【けいおん】登場キャラのプロフィールまとめ！人気なのは？声優も紹介

終了から長い時間を経た現在でも高い人気を誇る『けいおん!』の一番の魅力といえば、やはり登場するキャラクターたちでしょう。かわいらしさはもちろんのこと、それぞれの個性やお互いの関係性なども、幅広い層の熱狂を生む要因となりました。そうしたキャラたちの身長・体重など詳しい情報が気になるところですが、まずは作品の基礎情報についておさらいしておきましょう。

魅力的なキャラが多数登場する『けいおん!』の作者は、漫画家の「かきふらい」です。京都府出身の男性であること以外、プロフィールはほとんど明かされていません。同人作家として活動をスタートさせ、初期はTSF関連サイトで作品を発表していました。その後サークル「海の幸定食」での二次創作活動を経て、2007年から『けいおん!』の連載を開始しています。また2018年には、同作から派生した『けいおん! Shuffle』を「まんがタイムきらら」に発表し、現在も連載中です。

『けいおん!』は、2007年4月から2010年9月まで芳文社の『まんがタイムきらら』で連載された漫画です。その後同誌（2011年5月号から2012年7月号）及び『まんがタイムきららキャラット』（2011年6月号から2012年8月号）において、毎月2誌の同時連載という形で再開されました。音楽をテーマにした作品ながら、バンド活動よりは女子高生のゆるい日常を描く点が特徴です。2度のテレビアニメを通じて爆発的な人気を獲得し、劇場版も作られています。

キャラの魅力が多くのファンを惹きつける『けいおん!』は、女子高の軽音部を舞台とする物語です。部員ゼロの私立桜が丘女子高等学校軽音部は廃部間近でしたが、新入生の律が幼馴染の澪を誘って入部、さらに間違えて現れた紬と音楽未経験者の唯が加わり、何とか再出発にこぎつけます。4人（後に梓が加わり5人に）はバンドとしてたまに練習に励みつつ、大抵はお茶を飲んでしゃべるというゆるい部活動を展開し、お互い絆を深めていく…というストーリーになっています。

絶大な人気を誇る『けいおん!』の魅力的なキャラたちですが、それぞれ詳細なプロフィールが設定されており、誕生日や血液型などの情報も公開されています（主にアニメ版における設定です）。ファンならずともそれらが気になるところですが、ここでは身長・体重含めた主要キャラのプロフィールについて見ていきましょう。

まずは『けいおん!』の主人公である平沢唯のプロフィールから見ていきましょう。「放課後ティータイム」のリードギター＆メインボーカルで、のんびり屋でドジっ子な面が人気の唯の誕生日は、11月27日（射手座）です。身長は156㎝、体重は50kg、血液型はO型となっています。背の高さは、主要キャラ5人の中では真ん中に位置します。ちなみに作中では、いくら食べても太らないと本人が語っています。

続いてプロフィールを紹介するキャラは、秋山澪です。「放課後ティータイム」ではベースとボーカル、作詞を担当しており、利き手は左になります。『けいおん!』キャラの中でも高い人気を誇る彼女の誕生日は1月15日（山羊座）で、身長は160㎝、体重は54kgになります。主要キャラ5人中最も背が高く、それに伴い体重も重くなっています。ちなみに前述の唯の「太らない体質」発言については、紬とともに強い不満を表明しています。

『けいおん!』主要キャラのプロフィール紹介、3人目はドラム＆サブコーラス担当の田井中律です。軽音部復活の発起人であり、1年時から部長を務める人物でもあります。ボーイッシュで社交的な性格が人気の律は、8月21日生まれの獅子座で、身長154㎝、体重48kgとなっています。血液型はB型です。「放課後ティータイム」の中では梓に次いで身長が低く、体重も少なくなっています。

『けいおん!』キャラのプロフィール紹介、4人目は金髪のような明るい色の髪と半円形の眉毛が特徴の琴吹紬です。バンドではキーボードとサブボーカルを担当しており、作曲もこなします。「眉が実はたくあんだった」というネタでも人気の紬の誕生日は7月2日（蟹座）で、身長157㎝、体重は53kgになります。ちなみに実家はかなりの富豪で、5人が口にしているお茶やお菓子、茶器はすべて紬が用意した高級品です。

『けいおん!』キャラのプロフィール紹介、続いては中野梓です。梓は唯たちの一学年下で、「放課後ティータイム」には後から加入しました。担当はリズムギターとサブコーラスになります。本作で屈指の人気を誇る彼女の誕生日は11月11日（蠍座）で、身長150㎝、体重46kg、血液型はAB型となっています。5人のうち最も小柄な体格をしており、手も小さいことからネックの細いムスタングを選んだ、と楽器選びの理由について本人が語っています。

