【鬼滅の刃】栗花落カナヲの壮絶な過去とは?花の呼吸や炭治郎との関係も紹介
「鬼滅の刃」に登場する栗花落カナヲ。鬼殺隊の一員で花の呼吸の使い手。そんなカナヲには心がありません。その理由は壮絶な過去が原因でした。カナヲの壮絶な過去とは?またカナヲが使う技の紹介、カナヲと大きく関わった胡蝶姉妹や炭治郎との関係も解説します。
目次
栗花落カナヲとは
栗花落カナヲ(つゆりかなを)とは、「鬼滅の刃」の登場人物です。主人公の竃門炭治郎と同期の鬼殺隊の一員。 蟲柱(むしばしら) である胡蝶しのぶの継子で、彼女の屋敷に住んでいます。貧しい家で育ち、親に虐待されていた過去を持っています。人買いに売られて連れて行かれてる途中で胡蝶姉妹に会い、胡蝶姉妹と暮らすことになりました。
栗花落カナヲのプロフィール
とても可愛らしい容姿のカナヲ。見た目だけでは暗い過去の持ち主だとは分かりません。可愛いだけではなく、実力もあります。カナヲの呼吸は「花の呼吸」です。自分の意思を持たないカナヲは、胡蝶しのぶの姉のかなえから貰った硬貨で、自分の行動を決めます。誕生日は不明なので、胡蝶姉妹と会った日の5月19日を誕生日に決めました。
鬼滅の刃の概要
「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴の作品で、「週間少年ジャンプ」で連載されていました。単行本は1億5000万部を突破している、大人気作品です。原作は2020年に完結しましたが、まだまだ人気は衰えません。アニメも「遊郭編」まで放送されました。次の「刀鍛冶の里編」もアニメ化が決まっています。アニメは映像がとても綺麗で、戦闘シーンも迫力があります。
鬼滅の刃のあらすじ
「鬼滅の刃」は大正時代のお話です。鬼によって家族を殺された主人公の竃門炭治郎。唯一生き残った妹の禰豆子は鬼にされてしまいます。禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊に入り、鬼を倒しながら人間に戻す方法を探す炭治郎。仲間との友情、絆、悲しい別れなどを経て炭治郎は成長していきます。そして最大の敵である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)と戦います。
栗花落カナヲの過去や心を失った理由を調査
笑みを浮かべながらも、自分の意思を持たないカナヲ。自分では何も決められないというカナヲが、そうなってしまった理由は何でしょうか。それには壮絶な過去がありました。カナヲの過去や、心を失った理由を調査しました。
過去①親から虐待を受けていた
カナヲの悲しく暗い過去。それは親からの虐待です。カナヲの家はとても貧しい家でした。カナヲの親は子供に暴力を振るったり、虐待をする親でした。それにより、死んでしまう兄弟もいました。泣くと蹴飛ばされたり、水に漬けられたりしてしまいます。お腹がすいても食べられず、辛く苦しい毎日を過ごした過去を持っています。
②親からの虐待により心を失う
親から虐待される日々が続き、ある日カナヲの感情の糸は切れてしまいました。それにより何も感じなくなり、辛くなくなりました。これがカナヲが心を失った理由です。カナヲが何も反応しなくなったことにより、親も虐待はしなくなりましたが、カナヲを人買いに売ることにしました。
③胡蝶しのぶと胡蝶かなえとの出会い
カナヲが人買いに縄で縛られて連れて行かれている途中で、胡蝶しのぶと姉のかなえに出会います。縛られていることに疑問を持つかなえは、人買いに理由を聞きます。カナヲが罪人なのかと聞くと、そうではなく売られていることに気付きます。するとしのぶが人買いにお金を投げつけて、カナヲを奪い、連れて行きます。これがカナヲと胡蝶姉妹との出会いです。
④鬼殺隊へ入隊する
胡蝶姉妹に連れて行かれたカナヲは、胡蝶家の屋敷に住むことになります。しかし感情を失っているカナヲは、一人では何も決められず、目の前に食べ物が置かれていても「食べていい」と言われるまではお腹が空いても食べませんでした。カナヲの過去が幸せなものではないと推測できる場面です。そんなカナヲにかなえは「硬貨で決めたらいいのでは」とカナヲに硬貨を渡しました。その後カナヲは鬼殺隊に入隊するための試験を受けますが、これは自分の意思だったと思われます。
