【鬼滅の刃】和巳は里子の婚約者!人物像や最終回での転生についても解説
鬼滅の刃の登場人物である和巳は、いわゆるモブキャラです。鬼滅の刃の物語上、鬼にさらわれた里子の婚約者でしかありません。そんな和巳が、なぜ原作者の心にとどめられていたのでしょうか。和巳の人物像や、最終回の転生について解説したいと思います。
目次
【鬼滅の刃】和巳とは
鬼殺隊員となった炭治郎は、初任務に向かいます。毎夜、少女が失踪しているという北西の町です。町に着くと、うつろにふらふらと、町をさまよっている様子の青年がいました。その青年を見かけると、町の人が、うわさをします。「ほら、かずみさんよ。」少女たちの失踪に何か関係がありそうです。炭治郎は、「かずみさん。」と、その青年を呼び止めます。
和巳のプロフィール
和巳は町人です。鬼滅の刃の時代背景は、大正の日本です。きれいな着物を身にまとい、短髪で、こざっぱりした風体をしています。身長もほどほどに高く、優しそうな顔立ちです。歳は、炭治郎より少し年上だということしかわかりません。和巳は、TVアニメ(鬼滅の刃・竈門炭治郎・立志編)では6~7話、単行本では2巻にしか登場しません。和巳は、プロフィールの分からない、モブキャラです。しかし、鬼滅の刃の読者には好印象を与えています。
鬼滅の刃の概要
鬼滅の刃は、日本の漫画家吾峠呼世晴さんが描き、集英社により「週刊少年ジャンプ」で連載された物語です。絶大な人気のため、TVアニメ(鬼滅の刃・竈門炭治郎・立志編)(鬼滅の刃・無限列車編)(鬼滅の刃・遊郭編)が放送されました。無限列車編は、劇場版の再編集です。小説や外伝、スピンオフ、解説書なども数多く出版されています。鬼滅の刃の登場人物のセリフを集めた書籍も人気です。鬼滅の刃のグッズも人気です。
鬼滅の刃のあらすじ
鬼滅の刃の主人公炭治郎は、父亡き後、母と姉を助けて、弟妹達の暮らしを支えてきました。ある日、炭治郎が家に帰ると、家族が鬼に殺されていました。愕然とする炭治郎でしたが、鱗滝のもとで修業をし、鬼殺隊に入ります。鬼化した姉を人に戻すためです。姉である禰豆子 は、ただ一人生き残った家族でした。炭治郎は、鬼退治をする中、禰豆子を人に戻すヒントを得ます。鬼殺隊員である善逸と伊之助が仲間となり、炭治郎は戦い続けます。
【鬼滅の刃】和巳の活躍や人物像
和巳の活躍や、鬼滅の刃竈門炭治郎立志編の登場人物像について、解説します。
和巳は里子の婚約者
和巳には、里子という婚約者がいました。里子は、裕福な家庭で育った可愛いお嬢さんです。ところが、二人で散歩していた途中で、里子は連れ去られてしまいました。当然、里子の両親は和巳を責めます。炭治郎が出会った時、頬が赤く腫れあがっていたのは、里子の父親から折檻を受けたためです。
沼鬼に食われる
北西の町の中は、神隠しの噂話でざわざわしていました。16歳前の娘が毎夜毎夜行方不明になっているのです。 里子も一昨夜行方不明になりました。炭治郎に呼び止められた和巳は、里子が消えた場所に炭治郎を案内します。 そこからは、まだらですが、鬼の匂いがします。消えた娘は、鬼に食われたのだ。炭治郎は、そう確信しました。
炭治郎と一緒に沼鬼の捜索
炭治郎は、鬼の匂いをたどり、走り出します。鬼殺隊は、政府とは関係なく活動しています。そのため、和巳も彼らの存在を知なかったか、風の噂でしか知らなかったのでしょう。半信半疑のまま炭治郎の後を必死でついていきます。 炭治郎と和巳が探索中、ある大店の娘が沼鬼にさらわれます。それがトキエです。沼鬼は、地面を沼のように潜り抜けて、娘をさらっていました。トキエは気を失ったまま地面に引きずり込まれます。
トキエを守りぬく
炭治郎が匂いをたどり、沼鬼を見つけた時、沼鬼は、トキエを抱えていました。炭治郎は、トキエを地面から救い出します。そのあとを沼鬼が追いかけてきます。炭治郎は、沼鬼と対決しますが、沼鬼は3体いました。一体の沼鬼が3体に分かれているようです。炭治郎が3体の沼鬼からトキエを守り抜けたのは、禰豆子の助けもありますが、和巳が気絶していたトキエをしっかり抱いていたことにあります。
