【鬼滅の刃】煉獄瑠火は煉獄杏寿郎の母!名言や担当声優を調査
『鬼滅の刃』には魅力的な女性が多く登場しますが、その中でも「無限列車編」に登場し、読者の心を熱くしたのが煉獄瑠火(れんごく・るか)です。煉獄瑠火は炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の母ですが、彼女の魅力を追求しつつ『鬼滅の刃』の知識を深めましょう!
目次
【鬼滅の刃】煉獄瑠火とは
今は連載終了した『鬼滅の刃』ですが、その人気は留まるところを知らず、劇場版鬼滅の刃「無限列車編」は興行収入400億という大快挙を成し遂げた事はまだ記憶に新しいです。そんな無限列車編には、煉獄瑠火という一人の女性が描かれます。炎柱・煉獄杏寿郎の母であった彼女の活躍は回想シーンのみに留まるのですが、読者や視聴者に与えた影響は絶大。そんな彼女の人気の理由を探りましょう。
煉獄瑠火のプロフィール
- 名前:煉獄瑠火(れんごく・るか)
- 初登場:『鬼滅の刃』コミックス7巻第55話
- 家族構成:夫・槇寿郎、息子(長兄)・杏寿郎、息子(次男)・千寿郎
- 年齢、生年月日など:不明(作中で描かれず)
- cv:豊口めぐみ
煉獄瑠火のプロフィールの詳細については明かされていません。その為、煉獄瑠火がどのように生きたかは作中で読み取るしかないようです。
元炎柱の妻
瑠火は、『鬼滅の刃』作中で最強と言われる剣士の集団「柱」の中の一人であった煉獄槇寿郎(れんごく・しんじゅろう)の妻です。恋愛結婚かお見合いだったのかは解りませんが、槇寿郎は大変な愛妻家だった事から、夫婦仲は良好だったと思われます。それ故か、瑠火が若くして亡くなった時の槇寿郎の落胆ぶりはすさまじく、以降の煉獄家の空気は荒みがちになっていきました。
鬼滅の刃の概要
そんな煉獄瑠火が登場する『鬼滅の刃』はどのような物語だったのかを少しおさらいしようと思います。時は大正、まだまだ女性は男性に付き従うものという考え方が根強く残る時代でした。そんな時代に跳梁跋扈する、人を食らう「鬼」と、鬼を倒す為に結成された剣士の組織「鬼殺隊」との戦いを描くダークファンタジー作品で、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)先生の手により足掛け4年に渡り連載されました。
鬼滅の刃のあらすじ
物語の主人公は、鋭い嗅覚以外はごく普通の少年であった竈門炭治郎(かまど・たんじろう)。彼は多くの家族と共に炭を売りながら生計を立てていました。ところがそんな平和な暮らしは鬼によって食い荒らされ、家族は惨殺され、すぐ下の妹であった禰豆子(ねずこ)は鬼へと転身させられてしまいます。炭治郎は禰豆子を元の人間に戻す為、鬼殺隊に入隊し、仲間と共に鬼の始祖である鬼舞辻無惨を打倒すべく活躍します。
煉獄杏寿郎の母である煉獄瑠火を徹底調査
煉獄瑠火は槇寿郎との間に二人の子をもうけました。それが杏寿郎と千寿郎です。二人は槇寿郎に瓜二つ、兄の杏寿郎は炎柱の地位まで上り詰めた剣士となり、弟の千寿郎は後に炭治郎の事をサポートする心優しい少年に育ちました。瑠火は中でもとりわけ杏寿郎に強い影響を与えた人物なのですが、では彼女はどんな母親であり女性だったのでしょう?それを見ていきましょう。
瑠火の過去①槇寿郎と結婚する
人外の力を振るう鬼達を倒し、平和へと導く為の組織である鬼殺隊。その中でも最強と謳われる「柱」の一人「炎柱」であった槇寿郎の元に瑠火は嫁いでいます。アニメ「無限列車編」のエンディングでは二人の子宝に恵まれて微笑む夫婦の姿が描かれている事から、夫婦仲は良好であったのでしょう。ちなみに煉獄家の妊婦は観篝(かんかがり)という、大きな篝火を見る儀式を行う事が義務付けられていて、煉獄家男児の特徴的な髪色が発現するのはこれに関係しています。
