【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)の最後は自害だった?泣ける死亡シーンまとめ
本記事では『鬼滅の刃』に登場する上限の参の鬼、猗窩座の最後のシーンや、最後は自害だったのかを徹底解説します。また猗窩座のこれまでの戦いの経緯や死亡した理由、猗窩座の人間時代の過去やそれに関係する人物、血鬼術や強さも合わせて紹介します。
目次
猗窩座とは?
『鬼滅の刃』に登場する猗窩座(あかざ)は十二鬼月の上弦の参(さん)の鬼です。無限列車編の最後に炭治郎達の前に現れ、煉獄杏寿郎と戦った人物です。そんな猗窩座の最後は自害でした。猗窩座の戦いの今までの経緯や、最後に自害した泣ける理由、猗窩座の人間時代の泣ける過去や過去に関係する人物、死亡する際に再開した人物などを紹介します。また合わせて猗窩座の強さや血鬼術、上弦の弐の童磨とどちらが強いのかも紹介します。
猗窩座(あかざ)のプロフィール
猗窩座(あかざ)は十二鬼月の中の上弦の参の鬼です。白い肌に薄紅色の髪、体中に入った藍色の模様が特徴的です。小柄で青年のような身体ですが、筋肉質な体格をしています。素手で真正面から挑む戦い方を好みます。鬼舞辻無惨からは猗窩座の真面目な性格と忠誠心から気に入られており、大事な任務を与えられることもあります。活動範囲も広く、決まったテリトリーなどはないようです。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠 呼世晴 (ごとうげ こよはる)による少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。単行本は全23巻で、週刊誌は全205話で完結しています。単行本の累計発行部数は2021年時点で1億5000万部を突破している人気作品となっています。テレビアニメは「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」「遊郭編」「刀鍛冶の里編」が放送され、「無限列車編」は劇場版アニメで公開されました。
鬼滅の刃のあらすじ
『鬼滅の刃』は炭焼小屋の長男であった竈門炭治郎を主人公にした物語です。炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子は鬼にされてしまいます。禰豆子を人間に戻すため、鬼を狩る「鬼殺隊」に入隊し、鬼を人間に戻す方法を探します。炭治郎とその仲間である我妻善逸、嘴平伊之助は無限列車で炎柱の煉獄杏寿郎と共闘しますが、上弦の鬼・猗窩座に敗れてしまいます。そんな猗窩座が無限城で炭治郎の前に再び姿を現します。
猗窩座の最後は自害だった?死亡シーンを解説
『鬼滅の刃』の無限城の戦いで、猗窩座の最後は自害でした。そんな猗窩座の死亡までの経緯や死亡シーン、死亡シーンは単行本の何巻かを紹介します。
猗窩座の最後の死亡シーンは何巻何話?
猗窩座の最後の死亡シーンは単行本18巻の156話「ありがとう」です。扉絵では猗窩座の顔が半分、人間だった頃の狛治に戻り、女性の手が狛治に触れています。狛治の父親、師匠である素山慶蔵、妻になるはずだった恋雪と再会し、恋雪に「守れなくてごめん」と泣きながらすがっていました。恋雪はそんな狛治を抱きしめ、「おかえりなさい あなた」と涙を流して笑いかけます。
猗窩座の死亡までの経緯
上弦の参の鬼である猗窩座は、無限城の中の戦いで死亡します。猗窩座は死亡するまでに、どんな戦いをしたのでしょうか。猗窩座が死亡するまでの経緯を紹介します。
経緯①無限列車編で煉獄杏寿郎を殺す猗窩座
『鬼滅の刃』の無限列車編で魘夢を倒した炭治郎たちですが、一段落付いたところに上弦の参の鬼、猗窩座が登場しました。炭治郎は脇腹に傷を負っており、重症だったので、炎柱である煉獄杏寿郎が猗窩座と戦います。猗窩座の腕が煉獄杏寿郎の腹を貫き、煉獄杏寿郎は死亡してしまいます。
経緯②猗窩座の炭治郎への恨み