大正時代の結婚事情
大正時代の男性は、20歳で徴兵に行く人もいたので、徴兵から帰ってきた後結婚することが、あったそうです。結婚適齢期は、20~25歳くらいでしょうか。女性は、16歳から結婚できたので、16~20歳が結婚適齢期でしょう。女性が家に入っても届けを出すのは2年後という家もあるそうなので。恋愛結婚する人もいましたが、大抵は、家同士が決めた結婚相手と結婚していました。
和巳のその後
失っても失っても生きていくしかないです どんなに打ちのめされようと
出典: books.j-cast.com
15歳の少年炭治郎に、生きていかなければいけないと言われ、逆切れした和巳でしたが、炭治郎の、少年にはにつかわない苦労した手を見た瞬間、つらいのは自分だけではないとさとります。婚約者を守れなかった負い目や、世間体は、この先も背負っていかなければいけないでしょう。もしかしたら、生きていく勇気さえ失うかもしれません。しかし、炭治郎は、彼がトキエを家まで送って行ってくれるであろう、この先も生きていってくれることを信じて、その場を去ります。
和巳は転生した?
鬼滅の刃の最終回は、転生世界でした。いろんなキャラクターたちが、転生しています。上記の炭治郎の転生者と思われる少年・炭彦が、転生者の中に、鬼と戦って命を落とした人もいると言っています。鬼に殺されていない和巳も転生しているのでしょうか。最終回32巻で、里子らしい少女が、「和巳」と呼んでいるコマがあります。同じ名前だからといって、転生されたかどうかは、わかりません。しかし、 鬼滅の刃の原作者である吾峠呼世晴 さんの遊び心だととらえてもよいでしょう。
【鬼滅の刃】和巳と登場人物との関係
空気のような存在の和巳ですが、彼と登場人物との関わりが、この物語を面白くしています。
関係①里子
回想シーンでの二人の距離感、里子の表情から、生前、和巳と里子は、親しい関係だったといえます。しかし、沼鬼があらわれ、和巳と里子の関係は、一生添い遂げるはずの婚約者から、もう二度と会えない思い出の少女となってしまいました。見知らぬ少女を助けることはできたのですが、里子は、助けられませんでした。
関係②竈門炭治郎
和巳にとって炭治郎は、自分と同じく、鬼によって大切な人を失った同志です。鬼滅の刃のような残酷な世界に生きるには、大切な人の存在が不可欠です。そんな存在を失った悲しみは、失った者にしか分かりません。怒り泣き崩れるだけの様子だった和巳は、トキエを家まで送っていくことを承知します。
関係③竈門禰豆子
禰豆子は、鱗滝の術によって、鬼は敵で、人間は守るべき存在だと暗示をかけられていました。禰豆子には、和巳とトキエが家族に見えたのです。二人を守るため、沼鬼を攻撃します。炭治郎は、鬼である禰豆子の身体能力を見せつけられ、禰豆子に和巳とトキエを守るようにと言います。和巳は、鬼に守られるという不思議な体験をします。
関係④トキエ
トキエと和巳は、初対面です。炭治郎と沼鬼三体との闘いの最中、和巳は、炭治郎に頼まれて、気絶しているトキエを預かります。自分も怖いはずなのですが、闘いが終わるまでしっかりと抱きかかえたまま立っていました。里子を守れなかったことの罪滅ぼしだったのかもしれません。
関係⑤沼鬼
和巳は、震えながら、沼鬼に里子の安否を尋ねます。しかし、沼鬼は、里子のことなんて覚えていませんでした。沼鬼は、戦利品として収集していたかんざしたちを見せびらかすと、多分、食ってしまったと吐き捨てます。 戦利品の中に、里子のかんざしがありました。それを見つけた和巳は里子の死をさとります。 和巳は、どんなに悔しかったでしょう。沼鬼は、和巳にとって憎い相手です。かといって、立ち向かえる相手ではありません。
【鬼滅の刃】和巳の声優を担当したのは?
