【ワンピース】エネルは最強なのか考察！強さや能力を徹底調査

『ワンピース』のエネルは空島編から登場したキャラであり、圧倒的な戦闘力を見せつけたことから作中最強キャラと言われることもあります。そんなエネルについてまずはその正体を解説していきます。

『ワンピース』のエネルの正体は空島のスカイピアを恐怖政治で支配していた唯一神（スカイピアにおける国王）です。元々は別の空島であるビルカにいまいしたが、部下と共にスカイピアへ現れ、先代の神であるガン・フォールを倒したことで、新たな神の地位に付きました。つまり、実際に正体は単なる空島の人間ですが、自分の能力に圧倒的自信を持つことから如何なる相手にも神の如く尊大な態度を見せます。

『ワンピース』は『週刊少年ジャンプ』に連載されている少年漫画、及びその漫画を原作とするアニメ作品です。海賊の主人公が船員達を引き連れながら様々な場所を訪れ、そこで騒動や事件を解決する姿が描かれています。能力者同士のバトルや仲間との友情など、ジャンプらしい要素が楽しめます。

主人公のモンキー・D・ルフィは、海賊王を夢見る少年で、かつての海賊王ゴールド・ロジャーが遺したとされる「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」がある最後の海「新世界」を目指して航海を始めます。行く先々で船員や友人を増やしながら麦わら一味として力を付けていくルフィですが、ある時、空から巨大な船が落ちて来たことをきっかけに空に浮かぶ島「空島」の存在を知ります。

『ワンピース』のエネルの正体は空島の神でしたが、最強キャラと言われるのは立場ではなく、ゴロゴロの実の能力と身体能力の高さがあることが大きな要因です。そんなエネルの強さや能力の正体について見ていきましょう。

『ワンピース』のエネルは自然系（ロギア）に属するゴロゴロの実の能力者であり、電気エネルギーの発生及び体を雷化させられます。電力は最大2億ボルトまで上昇させることが可能であり、雷の速度で移動できることから機動力にも優れた能力です。また、体が雷の状態であれば電気を通す雲や金属を伝った移動もできるなど、幅広い応用性を持っています。

『ワンピース』のエネルの懸賞金は作中では言及されていませんが、漫画の原作者である尾田栄一郎先生に質問できるコーナーでは、5億ベリー以上が付いてもおかしくないと言われています。その懸賞金額は空島編時点で判明していた中でも最も高くなっており、それだけの強さは窺えます。一方で、青海（空島以外の場所）では強者が大量にいることから天下は取れないと尾田栄一郎先生は言っています。

『ワンピース』のエネルは読者や原作者からの評価の高さから最強キャラと言われることがありますが、その根拠について様々な意見が出ています。そんな最強説を裏付ける根拠を見ていきましょう。

『ワンピース』ではゴロゴロの実と類似する悪魔の実として黄猿（ボルサリーノ）の持つピカピカの実があります。ピカピカの実は光速での移動やレーザーの発射などの能力があり、自然界の速度で言えば雷よりも光の方が速いものです。しかし、ゴロゴロの実は電撃による感電や発生する熱エネルギーを応用できるため、速度以外ではピカピカの実よりも優れている可能性があります。

『ワンピース』のエネルは心綱（マントラ）と呼ばれる能力を持っており、相手の攻撃予測や、ゴロゴロの実の能力と組み合わせてスカイピア全域を探知することが可能です。この心網の正体は空島編の時点ではわかっていませんでしたが、青海における見聞色の覇気であり、エネルは自然に覇気を身に付けていたのです。このことからエネルは覇気を使える素質があり、そこから最強説が補強しています。

『ワンピース』のエネルはゴロゴロの実と心綱の組み合わせで最強と言われていますが、それに加えて純粋な身体能力の高さもあると言われています。自然系であっても操るには相当な鍛錬が必要であり、雷になりながらの攻撃や心綱で先読みした後の動きは身体能力の高さがなければ成立しないものです。

『ワンピース』のエネルが最強キャラ候補と言われる一方で、登場した時点での実力のままでは、後に登場した強敵とは渡り合えないとも言われています。そこでエネルが後の強敵と戦うために必要と言われている部分も見ていきましょう。

『ワンピース』のエネルは心綱により見聞色の覇気は取得していますが、攻撃面をより強化するなら特殊な覇気に分類される覇王色の覇気を身に付ければ最強になれると言われています。条件としては王の素質を持つ者とされており、神として君臨するエネルであれば素質を持っていてもおかしくはありません。また、覇王色の覇気を纏ったごろゴロゴロの実の雷であれば、絶縁体すら貫通できる可能性もあります。

『ワンピース』の悪魔の実は覚醒することで更なる強さを発揮することが明らかになっており、エネルのゴロゴロの実も覚醒の可能性があると考察されています。それによってどのような能力が追加されるかも意見が分かれるところですが、覚醒前で攻撃できた範囲が広がったり、より高い電力を出すことが可能になれば最強に相応しい能力になります。

『ワンピース』のエネルは主な戦闘が空島編のみになっているため、それほど戦歴は多くありません。そこでもしも他のキャラと戦闘した場合も含めてエネルの強さを比較していきます。

『ワンピース』の作中で実際に対戦したルフィについては、ゴムゴムの実がゴムの性質を持っており、電気を通さない絶縁体であったことから、電撃による攻撃が無効化されてしまいました。しかし、その後は電気で発生する熱エネルギーや武器を駆使してダメージを与えています。ただ、現在様々な覇気を身に付けたルフィに対抗するには、エネルも見聞色以外の覇気が必須になる可能性が高いと言えます。

