【ワンピース】ガスパーデの強さや能力まとめ！デッドエンドの冒険とは

まずはガスパーデというキャラクターがワンピースにてどのような存在として描かれたのかを知るために、彼のプロフィールと性格をまとめていきます。また、世界的にも人気になっている『ワンピース』という作品についてもここでおさらいしていきます。

ガスパーデは将軍の異名を持った海賊です。元海軍本部所属の海兵という異色な職歴を持っており、海軍将校のコートを改造し背中の正義の文字に×印をつけ海軍に反抗心を見せています。元々海兵として活躍していた彼は、ある日自分の乗っていた軍艦を奪いそのまま海賊に変異。残虐な経歴も相まって海軍からは『最大の汚点』とまで言われています。

傲慢で他人を見下すような性格をしており、弱者と思った人は仲間であっても平気で見捨て、逆に強者だと感じた人は自分の命を狙っている存在であっても仲間に引き入れようとする豪胆さがあります。根底の考えには力こそすべてというものを持っており、海賊になった理由も手っ取り早く権力を欲していたからでした。

ワンピースは尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。海賊が夢とロマンを追い求めることをテーマに、魅力的なキャラクターが熱いバトルや感動的なストーリーを生み出していく描写が人気を博し、今では世界で一番売れている漫画と呼ばれるまでになりました。

この世のすべてを手に入れ海賊王と謳われた男ゴールド・ロジャー。彼は死に際にひとつなぎの大秘宝『ワンピース』の存在を言い遺すと、世の海賊たちはみんな海へ漕ぎだし後の大海賊時代が訪れました。その時代に同じく海賊になった少年モンキー・D・ルフィ。彼も新たな海賊王になることを夢見ると、恩師から受け継いだ麦わら帽子をかぶり果てしない冒険の旅に出ます。

ここからはワンピースにおけるガスパーデの強さや能力についてまとめていきます。ルフィたちの前に現れたガスパーデは悪魔の実の能力を持っていると、とても万能な効果を一方的に押し付けてルフィを極限まで追い詰めていきました。ガスパーデの強さに迫るために、彼の持つ能力などを解説していきます。

アメアメの実は全身を水飴状に変化させられる能力です。軟化、硬化を自由に行うことができ、軟化させると物理攻撃を無効化でき、硬化すると体からトゲや武器を生やせる上、ガスパーデ本体に攻撃してきた相手をそのまま捕らえることも可能です。ちなみに、アメアメの実によって生まれた水飴はルフィ曰くマズいそうです。

ガスパーデは必殺技らしき技を使用していません。作中で見せた技を一通り整理するならば、軟化させて攻撃を無効化する防御技と、硬化からの武器錬成、そして向かってきた相手を捕まえる捕縛技に分類できます。

ルフィと戦うことになると、序盤はアメアメの実の能力で押していたガスパーデでしたが、料理人であるサンジに水飴の弱点を見抜かれると小麦粉をかけられ全身を固められました。アメアメの実にとって唯一の弱点が小麦粉であると、最後はルフィの技を受け遠くまで吹き飛ばされるのでした。

ガスパーデのアメアメの実とペロスペローのペロペロの実はどちらも水飴を自由に操れますが、明確には違う能力として扱われています。その違いとして、ガスパーデは自身の体を水飴にする変化系であり、ペロスペローの場合は生み出したキャンディを操る放出系です。

アメアメの実の能力は攻撃と防御の両方に長けており、万能な能力だと言えるでしょう。その上、ガスパーデ自身が海兵の中で恐らく将校クラスの実力者だったと推察されているので、単純な戦闘能力も高かったはずです。仮にサンジがアメアメの実の弱点に気付けてなければ、ガスパーデとルフィの戦いでガスパーデが勝っていた未来があったかもしれません。

ガスパーデの懸賞金は9500万ベリーとなっています。この金額は七武海のボア・ハンコックの8000万ベリーや、クロコダイルの当時の懸賞金8100万ベリーよりも上回っている数字です。海軍の軍艦を奪ったという凶悪性とガスパーデ自身の強さによって、七武海クラスの金額に設定されたと推察できます。

ここからは劇場版ワンピースデッドエンドの冒険にてガスパーデの声を担当した声優についてまとめていきます。凶悪な海賊だったガスパーデを演じた声優さんは一体どんな人だったのでしょう？その詳細をここで解説していくと共に、劇場映画デッドエンドの冒険についても概要とあらすじを見ていきます。