和巳は、優しい穏やかな声をしています。以前だと、優しい青年の声優は、女性の声優が担当することが多かったのですが、和也の声優の担当は、男性のようです。
和巳の声優は「酒井広大」
酒井広大(さかいこうだい)さんは、甘い、優しい、爽やかと定評がある声優です。まさに、和巳の声優にはピッタリのはまり役です。彼の優しい誠実な声は、和巳の人柄にも良い印象を与えています。酒井さんは、比較的声が高いことから、少年の役をこなすことが多いそうです。甘いマスクも伴って、女性のファンが多いことも彼の魅力です。
-酒井広大のプロフィール
酒井広大さんは、1986年9月30日に熊本県にて生誕されました。その後、北海道、福岡県と転居します。そして福岡県の会社に就職し、SEをしていましたが、ゲーム好きがこじれて、現在はEARLY WING所属の男性声優をしているという、自由奔放な一面があります。姉と兄がいる末っ子で、血液型はB型です。趣味は、バドミントンとゲームです。
酒井広大の主な出演作品
TVアニメの出演作品には、迷家(光宗)、A3!(佐久間咲也)、シャドーハウス(ジョン・シャドーとショーン)、Argonavis(若草あおい)など、美少年が多いです。ゲームの出演作品では、四ツ目神(タガタ)零度(マナ)鬼滅之刃 火之神血風譚(和巳)、その他にも、映画やドラマの吹き替えや、デジタルコミックやドラマCD、ラジオと、その活躍は多彩です。
【鬼滅の刃】和巳に対する世間での評判や人気
鬼滅の刃の和巳に対する世間の評価は、誠実な好青年だというものが多くありました。和巳推しの読者もいるようです。
和巳は今後、鬼殺隊に入って仲間になるのではないかと思っていた方も、いたようです。和巳はモブキャラですが、かなり人気のあるキャラでした。
鬼滅の刃のアニメで和巳の声を担当した声優の酒井さんの演技が好きだという方も多くいました。酒井さんの声も和巳の人気の理由となっていたようです。
また、 和巳のその後について心配している声も多くありました。鬼は既に跡形もなく消えているため、和巳が犯人として疑われてしまうのではないかと心配している方も多かったようです。
【鬼滅の刃】和巳がもしも〇〇だったら
鬼滅の刃の和巳が、現代に生きて、もしも○○だったらを執筆してみました。よろしかったら、ご拝読ください。
和巳「会社の上司」篇
責任感が強いので、何かに失敗すると、酷く落ち込みそうです。けれども、上司になるころには、解決する力もついていると思うので、部下のフォローをしてくれる、頼りになる先輩になっていると思われます。部下が、真面目に仕事に打ち込めば、可愛がってくれるきがします。可愛がってもらうには、こちらの態度も大事です。
和巳「学校の先生」篇
和巳のようなイケメンな先生が担任だったら、アイドル的存在になれるのではないでしょうか。(特に女生徒たち)バレンタインのお返しが大変です。また、一部の男子生徒に慕われそうなので、女性教師よりも、男子学生と恋愛に落ちる予感がします。
和巳「彼氏」篇
育ちがよく、優しいイメージなので、今の時代でも彼氏としておすすめできる青年です。回想シーンで、里子と並んであるいている姿も好印象です。大正時代の男性って、女性は3歩下がって歩けなんて話をききます。両親も大事にしてくれそう。でも、和巳タイプの青年は、あちこちから誘惑されて、強引に浮気させられそうなので、油断大敵です。
【鬼滅の刃】和巳は一般人でありながら強い心を持った優しいキャラ
鬼が現れれば、すべての人々が逃げ惑うというのが、当たり前です。しかし、力のない町人でありながら、戦闘のさなかに逃げ出さなかった和巳は、強い心の持ち主です。里子がいなくなったことに対して負い目を感じたり、無力ながらもトキエをかばったりする和巳は、優しい人物でもあることがわかります。炭治郎に食って掛かった時も、自分の思い上がりにすぐに気づき、深くあやまりました。そんな彼だから、鬼滅の刃の読者の琴線に触れることができるのでしょう。
この記事のライター
郷菜美
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