【ワンピース】サンジのディアブルジャンブや技を紹介！血統因子との関係は？

『ワンピース』のディアブルジャンブについて詳しく見ていく前に、まずは使用者であるサンジのプロフィールや基本的な強さについて見ていきましょう。

『ワンピース』のサンジは北の海にあるジェルマ王国出身で、海上レストラン「バラティエ」副料理長から麦わら海賊団のコックとして加入した男性です。生まれはジェルマ王国のヴィンスモーク家の三男ではありますが、ある理由から故郷を離れました。その後、当時はクック海賊団の船長であった赫足のゼフと出会い、遭難生活を経て、ゼフが海賊から足を洗って開いたバラティエに勤めていました。

『ワンピース』のサンジは、悪魔の実の能力を持っておらず、コックの命である手を戦闘で使用できないことから蹴り技のみで戦いますが、その強さは非常に高くなっています。かつて蹴り技で名を馳せたゼフから料理だけでなく戦闘についても指南されており、能力者や巨大な海王類も蹴り上げるほどの強さがあります。

『ONE PIECE（ワンピース）』は1997年から『週刊少年ジャンプ』で連載されている漫画、及び1999年からフジテレビ系列で放送されているアニメ作品です。海賊や海軍が精力的に活動する世界で主人公のルフィ率いる麦わら海賊団の冒険や戦い、ロマンや友情の日々が描かれていきます。

幼少期に悪魔の実を食べてゴム人間となり、後の四皇である赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託された少年モンキー・D・ルフィは、17歳になった頃、自らも海賊王を目指して旅を始めます。航海の途中で立ち寄った場所で問題を解決したり、仲間を見つけたりしていくうちに、麦わらのルフィの異名とその麦わらの一味は世界的に注目される存在になっていきます。

『ワンピース』のサンジが使用する蹴り技の1つ「ディアブルジャンブ（悪魔風脚）」は初登場以降、主戦力の技になっています。そんなディアブルジャンブの強さや技名の意味について紹介します。

『ワンピース』のディアブルジャンブ（悪魔風脚）は足を回転させて摩擦を生じさせることで発火させ、その炎に包まれた脚で様々な蹴りを叩き込む技です。2年後には回転をせずに発火できるようになっており、炎の強さや蹴りの威力が上昇しています。また、ワノ国編では外骨格と武装色の覇気を重ね、蒼い炎を纏った強化版のイフリートジャンブ（魔神風脚）を編み出しました。

『ワンピース』のディアブルジャンブ（悪魔風脚）が作中で初登場したのは、エニエス・ロビー編で、CP9の1人ジャブラとの戦闘時でした。六式の鉄塊（テッカイ）により全身を硬化しながらも自在に動ける「鉄塊拳法」を操るジャブラにはサンジの通常の蹴りが通用しませんでしたが、ディアブルジャンブで炎を纏うことで蹴りで防御を貫通させました。

『ワンピース』のディアブルジャンブは、「悪魔風（ディアブル）」と「脚（ジャンブ）」というルビが振られています。悪魔風はイタリアの鶏肉料理に使われる用語であり、悪魔を火炙りにするように焼くこと、香辛料を使用したことで口の中が燃え上がることなど由来には様々な説があります。一方、ディアブルはフランス語で悪魔を意味する単語で、フランス料理で鶏肉にかけるソースの名前にも使われています。

『ワンピース』のサンジの蹴り技はディアブルジャンブ以外にも多数あり、中にはディアブルジャンブと組み合わせて派生する技もあります。そんなサンジの主な技や強さについて見ていきましょう。

『ワンピース』のサンジが序盤から使っているのは首肉（コリエ）シュートを始めとしたシュート系の蹴り技です。シュートの前には他にも胸肉（ポワトリーヌ）、腹肉（フランシェ）、ほほ肉（ジュー）、もも肉（キュイソー）などフランス語の肉の部位を付けて、実際にその部分に蹴りを入れていきます。

『ワンピース』のサンジが連続で蹴りを入れる技はショット系であり、羊肉（ムートン）ショット、仔牛肉（ヴォー）ショット、整形（パラージュ）ショットなどを披露しています。攻撃時にはそれぞれの部位を相手の身体に当てはめながら、最後にショットの技名を叫びながら相手を蹴り飛ばします。