続いてプロフィールを紹介する『けいおん!』キャラは、山中さわ子です。「さわちゃん先生」の愛称で呼ばれる吹奏楽部顧問で、軽音部の顧問も兼任しています。彼女の誕生日は1月31日（水瓶座）で、身長は165㎝、体重は56kgになります。肥満や低体重などの判定に用いるBMIは20.56と、いたって健康的な数値です。

7人目に紹介する『けいおん!』キャラのプロフィールは、平沢憂（うい）です。憂は唯の妹で、姉とは真逆のしっかり者のキャラとなっています。唯たちが卒業した後は軽音部に入部し、ギター担当となりました。彼女もまた人気の高いキャラですが、誕生日は2月22日（魚座）、身長は154㎝、体重40kgと設定されています。BMIは21.08と、やはり健康的な数値です。

『けいおん!』主要キャラのプロフィール紹介、最後は真鍋和（のどか）です。唯とは幼稚園の頃から一緒という関係ですが、生徒会長を務め学業も優秀など、唯とはあらゆる点で対照的なキャラ付けが施されています。そんな彼女の誕生日は12月26日（山羊座）で、身長158㎝、体重は52kgになります。BMI20.82と、こちらも理想的といって良い数値が出ています。

『けいおん!』は比較的小さな世界で描かれる作品ですが、上のメンバーのほかにも魅力的なサブキャラが多数登場して物語を彩ります。ここからは、そうした脇の人気キャラたちのプロフィールについて紹介していきましょう。

曽我部恵は、『けいおん!』作中では唯たちが2年生時の生徒会長として登場する人物です。和ら周囲の人間からは、聡明で浮ついたところのないキャラとして認識されていましたが、実は澪の大ファンで軽音部の内情に詳しいという意外な一面が作中で明かされました。身長・体重などの情報は不明ですが、高校卒業後はN女子大学に進学しています。

堀込先生は、桜が丘高校で古文を担当する男性教師です。さわ子の在学中から同職に就いており、彼女が3年生時のクラス担任でした。『映画けいおん!』では、「放課後ティータイム」が教室で無許可ライブしているのに気づき一時は止めようとするものの、さわ子らの姿と重ね合わせて結局黙認するという姿が描かれています。

『けいおん!』は親世代が登場する機会が非常に少ないのが特徴で、この点は主人公の家庭についても例外ではありません。しかし、『映画けいおん!』では唯の両親が1シーンながらしっかり登場しました。唯の父は、身長・体重などは不明ながら、眼鏡をかけていて仕事で家を空けがちなことだけはわかっています。

唯の母も、父同様『けいおん!』作中ではほとんど顔を見せません。ふだんから父と共に家を空けがちで、クリスマスや年末も両親だけで旅行に行くなど、作中では夫婦仲の良さが強調されています。『映画けいおん!』で母の顔もようやく明かされましたが、唯と憂にそっくりなものの、髪の長さは娘らより長くなっています。

『けいおん!』の人気キャラ紹介、続いては律の弟・田井中聡です。こちらは原作には未登場の、アニメオリジナルキャラクターになります。中学生で、姉の律によると反抗期を迎えており、軽音部が全員で家を訪れた際はなぜかトイレに隠れました。映画版にも顔を見せていますが、このシーンは彼のキャラを気に入っていた律役の声優・佐藤聡美へのプレゼントだったとのことです。

『けいおん』その他の人気キャラ紹介、こちらもアニメオリジナルの「川上さん」です。アニメ第1期の番外編2「ライブハウス!」で初めて登場し、その後も2期や映画版で顔を見せました。さわ子と同級生の元軽音部員で、劇中の現在ではライブハウスのマネージャーを務めています。フルネームや身長・体重などの情報は、やはり未公開となっています。

続いて紹介するのも、『けいおん!』アニメシリーズオリジナルキャラである河口紀美（のりみ）です。桜が丘高校軽音部OGで、さわ子とともに「DEATH DEVIL」メンバーとして活動していました。担当はサイドギターとコーラスで、「クリスティーナ」という愛称を持ちます。金髪ショートカットのボーイッシュな見た目にたがわぬ、姉御肌なキャラとなっています。

『けいおん!』キャラのプロフィール紹介、最後はやはりアニメオリジナルキャラの一文字とみです。平沢家のお隣に住むおばあちゃんで、温和な性格が魅力となっています。唯や憂のことは、小さい頃から孫のようにかわいがってきました。時々おすそ分けを頂くなど日頃からお世話になっており、そのことについて唯は深い恩義を感じています。