この頃に槇寿郎は、家に代々伝わる指南書を読んでいるものと思われますが、その中には始まりの呼吸の事について書かれており、炎に始まる他の呼吸はそれが派生、劣化した物であると知るのです。彼は次第に「鍛錬を重ねても強くなれないのでは」という思いに囚われがちになっていきますが、きっと瑠火はそんな彼を辛抱強く支えたのでしょう。彼の肩にそっと手を添えて見守るシーンが目に浮かびます。
瑠火の過去➁瑠火が死亡する
瑠火は二人の子がまだ幼い時に病に罹患、闘病生活を送る事となります。病は彼女を蝕み、最終的に死へと追いやってしまいます。彼女は炭治郎等が鬼殺隊に入る8年前に死亡しました。病床にあった彼女はそれでも凛としており、強い母親としてふるまい、杏寿郎を導くように様々な教えを説きます。その、死の間際の教導により、今の杏寿郎の人格は形成されている所が非常に大きいのです。
死亡理由は?
死亡理由は明確には書かれていませんが、『鬼滅の刃』の舞台である大正時代にはある有名な不治の病が猛威を振るっていました。それが結核です。煉獄家は名家である事から、治療可能な病であればそれを根治させるだけの治療方法は取れたはず。それが出来なかったのは、きっと彼女が結核だったからではと、ファンの間で考察されています。彼女の部屋が開け放たれていたのは、結核菌が部屋に籠らないようにするのと関係していたはずです。死亡理由は結核なのでしょう。
死に際の杏寿郎の前に現れる
徐々に零落していく煉獄家の中でも懸命に鍛錬を重ねていた杏寿郎はやがて炎柱にまで上り詰め、後輩の鬼殺隊士達を牽引していく存在になります。ですがそんな彼も、鬼の中では別格の強さを持つ上弦の鬼との戦いに敗れ、死を迎える事に。炭治郎に遺言を託していた最中、彼の目には母・瑠火の姿が映りました。彼の「勤めを果たせたでしょうか」の問いに瑠火は穏やかな笑顔で「立派に出来ましたよ」と返し、杏寿郎は初めて幼い笑みを浮かべて死亡するのです。
【鬼滅の刃】瑠火と登場人物との関係
様々なシーンから瑠火の事を解析してみましたが、ここからはそれに加え、彼女が築いていた人間関係から瑠火のパーソナリティをより深く掘り下げてみましょう。彼女は煉獄家の男児達にとってどんな妻であり、母であり、ひとりの女性であったのか?『鬼滅の刃』の名シーンなども含めてさらってみましょう。
関係①煉獄杏寿郎
『鬼滅の刃』内で一番濃密に描かれるのが、長兄である杏寿郎との関係です。彼女は杏寿郎にとって強く優しい母であり、そして死の間際に大事な教訓を授けてくれた恩師でもあるのです。彼女は「強く生まれた者は、弱き者を守るのが責務である」と、まだ幼い杏寿郎にそう言います。一見当たり前のように見えて、実践するにはとても難しい事。しかし杏寿郎は瑠火の教えを最後までしっかりと守り抜いたのです。親子関係以外に師匠と弟子のような関係も見受けられます。
関係➁煉獄千寿郎
逆にほぼ描かれぬまま終わったのが、千寿郎との関係です。瑠火は千寿郎が物心つく前には既に病死しており、彼の中に母の記憶は殆どありません。ですが千寿郎はきっと、母から多大な教えを受け取った兄を通して、母の事を知ったのでしょう。千寿郎は穏やかで少々気が弱い所がある少年ですが、きっとその芯には母親のように強いものが備わっていたはずです。瑠火が生きていたら一緒に読み物などをするシーンが差し込まれていたことでしょう。
関係③煉獄槇寿郎
そして槇寿郎との関係もまた、憶測の域を出る事はありませんが、『鬼滅の刃』アニメ「遊郭編」では少し内容が補強され、仲睦まじい夫婦であった点が押し出されています。良い夫婦仲であったが故に槇寿郎は、瑠火が死亡したという事実を受け止めきれずに深い悲しみに暮れ、心が細り零落していったのでしょう。槇寿郎の強さの理由も、弱さの理由も瑠火にあったと言えるでしょう。
【鬼滅の刃】瑠火の名言や名シーン