猗窩座は煉獄杏寿郎を殺害した後、朝日を避けるために森へと逃げます。炭治郎は「逃げるな卑怯者!」と叫び、猗窩座を追いかけます。逃げる猗窩座に日輪刀を投げ、猗窩座に一撃を食らわせますが、逃げられてしまいました。猗窩座は無限列車で柱を1人葬ったことを鬼舞辻無惨に報告に行きますが、炭治郎たち3人の鬼狩りを仕留められなかっこと、柱でもない炭治郎に一撃を食らったことに激怒しました。そうして猗窩座は炭治郎に強い恨みを抱きます。
経緯③猗窩座と炭治郎の再会
鬼舞辻無惨の産屋敷邸襲撃に、柱や隊士達は結集しますが、鳴女の能力で無限城に落とされます。炭治郎は一緒に落ちた水柱の冨岡義勇と共に無惨の元に急ぎます。すると、天井を突き破って猗窩座が上から登場します。猗窩座は強い者と戦うことが好きですが、そのときは水柱に目もくれずに炭治郎に攻撃を仕掛けました。
経緯④強くなっていた炭治郎
無限列車で会ったときは炭治郎のことを弱者だと言っていましたが、炭治郎はこれまでの戦いでメキメキと力をつけていました。猗窩座の予想以上に強くなっていた炭治郎に対し、猗窩座は「杏寿郎の言葉は正しかったと認めよう」と、炭治郎が弱者でないことを認めました。上弦の参と戦えている炭治郎を見て、冨岡義勇も驚いていました。
経緯⑤師匠と同じ炭治郎の言葉
猗窩座は「杏寿郎はあの夜死んでよかった」と口にし、炭治郎はその言葉に激怒します。「弱いものが淘汰されるのは当然だ」という猗窩座に対し、炭治郎は否定します。炭治郎の言葉がきっかけで、猗窩座がある人に言われた言葉を思い出しました。猗窩座は触れられた手を振り払いますが、そこには何もありませんでした。炭治郎に不快を示し、攻撃を加えます。
経緯⑥猗窩座の攻撃
猗窩座の攻撃は炭治郎を正確に捉えます。威力もスピードも凄まじく、炭治郎はなぜ、人体の急所を的確に狙えるのかと、疑問に思いました。今までの猗窩座とのやり取りや戦闘を思い出し、何かヒントになるものはないかと考えます。
経緯⑦殺気を出さずに相手を攻撃する方法
炭治郎が考えていると、猗窩座は「闘気」という言葉を使っていることに気づきました。そしてその「闘気」から「伊之助との会話」と「父の見取り稽古」を思い出します。伊之助は後ろからの攻撃も気づくことができるほどに敏感ですが、それは相手の殺気を感じているとのことでした。殺気や害意がないおばあさんには後ろを取られるという事を炭治郎と話していました。
また、炭治郎がまだ幼い頃の父親と大きな熊を退治したことを思い出します。炭治郎の父は病弱でしたが、ヒノカミ神楽を一晩中舞い続けることができました。また、人間の胴体ほどの太さがある熊の首を、いとも簡単に落としました。この出来事や伊之助との会話を思い出し、殺気を出さずに攻撃する方法を身に着けます。
経緯⑧炭治郎に斬られた頸
炭治郎は半天狗を切ったときに見えた「透き通る世界」を使い、闘気や殺気を無くした「無」の状態で猗窩座の背後に立ちます。猗窩座は炭治郎に気づいてはいませんでしたが、炭治郎が「お前の首を切る!」を宣言したことで炭治郎に気づきました。しかし炭治郎の攻撃に猗窩座の羅針盤が反応せず、猗窩座は頸を切られてしまいます。
猗窩座の最後は自害
猗窩座は頭を持って頸を繋げようとしますが、冨岡義勇が刀を投げてそれを阻止します。猗窩座の頭は崩れますが、身体は一向に崩れずに術式を展開し始めます。頭を再生しようとしてることで、猗窩座は自分の人間時代の泣ける過去を思い出します。刀がすっぽ抜けた炭治郎は猗窩座を素手で殴りますが、この拳で猗窩座は「そうだ俺が殺したかったのは」と何かを思い出し、自分で自分を殴って自害しました。
猗窩座の最後で明かされた人間時代の過去
『鬼滅の刃』の無限城の戦いで、猗窩座の最後には人間時代の過去が明らかになりました。猗窩座の過去はとても泣けるもので、ファンの間でも涙なしでは見ることができない過去と評価されています。そんな猗窩座の人間時代の泣ける過去を紹介します。
過去①猗窩座の人間時代の名前は狛治
水柱の冨岡義勇や炭治郎との戦い、炭治郎を守ろうとする冨岡義勇を見て、猗窩座は人間時代の過去を思い出します。猗窩座は強くならならければいけないと思っていましたが、それは強くなければ父親に薬を持ってこれないからという理由でした。猗窩座の人間のときの名前は「狛治(はくじ)」で、病弱な父親に薬や栄養のあるご飯を食べさせるためにスリや盗みを働いて過ごしていました。
過去②狛治の父親は自殺する
