【けいおん】あずにゃん(中野梓)はツンデレキャラ？魅力や使用ギターの詳細も

『けいおん！』は2009年にアニメ化された作品で、深夜帯に放映されていたアニメでありながら社会現象になるほどの人気を確立しました。『けいおん！』に登場する中野梓は、妹のような可愛さが魅力の後輩キャラとして、現在でも根強い人気を誇るキャラクターです。まずは、中野梓や『けいおん！』の基本情報について簡単に振り返ってみましょう。

『けいおん！』に登場する中野梓は、入部直後は周囲から梓ちゃんと呼ばれていました。それがアニメ第1期の9話内で、軽音部の顧問を務めていた山中さわ子先生から猫耳バンドをプレゼントされたことで状況が変化します。猫耳をつけた梓のかわいい姿にテンションが上がり、律からは「にゃあと言ってほしい」と催促されました。断りきれなかった梓が「にゃあ」と言ったところ、唯に気に入られあずにゃんという愛称をつけられます。これ以降、ファンからもあずにゃんという愛称が定着することになりました。

『けいおん！』は2007年から2010年にかけて、まんがタイムきららで連載されていた4コマ漫画で、作者はかきふらい先生です。軽音楽部に所属する女子高生たちの日常生活を描いた作風が注目され、2009年と2010年にはアニメ化、2011年には劇場版アニメが公開されました。現在でも根強い人気を誇る作品でもあり、シリーズ累計発行部数は335万部を突破しています。

私立桜が丘高等学校軽音部は部員がゼロで廃部寸前でした。そこへ、唯、律、澪、紬の4人が入部することで廃部は免れ、ゼロからバンド活動を開始します。2年目には、新入生で楽器経験者のあずにゃんこと中野梓も加わることで、本格的な音楽活動を繰り広げていくことになりました。

『けいおん！』に登場するあずにゃんは、ツンデレでかわいい後輩キャラとして現在でも根強い人気を誇るキャラクターです。ここでは、あずにゃんのどのような点が魅力的なのか、作中で描かれていた内容を基に詳しくチェックしてみましょう。

『けいおん！』は、軽音部への入部を決めた律が部員集めを開始し、律や紬、唯が集まったことで廃部を免れました。2年生に進級したことで、新入生のあずにゃんこと中野梓が後輩として軽音部に入部しました。中学生の頃から本格的に音楽活動を行なっていたことで4人との温度差を感じつつも、根は素直な性格でもあるため素直になれない日々を送ることになります。この結果、ツンデレのようなキャラクター性が生まれ、高い人気を確立することになりました。

『けいおん！』に登場するあずにゃんは、大の甘いスイーツ好きです。入部直後、あずにゃんはまともに練習をしないでお茶会をする先輩達に怒ることもありましたが、唯からケーキを差し出されて喜ぶ素ぶりを見せたこともあります。これ以外にも、作中ではスイーツを餌付けされているようなシーンが多く見受けられるほどでした。

『けいおん！』の終盤では4人の先輩が卒業することで、部員が2年生だったあずにゃんのみになります。新入部員の勧誘に力を入れようとするとともに、少しだけ自分が部長になる姿を妄想しました。その姿が側から見てもわかるほどにまんざらでも無かったことから、この時のあずにゃんがかわいいとファンから好評です。

『けいおん！』のアニメ放映が開始されると、主要キャラクターが実際に使用していた楽器や使用機材が品薄になってしまうほどの人気を確立することになりました。ここでは、あずにゃんが使用していた楽器やエフェクターなどについて詳しくチェックしてみましょう。

『けいおん！』内であずにゃんが実際に使用していたモデルは、1964年にフェンダーから発表されたムスタングです。ムスタングは学生などをターゲットにした低価格のモデルで、ショートスケールと呼ばれる短いネックを持ったギターです。低音域に弱い反面、高音域ははっきりとした音域が表現できることから、じゃじゃ馬のような荒々しい音を奏でることができます。

『けいおん！』内であずにゃんが使用していたムスタングのMG69は、既に廃盤になってしまっていることから、現在では入手することが困難です。明確なこだわりさえ無ければ「Squier by Fender Paranormal Cyclone Laurel Fingerboard Pearloid Pickguard Candy Apple Red」のような、作中で使用されていたムスタングのような見た目を選ぶのも選択の一つです。ジャンルを問わない音色を奏ることもできるため、初心者でも扱いやすいモデルとして現在でも販売されています。