『ワンピース』のビッグ・マムはソルソルの実の能力によって物や植物などに魂を入れることで擬人化させられますが、その中には雷雲もあり、実質的に雷の能力が使えるようになっています。雷という点で見れば応用力の高いゴロゴロの実の方が強いと言えますが、ビッグ・マムにはそれ以外の能力も持っており、3つの覇気も身に付けていることから、ルフィ同様にエネルも対抗できる覇気が必要だと考えられます。

『ワンピース』の王下七武海については対戦する相手にも寄りますが、基本的には自然系のゴロゴロの実が有利に戦える相手が多くなっています。ただ、ジュラキュール・ミホークは世界最強の剣士として覇気の習得しており、雷の体も切り裂けるので、完全無敵とは言えません。

『ワンピース』の黄猿についてはピカピカの実の能力で、速度面では光の速さの方が上になっています。また、黄猿は海軍大将として武装色と見聞色の覇気を身に付けており、エネルの雷の身体にも武装色によってダメージを与えられます。総合的に見ると、覇気の有無によってエネルのゴロゴロの実が活かせるかが大きく変わってくることが考えれます。

『ワンピース』のエネルのゴロゴロの実は雷を自在に変化させられるため、技の種類も豊富にあります。そんなエネルの技について代表的なものを紹介します。

神の裁き（エル・トール）は巨大な雷を上から落とす技です。その威力は大地を抉るほどであり、電撃というよりはレーザーが発射されたような描写になっています。

万雷（ママラガン）はゴロゴロの実によって発生するエネルギーで動く巨大船"方舟"マクシムから雷雲を出し、その雷雲から雷撃を無数に落とす技です。広範囲かつ無差別な攻撃であり、時間が経過すると雷雲が増殖して範囲や威力を増していきます。

雷迎（らいごう）は箱舟マクシムから出た積乱雲を球状にして、落下させることで雷と気流による大爆発を起こす技です。作中では着弾前にルフィから破壊されましたが、その威力は天才に匹敵するものだと予想できます。

放電（ヴァーリー）は手から電気を発生させ、相手に電撃によるダメージを与える技です。電圧をコントロールでき、最大2億ボルトまで上昇させられます。

2億V”雷神”（アマル）はエネルの最大電圧である2億ボルトの電気を全身に纏うことで、文字通り雷神のような姿になる技です。本来なら膨大な電気と雷の速度による移動が可能になる強力な技ですが、ルフィには通用しませんでした。

雷鳥（ヒノ）、雷獣（キテン）、雷龍（ジャムブウル）は、エネルが背中に付けた太鼓を叩きながら技名を叫ぶことで、生物の形にした電撃を相手に発射する技です。『ワンピース』の作中では雷鳥が3000万V、雷龍が6000万Vと言及されています。

『ワンピース』のエネルは空島編でルフィに敗北してしまいますが、その後の動向は扉絵シリーズ「エネルのスペース大作戦」で描かれています。そんなエネルの現在やゴッドバレー島との関係性などを紹介します。

ルフィに敗北したエネルですが、その日の夜にマクシムで当初の目的であった「限りない大地（フェアリーヴァース）」を目指して、月へと旅立ちます。すると、到着した月ではスムージー中尉を始めとしたロボット軍団と月の遺跡を荒らす宇宙海賊が戦っており、自分に攻撃を仕掛けた宇宙海賊をエネルは返り討ちにして全滅させます。そこからロボット軍団はエネルに感謝と共に従うようになりました。

『ワンピース』のエネルについて、ゴッドバレー島に関連があると考察する人もいます。神の名が付く島であり、常に自分を神と言い続け、スカイピアや月で神のような存在になっていることから関連性があると考えられているのです。なお、作中ではゴッドバレー島は“海賊王”ゴール・D・ロジャーの最大の宿敵であるロックス・D・ジーベック死んだ場所であり、現在は跡形もなく無くなっています。

『ワンピース』の今後の展開においてエネルが再登場する可能性も考えられています。上記のゴッドバレー島関連以外にもゴムゴムの実の正体が太陽に関係していることから、太陽と対をなすことが多い月にいるエネルも何らかの形で関わる可能性があるなど、様々な説が出ています。

ここでは『ワンピース』のエネルについて世間での評判や人気について紹介していきます。本編での登場は空島編のみですが、作中のインパクトあるキャラや扉絵での再登場もあることから話題に上がりやすいキャラです。

『ワンピース』のエネルについて、魅力的な悪役であることから再登場を望む声が多く出ていました。スカイピアを恐怖で支配していましたが、神として徹底した姿や「限りない大地」で神の国を創るという夢に本気であるところは、単なる悪役ではないと思わせる要素になっています。

『ワンピース』のエネルの強さについては、ゴロゴロの実の強さについてはもちろんのこと、エネルの戦闘センスの高さも評価されていました。電撃が通用しないのであれば別の攻撃に切り替えるなど、頭の良さを持ち合わせており、結果的には敗北していますが、格は保った悪役という意見も多く見られました。

『ワンピース』のエネルが月を目指して実際に到着したことについては、多くの読者から驚かれていました。空島編の終わりの時点では月を目指してもたどり着けないと考えている人も多く、それが扉絵シリーズで回収されたことで、エネルは夢を叶えた存在になりました。その有言実行によってエネルを改めて評価する人もいました。

『ワンピース』のエネルはスカイピアの唯一神として君臨していたゴロゴロの実の能力者で、現在は月に到着してロボット軍団を部下に持つことになりました。その能力や戦闘センスから最強キャラの1人と言われることもありますが、それには見聞色以外の覇気の習得やゴロゴロの実の覚醒が必要であると考察されています。そんなエネルは今後本編でも登場する可能性もあるので、期待しながら見ていきましょう。