【ワンピース】魚人空手の使い手を紹介！技や魚人柔術についても

『ワンピース』に登場する魚人空手とは魚人族が主に使用している武術で、一般的な近接戦闘は水中では威力が低下するのに対して、魚人空手は水中でも高い威力を発揮しながら状況によっては更に威力を上げる事も出来る武術となっています。前述した魚人空手の持つ特徴は水中でも安定した行動が可能な魚人族との相性が良く、他種族との水中での戦闘を有利に進める事が出来る能力となっています。

魚人空手の登場する『ワンピース』は、尾田栄一郎の制作した漫画作品が原作となっていて、週刊少年ジャンプでは1997年から2022年現在でも連載が継続されている大人気長編漫画となっています。また『ワンピース』は少年漫画での高い人気からアニメ化も行われていて、アニメ版の『ワンピース』では原作に無い魅力が含まれている事から、既に漫画で物語を知っているファンでも楽しめる作品となっています。

東の海のフーシャ村に暮らしていた『ワンピース』の主人公のルフィは、村で騒動を起こした"ヒグマ"が率いる山賊達に攻撃しましたが、子供だったルフィの攻撃は通用しませんでした。ルフィが敵わなかった山賊の前に現れた"シャンクス"の率いる赤髪海賊団は、あっさりと山賊の撃退に成功します。ヒグマの最後の抵抗によって危険な状況となったルフィも救ったシャンクスの行動に感動したルフィは、海賊になる事を決意しました。

魚人空手は魚人島で生まれた技術である事から、使用するキャラクターには魚人族が多く含まれています。しかし魚人空手は修行次第で人間でも習得が出来るだけでなく、魚人族にも劣らない高い威力を発揮する事も可能となっています。ここでは『ワンピース』の登場キャラクターの中でも、魚人空手の使い手となっているキャラクターについて紹介していきます。

"クロオビ"は『ワンピース』序盤のナミに関係する物語で登場する魚人族のキャラクターです。クロオビは自身と同じく人間に対して強い嫌悪感を示している"アーロン"の仲間となっていて、主にサンジとの戦闘で活躍をしました。クロオビは魚人空手で四十段の段位を取得していて、サンジの激しい攻撃によって発動は出来ませんでしたが、"千枚瓦正拳"と呼ばれる破壊力の高い技を扱えるキャラクターとなっています。

"カポーティ"は麦わらの一味と"デービーバックファイト"で勝負をした"フォクシー海賊団"の船員を務めていて、魚人空手の使い手として活躍する魚人族のキャラクターです。フォクシー海賊団は登場自体が少ない事から、カポーティの活躍するシーンも少なくなっている為、魚人空手の段位等のカポーティに関する情報は少なく不明な点が多いキャラクターとなっています。

"ジンベエ"は王下七武海に選ばれていた過去を持つ程の強力な海賊で、魚人族と人間族の関係を知りながらも麦わらの一味と良好な関係を築いていて、ルフィを手助けするシーンも多く存在しています。ジンベエは魚人空手の達人として『ワンピース』に登場する魚人空手の使い手の中でも特に高い実力を持っていて、魚人空手の奥義である"武頼貫"を扱う事が出来るキャラクターとなっています。

"ホーディ・ジョーンズ"は新世界での最初の物語である魚人島編で、麦わらの一味の敵となった新魚人海賊団の船長を務める魚人族のキャラクターです。ホーディ・ジョーンズは仲間を盾にして攻撃から身を守ったり、人間族や人間族と仲良くする魚人族に対しても攻撃をする等といった過激な行動が目立つ人物ですが、相手の攻撃の特性を分析して対処したりと冷静な一面も持っています。

ホーディ・ジョーンズはルフィ達の味方をする魚人族のジンベエと対立して魚人空手を使用した勝負となりましたが、魚人空手の達人であるジンベエの実力に圧倒されて敗北してしまいます。ホーディ・ジョーンズ含む新魚人海賊団は"エネルギー・ステロイド"と呼ばれる薬も使用していましたが、偽りのない実力を持った麦わらの一味やジンベエに勝つ事は無く、最後は薬の副作用によって劇的に力を失いました。