『けいおん！』の作中で、あずにゃんが実際に使用していたむったんをイメージしたモデルがクロサワ楽器から実際に販売されています。ギター本体に加え、実際にギターを所持するために必要になるソフトケースやシールド、レンチなどが付属しているモデルです。実際にあずにゃんが作中で使用していたムスタングを再現してるモデルであり、取扱説明書の表紙があずにゃん仕様になっていることから、ファンであれば手に入れておきたいモデルでもあります。

『けいおん！』内であずにゃんが使用していたアンプは「FenderJAPAN SD15CE」で、チューナーは「YAMAHA TD30M」ですが、2023年8月現在で廃盤になっていることが確認されています。これ以外にも、『けいおん！』公式が正式に公認している「AZUSA DRIVER K-AD1」も発売されていたことが確認できました。いずれも現時点での入手は難しいものの、ファンであれば一度はチェックしておきたい一品です。

普段はゆるやかな雰囲気が強い『けいおん！』ですが、時にはファンに感動を与えてくれるのが魅力の作品です。ここでは、あずにゃんが実際に軽音部に入部するに至った理由や、在籍中に発生した感動エピソードについて詳しくチェックしてみましょう。

入学直後のあずにゃんはジャズ研究部を見学していましたが、求めていた雰囲気と異なっていたため入部を決められずにいました。新入生歓迎会の当日、唯の妹でもある憂はあずにゃんを誘い、軽音部のライブを見に行くことにします。そこには、難しいフレーズを華麗に弾きこなす唯の姿がありました。軽音部の演奏に魅了されたあずにゃんは夢中でライブを楽しみ、軽音部への入部を決意します。

『けいおん！』の第2期最終回では、唯や澪、律や紬が卒業する時の様子も描かれています。卒業式の当日、ホームルームが終了するといつものように5人は音楽室に集合しました。大好きな先輩4人が卒業してしまうことで、唯一の後輩だったあずにゃん1人だけが軽音部に残されることになります。感情を抑えきれなくなったあずにゃんは、ついに卒業しないでほしいと泣き出してしまいました。そんなあずにゃんの気持ちに気付いていたのか、『天使にふれたよ！』の演奏を始めました。

歌詞の中では今までの思い出とあずにゃんに出会えたことへの感謝の気持ち、そして卒業は終わりではないということを表している曲です。この時のシーンは、多くの『けいおん！』ファンを感動させることになりました。

先輩4人の卒業後、あずにゃんが部長となった軽音部の様子も描かれています。憂と鈴木純も軽音部へ入部し、新たな後輩の斉藤菫と奥田直が加わった軽音部は、わかばガールズとして活動を開始しました。

現在でも高い人気を維持しているあずにゃんは、実際にアニメ『けいおん！』内であずにゃん役を演じていた声優の表現力も要因の1つとして挙げられます。ここでは、実際にアニメ『けいおん！』に登場するあずにゃんの声優の情報についてチェックしてみましょう。

アニメ『けいおん！』に登場するあずにゃんを演じているのは、声優の竹達彩奈さんです。竹達彩奈さんは2007年から活動している声優で、持ち前のかわいい声質からツンデレの妹や後輩キャラを演じることが多い傾向にあります。

ここで、『けいおん！』に登場するあずにゃんに対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

『けいおん！』第2期で描かれていたあずにゃんと先輩4人の文化祭での様子にグッときたファンの声も見受けられます。5人で過ごせる文化祭が最後ということもあり、間極まった先輩4人は号泣してしまいましたが、あずにゃんだけは全員を慰める優しさを見せていました。

『けいおん！』2期の終盤、最後に感情が溢れ出したあずにゃんの姿につられて泣いたファンの声も見受けられます。最後までいつも通り振る舞い続けていたあずにゃんでしたが、最終回の卒業式当日では我慢しきれず号泣してしまいした。このシーンは『けいおん！』シリーズの中でも屈指の名シーンとしてファンの間で知られています。

音楽雑誌のムスタング特集で、中野梓が注目されていることに感心するファンの声も見受けられます。当時『けいおん！』のアニメが放映されると、各キャラクターが使用する楽器も注目されていました。あずにゃんが使用するムスタングも品薄になるほど人気になり、当時の影響は現在の音楽界隈でも少なからず影響を残しています。

『けいおん！』に登場するあずにゃんは、普段はツンデレな後輩キャラでありながら根は先輩たちや軽音部のことが大好きであることがわかりました。アニメ放映から10年以上経過した現在でも『けいおん！』は根強い人気を誇る作品です。改めて作品を見返してみる際は、あずにゃんのツンデレ具合やギターのテクニックなどに改めて注目することで、今まで気づかなかった新たな発見が見つけられるでしょう。