『鬼滅の刃』に描かれた、強くしなやかな女性であった瑠火。『鬼滅の刃』は瑠火の死後8年が経過した時間軸の話なので彼女はもう過去の人ではあるのですが、その数少ない出番はどれもが名シーンであり、名言の嵐でもあります。では彼女は己の命を燃やしながらどんな活躍を見せてくれたのか?ここではそれを確認していきましょう。
名言①「立派にできましたよ」
「立派にできましたよ」
出典: magmix.jp
『鬼滅の刃』無限列車編のラスト、杏寿郎が夢か現かに母を見たシーンにて。彼は今まで瑠火から教えられた「強き者は弱き者を助けるのが使命」という一言を心の芯に据えて、炎柱としての任務に当たってきました。それが果たして達成出来たのか、責務を全うしたのだろうかと問う杏寿郎に、笑顔と共に返された一言がこれです。この一言が何よりもの報い、最後に杏寿郎が無垢な笑みを浮かべた大きな理由です。
名言➁「弱き人を助けるためです・・・」
「弱き人を助けるためです
生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は
その力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること
私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように」出典: magmix.jp
このセリフは瑠火の遺言にも等しいもの。杏寿郎に「何故自分が人より強く生まれたか解るか」と問い、解らないと答える彼に彼女はこう返したのです。天より恵まれた者は、それを天に返すが如くに弱き者に施しを行い、よく助ける事が責務なのだと彼女は説きます。若くして責任感に溢れた人物が杏寿郎でしたが、その根幹にあるのが彼女のこの名言。この言葉に勇気付けられたファンも多い、『鬼滅の刃』屈指の名シーンです。
名言③「強く優しい子の母になれて幸せでした・・・」
「強く優しい子の母になれて幸せでした。あとは頼みます」
瑠火は杏寿郎への言葉をそう締め括っています。彼女は自分の余命の短さを解っており、伝えられぬまま死ぬ事の無いようにと、まだ幼子であった杏寿郎に少しばかり難しい話を聞かせたのです。ですが最後に零れたのは純粋な「母」としての思い。素晴らしい子供の親である事が幸せだった、と言い、涙するのです。不安定だった煉獄家を幼子に託さねばならかった重圧も偲ばれます。世のお母さん方の涙腺を熱く燃やした名シーンです。
【鬼滅の刃】瑠火の声優を担当したのは
代々炎柱を輩出してきた名家の裏を支えていた強き母、瑠火。そんな彼女を彩ったのは、凛としてそれでいて深みのある美しい声です。では彼女の声をたんとうした声優さんは一体誰だったのでしょう?ここではアニメ『鬼滅の刃』で瑠火の声を受け持った声優さんについて迫ります。
瑠火の声優は「豊口めぐみ」
瑠火の声を演じたのは、声優の豊口めぐみさん!世間の声を調べてみると「まさか豊口さんが声を当ててるとは思っていなかった」という驚きが多いです。視聴者にそう思わせる程、縁起の幅が広いお方だという事が解ります。2016年に結婚され、子宝を授かったとの事で、その経験が瑠火のキャラ作りに活かされているかもしれません。
豊口めぐみのプロフィール
豊口めぐみさんは1978年1月2日生まれ、東京都出身。所属事務所は81プロデュースで、同事務所所属で『鬼滅の刃』出演者は多数。その中には鬼舞辻無惨役の関俊彦さんの姿も。豊口さんの血液型はA型、趣味はドライビングと和装なんだそうです。
豊口めぐみの主な出演作品
彼女の主な出演作品を見ていきましょう。ポケットモンスター ダイヤモンド&パール(ヒカリ役)、スイートプリキュア♪(セイレーン、黒川エレン、キュアビート役)、BLACK LAGOON(レヴィ役)、ダンガンロンパ(江ノ島盾子役)、鋼の錬金術師(ウィンリィ・ロックベル役)と、枚挙に暇がありません。役柄の幅広さに驚かされます!