デッドエンドの冒険は劇場版ワンピースの第4作目にあたるアニメ映画です。2003年3月1日に公開されており、ワンピース映画史において初の長編映画となりました。麦わらの一味のロビンが初めて参加した映画作品でもあり、主題歌に有名アーティストのBUMP OF CHICKEN、ゲスト声優には女優の酒井美紀が出演。興行収入はおよそ20億円を記録しました。

ワンピースを求めて旅を続けていた麦わらの一味はハンナバルという港町に立ち寄っていました。そこで海賊たちだけで行われるレース『デッドエンド』の開催を知ると、賞金と冒険を求めてそれに参加することを決意。ただし、そのレースにはとても残虐で凶暴性に満ちた曰く付きの海賊たちが揃っており、彼らの魔の手がルフィたちに襲い掛かるのでした。

劇中でガスパーデの声を担当した声優は石田太郎さんです。アニメでは主に悪役や権力者などを演じることが多いですが、声優業の他にも俳優や吹き替え、僧侶といった豊富な経歴を持つ声優さんです。しかし、2013年9月に他界したことが発表されました。

本名は石田弦太郎。1944年3月16日の京都府生まれ。身長は181cm、血液型はB型、2013年9月21日に逝去され最後に所属していた事務所はグランパパプロダクションです。野太く男前な低音ボイスが特徴的で、出演している作品には主に悪役や主人公の上司といった大物ボスを演じていることが多いです。

ここからはワンピースにおけるガスパーデの目的や過去についてまとめていきます。デッドエンドの冒険にのみ描かれたオリジナルキャラクターのガスパーデですが、彼には確固たる目的やそれを抱くようになった経緯が作中で描かれています。

海軍本部の海兵でありながら海賊に転身したガスパーデですが、彼がその道を選んだ理由は単純に大きな権力を早く手にしたかったからです。権力を持ってしてその後何をしたかったのかは不明ですが、彼の性格上恐らく、私利私欲を満たそうと考えていたのではと推察します。

海賊になる前のガスパーデは海軍本部の立派な海兵でした。そんな彼が海賊になろうと思ったのは、恐らくアメアメの実の能力を手にして力を得たからだと推察されています。実際に海軍の軍艦を奪った頃には既に悪魔の実の能力を有しており、アメアメの力があれば権力を手にできると考えたのかもしれません。

ルフィと直接対決が描かれると序盤はガスパーデの優勢が続いていました。しかし、麦わら帽子を傷つけたことでルフィの怒りを買い、サンジの経験から弱点をつかれてしまい戦況は一転。最後にルフィのゴムゴムのバズーカを受けてしまうとガスパーデは遠くまで吹っ飛んでしまい、その先に発生していたサイクロンに巻き込まれその後の所在が不明になりました。

これまでワンピース映画に出てきたガスパーデについてまとめてきました。元海兵という経歴を持った曰く付きの海賊で、アメアメの実の能力でルフィを追い詰めるほどの強さを見せたガスパーデでしたが、そんな彼に対してワンピースファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではガスパーデに対する世間での評判や人気をまとめていきます。

作中ではルフィを邪魔する悪役として登場していたガスパーデでしたが、意外にも彼のことが好きだと思う人が多くいました。私利私欲にまみれた思考の持ち主だったガスパーデですが、その突き抜けた思考が返って悪役らしくていいという評価を受けていました。

デッドエンドの冒険が好きだと語る人たちはルフィ対ガスパーデの対決がカッコよかったと感想を残しています。2人の対決はカーチェイスならぬボートチェイスのような展開で、走り続ける船に乗りながら戦う光景に思わず息を呑んで見入っていた人が多いようです。

今年の夏にはワンピース映画の最新作『FILM RED』が公開予定であり、現在ファンたちはその映画に登場するキャラクターの発表で大いに賑わっています。その中で一部熱狂的なファンからは、ぜひガスパーデや過去の映画作品に出てきたキャラを出してほしいと懇願しているようでした。

ガスパーデはそれまで登場していたワンピースの敵キャラに比べて異色な強さを持った恐ろしい敵でした。もしもガスパーデの存在や活躍について興味が湧いた人は、ぜひ劇場版映画ワンピースデッドエンドの冒険を視聴してみてください。