【鬼滅の刃】鳴女(なきめ)が鬼になった理由は?悲しい最期についても紹介
『鬼滅の刃』に出てくる鳴女(なきめ)は長い黒髪と琵琶を携えた女の鬼です。鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の側近ですが、作中で彼女についてあまり触れられていないため、謎多き鬼といわれています。本記事では『鬼滅の刃』に登場した鳴女の正体や悲しい最期について紹介します。
目次
【鬼滅の刃】鳴女とは?
『鬼滅の刃』に登場する鳴女は、長い黒髪に黒い着物を着た女の鬼です。常に琵琶を持っているため、上弦の鬼からは「琵琶女」や「琵琶の君」と呼ばれています。ここでは、鳴女のプロフィールや鬼滅の刃のあらすじをおさらいします。
鳴女のプロフィール
- 名前:鳴女(なきめ)
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血鬼術:異空間・無限城
- 初登場回:第51話「日輪刀還る。」
鳴女は黒い着物と顔が隠れるほどの長い黒髪が特徴のキャラクターです。琵琶をかき鳴らして血鬼術を発動させ、無限城内の壁や通路の配置を変えたり、指定した相手を目的地へ移動させたりできます。便利な能力のため無惨から気に入られており、『鬼滅の刃』の作中では彼から直々に褒められている鳴女の様子が描かれていました。また、長い前髪の下には大きな一つ目が隠れています。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴先生作の大人気バトル漫画です。2016年から2020年まで週刊少年ジャンプで連載され、2021年には『鬼滅の刃』の漫画の累計発行部数が1億5,000万部を突破しました。日本の大正時代を舞台に、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼殺隊に入り鬼たちと戦う姿を描いた作品です。2019年には『鬼滅の刃』のアニメ第1期が放送されました。
鬼滅の刃のあらすじ
炭売りの少年、竈門炭治郎は山奥で家族と仲良く暮らしていました。ある日、炭治郎が町へ出かけている間に鬼が家を襲撃し、家族を虐殺されてしまいます。唯一生き残ったのは妹の禰豆子ですが、彼女は鬼に変貌し、炭治郎に襲い掛かります。絶望する炭治郎を救ったのは鬼殺隊水柱の冨岡義勇(とみおかぎゆう)でした。炭治郎は妹を人間に戻すため、義勇の勧めで鬼殺隊に入隊します。修行の末、水の呼吸を習得した炭治郎は鬼との戦いに身を投じていきます。
【鬼滅の刃】鳴女が鬼になった理由や正体
『鬼滅の刃』の作中でほとんど喋らず、無惨からの命令を忠実に遂行する鳴女ですが、彼女が鬼になった理由や正体は何なのでしょうか。ここでは、鳴女の過去や鬼になった理由、正体についてまとめました。
鳴女が鬼になった理由や過去
鳴女の過去や正体は『鬼滅の刃』の公式ファンブックで判明します。人間の頃の鳴女は琵琶奏者でしたが、無名のため貧しい生活を送っていました。ある日、博打好きな夫が1着しかない鳴女の演奏用の着物を勝手に売ってしまいます。怒った鳴女は夫を金槌で撲殺しました。殺害後、震える手で琵琶を弾く鳴女ですが、その音色が客に称賛されます。それから鳴女は人を殺した指で琵琶を弾くことに拘り、演奏前に人を殺すようになりました。
殺人を繰り返す鳴女ですが、琵琶奏者としての評価も上がっていきます。その後、鳴女は無惨を殺しのターゲットにして襲い掛かり返り討ちに遭います。ただ、無惨に気に入られたため、血を与えられて鬼になりました。
鳴女の性格
課された仕事をきっちりこなす鳴女ですが、基本的に感情は表に出さず、必要最低限の会話しかしない無口な性格です。上弦の鬼が無限城に招集された際も、彼らの質問に短く答えるのみでした。ただ、上弦の鬼たちが喧嘩している時は内心で早く帰ってほしいと思っており、人並みの感情はあると推察できます。
鳴女の血鬼術や強さ
鳴女の血鬼術は「異空間・無限城」です。この能力を使い、無惨が拠点とする無限城を作りました。また、城内の物の配置を変更したり、空間を変転させたりできます。相手の足元に扉を作り、目的地に移動させることも可能です。鳴女自身の攻撃力はそれほど高くありませんが、守りや逃げに血鬼術を使われると柱でも突破は難しく、無限城編では蛇柱の伊黒小芭内(いぐろおばない)や恋柱の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)を翻弄していました。
鳴女は探知が得意?
