【メイドインアビス】タマウガチとは?攻撃力や危険度も徹底考察
『メイドインアビス』に登場する危険な原生生物・タマウガチについて調査しました。『メイドインアビス』には、様々な方法で探窟家達を攻撃する原生生物達が多数登場します。本記事では、その中からタマウガチの強さや危険度、作中での戦闘シーンについて紹介していきます。
目次
【メイドインアビス】タマウガチとは?
タマウガチは、『メイドインアビス』に登場する危険な原生生物の内の1つです。作中では、深界四層「剣山カズラ」に足を踏み入れたリコとレグの目の前に現れ、逃げる為にレグが激しい戦闘を繰り広げます。タマウガチの強さや危険性について紹介する前に、まずはタマウガチの基本情報と『メイドインアビス』の概要やあらすじをおさらいしていきましょう。
タマウガチとは?
『メイドインアビス』に登場するタマウガチは、深界四層にある「剣山カズラ」を住処とする原生生物です。正式な名前は「トガジシ」ですが、遭遇すれば「珠(宝)」と「魂」のどちらも諦めざるを得ないという意味で「タマウガチ」と呼ばれるようになりました。顔と思われる部分が赤いボウリングのボールのようになっていて、全身は真っ白な鋭いトゲで覆われた姿をしています。縄張り意識が強く、自分の縄張りに進入してきた生物を排除しようと威嚇、攻撃してきます。
メイドインアビスの概要
タマウガチが登場する『メイドインアビス』は、イラストレーターとして人気のつくしあきひと先生が描く冒険漫画作品です。『WEBコミックガンマ』というウェブコミック配信サイトで2012年から不定期連載されています。可愛らしい絵のタッチとは裏腹に、非常に陰鬱でグロテスクな要素が多く、大人向けの漫画となっています。2017年7月にテレビアニメが放送され、その後劇場版やアニメ第2期が放送されるなど人気が非常に高い作品です。
メイドインアビスのあらすじ
物語の舞台は、「アビス」と呼ばれる巨大な穴が中央にある島です。この島では、アビスの調査を行う「探窟家」と呼ばれる人達がアビスの周囲に街を作り暮らしていました。主人公のリコは、その街の孤児院で探窟家見習いとして活動する明るく元気な少女です。ある日、リコは探窟の途中で少年の姿をしたロボット・レグと出会います。2人はその後、リコの母親で伝説の探窟家・ライザの行方を探す為にアビスの中へと旅立っていきます。
【メイドインアビス】タマウガチの攻撃力や危険度
『メイドインアビス』には、探窟家達を脅かす危険な原生生物が多数登場します。タマウガチもそんな原生生物の1つで、リコとレグは逃げる為に激しい戦闘を繰り広げました。まずは、タマウガチの攻撃力や危険度について紹介していきます。
タマウガチの猛毒
タマウガチは、全身が真っ白な体毛に覆われた巨大な獣のような姿をしています。この体毛は全て鋭いトゲとなっていて、トゲに猛毒があるのが特徴です。トゲが刺さると、刺さった部分から徐々に体を壊死させていき、毒が心臓まで達すると死亡します。致死毒を全身に持つタマウガチは、探窟家達にとって非常に恐ろしい生物なのです。
タマウガチの攻撃力や強さ
タマウガチは、人間よりも大柄です。しかし、人間よりも遥かに俊敏で、足元が水場であってもそのスピードは衰えません。タマウガチと戦闘を繰り広げたレグも、あまりの俊敏さに押され、攻撃する隙を与えられませんでした。また、猛毒のトゲを逆立てて相手に突進してくる為、生身の人間では太刀打ちできない程の強さを持っています。
タマウガチには未来予知の能力がある?
タマウガチの最も恐ろしいところは、場の流れを読み、未来予知ができるところです。致死毒を全身に持ち、足場が悪くても俊敏に動くことができるというだけでも十分な強さを持っているタマウガチですが、なんと相手の行動を先読みする能力も持っています。毒が効かないレグは、戦闘に有利さとされていましたが、この未来予知のせいでタマウガチに行動を読まれてしまい、攻撃を上手く当てることができませんでした。
タマウガチの危険度
猛毒のトゲと未来予知能力、さらに俊敏に動き回る身体能力を持つタマウガチは、多くの探窟家達を死に追いやってきた非常に危険な原生生物です。それを裏付けるように、作中に登場する危険度指数を星で評した表によると、8段階ある内に星5のランクにいます。説明にも、危険度は「理不尽」と書かれていることから、その強さと危険性が判ります。
タマウガチの縄張りは深界四層の「剣山カズラ」
タマウガチが生息しているのは、深度7000mから12000m地点にある深界四層「巨人の盃」です。湿度が高く、ダイラカズラという巨大な盃のような形をした植物が足場となっているのが特徴です。その中でも、「剣山カズラ」と呼ばれる場所がタマウガチの縄張りとなっています。先に行けば行くほど足場が狭くなっていて、逃げ場を失ってタマウガチの毒にやられる探窟家が多い危険な場所です。
【メイドインアビス】タマウガチの登場シーンは何話?弱点も解説
『メイドインアビス』でリコが初めて瀕死の傷を負ったことで、読者に強い印象を与えたのがタマウガチです。そんなタマウガチは、漫画やアニメの何話に登場したのでしょうか。ここからは、『メイドインアビス』漫画やアニメでタマウガチが登場したシーンや弱点、レグとの戦闘結果について紹介します。
タマウガチの登場シーンは何話?