"ハック"は革命軍に所属している魚人族のキャラクターで、魚人空手では師範とされる程の高い実力者となっています。ハックは同じく革命軍の"コアラ"や"サボ"の師匠も務めていて、ジンベエとも仲が良い等といったように多数の重要キャラクターとの関係を持ったキャラクターです。ハックは数々の強敵が登場するドレスローザ編の討議大会に参加していましたが、"バルトロメオ"との戦闘で敗北しました。

"コアラ"は革命軍に所属する人物で、上記で紹介した"ハック"の弟子として魚人空手の師範代の実力を持ったキャラクターとなっています。コアラは強敵との戦闘シーンが無い事から詳しい戦闘能力は不明となっていますが、ドレスローザ編ではドンキホーテ海賊団の船員を圧倒する活躍を見せています。またコアラは麦わらの一味の修行期間にニコ・ロビンに魚人空手を教えている為、ロビンとは魚人空手の師匠という関係になっています。

ニコ・ロビンはシャボンディ諸島編で麦わらの一味が離れ離れになった際に、革命軍との交流でコアラから指導を受けて魚人空手の使い手となりました。ロビンはハナハナの実と呼ばれる超人系の悪魔の実の能力者となっていて、物理攻撃を強化するハナハナの実の能力に魚人空手を組み合わせる事で、攻撃の威力を向上させる事に成功しています。ロビンは魚人空手をワノ国編で"ブラックマリア"に対して使用していました。

『ワンピース』で高い戦闘力を持った技術として使用されている魚人空手には、魚人空手を使用して発動する技の種類が豊富に存在しています。魚人空手の技の中には名前に瓦の枚数が含まれている技もあり、名前を見るだけでも威力の高さを感じ取る事が出来る技も存在しています。ここでは魚人空手の使い手達が使用する技について紹介していきます。

"百枚瓦正拳"は一般的な空手の正拳突きの様な攻撃をする魚人空手の技です。百枚瓦正拳はクロオビがサンジに対して使用していて、サンジを吹き飛ばす程の高い威力を発揮していました。また百枚瓦正拳は瓦の枚数で威力が分かる魚人空手の技の一つとなっていて、前述の通り百枚でも絶大な威力を持っていますが、下記でも紹介する魚人空手の他の技には更に枚数の大きい技が存在しています。

"海速・腹下し蹴り"はクロオビがサンジに使用した技です。海速・腹下し蹴りは名前に含まれる通り蹴り技となっていて、対象の腹部を蹴って攻撃する技です。海速・腹下し蹴りは魚人空手の特徴でもある水中で技の効果が上昇するという特徴も兼ね備えた技となっています。

"火華カカト落とし"はクロオビがサンジと水中で戦闘を行った際に使用した技です。火華カカト落としは名前の通りカカト落としを行う技となっていて、通常のカカト落としと比べて全身の回転を利用する事で威力を向上させているという違いが存在しています。

"腕刀斬り"はクロオビがサンジとの戦闘で使用した技です。腕刀斬りは人間との違いである魚人族ならではのヒレという特徴を活かした技となっていて、人間の腕と比べてより頑丈な腕を使用して攻撃できます。腕刀斬りの攻撃範囲はヒレを活用する分、通常の腕による攻撃の範囲よりも広くなっている為、相手との間合いにも注意が必要な技となっています。

"槍波"はジンベエが使用する水を利用した魚人空手の技です。海中で使用が可能な槍波は直接打撃を与える技とは違って、魚人空手の技術を活用する事で水によって対象を攻撃する技となっています。槍波によって動かされた水には、攻撃が当たった船を一撃で行動不能にする程の高い威力が備わっている為、船に乗っている相手を船ごと破壊する危険性を持った技となっています。

"四千枚瓦正拳"はハックが得意とする魚人空手の技です。四千枚瓦正拳は上記で紹介した百枚瓦正拳と同じく瓦の枚数で威力が分かる技となっています。四千枚瓦正拳は百枚瓦正拳と比べるとその数字に大きな差が存在している事から、相当な威力を持っている百枚瓦正拳よりもとてつもなく高い破壊力が備わっている技である事が伺えます。