刀鍛冶の里編で上弦の肆である半天狗(はんてんぐ)が炭治郎に倒された後、鳴女が後任に選ばれました。上弦の鬼となった鳴女は探知の血鬼術を習得し、産屋敷(うぶやしき)家の場所を突き止めます。また、優れた探知能力を持っていることから、鬼殺隊隊士の動向や禰豆子の居場所を探す役割も無惨から任されていました。
【鬼滅の刃】鳴女の登場シーンや最期
優れた探知能力と無限城の空間を自由に操る血鬼術を持つ鳴女ですが、『鬼滅の刃』ではどのシーンに登場したのでしょうか。ここでは鳴女の登場シーンや、彼女がどのような最期を迎えたのかネタバレを含みながら紹介します。
鳴女の登場シーン①機能回復訓練編
『鬼滅の刃』の漫画6巻にて、下弦の伍である累(るい)が鬼殺隊に倒された後、残りの下弦の鬼たちは無惨により無限城に集められました。そこで女性の姿となった無惨が現れ、下弦の鬼の弱さに激怒し、彼らを虐殺していきます。この時、無惨の隣で琵琶を鳴らしていたのが鳴女です。初登場シーンですが、彼女は一言も喋りませんでした。
鳴女の登場シーン②遊郭編
『鬼滅の刃』の漫画12巻より、遊郭での戦いで上弦の陸である堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)が敗れたため、無限城に残りの上弦の鬼たちが集められます。ここで、上弦の参である猗窩座(あかざ)の「無惨や上弦の壱はまだ来ないのか」の質問に淡々と答える鳴女の姿が描かれていました。また、集まりが解散した後に上弦の弍である童磨(どうま)が鳴女を遊びに誘う場面がありますが、彼女はきっぱり断っています。
鳴女の登場シーン③柱稽古編
『鬼滅の刃』の漫画16巻にて、鳴女は無限城で壁に髪を張り巡らせて鬼殺隊の動向を探り、無惨に報告していました。報告を聞いた無惨は、禰豆子や産屋敷家の居場所を特定するよう指示します。この時点で上弦の肆である半天狗が倒されているため、鳴女の目には肆の文字が刻まれていました。また、鳴女が放った探索用の目玉鬼が風柱の不死川実弥(しなずがわさねみ)に潰される場面もありますが、すでに無惨は産屋敷家の居場所を突き止めており、産屋敷の前に現れます。
鳴女の登場シーン④無限城編
産屋敷の前に現れた無惨ですが、同時に炭治郎含む鬼殺隊も駆け付けます。鬼殺隊に取り囲まれた無惨は鳴女に血鬼術を発動させ、彼らを無限城へ移動させました。ここからは、無限城編の鳴女の登場シーンをまとめていきます。
ネタバレ①伊黒や甘露寺たちを足止めする
『鬼滅の刃』の漫画19巻より、無限城内で激戦が繰り広げられる中、鳴女は伊黒や甘露寺に見つかります。攻撃を仕掛けられる鳴女ですが血鬼術で空間を操り、伊黒と甘露寺の攻撃を次々と防ぎました。鳴女と伊黒、甘露寺の戦いは無惨が珠世から打たれた「鬼を人間に戻す薬」を分解し、完全復活するまで続きます。
ネタバレ②愈史郎に視界を奪われる
鳴女の視覚を共有する無惨は、目の前に現れた炭治郎と義勇に「鳴女が伊黒と甘露寺を殺した」と話し、2人に猛攻撃を仕掛けます。無惨の攻撃で窮地に立たされる炭治郎ですが、死亡したはずの伊黒や甘露寺が彼を救出します。実は伊黒と甘露寺は死亡しておらず、鳴女の視覚を奪った愈史郎(ゆしろう)が嘘の情報を無惨に伝えていました。2人が死んでいないことを知り激怒する無惨ですが、ここで愈史郎は鳴女の頭も乗っ取ろうとします。
ネタバレ③無惨に見限られ死亡する