猗窩座は盗みやスリを繰り返し、何度も奉行所に捕まっては処罰される日々を送っていました。ある日、父親は首を吊って死んでしまいます。狛治に盗みやスリをさせてまで生き永らえたくはない、真っ当に生きろという手紙を残し、父親は死亡してしまいました。
過去③師匠との出会い
狛治の父親は善人でしたが、病弱で貧乏だったために死んでしまいました。そんな事実に狛治は納得できず、気に入らない大人を喧嘩をする日々を送ります。ある日、子供が殺されそうになってると聞きつけた男が、狛治の前に現れました。それが素山慶蔵(そやまけいぞう)です。笑顔で話しかけてくる慶蔵に、狛治は殴りかかりますが、返り討ちにあってボコボコにされてしまいました。
過去④道場での暮らし
慶蔵は「素流(そりゅう)」という素手で戦う武術の道場主で、狛治を道場に連れてきます。そして死んだ妻の変わりに病弱な娘の看病をしてほしいと、狛治に頼みました。狛治は病弱だった父親の看病で病人を見るのには慣れているので、娘の看病をすることもできました。その娘の名前は「恋雪(こゆき)」です。
過去⑤恋雪との明るい未来
恋雪は本当に身体が弱く、寝たきりの状態だったときもありました。しかし狛治の懸命な看病で、普通に生活ができるくらいの身体になります。そんな狛治に、慶蔵はこの道場を継いで欲しいと話をします。そこで、恋雪が狛治のことを好きだと言うことがわかりました。狛治も恋雪のことを想っており、狛治は「命に代えても二人を守りたい」と思って恋雪との結婚と、道場の跡を継ぐことを決めます。
過去⑥師匠と恋雪が毒殺される
恋雪と祝言を挙げることを父親の墓に報告に行っている間に事件が起きました。隣の剣術道場は恋雪のことを好きだったり、慶蔵が道場をしていることをよく思っていなかったのですが、慶蔵や狛治に直接勝てないために、井戸に毒を入れます。その水を飲み、慶蔵と恋雪は毒殺されてしまいました。
過去⑦無惨との出会いで鬼になる
二人が毒殺された後、狛治は剣術道場にいた67名を素手で殺害します。あまりの地獄絵図に作り話だとされるほど凄惨な事件でした。血まみれの狛治は、鬼を配置していないのに騒ぎが起きているからと、様子を見に来た鬼舞辻無惨に出会います。狛治は無惨にも殴りかかりますが、無惨に返り討ちにされてしまいました。そこで無惨は十二体ほど強い鬼を作ろうとしていると話をし、狛治を鬼にしました。 猗窩座が思い出した、狛治という人間だった頃の記憶な凄惨なもので、泣ける過去でした。
猗窩座が最後に自害した理由やその後
猗窩座は炭治郎に頸を切られても、頭を再生してまだ戦おうとしていましたが、その後に自分で自分を攻撃して自害してしまいます。猗窩座はどうして自害したのでしょうか。猗窩座が自害した理由と、死の淵に再会した人物、猗窩座のその後を紹介します。
猗窩座が最後に自害した理由
猗窩座の最後は、自分で自分自身を殴って自害するというものでした。狛治であった過去を思い出し、全ての原因は「自分の心が弱かったからだ」と思い出します。そして猗窩座の嫌いな「弱者」、それは自分自身で、猗窩座は一番殺したかったのは自分だったのだと思い、自分を殴りました。
猗窩座が最後に再会した人達
猗窩座が自害して地獄へと向かう前に、最後に再会した人物がいました。それは狛治だったころの大切な人物でした。
再会した人達①父親
猗窩座になってもなお、父親の病態を心配し、父親に苦しくないかと訪ねます。父親は「大丈夫だ狛治、ありがとうなァ」と言います。狛治は手紙に残した真っ当に生きてやり直して欲しいという言葉も叶えられなかった事を悔いており、「ごめん親父」と膝をついてしまいます。
再会した人達②師匠
膝をついた狛治に、慶蔵は優しく頭を撫でます。慶蔵は「お前がどんなふうになろうが 息子は息子 弟子は弟子 死んでも見捨てない」と言います。一緒に天国には行けないがという言葉に、狛治は涙を流します。
再会した人達③恋雪
最後は恋雪が猗窩座に戻りかけた狛治に、優しく手を差し伸べました。「もういいの」と言う恋雪に、狛治は泣いてすがり、「守れなくてごめん」と言います。そんな狛治を優しく抱きしめ、「おかえりなさい あなた」と恋雪は涙を流しながら笑顔で言いました。
猗窩座は死亡したその後天国に行けた?
