【はじめの一歩】ミゲルは有名なトレーナー兼マネージャー!ウォーリーとの関係も
本記事では、『はじめの一歩』に登場するトレーナー兼マネージャーのミゲルを紹介します。ミゲルは、世界チャンピオンを何人も育てた名伯楽で、現在はウォーリーのトレーナーを務めています。そこで、『はじめの一歩』でのウォーリーとの関係も詳しく解説します。
目次
【はじめの一歩】ミゲルとは?
『はじめの一歩』には、ミゲルという外国人が登場します。過去には元WBC世界ジュニアミドル級チャンピオンであるブライアン・ホークのセコンドを務めており、現在はウォーリーのセコンドです。今まで世界チャンピオンを6人も育てていて、名伯楽として有名なミゲルは、若い頃に鴨川と対戦したアンダーソンの通訳やトレーナーも務めていたことから、互いに面識があります。また、浜団吉とも関係があり、浜を「ダン」と呼んでいました。
ミゲルのプロフィール
- 氏名:ミゲル・ゼール
- 住所:ニューヨーク
- 職業:マネージャー兼トレーナー
- 言語:英語・日本語
- 経歴:6人の世界チャンピオンを輩出
- 信条:ボクサーには野性味と理論の両方が必要
はじめの一歩の概要
『はじめの一歩』は森川ジョージによる漫画作品です。「週刊少年マガジン」(講談社)誌上で連載が始まったのは1989年ですが、今なお続いているロングラン作品となっています。単行本も2023年7月現在で138巻まで刊行されており、累計発行部数は1億部を超えました。ボクシングを題材にしたスポーツ漫画ですが、人間としての成長や社会問題も描かれています。テレビアニメは、2000年に第1期が始まり、2009年に第2期、2013年から2014にかけて第3期が放送されました。
はじめの一歩のあらすじ
高校2年生の幕之内一歩(まくのうちいっぽ)は、母子家庭で育ち、母親の釣船屋「幕ノ内」をいつも手伝う心の優しい少年でした。ドジな性格からいじめっ子の標的になり、殴られてボコボコにされていましたが、ある日、プロボクサー鷹村守が通りかかって一歩を助けます。気を失っていた一歩は、目を覚ますと「鴨川ボクシングジム」にいました。帰ろうとしますが、鷹村はいじめっ子の似顔絵をサンドバッグに貼り、一歩に叩くように命じます。鷹村のアドバイスを受けた一歩は、目を見張るようなパンチを繰り出しました。
【はじめの一歩】ミゲルとウォーリーの関係
『はじめの一歩』のミゲルは名伯楽として有名です。「伯楽」とは「中国周代における馬を見分ける名人」のことでしたが、転じて「人物を見抜き、その能力を引き出し育てるのが上手な人」という意味で用いられている言葉です。この言葉通り、今までに世界チャンピオンを6人も育ててきました。そのミゲルが新たに見いだしたのがウォーリーです。ここでは、ミゲルとウォーリーとの関係を考察します。
ミゲルとウォーリーの出会い
『はじめの一歩』のミゲルは、自分がセコンドを務めていたブライアン・ホークが鷹村に敗れると、アメリカに帰国しました。たまたまテレビを見ていた時、画面にサルと戯れている少年が映ります。それがウォーリーでした。ウォーリーが「最後の太陽ラストサン」であると確信したミゲルは、自らインドネシアへ出向いてウォーリーをスカウトしました。ここからミゲルとウォーリーとの関係が始まります。
ウォーリーはインドネシアの国内チャンピオンになる
『はじめの一歩』のウォーリーは、野性的な環境で育ち、無邪気で人なつっこい性格をしています。そのせいもあってか飲み込みも早く、ミゲルの指導の下でボクシング理論をたたき込まれたウォーリーは、たったの3試合でインドネシアにおける国内チャンピオンになりました。
ウォーリーがボクサーになった目的
『はじめの一歩』のウォーリーがボクサーになった目的は、インドネシアの環境保護を訴えることでした。ウォーリーは、母国インドネシアの大自然やそこに暮らす人々や動物たちを愛しています。ミゲルからスカウトされた時、ボクサーになって有名になることで目的が適うと考え、スカウトに応じたのです。
【はじめの一歩】ミゲルがトレーナーを務めるウォーリーの活躍
『はじめの一歩』のミゲルが見いだしたウォーリーは、天才的な才能を持つボクサーでした。インドネシアの国内チャンピオンになった後、ウォーリーはどのような活躍を見せるのでしょうか。その後のウォーリーの活躍を紹介します。
ウォーリーとヴォルグの調整
『はじめの一歩』のウォーリーは、インドネシアの国内チャンピオンになりました。その後、浜団吉がトレーナーを務めるヴォルグと調整を行います。ウォーリーにとってヴォルグは格上の相手ですが、物怖じせず角度のないパンチを打ち込んでいきます。ウォーリーの天才的な才能に衝撃を受けたヴォルグは、ライバルの幕之内一歩にウォーリーのことを伝えています。また、トレーナーの浜団吉も鴨川に電話をしていました。
ウォーリーと一歩の試合の結果
『はじめの一歩』のウォーリーは、世界ランカーの幕ノ内一歩とノンタイトル戦で試合を行うことになります。当初の予想では、新人のウォーリーは全く相手にならないと見られていました。しかし、野生児のウォーリーは次々に予想もつかないパンチを放ち、一歩は何百発ものパンチを食らいます。形勢を逆転するために、一歩は鴨川から受け継いだ「鉄拳」という技を決め、経験の差で試合に勝利することができましたが、この試合はウォーリーが素晴らしいボクサーであることを証明しました。