【鬼滅の刃】瑠火に対する世間での評判や人気
『鬼滅の刃』内での出番は数少なかったものの、世間ではコスプレをされる方なども多く見受けられる瑠火。そんな彼女の元にはどんな「心を熱く燃やした声」が届いたのでしょう?世間の声と共に、彼女の魅力を更に掘り下げてみましょう!
母の日に瑠火に対して感謝の気持ちを示す声も多くありました。煉獄杏寿郎と千寿郎を生んでくれたことに対して感謝している方が多くいるようです。
瑠火は若者等の指針となるだけではなく、世のお母様方の道標にもなっていた事例がこちら。子に対して時に厳しく、時に温かく接し、目標を提示してあげる。そんな理想の母親に私もなりたい、という意見も多い印象です。
煉獄杏寿郎は父親の方によく似ているけれど、よく見ると煉獄瑠火の血もしっかり受け継いでいるという声もありました。煉獄杏寿郎と煉獄瑠火の似ている所を探す方も多いようです。
【鬼滅の刃】瑠火がもしも〇〇だったら
炎柱を輩出する家に灯る篝火のような女性、瑠火。そんな彼女がもし貴方のすぐ隣であんな事、こんな事をしてくれるようになったら?彼女の母性に惚れるか、芯の強さを尊敬するのか?ここではそんな願望を徹底的に叶えてしまいます!
瑠火「会社の上司」篇
「上司は部下を守るのが責務です」例えばそれは、貴方が大きなミスをしでかしてしまった時。責任の所在を問われ落ち込む貴方に声を掛けてくれるのは、普段はちょっと厳しい上司の瑠火さん。そんな一言と共に、貴方の背を押してくれそうな気がします。
瑠火「担任の先生」篇
「将来は、弱き人を助けられる大人になりなさい」例えばそれは二者面談の時。進路を考えるにも漠然としすぎていて困ってしまう貴方を優しく導いてくれるのは、提出課題に小さくコメントを添えてくれる律儀な瑠火先生。そう声を掛けて、大事な未来の事を一緒になって考えてくれそうです。
瑠火「カフェの店員」篇
「素敵なお客様に巡り合えて、私は幸せです」例えばそれは、貴方が目覚めのコーヒーを飲もうと、ちょっと洒落たお店に立ち寄った時。平日の午前中に勤務している瑠火さんは、いつも楚々とした接客で人気を集めています。高嶺の花なのかも、と思っている貴方に、メッセージ付きのコースターを忍ばせて。うっかり槇寿郎並みに惚れこんでしまうかも?
【鬼滅の刃】瑠火は強くて優しい母だった
ここまで瑠火の魅力について触れてきましたが、彼女は聡明で思慮深く、厳しくそして温かく、家族の心に深く寄り添う事が出来る、強く立派な女性であるという事が解りました。彼女の願いは息子にしっかりと届き、そしてその息子は次代の若人へと思いを託しました。それは即ち、瑠火のパーソナリティそのものが連綿と受け継がれていった事の証左なのかもしれません。
この記事のライター
鳥巣 卓哉
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