【ハンターハンター】キルアとアルカの関係を紹介！二人のその後やゴンとの再会は？

キルアとアルカは、『ハンターハンター』に登場するキャラです。『ハンターハンター』には、伝説の暗殺一族としてゾルディック家という一家が登場しますが、キルアとアルカはそのゾルディック家の兄弟です。家族の中ではアルカは弟として扱われていますが、キルアは妹として接しています。まずはそんな2人のプロフィールから見ていきましょう。

『ハンターハンター』は幅広い年齢層のファンに親しまれている少年漫画で、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で1998年から休載を挟みながら長期連載されている作品です。2局のテレビ局でアニメが放送され、オリジナルの内容で映画も2本公開されました。たくさんの商品やゲームなどともコラボしている、とても人気のある作品です。

『ハンターハンター』の主人公は、ゴン=フリークスという12歳の少年です。ゴンはくじら島で従妹叔母のミトに育てられていました。ある日、キツネグマに襲われそうになっていたところをハンターのカイトに救われ、父親がとても優秀なハンターであることを知ります。ハンターに憧れたゴンは、ミトの反対を押し切ってハンターになるためにくじら島から旅立ちました。こうして、ハンターとなって父親に会うというゴンの冒険の旅が始まりました。

先述した通り、キルアとアルカはゾルディック家の兄弟です。アルカについては弟なのか妹なのかがはっきりしませんが、キルアはアルカのことを妹として扱っています。そんな2人の関係を見ていきましょう。

アルカの性別がはっきりとは判明しておらず、ゾルディック家の中でもアルカの性別に関してはキルアと他の家族、執事との間で違っています。キルアはアルカを妹と呼んでいますが、イルミやミルキは弟と言っています。また、ゾルディック家の執事達もアルカのことは「坊ちゃん」と呼んでいて、男の子として接しています。キルアは、執事のゴトーに対してアルカを女の子と言ったり、ゴンにアルカを紹介する時に「妹」として紹介していました。

ですが、アルカが眠っている時にモラウと電話で話した時にキルアは、アルカは弟だと発言しているため、本当は妹ではなく弟なのではないかとも考えられています。キルアが起きているアルカの前では妹として接するのには、アルカに憑りついているナニカが関係するのではないかと考察されています。

共依存というのは、特定の相手と過剰に依存し合っている状態のことで、さまざまな依存の形がある中でも、お互いの関係性に囚われている依存のことを指しています。お互いが自分自身を見失っている状態で依存し合います。そのことを踏まえると、キルアとアルカは共依存ではないということがわかります。

お互いに必要とはしていますが、キルアはアルカのことを守ると決めて一緒にいて、アルカはキルアのことが大好きで一緒にいます。そしてゴンとの別れ際にもアルカは、しばらくしたらお兄ちゃんを返すと言っているので、依存して一緒にいるわけではありません。

アルカの中には「ナニカ」という存在がいます。キルアはアルカとナニカの違いを把握していて、アルカの姿でナニカが発言する場合にもちゃんと理解して接しています。キルアにとってはアルカもナニカも大切な妹であり、アルカを守るためにナニカに対して「もう出てくるな」と言った時もとても辛そうな顔をしていました。ナニカもキルアのことは好きだと発言していて、お互いに大切な存在として接していることがわかります。一度は出てくるなとナニカに言ったキルアですが、その後アルカに泣きながら怒られてナニカに謝罪したため、現在もナニカは出てくることができます。

アルカはゾルディック家では監禁された状態でした。キルアはゴンを助けるためにアルカを連れ出しますが、その際にアルカにお願いをしなければなりませんでした。そこでのキルアのお願いが、時間内に脱出出来たら頬にキスをすること、そして時間内に脱出できなかったら母親を殺すことでした。キルアとアルカは時間内に脱出することができたため、アルカはキルアの頬にキスをしました。このキスシーンがアニメで放送されると、ファンの間ではかなり話題となりました。