栗花落カナヲの強さや能力
可愛らしい見た目ですが、カナヲは可愛いだけではありません。最終選別では傷一つなく、試験を突破しています。最終選別が終わったばかりの段階では、実力は炭治郎よりも上です。また大変優れた視覚を持っていて、相手のわずかな動きを見て、次の行動を予測できます。この能力もカナヲの過去が関係していると思われます。親の行動をよく見ていなければ虐待を受けている時に打ち所が悪いと死んでしまうので、よく見る習慣がついていたと思われます。そんな過去があったからこその能力かもしれません。
栗花落カナヲは「花の呼吸」の使い手
カナヲが使う呼吸は「花の呼吸」です。胡蝶かなえも「花の呼吸」の使い手でした。かなえは鬼との戦いで、すでに亡くなっています。そしてカナヲはしのぶの継子となり、しのぶと共に任務を遂行しています。
技①弐ノ型「御影梅」
「御影梅(みかげうめ)」は、自分を中心として周囲にいくつもの連撃を放つ技です。全方向に攻撃できます。カナヲは童磨との戦いでこの技を使いました。童磨の多方面からの攻撃を防いでいます。花言葉は「高潔」です。
技②肆ノ型「紅花衣」
「紅花衣(べにはなごろも)」は、前方にいる敵に対し、大きく円を描くように相手を斬る技です。カナヲは童磨との戦いでこの技を使いました。花言葉は「化粧・装い」です。
技③伍ノ型「徒の芍薬」
「徒の芍薬(あだのしゃくやく)」は、前方にいる敵に九連撃を繰り出す技です。カナヲは童磨との戦いでこの技を使いました。敵である童磨も「きれいだ」と言ってしまうほど、美しい技です。アニメ化されたら映像美に期待です。花言葉は「恥じらい、慎ましさ」です。
技④陸ノ型「渦桃」
「渦桃(うずもも)」は、空中で体をひねりながら、渦のように敵に斬りつける技です。カナヲは童磨との戦いでこの技を使いました。回転が加わっているので威力も高いはずですが、童磨に簡単に防がれてしまいます。花言葉は「天下無敵」です。
技⑤終ノ型「彼岸朱眼」
「彼岸朱眼(ひがんしゅがん)」は、攻撃の技ではないが眼球を圧迫し、動体視力を極限まで高める技です。この技を使うと、相手の動きがスローモーションのようにゆっくりと見えるようになります。眼球は赤くなり、失明する可能性もある危険な技。カナヲは童磨との戦いでこの技を使っています。技を使ったのは一瞬だけでしたが、その代償として右目はほとんど見えなくなってしまいました。また鬼と化した炭治郎を救う時にも使っています。花言葉は「独立、悲しき思い出、再開」です。
栗花落カナヲと登場人物との関係
「鬼滅の刃」にはたくさんの登場人物がいますが、その中でカナヲに深く関わった人物を紹介します。壮絶な過去により心をなくしたカナヲを支えてくれて、心を取り戻させてくれた人物です。
関係①竈門炭治郎
「鬼滅の刃」の主人公炭治郎。家庭環境が最悪だった過去をもつカナエと違い、炭治郎の家庭はとても温かでした。炭治郎と出会ったばかりの頃は、まだカナヲは炭治郎に心を開いていませんでした。何かを決める時に硬貨を投げて決めるカナヲに理由を聞く炭治郎。「表が出たらカナヲは心のままに生きる」と言い、硬貨を投げます。見事に表が出ました。炭治郎が旅立った後、硬貨を握りしめるカナヲ。この出来事により、確実にカナヲの心に変化がありました。
関係②胡蝶しのぶ
カナヲはしのぶの継子です。それゆえカナヲはしのぶのことを「師範」と呼ぶこともあります。しかし普段の生活では「しのぶ姉さん」と呼んでいます。カナヲの過去を知る唯一の人物。二人の絆はとても強く、お互い家族のように思っています。出会った頃は心がなかったカナヲが徐々に心を取り戻していく過程をしのぶはずっと見ていました。そしてそれをとても嬉しく思っていました。童磨との戦いでカナヲは見事に胡蝶しのぶとかなえの仇をとっています。
関係③胡蝶かなえ
カナヲと同じく「花の呼吸」を使い、「花柱」だったかなえ。「カナヲ」という名前をつけてくれたのもかなえでした。自分では何も決められないカナヲにしのぶが少々苛立っていた時も、優しく見守っていました。そして硬貨をくれました。カナヲとカナヲの過去をあっさりと受け入れてくれた人物。かなえは童磨との戦いで亡くなってしまいます。カナヲはかなえの髪飾りを形見として貰い、つけています。
