【ハンターハンター】メルエムの能力は最強？悲しい最期や名前の由来も紹介

メルエムはハンターハンターという作品のキメラアント編に登場する敵キャラクターです。登場から圧倒的な強さを誇り、ラストは見ている人が心を打たれる感動のシーンで終わりました。多くのハンターハンターファンの心を奪った内容の濃いキャラクターです。

メルエムの正体はキメラアントと呼ばれる生物です。キメラアントは人間を捕食することで子孫を作りだしていました。キメラアントの女王から生まれたメルエムは、ハンターハンターのキャラクターの中でも最も狂暴で圧倒的な強さを誇っていました。頭脳も非常に優れており、武力だけの強さだけでなく、知能的な強さも備えています。

メルエムの性格は、王と呼ぶにふさわしく、残酷で感情を持ちません。まさに合理的という言葉がぴったりなほどです。しかし、そんな冷酷なメルエムの性格をコムギという1人の人間の女性が変えていきました。最後は優しく、相手を思いやり非常に人間味のある性格へと変わりました。

ハンターハンターは週刊少年ジャンプにて現在連載中の漫画です。現在の連載は不定期ながらではありますが、続いています。ハンターハンターの単行本は現在36巻まで発刊しています。アニメハンターハンターは会長選挙偏までが放送されました。アニメは旧ハンターハンターと、リメイク版が出され、声優を変えて再放送されました。

ハンターハンターの主人公、ゴン＝フリークスはある日、森で獣に襲われたところをカイトというハンターに助けられます。カイトはゴンが生まれてすぐに死んだと聞かされていた父親（ジン＝フリークス）がまだ生きており、自分が知る限りでは最高のハンターだと伝えました。それを聞いたゴンは、自分もハンターになり、父親に会いたいとハンター試験を受けるため旅だち、多くの仲間たちに出会っていきます。

出産1ヶ月前に自ら母の腹を破って誕生するなど、生まれながらにして王の素質を持っていたメルエム。出だしから圧倒的な強さが溢れるメルエムの能力はどのようなものになっているのでしょうか？

メルエムの念能力が何系かは作中ではわかりません。しかし、食べれば食べるほど増していく強さはまさに王様の素質そのものです。これといった念能力の実践や修行をするわけでもなく、自身の能力についてメルエム本人も詳しくは把握していません。メルエムは作中で念能力者を食することによって、食べた相手の能力をコピーすることができます。

人間を食し、世界を作り直そうとするメルエムを討伐するべくハンター協会の会長であるネテロが立ち上がりました。ネテロは百式観音という技と長年の戦闘経験により人類の中でも圧倒的な強さを誇る人物です。ネテロの百式観音は圧倒的な攻撃力に加え、スピードも非常に速いので、メルエムは避けることができずまともに食らってしまいます。しかし、メルエムは立ち上がり、ほぼ無傷でした。

ネテロの攻撃をまともに食らっても立ち上がることができるのは、メルエムぐらいです。その後ネテロの攻撃を何度も食らいますが、メルエムの身体に傷一つ付かなかったのは、メルエムの圧倒的な防御力の高さが誇るものです。

自身のオーラを広げ、相手の攻撃などを探知する能力で「円（えん）」と呼ばれるものがあります。円を広げられる範囲は念能力者の強さによって変わりますが、メルエムは桁違いの規模です。その範囲は自身が住んでいる宮殿周辺を取り囲むほどの広さです。さらに、メルエムは円のオーラを光子状に分解させ、どこに誰がいるかなどが分かるようになっています。このオーラに触れた人間の感情を読み取ることも可能です。

ネテロに勝ち、様々なゲームのプロにも勝てる身体能力も頭脳も桁違いの能力を持っています。しかし、軍儀というゲームのプロであるコムギには一度も勝つことができません。コムギと軍儀を行うことでネテロの攻撃パターンを読み、戦うことができました。しかしそれは、あくまでも攻撃パターンを読んでいただけであって自らの強さが成長したわけではないようです。

「食べれば食べるほど強さを増す」がメルエムの能力です。 食べた相手の能力を取り込むこともできるメルエムですが、それは念能力のみであり、頭脳面や身体的な強さの能力にはやはり限界があるのではないでしょうか。