キルアとアルカはお互いに好きという感情はありますが、あくまでも兄妹としての「好き」です。そこに恋愛感情が生まれることは考えにくいと思われます。『ハンターハンター』では様々な恋愛が描かれてはきましたが、血のつながった兄妹での恋愛となるとどうなのでしょうか？物語の方向性が変わってしまいそうなので、ここでは兄妹としての「好き」はあっても、それ以上の恋愛感情への発展はないものと考察します。

ここからは、『ハンターハンター』の物語の中ではそれぞれの道を歩むことになった、ゴン、キルア、アルカの今後について考察していきたいと思います。

キルアは兄として妹のアルカを一生守っていくことを決意しました。もちろんナニカのこともです。ゴンとは、どこにいても仲間だと言って別々の道を行くことを決めた2人でした。その際にキルアは、アルカにたくさんの景色を見せてあげるため、いろんな所を旅してまわることを告げています。こうして現在はキルアとアルカは旅をしていますが、作中ではどこを旅しているのかは描かれていないので、詳しいことはわかりません。ですが、楽しく世界中を旅していると思います。

ゴンがキメラアントのネフェルピトーとの戦いで瀕死状態となり、キルアはゴンを助けるためにゾルディック家からアルカを連れ出しました。アルカの能力でゴンを元に戻すためです。キルアはアルカをゴンの傍に連れて行き、ゴンを元通りにするようお願いしました。実際にはこの能力を使って願い事を叶えているのはアルカではなく、アルカに憑りついているナニカです。

会長選挙編の後に別々の道を歩んでいるゴンとキルア。ゴンは現在くじら島に戻って、療養＆勉強中です。キルアはアルカとともに世界中を旅してまわっています。そんなゴンとキルアが今後再会するのかは、多くのファンが考察していますが、『ハンターハンター』の主要人物でもある2人なので、いつかは再会するという考察が多いようです。また、アルカが別れ際に少ししたらキルアを返すとゴンに言っていることからも、2人の再会は確実なのではないでしょうか。

『ハンターハンター』は暗黒大陸編に入っていて、ハンター達は暗黒大陸に向かっています。暗黒大陸に関してはまだ謎が多い場所ですが、アルカの中に存在するナニカは暗黒大陸から来たことが明かされました。そのため、キルアが暗黒大陸に向かうとすればアルカとナニカが理由となるはずです。

キルアとアルカの関係についてお伝えしてきましたが、ここからはアルカとナニカの正体や能力について考察していきます。

暗黒大陸についてはまだ詳細がはっきりとはしていませんが、『ハンターハンター』の単行本でナニカの正体が暗黒大陸出身の生き物だということが明かされました。アルカはゾルディック家の子供で、そのアルカに暗黒大陸出身のナニカが憑りついているとの考察が、現在では最も有力な考察となっています。

『ハンターハンター』には性別が不明なキャラが数名登場していて、アルカもその中の1人となっています。ゾルディック家では、キルア以外はアルカを男の子として扱っており、イルミやミルキも弟と呼んでいます。その中でキルアだけは妹として接していますが、アルカが眠っている時にモラウには電話で弟だと話していることから、アルカの性別に関しては謎が深まっています。ファンの間では、アルカが女の子でナニカが男の子だという説が有力視されているようです。

『ハンターハンター』ではまだ謎に包まれている暗黒大陸。そこには五大災厄というものが存在していて、その中の1つ、ガス生命体アイがナニカの正体なのではないかと噂されています。ナニカの正体がガス生命体アイだという理由としては、ガス生命体アイが「あい」と言葉を発していることがナニカの返事の「あい」ととても似ていることや、ナニカの黒塗りの目がガス生命体アイの姿に酷似しているという2点があげられています。

アルカの能力は「お願い」と「おねだり」です。キルアだけが正確にこの能力について把握しており、実際に願い事を叶えておねだりをしてるのはナニカだと言っています。アルカ（ナニカ）の能力には複雑なルールがあり、ゾルディック家ではイルミとミルキがそのルールを知るために動いていました。ですが、アルカ（ナニカ）のルールを正確に把握しているのはキルアだけです。中にはキルアだけが使えるルールもあるようです。アルカ（ナニカ）の能力のルールは以下の通りです。

