【ナルト】ガトーは闇の世界の帝王?人物像や再不斬との関係を調査
大人気漫画ナルトに登場するガトーという人物をご存じでしょうか。海運会社の社長であり、裏の顔として闇の世界の帝王とも言われているナルトの悪役キャラクターです。自分の手を汚さず悪事を働くという狡猾さを持つガトーとは、一体どういう人物なのかを調査してみました。
目次
【ナルト】ガトーとは?
ガトーはナルトの「波の国編」で登場したキャラクターで、ナルトの物語の中でも珍しく現代風の服装に身を包んでいます。黒スーツ姿に丸いサングラスをかけた出で立ちは、いかにもマフィアと言わんばかりの風貌をしているのが特徴的な人物です。
ガトーのプロフィール
海運会社ガトーカンパニーの経営者として成功を収め、世界でも有数の大富豪として名をとどろかせるガトー。しかしそれは表の顔で、裏では抜け忍を使って麻薬等の密売に始まり、国や企業を乗っ取るなどといった悪事を働いていました。裏の世界にも精通しているガトーは闇の世界の帝王とまで言われるほどで、ナルトの登場キャラクターの中でもかなりの悪逆非道な人物の様です。
ナルト(NARUTO)の概要
ナルト(NARUTO)は週刊少年ジャンプで連載されていた、岸本斉士による忍者がモデルのバトル漫画です。1999年から2014年まで連載し、全700話の単行本72巻で完結となりました。アニメ化された際には世界80カ国以上で放映されるほどで、国内外問わず人気の作品となっています。ストーリーは2部構成となっていて、最終話の時には連載当初よりナルトたちが20年近く成長した時代設定となっています。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
忍五大国のうちの一つである木ノ葉隠れの里に九尾の妖狐が出現し、当時の里長である四代目火影が、主人公である生まれたばかりの赤ん坊「うずまきナルト」の体内に九尾の妖狐を封印する所から物語は始まります。
そこから数年後、平和を取り戻した里で忍者になるべくアカデミーに通う問題児で落ちこぼれのナルト。なんとかアカデミーを卒業して下忍となったナルトは同じ下忍のサスケとサクラと共に第七班に配属され、様々な任務遂行を通して人間としても忍者としても成長して行くのでした。
【ナルト】ガトーは闇の世界の帝王?人物像を考察
闇の世界の帝王と呼ばれているガトーですが、そう呼ばれる理由は一体なんなのでしょうか?ガトーの性格や裏社会での悪行などから、帝王と呼ばれる理由を探っていきます。
ガトーは闇の世界の帝王と呼ばれる
表の社会では海運会社の経営で世界に名を馳せて大富豪になったと思われているガトーですが、実際は様々な裏稼業も行っている裏組織のボスであり裏の世界にも幅広く顔が利く事から「闇の世界の帝王」と呼ばれる様になりました。
ガトーの性格
大富豪であるガトーですが、裏の世界の仕事では金銭に細かくケチな所が見られます。暗殺の仕事には賞金首となった抜け忍を雇っていたのですが、わざわざ抜け忍を使う理由が正規の忍者よりも安く雇えるという金銭の問題だったのです。他にも抜け忍を使う理由として、自分で手を汚したり足が付いたりしないというメリットがありました。自分を守ることに抜かりないという点では用心深い性格の持ち主でもあるのでしょう。
ガトーの悪行
闇の世界の帝王と呼ばれる位なので、今まで行ってきた悪行も数知れずあります。違法な商品を売りさばいたり、抜け忍を使って国や企業を乗っ取る事もしてきました。波の国では物流を遮断させて自分だけが儲かる様な仕組みを作り上げ、波の国を貧困に追いやってしまいました。また、波の国の支配に邪魔だった人物を公開処刑するなど、かなり残忍な事も行っています。
ガトーの名言「少々作戦が変わって…」
「ククク…。少々作戦が変わってねェ…。と言うよりは初めからこうするつもりだったんだが……再不斬、お前にはここで死んでもらうんだ。お前に金を払うつもりなんて初めから毛頭ないからねェ…。
出典: dic.pixiv.net
こちらはガトーが自身で雇った白と再不斬に言い放ったセリフです。カカシたち第七班と戦闘中の再不斬たちの前に、大勢の手下を連れて登場したガトー。再不斬たちに加勢するかと思いきや、再不斬たちを切り捨て始末するつもりだったという裏切りの言葉を吐いて死亡した白を蹴り飛ばしたのでした。この行動からもガトーの悪逆非道さが伝わってきます。
ガトーの部下は2人いる
表の顔である海運会社の経営者として、ガトーは2人のボディーガードをつけていました。ギャンブル好きのゾウリと居合い抜きの達人のワラジという侍たちです。彼らはガトーの手足となって働き、波の国の英雄カイザの公開処刑などを行ってきました。後に彼らはナルトの影分身によって倒されています。
【ナルト】ガトーと再不斬の関係や最後
ガトーから、タズナ暗殺のために雇われた再不斬。彼がどのような人物で、ガトーとはどういった関係だったのかを見ていきましょう。
再不斬のプロフィール
- 誕生日:8月15日
- 血液型:A型
- 身長:183cm
- 体重:72kg
再不斬は「霧隠れの鬼人」と言われた元霧隠れの里の暗部で、霧の忍刀七人衆の一人でもありました。しかし水影暗殺のクーデターが未遂で終わった際に白たち数人の部下と里を抜け、そこからは抜け忍として生活していました。包帯で覆った口元と、30kgにもなる巨大な刀「断刀・首切り包丁」を背負っているのが特徴です。