栗花落カナヲの声優を担当したのは
可愛くて、ゆっくりと穏やかに話す印象のカナヲ。しかし壮絶な過去の持ち主。背負っているものが大きく、心がないカナヲを演じるのは難しいのではないでしょうか。そんなカナヲを演じた声優を紹介します。
栗花落カナヲの声優は「上田麗奈」
カナヲの声を担当した声優は「上田麗奈」さんです。実はカナヲの役はオーディションではなかったそうです。オーディションでは禰豆子としのぶを受けましたが、残念ながら落選してしまいました。その後、カナヲ役を指名されたそうです。声優業界ではこういうことがあるそうですね。2015年の声優アワードで新人女優賞を獲得しています。
上田麗奈のプロフィール
ここからは声優上田麗奈さんのプロフィールを紹介します。
- 生年月日 1994年1月17日
- 血液型 A型
- 出身地 富山県
- 所属事務所 81プロデュース
「鬼滅の刃」をはじめ、多数の人気作品に出演している上田麗奈さん。アーティスト活動やラジオのパーソナリティーも行っていて、幅広く活躍しています。
上田麗奈の主な出演作品
上田麗奈さんが過去に出演した、主な出演作品はこちらです。
- 「ハナヤマタ」 関谷なる
- 「ポケットモンスター サン&ムーン」 マオ
- 「フルーツバスケット」 草摩杞紗
- 「私に天使が舞い降りた!」 星野みやこ
- 「ばくおん!!」 佐倉羽音
栗花落カナヲの過去に対する世間での評判や人気
カナヲの世間での評判や人気はどうでしょうか。カナヲは人気投票で上位に入る人物です。感情がなかったカナヲは炭治郎との出会いにより、徐々に心を取り戻していきました。ときおり見せる可愛い表情や仕草が魅力です。
「鬼滅の刃」には、壮絶な過去を持つ人物がたくさんいます。家庭が貧しく親に虐待されるという、悲しい過去を持つカナヲ。鬼殺隊で一番悲惨な過去と生い立ちを乗り越えてきたのは栗花落カナヲだとこの方は書いています。
この方は栗花落カナヲが胡蝶姉妹や炭治郎たちと出会えたことで、失った心を取り戻し人間的に成長していく姿は感動的で泣けると書いています。そのかわいい外見と強さの裏にはあそこまで辛い過去があったのかと驚いている読者も多いです。
栗花落カナヲがもしも〇〇だったら
今まではカナヲの過去や技、関わった人物、声優の上田麗奈さんについて紹介してきました。ここからは悲しい過去を忘れ、カナヲがもしも○○だったら・・・どうなるかについて考えてみます。もしもカナヲが「彼女」、「部活の後輩」、「妹」だったどうなるのでしょうか。
栗花落カナヲ「彼女」篇
カナヲがもしも彼女だったら・・・。可愛いカナヲに密かに憧れる人も多いでしょう。見た目はか弱い印象なので、守ってあげたくなるのではないでしょうか。カナヲにお願いされたら断れず、何でも言うことを聞いてしまいそうです。しかしカナヲも好きになった相手には、とことん尽くしてくれそうです。
栗花落カナヲ「部活の後輩」篇
もしもカナヲが部活の後輩だったら・・・。しっかりした後輩になると思います。先輩に対しても理不尽なことや納得ができなかったら、しっかりと意見を言いそうです。見た目は強くなさそうなので、そのギャップに驚かされそうです。好きではない先輩に対しては冷たそうですが、カナヲに好意を持たれたら、とことん慕ってくれそうです。
栗花落カナヲ「妹」篇
もしもカナヲが妹だったら・・・。後輩同様、しっかりした妹になりそうです。妹ですが、物が散らかっていたら片付けてくれたり、朝起こしてくれたりと面倒をみてくれそうです。しかし上のきょうだいが親に怒られている姿を見て、自分はうまくかわしそうです。
栗花落カナヲは壮絶な過去を背負っていた
「鬼滅の刃」に登場するカナヲの過去は壮絶なものでした。感情を持たなくなった理由が家庭環境にあります。心をなくさなければ生きていけなかったカナヲ。胡蝶姉妹や炭治郎との出会いで、人生が大きく変わりました。これからは悲しい過去を捨て、幸せになってもらいたいです。
この記事のライター
ささめ
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