先述したルールにもある通り、アルカ（ナニカ）の能力である「お願い」と「おねだり」は等価交換となっています。そのため、願い事が大きければその後の「おねだり」の難易度は高くなり、失敗した際の死ぬ人の人数が多くなります。アルカ（ナニカ）の能力は、この代償の大きさから危険視されて呪われた能力とされてきましたが、キルアは呪われているのは願い事をする方だと言いました。

アルカ（ナニカ）はとても優しい人物であることをキルアは知っています。誰かを助けるための「お願い」には犠牲者は出ません。犠牲者が出るような願い事をする人物が悪いのです。アルカ（ナニカ）の能力のルールを正確に捉えているキルアだからこそできた発言です。

テレビアニメ『ハンターハンター』で、キルアとアルカの声を担当した声優をご紹介していきます。

1999年からフジテレビ系で放送されたテレビアニメ『ハンターハンター』でキルアの声を演じた声優は、三橋加奈子さんです。

2011年から日テレ系で放送されたテレビアニメ『ハンターハンター』でキルアの声を演じた声優は、伊瀬茉莉也さんです。

アルカは旧作には登場しておらず、2011年から日テレ系で放送された新作のテレビアニメ『ハンターハンター』に登場しました。アルカの声を演じた声優は、内田真礼さんです。

キルアとアルカはゾルディック家の兄弟だということは冒頭でも触れましたが、ここではその他の兄弟についてご紹介していきます。

ゾルディック家の長男で、キルアのことを溺愛しています。ですがその愛情はとても歪んだものとなっているようです。キルアを死なせないため、幼少期からキルアの脳に針を埋め込んで、念能力によってキルアの精神を操作してきました。

ゾルディック家の次男で、10歳の頃からほとんど外出しないで自室にこもってパソコンを操作しています。ゲームやフィギュア集めが趣味の引きこもりオタク。プログラム関連や機械のことには知識が長けていて、普段からキルアに見下されながらも、キルアのヨーヨーを作ったりしているようで仲は悪くない様子です。キルアの暗殺者としての才能と能力は認めていますが、後継者としては認めていません。

ゾルディック家の末っ子で、黒髪のおかっぱ頭で女の子の着物を着ている性別不明の人物です。一人称はボクですが、ハンターズガイドでは着物少年（!?）と記載されているようなので、はっきりとはわかりません。とても物静かなキャラですが、実は短気で苛立ちやすかったり、とても残虐な性格も見られています。

キルアとアルカについて、2人の関係性やアルカの能力や正体などについて触れてきましたが、『ハンターハンター』のファンの間ではどのような評判となっているのでしょうか？Twitterでの2人に対する意見を見ていきたいと思います。

キルア・アルカ・ナニカのシーンでは、何回読み返しても感動するという意見が多いようでした。とても素敵な兄妹愛を感じるシーンです。

アルカの能力をきっかけに深まる兄妹愛にも感銘を受けるファンがいるようでした。また、今後ナニカの正体が明かされていくことに期待するファンも多いようです。アルカの能力に関してはルールが複雑ですが、そのチート級の能力に魅了されるファンも少なくないです。

アルカの能力のルールの複雑さに頭を悩ませるファンも多いようでした。そんな複雑なルールを思いつく作者はやっぱり凄いと評価しています。そんな複雑なルールですが、キルアはその能力の本質を知っていて、ルールも正確に把握しています。その上でアルカが悪いのではなく、願い事をする方が呪われていると涙を流すところが、本当の兄妹愛なのだと感じさせるところだと評価するファンに、物語を読み解く凄さを感じます。

キルアとアルカの関係についてお伝えしてきました。『ハンターハンター』に登場した時からアルカについては謎が多いキャラでしたが、物語が進むにつれその正体がわかってきています。会長選挙編では、キルアのアルカに対する兄としての想いが描かれていました。アルカを妹として扱いながらも、アルカが眠っている間には弟だと言っていたり、キルアとアルカの関係には複雑なものを感じますが、2人はとても良い兄妹関係だと言えます。

今後、暗黒大陸編が進んでいくことでナニカの正体もはっきりと明かされていくと思うので、キルアとアルカがどのように再登場するのかが楽しみです。