【メイドインアビス】ナナチとミーティの関係を調査!過去や成れ果てとは?
『メイドインアビス』に登場するナナチとミーティの関係について調査しました。リコとレグがアビスの深界4層で出会った成れ果てが、ナナチとミーティです。本記事では、ナナチとミーティの正体や成れ果てになった過去、2人の関係について解説します。
目次
ナナチとミーティの正体とは?
原生生物との戦いで瀕死の傷を負ったリコを助ける為、レグが頼った人物がナナチとミーティです。2人は、深界4層の一角で隠れるように暮らしていました。2人の正体や過去について紹介する前に、まずはナナチとミーティの基本プロフィールと『メイドインアビス』の概要やあらすじをおさらいしておきましょう。
ナナチのプロフィール
- 名前:ナナチ
- 年齢:不明
- 性別:不明
- 特技:読み書き、治療
『メイドインアビス』に登場するナナチは、うさぎのような長い耳と柔らかな毛で覆われた体を持つキャラクターです。自分のことを「オイラ」と呼び、口調は少し荒いですが、性別は不明となっています。深界4層でリコとレグと出会い、そのまま2人の旅に同行することになりました。「力場」と呼ばれるアビスに充満する不思議な力を見ることができ、豊富な知識で冒険のサポートをしています。
ミーティのプロフィール
- 名前:ミーティ
- 年齢:不明
- 性別:女性
- 特技:不明
『メイドインアビス』に登場するミーティは、ピンク色の毛で覆われ、片目の潰れたぬいぐるみのような姿をしているキャラクターです。下半身は全く動かせない為、自立できず、なんとか動かせる両腕を使って這うようにして移動します。深界4層でナナチに匿われる形でひっそりと生活しており、意識不明で運び込まれたリコに懐いていました。
メイドインアビスの概要
ナナチとミーティが登場する『メイドインアビス』は、『WEBコミックガンマ』にて連載されているファンタジー漫画です。12歳の少女・リコが、ロボットの少年・レグと共に不思議な大穴「アビス」の中を旅するというストーリーで、画風はポップ調ですが、内容は非常にダークなものとなっています。グロテスクなシーンも多く、多くの読者にトラウマを与えている作品です。2017年7月よりテレビアニメが放送され、その後、映画化やゲーム化などもされて海外からも人気を集めています。
メイドインアビスのあらすじ
『メイドインアビス』の舞台は、中央に不思議な大穴「アビス」がある島です。この島の孤児院で探窟家を目指して日夜努力する少女・リコは、ある日探窟の訓練中に不思議な人型ロボットと出会います。記憶をなくしていたロボットに、「レグ」と名前をつけたリコは、アビスに行ったまま10年以上帰ってこない母親を探す為にレグと共にアビスの底を目指すことにします。
ナナチとミーティの関係や過去
ナナチとミーティは、アビスの深界4層で隠れるようにひっそりと生活していました。身を寄せ合うようにして生きてきたナナチとミーティはどのような関係なのでしょうか。ここからは、ナナチとミーティの関係や正体、成れ果てとなってしまった過去について紹介します。
ナナチとミーティは親友
ナナチとミーティの正体はどちらも孤児であり、白笛の探窟家・ボンドルドに連れてこられた子供同士でした。物静かで博識なナナチと天真爛漫で笑顔の絶えないミーティは、性格は正反対でしたが、気の合う友達となります。探窟家になるという共通の目標を持ち、互いに努力し合う内に2人は親友となり、自由時間を一緒に過ごす関係になりました。
ナナチとミーティの出会い
ボンドルドに連れてこられたばかりの頃、ナナチは無口で誰とも話そうとしていませんでした。そんなナナチに明るく声をかけたのがミーティです。2人は次第に打ち解けていき、一緒に過ごすようになります。ナナチはミーティから元気をもらい、ミーティはナナチからたくさんの知識をもらって親友となったのでした。
ナナチとミーティはボンドルドの実験体にされる
ナナチ達をアビスに連れてきたボンドルドの正体は、白笛の探窟家です。ボンドルドがナナチやミーティをはじめとする子供達を集めていた理由は、アビスの上昇負荷を克服する為の実験体にする為でした。
ボンドルドに呼ばれた子供が帰ってこないことに気づいていたナナチは、ある日ミーティがボンドルドに呼ばれたことを知り、後を追います。2人が親友関係であることを知っていたボンドルドは、別々のカプセルに2人を入れて上昇負荷の呪いを一方に押し付けることができるかという実験体にしてしまうのでした。
ナナチとミーティは成れ果てになった?
