【はじめの一歩】速水龍一は新人戦で一歩に負けた?強さやその後も考察
『はじめの一歩』に登場する速水龍一について紹介します。新人戦での速水と一歩の勝敗や速水の強さについて徹底調査しました。また名言や新人戦のその後もネタバレ解説するとともに、アニメ『はじめの一歩』で速水龍一役を担当した声優情報も紹介します。
目次
【はじめの一歩】速水とは?
『はじめの一歩』に登場する速水龍一は、イケメンかつ華麗な経歴を持つ人気キャラクターです。速水の新人戦の結果に迫る前に、彼のプロフィールや『はじめの一歩』の作品について紹介します。
速水龍一のプロフィール
- 誕生日:1972年12月23日
- 星座:山羊座
- 血液型:O型
- 所属ジム:音羽ボクシングジム
- 戦績:22戦10勝12敗(単行本122巻時点)
『はじめの一歩』に登場する速水は元ジュニアフェザー級1位の選手で、学生時代は高速連打を武器にインターハイ3連覇を果たしました。その後日本プロボクシング界にスター選手がいないことを懸念し、プロに転向します。容姿や経歴、自信あふれる発言からデビュー当時から注目を浴びていた速水は、決しておごることなく新人選手も一花咲かせられるようトレーニングを積んでいました。
はじめの一歩の概要
『はじめの一歩』は森川ジョージによるボクシングを題材とした漫画で、週刊少年マガジン(講談社)で1989年から連載中です。「登場人物全員が主人公」と言う作者の発言通り、主人公だけではなく仲間やライバルたちの闘いも細かく描かれ、多くの読者を魅了しています。1991年度「第15回講談社漫画賞少年部門」を受賞した『はじめの一歩』は、2023年7月に138巻が発売され、シリーズ累計発行部数が1億部を突破しました。
はじめの一歩のあらすじ
『はじめの一歩』の主人公・幕之内一歩は、母親と釣り船屋を支えている母子家庭のいじめられっ子でした。高校生のとき、梅沢正彦たちにいじめられていた一歩は、ロードワーク中だったプロボクサーの鷹村守に助けられてボクシングに強い憧れを抱き、鴨川ボクシングジムに入門します。そこから一歩はプロボクサーを目指して奮闘していくのです。
【はじめの一歩】速水は新人戦で一歩に負けた?強さは?
『はじめの一歩』に登場する速水龍一は、フェザー級東日本新人王戦で一歩と対戦することになります。華麗な経歴を持つ速水は一歩に勝つことができたのでしょうか?ここからは速水対一歩の新人戦の行方をネタバレ解説するとともに、速水の強さについて紹介します。
速水は新人戦で一歩に負けた?
速水は新人戦の準決勝で一歩に1RKOで敗北します。新人戦優勝最有力候補だった速水でしたが、彼には大きな欠点がありました。それは対戦相手を甘く見てしまうところです。速水は学生時代、インターハイ3連覇の偉業を果たしたトップ選手でした。ビッグマウスと言われているほど、自信に満ちあふれていましたが、その裏ではトレーニングに励む真摯な青年だったのです。
しかし速水の欠点が災いして、一歩のカウンターブローで足を殺され、殴り合いに持ち込まれてしまいます。そのまま試合の流れは変わることなく、速水は敗北してしまったのでした。
速水の強さ
『はじめの一歩』の速水はアマチュア経験もあり、高校時代からトップレベルの強さを持つエリート選手です。自身を「天才」と言い、モハメド・アリと自分の姿を重ねる発言をするほどの自信家なところもあります。自身の強さを誇りに思っていた速水は、いつも地道なトレーニングを積み重ねてきました。速水の強さは、ボクシングに対する真摯な姿勢と情熱から生まれています。
速水の必殺技
『はじめの一歩』の速水はインファイター対策が非常にうまいアウトボクサーです。華麗なフットワークにディフェンスを得意とする速水は、インファイターとの対戦では100%のKO率を誇ります。ここからは、アウトボクサーである速水の必殺技を紹介しましょう。
必殺技①ショットガン
必殺技1つ目は「ショットガン」です。目にも止まらないほど高速回転するストレート系のパンチの連打で、威力よりもスピードと連打を重視しています。数発ヒットしてしまうと、たちまち顔が腫れあがってしまう強さを持つ技です。対戦相手を倒すときにとても有効な技ですが、現実で行うには難しいと言われています。
必殺技②ショートアッパー
必殺技2つ目は「ショートアッパー」です。インファイターとの勝負で見せるアッパーカットで、遠慮なく前に攻め込む強さを持っています。対戦相手が懐に潜り込んできた瞬間を狙い、左アッパーを打ち込むこの技は、現実でも成功すると効果的なパンチです。速水はこの技で対戦相手の顔を突き上げ、ショットガンでとどめを刺す流れを必勝パターンとしていました。
【はじめの一歩】速水が一歩に負けたその後や名言
新人戦の準決勝で一歩に敗北した速水はその後、どのような道を歩むことになったのでしょうか?ここからは速水のその後と『はじめの一歩』の作中で彼の印象に残った名言について解説していきます。
速水が一歩に負けたその後
新人戦で一歩に敗北した速水は、来日したヴォルグの練習の解説役を担当したり、カラオケのイメージビデオに登場したりと輝かしい時代から転落した状況に置かれていました。さらに一歩のスパーリング相手が現れたとき「速水相手に判定までいった奴」と比較対象にされる始末になります。しかしセンス抜群だった速水は、階級をジュニアフェザー級に落としてランキング1位を獲得したのでした。ところが速水は大きな挫折を味わうことになります。ここからはジュニアフェザー級に変えた速水のその後について解説します。