自身の個別の念能力である「発（はつ）」と呼ばれる能力があります。しかし、メルエムには発がありません。なぜメルエムに発がないのか、それは単純に「必要ないから」です。圧倒的な強さを誇るメルエムに固有の能力は特にないものの、相手の念能力を取り込みさらに強くさる能力というものだけでも十分強いです。

ここまでで、メルエムがいかに強いかを紹介しました。ハンター協会会長であり、申し分のない強さを誇るネテロですらメルエムを倒すことができませんでした。ではメルエムはどのキャラクターでどのような能力なら倒すことができるのでしょうか？

操作系能力者によって物理的な攻撃をせずとも、メルエムを操り、自害させてしまえば倒すことはできるのでしょうか？しかし、操作系能力者が敵を操る為には近距離まで近づく必要があります。メルエムの鋭い探知能力に引っかかることなく近づき念能力を発動できる能力者は今のところ登場していないので、操作系能力者でも難しいです。

メルエムの結果的な死因は毒によるものでした。毒ならメルエムを倒すことができるのであれば、変化系能力者で毒を生み出す能力の持ち主であれば倒すことが可能です。戦術を上手く練り、能力を駆使して戦うことで勝てる可能性はあります。

ゴンさんとは、王護衛軍の1人であるネフェルピトーにカイトが倒され、それに怒ったゴンが覚醒した状態のことです。ピトーが初めてゴンさんを見たとき、王の元へこいつを向かわせてはならないと冷や汗をかくほど恐れます。ピトーはあっさりとゴンさんに倒され、ゴンさんの能力のすごさを感じます。

ピトーはメルエムよりもゴンさんの方が強いと悟ります。メルエムの力量を知っているピトーにそう感じさせたゴンさんであれば倒すことができるかもしれません。しかし、メルエムもまた成長を続けているので、実際はゴンさんでも戦いに苦戦するはずです。

キメラアント編では登場するシーンが少なかった、幻影旅団という強いキャラが集まる集団があります。旅団メンバーには、オーラの量を増やし、破壊的なダメージを与えることができる能力の持ち主や、自身が受けたダメージを蓄積し、それを相手にそのまま返す能力の持ち主もいます。この能力があればメルエムに爆発的なダメージを与えたり、食らったダメージを返すことで同じだけの負傷を負わせることができるかもしれません。

しかし、人間とメルエムでは耐久力に大きな違いがあります。そもそもその莫大な力を貯めるまでにメルエムとの戦いに耐久出来るのかどうかや、受けたダメージを相手に返すまでに自分が倒されてしまう可能性もあるので、旅団の優秀な能力の持ち主でもメルエムを倒すのは難しいです。

冷酷な性格で、破壊者としてのイメージが強いメルエムが徐々に人間と同じような感情を持ち始め、性格にも変化がみられるようになりました。そんなメルエムの最期が感動するとファンの多い部分でもあります。メルエムの最期や、メルエムの性格を変えた人間の女性コムギとの関係はどのようなものだったのでしょうか？

メルエムが暇をつぶすためにチェスや将棋のチャンピオンを招いて戦いますが、メルエムは初見でも攻略してしまい勝ってしまいました。最後にコムギという軍儀のチャンピオンと戦いますが、メルエムは敗北してしまいます。コムギが軍儀にかける思いが深いことを知ったメルエムもまた、コムギを倒したいと成長をしていきます。

どんどん成長するメルエムに対し、コムギもまた成長していきます。互いに軍儀を通して成長していく良きライバルのような関係でありながら、メルエムやコムギにとってお互いが特別な存在になっていきます。

ネテロとの戦いで核爆弾を食らい、毒に侵されたメルエムは自身の寿命がそう長くはない事を理解します。残り僅かな時間でメルエムが選択したのは、コムギと過ごすことでした。メルエムはコムギに、自分と一緒にいればコムギにも毒がうつり、やがて死んでしまうことを説明しますが、それでもいいと言い、一緒に軍儀をすることを選びます。

毒のせいで徐々に目が見えなくなっていくメルエムはコムギが側にいることをしきりに確認します。最後に名前を呼んで欲しいと言うメルエムの手を握り、コムギはメルエムの名前を呼びました。こうしてメルエムは人間のコムギと共に、絶命します。このシーンに感動するファンは非常に多く、漫画では真っ黒の背景に吹き出しのみという異例のシーンでした。