ここまで『けいおん!』に登場するキャラの身長・体重などプロフィールを紹介してきましたが、これらの人気キャラの中でも、特に大勢から支持を集めるキャラが何人かいます。ここからは、『けいおん!』作中でも指折りの人気を誇るキャラをランキング形式で発表し、その魅力についても併せて紹介していきます。

『けいおん!』の人気キャラランキング、第3位は秋山澪です。澪は前述のように、バンド内でベースとボーカル、作詞を主に担当しています。高身長で男っぽい口調でしゃべるものの、実際は人見知りで人前に出るのも苦手といういたって大人しい性格で、さらに寂しがり屋で怖がりという一面もあります。そのギャップが多方面から魅力としてとらえられており、本作屈指の人気を得ています。

また、黒髪のストレートロングヘアでお姫様カット、整った容姿という点でも目立っており、作品内でも彼女のファンクラブが作られるほど注目を浴びています。ちなみに作中で彼女が人気を得たきっかけは、1年生時の文化祭ライブでつまづいて転び、観客にパンツをさらしてしまったことにあります。

『けいおん!』の人気キャラトップ3、第2位に入ったのは平沢唯です。唯は本作の主人公であり、バンド内ではギターとメインボーカル、一部の曲で作詞も担当しています。ほんわかした雰囲気が特徴ののんびり屋で、典型的な天然ドジっ子気質が大きな魅力のキャラです。しかし、時に激しいこだわりや集中力を見せることもあり、天才肌の一面も持ちます。

事実、彼女は軽音部に入部するまで幼稚園のカスタネット程度の楽器スキルしか持たなかったのが、ギターを始めて以降短期間で演奏や歌唱をマスターしました。さらに作中では絶対音感を持つことも判明しており、ポテンシャルの底知れなさをうかがわせます。そのほか、子供のような無邪気な表情や行動も、魅力ポイントの1つとなっています。

『けいおん!』キャラ人気第1位に輝いたのは、中野梓です。梓は唯、律、澪、紬の後輩で、バンド内ではリズムギターとサブコーラスを担当しています。前述のように身長150cm、体重46kgと小柄な体格で、全体的に小動物っぽい雰囲気を持つキャラとなっています。それに加え黒髪のツインテールという容姿が多くのファンの心を捉え、唯との関係性もあって、途中参加ながら同作で一番の人気を誇るキャラとなりました。

また、真面目で一本気でありながら、いつも唯たちのペースに巻き込まれてしまう苦労人的な気質も魅力です。後輩ながら軽音部で一番のしっかり者で、作中では先輩4人に対するツッコミ役としての立場も確立しています。唯からは「あずにゃん」の愛称で呼ばれており、本人はこれをあまり気に入っていないものの、ファンの間にも広く浸透して親しまれています。

『けいおん!』登場キャラの身長・体重などのプロフィールや人気トップ3について紹介した後は、声優についての話題に焦点を移しましょう。『けいおん!』はテレビアニメを通じて大きな人気を獲得しましたが、その魅力の大部分を担ったのが、担当声優たちの熱演です。ここからは、『けいおん!』の主なキャラを演じた声優について紹介していきます。

『けいおん!』キャラの声優紹介、1人目は平沢唯を演じる豊崎愛生（あき）です。豊崎氏は徳島県出身の女性で、声優のほかに女優、歌手としても活動しています。声優デビューは2006年で、翌年にはテレビアニメ初レギュラー＆初主演も果たしました。主な代表作は、『けいおん!』のほか『ゆるキャン△』（犬山あおい）、『めだかボックス』（黒神めだか）、『メイドインアビス』（マルルク）などとなっています。

続いて紹介する『けいおん!』の声優は、秋山澪を演じる日笠陽子です。日笠氏は神奈川県出身の女性声優で、歌手として音楽活動も行っています。2007年に『スケッチブック 〜full color's〜』の根岸みなも役でデビューしました。流行語「てへぺろ」の考案者としても知られます。『けいおん!』以外の主な代表作には、『ダンガンロンパ』（霧切響子）、『キングダム』（羌瘣）、『呪術廻戦』（庵歌姫）などがあります。

『けいおん!』キャラの声優紹介、3人目は田井中律役の佐藤聡美です。佐藤氏は宮城県出身の女性声優・歌手で、2007年にデビューしました。本作ではボーイッシュな律を演じているものの、全体的にはおとなしめのキャラを演じることが多くなっています。主な出演作品には、『氷菓』（千反田える）、『魔法科高校の劣等生』（柴田美月）、『ご注文はうさぎですか？』（宇治松千夜）などがあります。