ボンドルドの実験体にされたナナチとミーティは、エレベーターのようなカプセルに入れられ、深界4層から6層まで急降下します。その後、急激に引き上げられたことで上昇負荷の呪いを受けて体は人間性を失い、やがて成れ果てと呼ばれる姿へと変化しました。2人の実験は、ナナチが呪いを押し付ける側、ミーティが2人分の呪いを押し付けられる側にした時にどのようなことが起きるかという実験でした。
呪いを押し付けられたミーティは、体の変化と共に激しい苦痛を味わうことになり、ナナチに「殺して」と懇願します。ナナチは体が成れ果ての姿に変化するだけに留まりましたが、ミーティは姿も意識も人間性を失った成れ果てとなってしまいました。
ナナチはミーティとともに逃げ出した?
ナナチとミーティの実験後、ボンドルドは実験の成功例としてナナチを特別扱いし、様々な実験の手伝いをさせるようになりました。ナナチがミーティの行方を聞くと、ボンドルドはミーティが生きていることを明かします。そして、ミーティが実験の結果、何をしても死亡することのない不死の体を手に入れたことを包み隠さずナナチに伝えました。
ミーティが死亡しないことを利用して、体や臓器の一部を破壊してどのように再生するのかという非人道的な実験を行うボンドルドに、ナナチは嫌悪感を覚えます。そして何より、親友であるミーティを苦しみから救ってあげたいという思いから、ナナチはミーティを連れてボンドルドの下から逃亡しました。その後は、深界4層の一角に隠れ家を作り、2人は身を寄せ合って暮らすようになります。
ナナチとミーティの別れや死亡シーンを解説
ボンドルドの実験体となり、成れ果てになってしまった過去を持つナナチは、ミーティの「殺して」という最後の願いを叶える為に生きてきました。ナナチは、リコとレグに偶然出会ったことで、ミーティの願いを叶える可能性を見出すことになります。ここからは、ナナチとミーティの別れのシーンやミーティの死亡シーンについて解説します。
ナナチはミーティを死なせる方法を探していた
ミーティは、ボンドルドの実験で成れ果てとなりましたが、同時に祝福も受けていました。ミーティが受けた祝福は、何をされても死亡することのない不死能力です。上昇負荷の苦痛から逃れたい一心で叫んだ「殺して」という願いは、逆に死ねない体となっていました。ナナチは、ミーティを匿いながら、彼女の願いを叶える為の方法を探ることになります。
ナナチとリコたちの出会い
ナナチがリコたちと出会ったのは、深界4層にある「剣山カズラ」という場所です。深界4層に降りてきたばかりのリコとレグは、そこで原生生物であるタマウガチと遭遇しリコが瀕死の傷を負います。リコを助けようと慌てるレグに、的確な処置法を教えたのがナナチでした。ナナチはリコとレグを自分の住処に案内し、回復の手助けをします。
ナナチの願いを聞きミーティに火葬砲を放つレグ
リコの治療中に、ナナチはレグが持つ「火葬砲(インシネレーター)」の存在を知ります。原生生物を一瞬で吹き飛ばす程の凄まじい威力を持つ火葬砲を見たナナチは、レグに自分達の正体や過去を全て打ち明けます。そして、ミーティの最後の願いを叶える為に火葬砲でミーティを殺してほしいと頼みました。
レグは戸惑いながらもナナチの頼みを聞き入れ、ミーティを不死の呪いから解放する為に火葬砲を放ちます。ミーティの体が消滅したことを確認すると、ナナチは彼女の願いを叶えた達成感と共に大事な親友が死亡した悲しみから大粒の涙を流すのでした。
ナナチとミーティが第6層で再会?