タマウガチが『メイドインアビス』の漫画に登場したのは、単行本3巻の19話です。アニメ版では第1期の10話となります。深界四層にある「剣山カズラ」に足を踏み入れてすぐにタマウガチと遭遇し戦闘となりました。
タマウガチの弱点はある?
タマウガチは、力場の流れを顔の部分にあるボウリングのボールのような器官で感じ取って先読みをしています。その為、この器官がタマウガチの弱点であり、抑え込んでしまえば未来予知ができなくなり、有利に戦うことができます。しかし、全身を猛毒のトゲで覆い、俊敏な動きをするタマウガチに近づくことは至難の業とされています。
タマウガチと戦闘し倒したのはレグ?
機械の体を持つレグは、アビスに入ってから多くの危険な原生生物からリコを守りながら戦闘を繰り返してきました。タマウガチに襲われた際も、毒の効かない体を活かして、積極的に攻めます。しかし、未来予知ができるタマウガチに行動を読まれて攻撃はなかなか当たりませんでした。
そこでレグは、タマウガチの未来予知を逆手にとって接近戦に持ち込むと、弱点である顔の器官を掴むことに成功します。レグは、至近距離から必殺技「火葬砲(インシネレーター)」を放ち、その威力に驚いたタマウガチは戦闘意欲をなくし逃げていきました。
【メイドインアビス】タマウガチの毒に侵されたリコ
タマウガチを追い払うことに成功したレグでしたが、その戦闘中にリコは左手にタマウガチのトゲを受けてしまいます。致死毒であるタマウガチの毒を受けてしまったリコは、その後どうなったのでしょうか。ここからは、『メイドインアビス』の作中でリコがタマウガチの毒に侵されて回復するまでの経緯を紹介します。
解説①リコがタマウガチに襲われて負傷
深界四層まで下りてきたリコとレグは、そこでタマウガチに遭遇します。タマウガチは、これまでに100人以上の探窟家達を毒で死なせてきた危険な原生生物だとリコは説明し、その恐ろしさはよく知っていました。しかし、レグがタマウガチと戦闘している途中、タマウガチの放った毒のトゲがリコの左手に突き刺さってしまいます。レグは急いでリコの手から毒のトゲを抜き取りましたが、リコの左手は毒に侵されていき、みるみるうちに腫れあがっていきました。
解説②リコに上昇負荷の呪いがかかる
戦闘の末、レグはタマウガチを追い払うことに成功します。そして、毒を受けて動けなくなったリコを安全な場所へ運ぶ為、レグはやむを得ず上へと逃げることを選択しました。安全な場所までやってきたリコとレグですが、リコは深界四層の上昇負荷の呪いを受けて全身に激痛を受け、体中の穴から流血してしまいます。タマウガチの毒と上昇負荷の呪いを同時に受け、リコは瀕死となりました。
解説③レグに左腕の切断を頼むリコ
上昇負荷の呪いで体中に激痛が走るリコですが、レグにタマウガチの毒に侵された左腕の応急処置を指示します。アビスの底を目指すことを諦めていないリコはここで死ぬつもりはなく、左腕を犠牲にしてでも生き延びようとしていました。そこで、タマウガチの毒が心臓に達する前に、左腕を切断してほしいとレグに頼みます。上手く切断できるように、骨を折ることも頼み、非常に痛々しいシーンとなっています。『メイドインアビス』の作中で、最初のトラウマシーンとしても有名です。
解説④リコはその後回復した?
リコは毒と上昇負荷の呪いに体を侵され、遂に息が止まってしまいます。パニックとなるレグでしたが、そこへ深界四層に住む成れ果て・ナナチが現れます。ナナチは、レグに人工呼吸でリコの息を吹きかえるように指示し、自分の住処にリコとレグを連れて行きました。息を吹き返したリコを助ける為、ナナチはリコの左腕に「水キノコ」という寄生型の植物を植え付け、解毒の薬を投与します。
ナナチの適切な処置のおかげで、左腕は親指以外がマヒしているという後遺症を残しながらもなんとか復活し、以降はナナチの作った補助器具を付けて冒険を続けることになります。
【メイドインアビス】タマウガチに対する世間での評判や人気
『メイドインアビス』に登場する原生生物は、ほとんどが地上に住む動物とは性質が全く違い、謎が多いです。その中でも、タマウガチはリコが初めて瀕死の傷を与えた原生生物で、その獰猛さや強さから多くの漫画読者とアニメ視聴者にトラウマを与えました。このタマウガチ戦で、『メイドインアビス』がダークファンタジーであると思い知らされたファンは非常に多いようです。
タマウガチとの戦闘からリコの左腕を治療するまでのエピソードは、『メイドインアビス』屈指のトラウマシーン満載で読者から恐れられています。リコが悲惨な目に遭うこのエピソードを見るのが辛い人や泣きながら見る人が続出していました。
タマウガチの見た目は、大きな獣のようで気に入っている読者は非常に多いです。しかし、致死毒を持つ点など恐ろしい一面がある為、恐怖の対象としても見られていることが判りました。特にタマウガチとの戦闘後、リコが悲惨な目に遭うシーンに強いトラウマを受けたファンも多いようです。
【メイドインアビス】タマウガチは危険な原生生物だった
『メイドインアビス』に登場するタマウガチは、深界四層を住処とする危険な原生生物であることが判りました。読者の間では、このタマウガチ戦からリコが復活するまでの経緯が『メイドインアビス』最初の鬱展開でトラウマシーンだらけだとして有名です。アビスの中には、タマウガチのような強さを持つ原生生物がたくさん生息しているとされています。リコ達はこの先、どんな原生生物に出会うことになるのでしょうか。今後の展開に期待しましょう。
この記事のライター
ルキナ
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