続いての『けいおん!』キャラ声優は、琴吹紬を演じる寿美菜子です。寿氏は兵庫県出身で、10代の始めからCMなどに出演していましたが、その後声優としての活動を本格化させました。歌唱力も高く、声優ユニット「スフィア」などの活動も知られています。ほかの代表作には、『TIGER＆BUNNY』（カリーナ・ライル/ブルー・ローズ）、『ドキドキ!プリキュア』（菱川六花/キュアダイヤモンド）、『響け!ユーフォニアム』（田中あすか）などがあります。

5人目に紹介する『けいおん!』キャラ声優は、中野梓役の竹達彩奈です。竹達氏は埼玉県出身の女性声優・歌手で、デビューは2007年になります。本作の出演声優で結成した「放課後ティータイム」のほか、2012年には歌手デビューを果たすなど、音楽活動も積極的に行っています。主な出演作品には、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』（高坂桐乃）、『ソードアート・オンライン』（リーファ / 桐ヶ谷直葉）、『五等分の花嫁』（中野二乃）などがあります。

『けいおん!』キャラ声優、6人目の紹介に移りましょう。山中さわ子役の真田アサミですが、彼女は長野県出身の声優・舞台女優になります。声優デビューは1998年で、これは『ヴァニラの秘密』というラジオ番組でした。翌年には『デ・ジ・キャラット』公開オーディションで大賞を受賞、タイトルロールを獲得しています。そのほかの主な出演作品には、『魔法少女リリカルなのは』シリーズ（ヴィータ）、『さよなら絶望先生』（常月まとい）などがあります。

『けいおん!』キャラ声優紹介、最後に紹介するのは平沢憂役の米澤円です。米澤氏は大阪府出身の女性声優で、2005年にデビューしました。2014年には歌手デビューも果たし、それについてYouTubeで報告しています。同じ年には山形県米沢市観光大使にも就任しました。『けいおん!』以外の主な出演作品には、『Fate/Grand Order』（オルガマリー・アニムスフィア）、『プリティーリズム・オーロラドリーム』（城之内セレナ）などがあります。

『けいおん!』キャラの身長・体重や声優紹介が終わった後は、世間の人気ぶりに目を移してみましょう。今なおあちこちで話題に上ることが多い『けいおん!』キャラたちは、一体世の中でどう受け止められているのでしょうか。それについてチェックしてみました。

こちらは『けいおん』という作品や「放課後ティータイム」が好きなので、どのキャラが好きかは「決められないし決めたくない」という意見です。『けいおん!』という作品は、個々のキャラ以上に全体のアンサンブルが最大の魅力なので、この意見はよくわかるところです。とは言えこの方も、「あえて言うならりっちゃん」と、推し自体はしっかり決まっているもようです。

こちらは『けいおん!』はゆる系アニメの傑作で萌えアニメの到達点であり、「キャラの魅力としての純粋の“可愛さ”」において他の追随を許さないとの意見です。この評価に異論を唱える人もいるかもしれませんが、こと「可愛さ」においては、少なくとも日本のアニメ史上最高峰の部類に入ることは間違いないと思われます。

一方こちらは、「なぜ『けいおん!』に人気があるのかわからない」「キャラ人気だけ」という意見です。『けいおん!』が話題になった当時、本作には「ストーリーも成長もない」という指摘が出て物議を醸したことがありました。これについては多数の反論が寄せられ、現在同様の意見に接することは少なくなっています。しかし、それにもまして注目すべきなのは、このツイート主ですらキャラの魅力は認めている点でしょう。その点に関して異論を唱える人は、この世にほとんどいないと言っていいのかもしれません。

『けいおん!』のキャラについて紹介してきました。身長や体重などのプロフィールから見えてくるのは、この作品のキャラ造形が、「現実感」を一番の基準としているということです。アニメキャラの中には非現実的なプロポーションを持つ者が珍しくありませんが、本作にそうしたキャラはほぼ登場しません。あくまで現実にいそうな女子高校生という設定ラインが守られています。

キャラたちの個性や関係性にしても、多分に理想化されているとはいえ、絶妙な現実感がキープされています。こうしたきめ細かい配慮が、『けいおん!』という作品を特別なものにしているのは間違いありません。もちろん、キャラに生命を吹き込んだ声優陣の好演も、その一因に挙げられるでしょう。愛すべきキャラたちの日常について興味が湧いた方は、ぜひ原作やアニメでその魅力を直接味わってみてください。