鳴女の最期は『鬼滅の刃』の漫画21巻で描かれています。愈史郎は鳴女の脳内に侵入し、無惨の支配を外そうとします。彼の考えに気づいた無惨も対抗しますが、炭治郎たちからの攻撃で気が散って集中できません。また、無限城も制御できなくなってきたため、無惨は鳴女を見限り頭部を破壊します。鳴女が死亡したことにより無限城は崩壊し、無惨や炭治郎たちは地上へ放り出されました。
【鬼滅の刃】鳴女の声優
2023年2月から『鬼滅の刃』のアニメ映画が公開されました。映画には上弦の鬼や鳴女が登場しますが、鳴女役を担当した声優は誰なのでしょうか。ここでは、『鬼滅の刃』で鳴女役を演じる声優情報を紹介します。
鳴女の声優は「井上麻里奈」
アニメ映画『鬼滅の刃』で鳴女の声を担当したのは、声優の井上麻里奈(いのうえまりな)さんです。井上麻里奈さんは声優だけでなく歌手としても活動しています。SNSでは「井上さんの澄んだ声が鳴女らしくて好き」という声が挙がっていました。
井上麻里奈のプロフィール
- 名前:井上麻里奈(いのうえまりな)
- 誕生日:1985年1月20日
- 出身地:東京都
- 所属事務所:青二プロダクション
井上麻里奈さんは大学1年生の頃に声優オーディションを受けて合格し、グランプリを受賞しました。2004年に声優活動を開始してからは、数々の人気アニメやゲーム作品に出演したり、報道番組のナレーションを務めたりして活躍の幅を広げています。
井上麻里奈の主な出演作品
- 『図書館戦争』笠原郁
- 『進撃の巨人』アルミン・アルレルト
- 『ゆるキャン』各務原桜
井上麻里奈さんは2004年にアニメデビュー後、多くのアニメやゲーム作品でメインキャラクターの声を担当してきました。少し低音で芯のある声が特徴の井上麻里奈さんは、アニメで落ち着いた少年や元気な少女役など、様々な役を演じています。
【鬼滅の刃】鳴女に対する世間での評判や人気
鳴女が初登場した『鬼滅の刃』の漫画6巻では、長い黒髪に黒い着物を着用し、無惨の横で琵琶をかき鳴らす鳴女の姿が描かれています。彼女の容姿についてSNSでは「鳴女が可愛くて美人」や「鳴女の髪の毛が綺麗」という声がみられました。
鳴女の正体や鬼になった理由は『鬼滅の刃』の公式ファンブックで明らかになります。SNSでは鳴女の過去や正体を知った読者が「鳴女の過去が予想外だった」「鳴女が無惨を殺そうとしたのが凄い」といった驚きの声を挙げていました。
上弦や下弦の鬼たちを無限城に招集したり、探知の血鬼術で産屋敷家の場所を探し当てたりして無惨に貢献してきた鳴女ですが、最期は無惨に見限られて死亡します。SNSでは「鳴女の最期がかわいそう」という声が多くみられました。
【鬼滅の刃】鳴女が鬼になった理由や過去は意外だった
鳴女は琵琶を携えた長い黒髪の鬼で無惨の側近です。人間の頃は琵琶奏者でしたが夫を殺害したのを機に、人を殺した指で演奏することに拘るようになり、殺人を繰り返します。その後、無惨を殺そうとして返り討ちに遭い、彼に気に入られて鬼にされました。鬼になった鳴女は血鬼術を使い無惨をサポートしますが、無限城編で彼に見限られて悲しい最期を迎えます。『鬼滅の刃』の漫画やアニメを見て、鳴女の登場シーンをチェックしてみてください。
この記事のライター
dokusyoko
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