深界4層で死亡したミーティですが、深界6層にある成れ果て村でナナチはミーティと再会します。成れ果て村にいたミーティは、ベラフという成れ果ての持ち物となっていました。実はベラフが所持していたミーティは、成れ果て村に対価を払って作ってもらった複製であり、ミーティ本人ではありません。
ボンドルドは、過去に自分の実験体を持って成れ果て村を訪れていました。それは、まだナナチがミーティを連れて逃亡する前の出来事で、ミーティはボンドルドによって成れ果て村に連れてこられていたのです。不死能力を持つミーティを見たベラフは、彼女を気に入り譲ってほしいと頼みますがボンドルドに断られた為、複製を作ってもらったのでした。
ナナチとミーティの声優
『メイドインアビス』に登場するナナチとミーティは、親友関係にある成れ果て同士です。強制的にアビスの呪いを受けるという壮絶な過去を持つ2人の声を演じたのは、誰なのでしょうか。ここからは、『メイドインアビス』のアニメ版でナナチとミーティの声を演じた声優について紹介していきます。
ナナチの声優は「井澤詩織」
『メイドインアビス』のアニメ版で、ナナチの声を演じた声優は、井澤詩織さんです。井澤詩織さんは、元気な少女役やマスコット役を演じることが多い女性声優です。博識で大人っぽい雰囲気と素直な子供っぽさを併せ持つナナチの声を、落ち着いた感じで演じています。
井澤詩織のプロフィール
- 名前:井澤 詩織(いざわ しおり)
- 生年月日:1987年2月1日
- 血液型:O型
- 職業:声優
- 所属事務所:ボイスキット
井澤詩織さんは、中学生の頃からアニメに興味を持ち始め、高校で放送部に入部したことがきっかけで声優という職業に興味を持ったそうです。高校卒業後は、専門学校で演技の勉強をはじめ、アニメ声優としてデビューしました。『メイドインアビス』で親友関係にあるナナチとミーティと同様に、ミーティ役の喜多村英梨さんとは公私共に非常に仲が良いです。
井澤詩織の主な出演作品
- 『学戦都市アスタリスク』沙々宮紗夜
- 『セイレン』桧山水羽
- 『ソードアート・オンライン』アルゴ
- 『チェンソーマン』ポチタ
井澤詩織さんの声は、高めで可愛らしいのが特徴です。その為、幼い見た目の少女役や動物役を多く演じていて、男女ともに「しーちゃん」の愛称で呼ばれて人気があります。子供向けのアニメにも多く出演していて、演技の幅が広い声優として認知されています。
ミーティの声優は「喜多村英梨」
『メイドインアビス』のアニメ版で、ミーティの声を演じた声優は、喜多村英梨さんです。喜多村英梨さんは、気の強い女性役や幼女役を多く演じている女性声優です。成れ果てとなってしまってから、喋ることができず、鳴き声だけで感情を表現するという難しい演技をしていました。
喜多村英梨のプロフィール
- 名前:喜多村 英梨(きたむら えり)
- 生年月日:1987年8月16日
- 血液型:A型
- 職業:声優、歌手
- 所属事務所:フリー
喜多村英梨さんは、アニメ好きな母親の影響で幼少期よりアニメをよく見ていて声優や漫画家などの職業に憧れていたそうです。小学生の頃には、声優になりたいという希望から、劇団に入ってドラマなどに出演する子役として活動していました。アニメ声優としてデビューした後、高い歌唱力が評価され、歌手としても活動しています。
喜多村英梨の主な出演作品
- 『BLOOD+』音無小夜
- 『魔法少女まどか☆マギカ』美樹さやか
- 『僕のヒーローアカデミア』芦戸三奈
- 『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』セリカ=アルフォネア
喜多村英梨さんは、高めであるにもかかわらず、非常に聴き取りやすくて印象に残る声が特徴的です。テンション高めの明るい少女役からクールで大人っぽい役まで幅広い演技が魅力となっています。ツンデレな女性役を演じることも多く、特に男性ファンが多いようです。
ナナチとミーティに対する世間での評判や人気
『メイドインアビス』のアニメ版は、第1期の最終話でナナチとミーティの別れが描かれました。この回では、アビスの呪いの正体や不死の成れ果てとなったミーティの死亡シーンなど見所が多く、放送前からファンの間で涙必須と話題になっていました。
ナナチは、深界4層で本物のミーティ、そして深界6層で複製のミーティを失います。どちらも大事な親友であり宝物を失うシーンであり、号泣するナナチを見て涙を流すファンが続出しました。特にアニメ版では、ナナチ役の井澤詩織さんの演技力が素晴らしく、名シーンとされています。
ナナチとミーティの関係は親友であり、唯一無二の宝物としてお互いに思い合っています。読者の多くは、仮にナナチの性別が男性だったとしても、2人の関係を恋愛ではなく親友と設定したことに強い感心を寄せていました。
ナナチとミーティは親友だった
『メイドインアビス』に登場するナナチとミーティは、親友関係で壮絶な過去を持つ成れ果てでした。ボンドルドの実験体にされ、強制的に成れ果てとなってしまった2人ですが、親友としての絆は深く、ミーティの死亡シーンは作中屈指の名シーンとなっています。『メイドインアビス』を読み返す際は、是非ナナチとミーティの関係についても注目してみてください。
この記事のライター
ルキナ
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