『ワンピース』のディアブルジャンブ（悪魔風脚）では一級挽き肉（プルミエール・アッシ）や画竜点睛（フランバージュ）ショット、熟焼（ビアン・キュイ）グリル＝ショットなどの独自の技もありつつ、悪魔風脚 首肉（コリエ）ストライクというように他の蹴り技に炎を纏った状態で放つ強化版もあります。

『ワンピース』のサンジが使用するその他の技としては、縦回転した後にかかと落としする粗砕（コンカッセ）や両足で相手の一点を蹴る三級挽き肉（トロワジェムアッシ）、カポエイラのように地面に手を付いた状態で開脚した足で蹴るパーティーテーブルキックコースなどがあります。また、食材になる物に対しては包丁を使用した1.4mmパスタ（フェデリーニ）や皮剥作業（エプリュシャージュ）を披露しています。

『ワンピース』のサンジがディアブルジャンブで自然発火できることについて、彼の出自が影響している可能性が考えられています。そんなサンジの過去とディアブルジャンブの関係について見ていきましょう。

『ワンピース』のサンジは父親のヴィンスモーク・ジャッジによって人間の身体能力の素質などに影響する「血統因子」を操作されて生まれてきました。しかし、先に生まれた姉のレイジュやサンジと同じ日に生まれた兄弟とは異なり、強靭な硬さの身体となる外骨格などが発現しない状態でした。それによってジャッジからは失敗作と言われ、兄弟達からイジメられる日々を送っていたのです。

ディアブルジャンブの炎は摩擦熱を使用していると考えられますが、普通の人間は足の回転だけで炎が出るほどの摩擦熱を発生させられません。そのことからディアブルジャンブができるのはサンジの血統因子が操作されていることが要因であると考察されているのです。サンジ自身はそのことを否定し、自身の情熱によって発動できると言っていますが、ワノ国編では遅れて外骨格が発現するなど、血統因子の影響が出始めています。

『ワンピース』のサンジには長女のレイジュ、一男のイチジ、二男のニジ、四男のヨンジが兄弟としており、他の兄弟も血統因子を操作されています。それによって身体能力の強化以外にも火花や電撃など固有の能力を発現しています。サンジは生まれた時には目立った能力は発現していませんでしたが、兄弟の例を考えると、ディアブルジャンブと血統因子の関係がある可能性も考えられるのです。

アニメ『ワンピース』でもサンジは様々な蹴り技を披露しています。そんなアニメにおけるサンジ役の声優について紹介していきます。

アニメ『ワンピース』でサンジを演じた声優は平田広明さんです。女好きでメロメロになるところや紳士で仲間想いなところを演じ分けてサンジの声を吹き込んでいます。

平田広明さんは東京都出身で、1963年生まれの声優・俳優です。高校卒業後は部隊俳優としての道を志しており、舞台で活動する中でマネージャーから声優活動について聞かれたことから、声優業を始めます。それからはアニメやゲーム、洋画吹き替え、ナレーションなど幅広い分野で活躍しています。

平田広明さんの主な出演作品としては、アニメだと『最遊記シリーズ』の沙悟浄、『TIGER & BUNNY』のワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹、『宇宙兄弟』の南波六太、洋画吹き替えだとジョニー・デップが演じる『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウ、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの帽子屋（マッドハッター）などがあります

ここでは『ワンピース』のサンジが使うディアブルジャンブについて世間での評判や人気を紹介します。サンジの主力技であり、見た目のかっこよさもあることからファンの間でも取り上げられやすい技になっています。

『ワンピース』のディアブルジャンブについては見た目のかっこよさや技としての強さに惹かれている人が多くいました。蹴り技だけで戦ってきたサンジが初めて見せた特殊な技であることから印象深くなっているようです。

ディアブルジャンブの発火についてはサンジが否定しているものの、血統因子の影響ではないかと考える人は多くいました。初使用時から発火の原理は疑問とされていた点ですが、後に武装色の覇気や血統因子が明らかになったことで様々な説が出てきました。

『ワンピース』のディアブルジャンブの作中での活躍やかっこよさがあることから、真似したことがあるという人も複数見られました。実際の蹴りは真似しづらいものの最初の構えは比較的真似しやすいことからついやってしまうようです。

『ワンピース』のサンジが使用するディアブルジャンブは足に炎を纏って蹴りを入れる技であり、他の蹴り技を強化できるなど、強力なポテンシャルを秘めています。そんなサンジのディアブルジャンブの使用シーンにも注目して原作漫画やアニメをチェックしてみてください。