"五千枚瓦正拳"は魚人空手の使い手の中でも達人とされるジンベエが使用する技です。五千枚瓦正拳はジンベエがインペルダウンで"獄卒獣"に対して使用していて、銃で攻撃してもびくともしない驚異的な身体能力が特徴の極卒獣に多大なダメージを与える程の、高い攻撃力を持った技となっています。また五千枚瓦正拳は前述した威力が瓦の枚数に関係する技となっている為、ハックの四千枚瓦正拳よりも更に強い技である事が分かります。

"鮫肌掌底"はジンベエが王下七武海の一人である"ゲッコー・モリア"に対して使用した技です。鮫肌掌底はここまでに紹介してきた攻撃的な技とは違って、相手の攻撃に対して使用する事で攻撃を弾く効果を持った技となっています。また鮫肌掌底はただ攻撃を弾くだけでなく、攻撃を弾いた際の衝撃で相手のバランスを崩して反撃の隙を発生させる事も可能となっています。

"鮫瓦正拳"は鮫肌掌底と同じくジンベエが頂上戦争でのゲッコー・モリアを相手に使用した技です。鮫瓦正拳はモリアの攻撃を鮫肌掌底で弾いた後に使用していて、鮫瓦正拳を受けたモリアは自身の能力を上げる為に取り込んだ影を放出する程に大きなダメージを受けていました。

"上段爆掌"はクロオビがサンジとの戦闘で使用した技です。上段爆掌は対象の上部を狙って掌底による攻撃を行う技となっていて、クロオビはサンジに対して他の技と連携する事で技の効果を引き立てていました。上段爆掌は受けた対象を水中でも地上と変わらない勢いで吹き飛ばされてしまう程の高い威力を持った技となっています。

"七千枚瓦回し蹴り"はジンベエがワダツミとの戦闘で使用した技です。七千枚瓦回し蹴りはジンベエよりも、遥かに大きな身体を保有するワダツミの攻撃を押し返す程の高い威力を持った技となっています。七千枚瓦回し蹴りもこれまで紹介した技と同じく瓦の枚数に技の強さが表れている為、七千枚瓦回し蹴りはハックの得意技である四千枚瓦正拳やジンベエの使用する五千枚瓦正拳よりも強い技である事が分かります。

"武頼貫"はジンベエが扱える魚人空手の技の中でも奥義の一つとして知られる最強クラスの技となっています。無頼漢は水を手に纏って相手に衝撃を与えて攻撃する技で、ワダツミに対しては衝撃が貫通する程の高い効果を発揮して、ビッグ・マムに対してはあと一歩で海に落とせる状況になるまで吹き飛ばすといったように、使用したシーンでは対象に大きな影響を与えた技となっていました。

"海面割り"はカポーティが使用する魚人空手の技です。海面割りはカポーティの所属するフォクシー海賊団が麦わらの一味と勝負した際に使用されていて、文字通り海面を割る程の威力を持った攻撃によって、麦わらの一味がデービーバックファイトで使用した船である"タル・タイガー号"にダメージを与えた技となっています。

"唐草瓦正拳"はジンベエが使用する技で、同じくジンベエの使用する鮫瓦正拳に似た特性を持った技となっています。唐草瓦正拳は空気中に含まれている水を扱う事で対象に衝撃の与える技です。唐草瓦正拳を使用する際は他の正拳によって攻撃する技と似た動きとなっていますが、唐草瓦正拳は他の正拳による技と比較して衝撃を飛ばす能力を持っている為、遠距離からダメージを与えられる事が特徴的な技となっています。

"カチ上げ背足"はクロオビがサンジとの戦闘で使用した技です。カチ上げ背足は対象を下から上に向けて蹴る技となっていて、クロオビはカチ上げ背足を上記で紹介した火華カカト落としと組み合わせ使用する事で、サンジへのダメージを高めていました。

"撃水(うちみず)"は魚人島編でジンベエやホーディ・ジョーンズが使用した技です。撃水は水を対象に直撃させてダメージを与える技となっていて、ホーディ・ジョーンズはエネルギー・ステロイドの影響で通常よりも高い破壊力の撃水を扱えるようになっていました。ホーディ・ジョーンズは強化された撃水を使用しましたが、同じく魚人空手の使い手であり達人のジンベエが使用する撃水を超える事は出来ませんでした。