人間を食料にし、地球上の生物を統一しようと行動する合理主義な性格のメルエムは、世界中から恐れられていました。そして念能力者をレアモノと称し、数多くの念能力者が食われていきました。ハンター協会はいち早く立ち上がり、会長であるネテロが直々に討伐しに行きます。ネテロの能力では倒しきれず、自爆によって核爆発を起こし、中に仕込まれた毒によってメルエムも絶命をしました。

メルエムの圧倒的な強さに、復活を願うファンは多くいます。作中でもこれはメルエムが死んでいないという布石では？と考察された部分があります。しかし、メルエムは「自分は何のために生まれたのか？」という疑問を持つようになり、最期にコムギと軍儀を打っている際、このために生まれたのだと答えを見つけ、キメラアント編は完結しているのでメルエムの復活の可能性は少ないです。

キメラアント編で、メルエムのファンになった方は多くいます。メルエムの名前の由来や、そもそもメルエムを含むキメラアントは一体どこからやってきたのか？などの謎が気になるところです。

名前の由来が気になるといファンは多く、いくつかの考察がある中、エジプトの太陽神「メルウェル」が由来では？という説が多くあります。最後の結末には名前の由来が関係しているという説もあります。しかし、公式ではメルエムの名前の由来は公開されていません。

キメラアント編が終わり、新たな章で、ゴンはジン＝フリークスに会うことができます。ジンはキメラアントはこの世界の外側から来た外来種だと教えてくれます。メルエムがありえない強さを誇っているのは外来生物であるからということです。

護衛軍と呼ばれるプフ、ユピー、ピトーの3人はそれぞれ強大な能力を持っています。王であるメルエムを守る役割としても配置されていましたが、守る必要がないほどメルエムの強さは素晴らしいものです。なので護衛軍は、身の回りの世話係としてお供しています。

アニメのメルエムは非常に穏やかな声で、声を荒げたりすることがほとんどない落ち着いた雰囲気です。メルエムは誰が担当しており、これまでにどんなキャラクターを担当してきたのでしょうか？

メルエムの声優は、内山昂輝さんでした。内山さんは声優としてデビューをする前の幼少期には、映画やテレビに出演した経験もあります。初めて声優活動を行ったのは小学生の頃でした。

内山昂輝さんは劇団ひまわりに所属する声優です。1990年8月16日生まれの埼玉県出身です。アニメやゲームの声優だけではなく、映画の吹き替えなども行っています。2011年には声優アワード新人男優賞を受賞しました。

内田昂輝さんの代表作には、キングダムハーツというゲームのロクサス、ヴェントゥや、機動戦士ガンダムUCというアニメのバナージなどを担当しました。デビュー作はA.I.というアメリカで制作されたSF映画です。

主な出演作品として、ソウルイーター/ソウル・イーター役、IS（インフィニット・ストラトス）/織斑一夏役、などを始めとした有名アニメの主人公の声優を担当していたり、近頃人気のアニメの、ハイキュー！！/月島蛍役、僕のヒーローアカデミア/死柄木弔役、鬼滅の刃/累役、呪術廻戦/狗巻棘役などを担当しました。

メルエムの王としての品を感じさせるシーンがファンを魅了しました。能力としても品格としても以前よりも格段に成長し、さらに強くなっていることが感じ取れると評判を得ています。

ネテロがメルエムを倒すも、念能力では倒すことができず、核爆発と毒によって倒すことになってしまいました。メルエムの強さが念能力を長年極めたものでも倒せないほどの能力の高さを物語っています。

キメラアント編ではゴンさんとメルエムが戦うシーンは描かれませんでした。ファンの多くはこの2人がどのようにして戦うのかを見たかったという声が多く見られ、どのようなバトルシーンが繰り広げられるのか考察しています。

ハンターハンターのメルエムの能力は計り知れないほどの強さでした。さらにコムギと軍儀をしていくうちに心も能力も成長をし、止まることのない強さがあるという事が分かりました。日々成長していくメルエムはハンターハンターの視聴者に多くのファンが存在します。