモといった能力者や、悪魔の実を食べずともガープやジョン・ジャイアントといった実力者が揃っています。また、中将である大参謀つるは現在76歳という高齢ですが、その昔はドフラミンゴでさえも逃げだしてしまうほどの実力者だったと言われています。

少将は海軍将校の中で上から4番目に当たる称号です。スモーカーの同期で黒檻部隊の隊長であるヒナや船斬りのTボーンなどがその階級に当てられています。実力としては中将たちに及びませんが、それでも十分な力を持っていると判断されており、部隊の隊長などを任されることがあります。

准将は海軍将校の中で上から5番目に当たる称号です。作中では特別活躍が描かれてることが少ないですが、准将の1人であるヤリスギは懸賞金2億近いコリブーを相手に勝利していることから、侮れない実力者が揃っていることが推測できます。

大佐は海軍将校の中で上から6番目に当たる称号です。実力や権力としては准将よりも低いですが、たしぎやコビーがこの階級にいることからファンにとって存在感がある階級となっています。

大佐から下の階級は中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、准尉、曹長、軍曹、伍長、一等兵、二等兵、三等兵、雑用の順に振り分けられています。少将から下の階級は人数も多数いるようで、作中に登場していないだけでその階級にいる海兵も多くいることが知られています。また、階級のある海軍を『海軍将校』と呼びますが、厳密には少尉以上の階級にいる海兵のことを示しています。

ここからはワンピースにおける海軍を裏で操るキャラや諜報機関についてまとめていきます。海軍には海軍将校という強い海兵たちが日々活躍していますが、海軍として活躍しているのは彼らだけではありません。ここでは海軍ながら裏で活躍しているキャラを一覧にしてまとめていきます。

五老星は世界政府最高権力者である5人で構成された組織です。主に戦闘は行わず、海軍の裏で指示を出している存在として描かれています。アラバスタ編にてロビンが育った地であるオハラに海軍がバスターコールを仕掛け、島1つが消し飛ぶ惨劇が描かれていましたが、当時その指示を実際に出したのは五老星でした。また、五老星の上には天竜人という権力者が存在します。

天竜人は世界的に絶対的権力を持った種族です。天竜人という名前は作中で度々登場していますが、彼らが実際にどういう存在なのかはまだはっきり明かされていません。ですが、人間奴隷を競売にかけたり、暴虐武人な行いが目立っており、ワンピース世界にいる人間のほとんどは天竜人を嫌っています。

サイファーポールは世界政府直属の諜報機関です。最高司令官はスパンダム。彼らは基本的にCPという略称で描かれており、CP1からCP8までは公表され、CP9は存在しないはずの機関と言われています。作中ではCP9のメンバーが暗躍しロビンを追い詰めていましたが、最終的にルフィとの戦いに敗れ計画が失敗しました。なお、CP9の上にはCP0という最上級の機関が存在します。

ここからはワンピース作中にて描かれていたCP9のメンバーを一覧にしてまとめていきます。エニエス・ロビー編にて活躍が描かれた彼らの素性がどんなものだったのか、ここで明らかにしていきます。

ロブ・ルッチはCP9のリーダー的存在であり殺戮兵器という異名を持っています。任務のためであれば一切の躊躇なく人を殺すことができる仕事人であり、ネコネコの実モデル豹（レオパルド）を活かした体術はルフィを限界まで追い詰めました。なお、現在はCP0に就任していることが判明しています。

カクは山風という異名を持ったCP9の中で最年少であるメンバーです。普段はウォーターセブンの船大工でありガレーラカンパニーの1番ドック大工職職長として活動しています。ウシウシの実モデル麒麟ジラフを発動するとその姿をキリンに変身することが可能で、長くなった手足と増幅した筋力を利用して敵を追い詰めます。

ジャブラはCP9の中で3番目の実力者と謳われているメンバーです。荒々しい性格ながらも瞬殺をモットーにした戦闘を志しており、相手をいたぶるようなことはしない誠実性を持っています。自身がCP9の1番であると豪語しており、ルッチやカクとは何にでも張り合おうとしています。

ブルーノはドアドアの実を食べた能力者であり六式の『鉄塊』を極めた武人でもあります。壁にドアを生み出しあらゆる場所に侵入することができる能力を持っており、その力で諜報員としての任務はもちろん、戦闘でもそれを応用して一方的に攻撃を仕掛けます。

クマドリは歌舞伎役者のようなメイクをしたCP9のメンバーです。全長が318cmという巨漢であり口調が歌舞伎を模したかのように語尾を伸ばしていて個性的です。作中ではチョッパーと直接対決をしましたが、怪物化したチョッパーに手も足も出せず敗北していました。

フクロウはチャックのついた大口と「チャパパパ」という独特な笑い声が特徴的なCP9のメンバーです。CP9の中では身長が331cmと図体が1番大きく、戦闘時には六式の徒手空拳を駆使して戦います。作中ではフランキーと正面対決をしており、激闘の末コーラを飲んだフランキーの一撃によって敗れました。