ガトーと再不斬の関係
ガトーは波の国を支配する上で、新たな橋の建設を取り仕切っていたタズナを邪魔に思い、抜け忍である再不斬と白を雇って暗殺を企てます。雇われた再不斬と白は任務を遂行しようとしますが、雇い主のガトーは彼らに報酬を支払う気はなく、タズナやその護衛となった他流の忍者と共に抹殺しようとしていました。ガトーとしては再不斬と白は単なる捨て駒と考えていたようです。
再不斬と白の感動シーン
第19話でカカシが再不斬に放った攻撃を白が庇い、死亡してしまいます。そこに大勢の部下を連れて現れたガトーは再不斬たちを雇った本当の理由を伝え、死亡した白を蹴り飛ばしました。一連のやり取りを見ていたナルトから「それで良いのか?」と問われた再不斬は白を思いながら涙を流し、苦無を口にくわえて一人ガトーたちに立ち向かっていくのでした。
ガトーの死亡シーン
死亡した白を侮辱しながら足蹴にしたガトーに対して激昂した再不斬。ナルトたちとの戦いで両手が使えなくなっていた再不斬は、口で苦無をくわえてガトーたちに特攻しました。その決死の特攻により、ガトーは首をはねられ死亡します。漫画でははねられた首が地面に転がるシーンまで描かれていました。ガトーを倒した後、再不斬も力尽きて死亡しています。
【ナルト】ガトーの声優
アニメ版のナルトにももちろん登場していたガトーですが、ここからはアニメ版の声を担当した声優についてご紹介していきます。
ガトーの声優は「坂東尚樹」
アニメ版ナルトでガトーの声優を務めたのは、坂東尚樹さんです。日本俳優連合の会員であり、サンライズ系列のアニメ作品を中心に幅広い分野で活躍されている声優さんです。亡くなられた声優の富山敬さんや仲村秀生さんが担当していた役を引き継いだり、直近では「妖怪ウォッチ」の中で一人何役もやられた事で有名な声優さんです。
坂東尚樹のプロフィール
- 本名:坂東耕一郎
- 出身:北海道旭川市
- 生年月日:1957年12月12日
- 血液型:O型
- 身長:163cm
- 所属:プロダクション・エース
坂東尚樹の主な出演作品
坂東さんの声優としての主な出演作品は、「宇宙兄弟」「妖怪ウォッチ」「名探偵コナン」「ヒカルの碁」「コードギアス反逆のルルーシュ」などです。妖怪ウォッチシリーズに至っては、じんめん犬やロボニャンを始めとした25キャラクター以上もの声優を務められています。
【ナルト】ガトーに対する世間での評判や人気
ここからはガトーに対する世間での評判について調査していきます。闇の世界の帝王ガトーは一体どの様に思われているのでしょうか。
ナルトに登場する敵キャラクターの大半は何かしらの理由を持って敵対しているのですが、ガトーだけがそういった背景が何もない純粋な悪者のため、この様に嫌われてしまっているようです。
残忍非道なガトーですが、海運会社の経営をして大富豪だったり闇の世界では色々な所に顔が利くなど表裏どちらの世界でもトップの人間であることが分かります。人間性の方に目が行きやすいキャラのため、改めて肩書を知ると実は凄かったのかと思う人が多いようです。
物語の中でも珍しい洋装キャラかつ忍者の戦いにあまり関係のないガトー。そのため、作中に登場させる必要性があったのかという疑問の声も上がっていました。
【ナルト】ガトーがもしも〇〇だったら
もしもガトーがナルトの悪役キャラクターではなく一般人として私たちの世界にいたとしたら、どんな人物になっていたのでしょうか。3つのパターンでご紹介していきます。
ガトー「父」篇
もしガトーが父親だったら、仕事にばかりかまけて家族の事は後回しにする様な父親になていそうです。子供が生まれても育児・家事は奥さんに全て任せて自分は仕事に向かうといった、昔ながらの亭主関白なスタイルを貫いていそうです。
ガトー「会社の上司」篇
会社の上司だった場合はどうでしょう。きっと部下を顎でこき使って大変な業務をやらせ、自分は楽な仕事をしながらマネジメントしているのではないでしょうか。会社員になっても陰でこっそり横領やインサイダー取引などといった悪事を働いていそうです。
ガトー「学校の教師」篇
もしガトーが学校の教師だったらどうでしょう。教科としては地理や経済学などを教えていそうですし、かなりしっかりとしたノウハウを教えてくれそうな気がします。しかし生徒たちからは嫌われているタイプで、交流などもなさそうなイメージです。
【ナルト】ガトーは闇の世界の帝王だった
ガトーは海運会社で成功を収めているも、裏では密売や暗殺、企業や国の乗っ取りなど悪逆非道な事を行って闇の世界に名を知らしめていました。自分で手を汚さないように抜け忍を雇ったり、いざとなったら雇った者を容赦なく処分して切り捨てるなど、用心深く頭も切れるガトーは正に「闇の世界の帝王」と言っても過言ではないでしょう。
最終的には再不斬に首を落とされ死亡してしまいましたが、もし生き残っていたとしたら、そこからまた悪事の限りを尽くして闇の世界はおろか表の世界までも侵略する最強の敵キャラクターになっていたかもしれません。
この記事のライター
ふじたちえみ
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