その後①小橋に敗北する
速水はジュニアフェザー級2位の小橋健太と王座を巡って対戦しますが、8RKOで敗北します。真田一機がベルトを返上した後の日本王座決定戦で、速水と対戦することになった小橋も、新人戦で一歩に敗北していました。その結果もあり、読者からは「速水の消化試合になる」と言われていましたが、小橋は以前よりも力をつけ成長していたのです。試合は接戦を極め、最終的に小橋のパンチが速水のアゴを貫いてしまいました。そしてそのまま速水の敗北となります。
その後②1勝11敗という散々な成績を残す
日本王座決定戦で小橋に敗北した速水はその後、階級を上げて闘い続けますが、成績は1勝11敗という散々な結果を残してしまいます。敗北し続ける速水でしたが、それでも一歩に追い付こうと必死なって闘っていたのでした。
その後③一歩と再会する
一歩の引退後、セコンドとして会場に訪れたときに2人は再会します。速水は引退と復帰を繰り返しながらもランク外で闘い続けていました。速水の必殺技であるショットガンは健在でしたが、打たれ弱さのせいで一発当たると形勢逆転してしまい、敗北してしまいます。しかし気の強さが仇となり、ダメージが残ったまま次の試合を組んでしまう悪循環を引き起こして、音羽ジムの会長から見放されていました。
その後④自分を信じて闘い続ける
身も心もズタボロになっていた速水でしたが、自分を信じて闘い続けていました。このとき8勝11敗と負け越している速水の勝ち星は、小橋との対戦以降の1勝のみです。本来ならば全てを諦めてしまう状況を、速水はかつての栄光を取り戻すために必死にもがいていました。自分を信じて闘う姿を見た一歩は、心の中で「期待しています」と応援していたのです。
速水の名言「オレがオレに期待…」
オレがオレに期待してんの
出典: nakosan.com
一歩との会話で言った速水龍一の名言です。周りの人間に期待されなくなっても、たった一人だけは速水を期待し続けていました。それが速水自身だったのです。「自分を信じられるうちは続けろ」と、自分自身に期待していることを笑顔で一歩に語りました。『はじめの一歩』では多くの名言がありますが、速水のこのセリフは何度敗北しようとも、自分が諦めない限り闘い続けると誓いを込めた名言となっています。
【はじめの一歩】速水の声優
人気漫画 『はじめの一歩』は2000年10月からテレビアニメ化され、2002年3月まで第1期が放送されました。速水龍一は2002年に初登場し、強烈な印象から注目を浴びます。ここからはアニメ『はじめの一歩』で速水龍一役を担当して声優について紹介しましょう。
速水の声優は「辻谷耕史」
アニメ『はじめの一歩』で速水龍一役を担当したのは、声優の辻谷耕史(つじたに こうじ)さんです。イケメンで自信に満ちあふれる速水を魅力的に演じていました。
辻谷耕史のプロフィール
- 本名:辻谷 耕史(つじたに やすふみ)
- 誕生日:1962年4月26日
- 血液型:AB型
- 出身地:東京都
- 所属事務所:フリー
- 配偶者:渡辺久美子(声優)
- 没年月日:2018年10月17日(56歳)
辻谷耕史さんは声優業の他にも俳優や音響監督など、さまざまな仕事を精力的に行っていました。しかし2018年10月17日に自宅で倒れ、脳梗塞で急逝してしまいます。あまりの突然の訃報に、多くの声優仲間やファンたちが悲しみに暮れました。
辻谷耕史の主な出演作品
- 機動戦士ガンダムF91:シーブック・アノー
- 犬夜叉:弥勒
- 無責任艦長タイラー:ジャスティ・ウエキ・タイラー
- 精霊の守り人:タンダ
- 戦国BASARA:浅井長政
【はじめの一歩】速水に対する世間での評判や人気
『はじめの一歩』の作中で速水が言ったセリフは多くの読者の心を掴んでいます。ランク外にまで落ちた速水の諦めない強さは、セリフからも伝わり、彼の必死な努力が報われて欲しいと感じる名言となっていました。
『はじめの一歩』の登場キャラで、速水が一番のお気に入りだと言っているファンもいます。速水は個性的でかっこいいキャラとして人気を集めています。その速水がいつか試合で勝ってほしいと強く願っている声が多くありました。
『はじめの一歩』で速水が再登場しているのを知って、週刊少年マガジンを購入したと言うファンもいます。好きなキャラが久々に登場すると、ファンにとっては目頭が熱くなるほど嬉しいものです。不安要素が残っている速水ですが、どうにか勝利を収めてほしいと応援している声が多くありました。
【はじめの一歩】速水は新人戦で一歩に負けた
『はじめの一歩』に登場する速水龍一は、新人戦の準決勝で幕之内一歩に敗北してしまいます。ここから速水のボクシング人生は転落したかのように見えましたが、彼は決して諦めてはいません。栄光と挫折の両方を味わった速水は、自分を信じて今もなお闘い続けています。現在も連載中の『はじめの一歩』で速水がどのような活躍をするのか、物語の展開に注目です。
この記事のライター
rymamimo
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