猗窩座はたくさんの人を殺したため、天国には行けずに地獄に行くことになります。師匠の慶蔵も天国には連れて行ってやれないと言っていました。しかし天国に行けるはずの恋雪が、狛治と一緒に地獄の業火に焼かれています。その後のファンブックで「各呼吸の斬られ心地」のインタビューで、狛治が炎の呼吸に斬られたときの感想を言っていました。そんな狛治の横には恋雪が描かれていました。
猗窩座の強さや血鬼術
猗窩座は自害して死亡してしまいましたが、猗窩座の強さはどれほどだったのでしょうか。猗窩座の血鬼術や強さ、上弦の弐の童磨とどちらが強いと言われているのかを紹介します。
猗窩座の血鬼術は「破壊殺」
猗窩座の血鬼術は「破壊殺(はかいさつ)」です。自分自身を強化し、徒手空拳による技を繰り出す血鬼術です。人間だった頃の素手の流儀をそのままに、「術式展開(じゅつしきてんかい)」という武道の構えをとり、足元に雪の結晶の模様をした陣「羅針」を出現させます。その羅針で相手の闘気を読み、急所を正確に付く攻撃を繰り出します。
猗窩座の強さ
猗窩座の強さは、何人もの柱を葬れるほどのものです。猗窩座の血鬼術や技は近接に特化したものですが、鬼となってからも鍛錬を続けていた猗窩座は、壮絶な強さを誇っていました。殺気や害意からなる闘気というものを察知し、相手の攻撃を読み取ったり、正確に急所を狙う戦い方をします。
猗窩座と童磨はどっちの方が強い?
上弦の参の猗窩座と、上弦の弐の童磨は、作中でも喧嘩になっており、どちらが強いのかと話題にもあがります。実際に童磨は上弦の弐で、上弦の参の猗窩座よりも階級が1つ上です。また、女を殺さず絶対に食べない猗窩座に対し、童磨は好んで栄養がある若い女を食べることで、猗窩座よりも強くなったとされています。
猗窩座の最後に対する世間での評判や人気
電車で猗窩座の最後の戦いの場面を読んでいる女の子がいたそうです。その女の子は全然泣いておらず、自分は咽び泣いてしまうというファンの声がありました。猗窩座の過去は泣ける辛いもので、涙なしでは見られないものとなっています。
猗窩座の最後の戦いは、普段泣けない人でも3回ほど泣けるものだというファンの声がありました。猗窩座の最後のシーンは、猗窩座を憎んでも憎みきれないものでした。
堕姫と妓夫太郎が死亡したとき、鬼舞辻無惨は「人間の部分を多く残したものから負けていく」と言いました。猗窩座の最後は、人間だった頃に思っていたことを思い出し、自らを攻撃して自害するというものでした。猗窩座も人間だった部分が多く残っており、猗窩座が負けた理由にもなっているという声もありました。
猗窩座の最後は泣けるものだった
猗窩座の死亡までの経緯や死亡シーン、人間時代の泣ける過去、自害した理由や、強さや血鬼術を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。猗窩座は何人もの柱を葬れるほどの強さを持つ上弦の参の鬼でしたが、最後は自害して死亡しました。その自害の理由や明らかになった過去は泣けるもので、涙なしでは見られないエピソードとなっています。また『鬼滅の刃』を読む際は、猗窩座の強さや過去にも注目して見てください。
この記事のライター
shiori
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