ウォーリーとリカルドの試合の結果
『はじめの一歩』のウォーリーは、WBA世界フェザー級チャンピオンを10年以上保持しているリカルドとの試合が決まります。「価値ある選手としか試合をしない」という実力の持ち主ですが、リカルドにとってウォーリーは過去最高の挑戦者でした。野性味あふれるウォーリーと模範的なスタイルのリカルドは互角に勝負しますが、最終的にパンチ2発を決めたリカルドが勝利します。しかし、無敵のチャンピオンに対して、ウォーリーがここまで成長したことにミゲルの心にはこみ上げてくるものがありました。
【はじめの一歩】ミゲルの声優
ここまで、『はじめの一歩』に登場する世界的に有名なトレーナー兼マネージャーのミゲルの活躍を、ウォーリーとの関係を中心に考察しました。テレビアニメ『はじめの一歩』では、ミゲルは第2期と第3期に登場します。実は、テレビアニメ『はじめの一歩』でミゲルを演じた声優は2名です。そこで、この2名を分けて紹介します。
ミゲルの声優①飯塚昭三
テレビアニメ『はじめの一歩』第2期からミゲルを演じているのは、声優の飯塚昭三です。飯塚昭三は、テレビアニメの創生期から活躍している声優です。テレビアニメ『はじめの一歩』では、ミゲル役の他、2013年から始まった第3期では、同年に逝去した内海賢二の担当していた鴨川会長役も引き継ぎました。声優活動は、アニメ以外にも洋画やテレビドラマの吹き替え、特撮など多方面にわたり、特に『人造人間キカイダー』でのハカイダーは飯塚昭三を一躍有名声優の座に引き上げました。
飯塚昭三のプロフィール
- 生年月日:1933年5月23日
- 没年月日:2023年2月15日(89歳没)
- 出生地:東京府(現・東京都)
- 出身地:福島県磐城市(現・いわき市)
- 身長:165cm
- 体重:65kg
- 血液型:O型
- 所属事務所:シグマ・セブン
飯塚昭三の主な出演作品
- 『昆虫物語 みなしごハッチ』カマ吉おじさん役
- 『人造人間キカイダー』(特撮)ハカイダーの声
- 『機動戦士ガンダム』リュウ・ホセイ役
- 『忍たま乱太郎』稗田八方斎(ひえたはっぽうさい)役
- 『人造人間キカイダー THE ANIMATION』光明寺博士役
- 『バキ』劉海王役
ミゲルの声優②勝杏里
『はじめの一歩』第3期「戦後編」でミゲルを担当した声優は、勝杏里(かつあんり)です。「戦後編」は、一歩の師匠である鴨川会長らの青春時代を描いた回想編で、鴨川会長とミゲルとの関係もうかがうことができます。声優の勝杏里は、井上和彦の声優教室5期生で、以前は元氣プロジェクトに所属していました。声優活動は、アニメだけでなく、洋画の吹き替えやナレーションなど多方面に活躍しています。
勝杏里のプロフィール
- 生年月日:1977年7月3日
- 出生地:神奈川県横浜市
- 出身地:東京都大田区
- 身長:177cm
- 体重:74kg
- 血液型:A型
- 所属事務所:賢プロダクション
勝杏里の主な出演作品
- 『とある魔術の禁書目録』土御門元春役
- 『進撃の巨人』ナイル・ドーク役
- 『バキ』加藤清澄(かとうきよすみ)役
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』多摩ヒデキ役
【はじめの一歩】ミゲルに対する世間での評判や人気
『はじめの一歩』に登場するトレーナー兼マネージャーのミゲルは、名伯楽として有名でした。また、ウォーリーを育て上げた功績も光っています。そのミゲルをファンはどのように見ているでしょうか。ここでは、SNSの投稿から評判を探ります。
『はじめの一歩』でミゲルと言えば、世間でも名伯楽という評判が最も多いようです。才能を見出すだけでなく、一人前にまで育て上げる能力が伯楽には求められています。この点でも、6人もの世界チャンピオンを輩出した実績は、名伯楽の名に恥じないものとなりました。このような指導者が欲しいという投稿者の気持ちが表れた投稿です。
『はじめの一歩』のウォーリーとリカルドとの試合で、互角に戦っていた試合も次第にリカルド優位に傾きます。リカルドの猛攻にウォーリーはギリギリのところで耐えますが、ミゲルはウォーリーと初めて出会った時のことを思い出し、ウォーリーはミゲルに対する感謝を感じていました。この2名の関係には、たとえどのような状況であっても、周りの人は口を挟むことができません。そのような関係を伝えている投稿です。
『はじめの一歩』のミゲルのことを考える時、声優の飯塚昭三の功績は大きいです。キャリアの長さから多くの役を演じてきた飯塚昭三にとっても、『はじめの一歩』のミゲル役が代表作に挙げられています。このことについては多くの投稿があり、この投稿もそのうちの1つです。
【はじめの一歩】ミゲルは有名なトレーナー兼マネージャーだった
『はじめの一歩』のミゲルは有名なトレーナー兼マネージャーであり、日本語も堪能なため、終戦直後から日本との関係も深い人物でした。名伯楽としてウォーリーを見出したミゲルは、世界チャンピオンであるリカルドと互角の勝負ができるまでに育て上げます。そのようなミゲルの活躍を漫画やアニメで楽しんでください。
この記事のライター
makkun402
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