『ワンピース』には上記で紹介した魚人空手と同じく、魚人族が使用する強力な武術として知られている"魚人柔術"が存在しています。魚人柔術は魚人空手同様に戦闘シーンで活躍する武術となっていて、ジンベエを始めとした高い実力を持ったキャラクター達が使用しています。ここからは魚人柔術とはどのような武術なのかについて、また魚人柔術の使い手や使用する技について紹介をしていきます。

魚人柔術は魚人空手と同じく水を利用した武術で、水をコントロールする事で相手に水をぶつけて攻撃する等の戦闘方法が見られる武術となっています。魚人柔術は戦闘で使用する事で高い効果を発揮する武術で、技によっては四皇の一人である"ビッグ・マム"等にも大きな被害を与える程の強さを保有しています。

魚人柔術の使い手には魚人空手の使い手と同じキャラクターが存在していて、上記で紹介したジンベエやホーディ・ジョーンズ、ハックのように魚人空手と同様の魚人族が使い手となっています。魚人柔術の使い手の中でもジンベエは特に達人として高い実力を身に着けている為、ジンベエが使用する魚人柔術の技は絶大な威力を発揮しています。

魚人柔術の使い手は魚人空手のような武術の性質を活かした技を使用していて、水を相手に投げつける技が主な魚人柔術を使用した戦闘シーンでは、相手に対して大きな被害を与える活躍をしています。ここでは作中で登場した魚人柔術の技について紹介をしていきます。

"水心"は魚人柔術の技を使用する際の元となる水をコントロールする技となっています。水心は水中等の環境に存在する水を掴む事が出来る技で、下記での紹介するような強力な魚人柔術の技を発動する際には、水心で用意した水を用いる場合も存在しています。水心はあくまで他の技の前提となる技の為、水心自体はダメージを与える効果が存在していない技となっています。

"紅茶一本背負い"はジンベエがホールケーキアイランド編で使用した技です。紅茶一本背負いは名前に含まれている通り、ジンベエがホールケーキアイランド編で開かれた結婚式で用意されていた紅茶を用いて発動していて、魚人柔術の技は海水以外にも環境に存在する液体を利用する事が出来ると分かる技となっています。

"海流一本背負い"は上記の紅茶一本背負いの本体の姿となる技で、水心で準備した水を相手に投げつける技です。海流一本背負いは水中から大量の水を使用して発動する為、広範囲に対して効果が見込める技となっています。また海流一本背負いは攻撃範囲の広さだけでなく技の威力も相当な強さとなっていて、海流一本背負いを使用したビッグ・マムに対して多大なダメージを与えていました。

『ワンピース』で活躍する魚人空手の技には空手という元となる武術が存在していますが、水を飛ばす技等のように直接殴ったりといった攻撃をする以外技も存在している事から、魚人空手の技の種類の多さに関心を持つ読者が存在しています。

ジンベエは悪魔の実の能力者でない事や、魚人族の特徴である水中での行動を得意としている事から、他の種族が苦手とする海上での戦闘において水中を活用しながら船を破壊する程の驚異的な威力のある技を使用する為、ジンベエが強すぎると評価している読者も多く存在しています。

魚人空手はジンベエのような戦闘で使用する主な能力としているキャラクターだけでなく、ニコ・ロビンのように元々の能力に応用して強化するといった使用方法を行うキャラクターもいます。ロビンは覇気を使用しませんが魚人空手を活用する事で技の威力を上げている為、ロビンというキャラクターを強化する方法として魚人空手を習得させた『ワンピース』のストーリーを高く評価している読者も存在します。

今回は『ワンピース』に登場する魚人族が主な使い手となっている武術である魚人空手と魚人柔術について紹介をしました。前述した二つの武術はどちらも使い手の実力によって他の能力を超える程の力を発揮する事が可能で、魚人族の特性とも相性の良い武術である事が分かりました。また使い手の中でも達人の実力となるジンベエがルフィの仲間になった事から、魚人空手は今後も大きな活躍をする事が予想されています。