カリファはCP9唯一の女性であり際立った巨乳に美脚を携えた悩殺ボディの美女です。ナミやロビンを凌ぐほどのスタイルを持っており、設定上ではワンピース界で1番の巨尻であるキャラとなっています。作中ではガレーラカンパニーの秘書として潜入任務を行っており、アワアワの実の能力でナミと激闘を繰り広げました。

スパンダムは当時CP9の司令長官を務めていたエニエス・ロビーのトップだったキャラです。組織の中では1番の権力者ではありましたが、実際のところ秀でた能力を持ち合わせておらず、ルッチたちからも卑劣な小悪党と蔑まれていました。作中でもフランキーの祝砲で撃った砲撃に当たったり、頭からペンキをかぶりそのまま海に転落したりと冴えない場面が目立ちます。

ここからは海軍で今後注目されるキャラクターを一覧にしてまとめていきます。最近になって最終章へ突入することを発表したワンピースですが、ここでは今後の展開に大きく関与するであろう海兵を中心に解説していきます。

ワンピース第1話に登場しているコビーは、扉絵などで雑用係からの成長が詳しく描かれており、マリンフォード編や2年後でも登場していて海兵の中でもかなり目立っているキャラクターと言えます。また、433話では海軍大将の座についてみせると豪語しており、これが伏線になる可能性が多いにあるでしょう。

海軍の中で名前が知られている女海兵はわずか3人で、その中でもたしぎは成長している描写が描かれている唯一の女海兵です。2年後では覇気も習得しており、今後その実力をどこかで発揮する可能性は非常に高いでしょう。また、顔つきがくいなと似ていることからゾロとの関係性も何か起こりそうです。

女海兵でありながら中将の位置まで昇りつめたつる。彼女はウォシュウォシュの実の能力者として知られており、対象の物や人を洗濯物のように洗って干すことができます。人が洗われた場合は心も同時に洗われるため、邪悪に満ちた悪党でも改心させることができます。また、Dの一族や空白の100年に関する情報を持っている貴重なキャラでもあるため、今後の展開を大きく左右する人物になる可能性もあります。

プロディはガープの旧友でありG-F支部の中将でもある海兵です。プロディはアニメオリジナルのキャラクターですが、ガープと密接な関係性にあり、また、後述する若き天才オールハントの上司的なポジションにいるキャラでもあるため、今後のワンピースに再登場する可能性が十分あると推察できます。

オールハント・グラントはプロディと同じくG-F支部に所属している大佐です。アニメオリジナルで登場したオールハントですが、島1つを吹き飛ばしかねない強力な力を秘めています。また、彼はコビーやたしぎ同様17歳という若さで大佐に就いた超新星であり、まだまだ成長するポテンシャルを秘めているキャラクターです。

アント・デ・ボナムはアニメオリジナルで登場したG-F支部の中尉ですが、元々は青雉部隊に所属していた海兵です。実力や能力においては天才的なものを持っているオールハントよりかは劣りますが、彼のよき理解者であることから今後のワンピースに彼と共に登場する可能性が高いと推察できます。

シモイ・ザッパはボナム同様、元青雉部隊所属の現海軍G-F支部の中尉海兵です。性格としてはサンジと同じ極度な女好きという問題点はありますが、それでも今後の成長に期待できる海兵あり、同じ所属であるオールハントとボナムとの関係の進展にも注目したいところです。なお、オールハントとボナム、ザッパの3人は『STAMPEDE』にてデルタ島の急襲シーンにてワンカットのみ描かれています。

これまで海軍の階級や組織図などについてまとめてきました。世界政府直属というだけあってかなり巨大な組織であった海軍。そんな海軍に対してワンピースを愛しているファンからはどういった印象を抱かれているのでしょうか？ここでは海軍に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

ネット上では海軍のことが好きだと語っているファンが比較的多くいました。海軍には三大将を始めとした強いキャラクターが多く揃っていますが、ルフィたちを簡単に追い詰めるその力強さやそれぞれの持つ正義感が人気の理由になっているようです。

アニメオリジナルでは度々海軍を主軸に置いた物語が描かれていますが、その内容も面白いと評判になっているようでした。漫画原作のアニメでは、アニオリストーリーが苦手だと感じる人も少なくありません。それでもワンピースの場合はそういった意見があまり見られず、世界観に合わせた丁寧でテンポのいい作画が評価されていました。

海軍が好きだという人の中ではもっと海軍にスポットライトを当てた話を作ってほしいと望んでいる人もいました。海軍が好きだと言っても、海軍の活躍は組織全体として描かれることが多く、1人1人の行動を事細かに描かれることはあまりありません。そんな中、元海軍大将ゼファーを中心に描いた劇場アニメ『FILM Z』はとても好評で、ぜひ別の人バージョンも製作してほしいという懇願の声も多く見受けられました。

ルフィたちの前に敵として立ちはだかる海軍は、簡単には倒せないような強敵揃いの組織でした。海兵1人1人が掲げている正義などに共感する読者も多く、敵側の存在でありながら人気もある組織だったようです。もしも海軍について興味が湧いた方は、海軍を主軸に置いた劇場版アニメ『FILM Z』をチェックしておくことをお勧めします。