【ハイキュー】ポジション別にキャラクターを紹介!最強なのは誰?
『ハイキュー!!』はバレーを題材にした漫画で、多くのキャラが登場します。本記事では、ハイキューに登場するキャラの能力や身長を、ポジション別に分けて紹介します。バレーのポジションの役割についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
【ハイキュー】とは?
ハイキューの作者
『ハイキュー!!』の作者は古館春一さんで、岩手県九戸郡軽米町の出身です。高校卒業後は仙台デザイン専門学校に進学し、8〜9年間宮城県に住んでいました。2008年に第14回JUMPトレジャー新人漫画賞で佳作を受賞し、2009年に『アソビバ。』でデビューを果たします。
中学・高校時代とバレー部だった経験を活かし、バレーをテーマとした漫画の連載を目指していました。初連載の『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談』終了後、ハイキューの読み切りを少年ジャンプNEXTで発表します。それから1年後、ようやく週刊少年ジャンプでハイキューの連載が始まりました。
ハイキューの概要
ハイキューは週刊少年ジャンプで2012年から連載が始まり、2020年に完結しました。ハイキューのキャッチコピーは「劇的青春」で、バレーに打ち込む高校生たちの熱い青春が描かれています。作者が一時期仙台に住んでいたこともあり、作中には仙台市にある実際の施設がいくつか登場します。テレビアニメは第4期まで放送されており、2022年には新たな劇場版アニメの制作も発表されました。
ハイキューのあらすじ
日向翔陽はテレビで見た春高バレーで、「小さな巨人」と呼ばれていた選手に憧れを抱きます。そこから自分もバレーを始めますが、中学では部員が揃わず試合にも出られませんでした。ようやく出場できた最初で最後の試合で、影山飛雄率いる相手チームに惨敗します。影山にリベンジを誓った日向は烏野高校バレー部に入りますが、そこで影山と再会します。反発し合っていた2人は徐々にお互いの才能を認め合い、最強のコンビとして強豪校に立ち向かっていくのでした。
【ハイキュー】ポジション別にキャラの能力や身長を紹介〜ウイングスパイカー
ウイングスパイカーのキャラ①木兎光太郎(梟谷高校)
ハイキューの木兎光太郎は、梟谷高校バレー部のエースです。全国で5本の指に入るともいわれているスパイカーですが、気分の浮き沈みが激しいところがあります。精神的に安定していれば、おそらく全国で3本の指に入ることができたでしょう。身長は185.3cmで、梟谷の中では尾長歩、鷲尾辰夫に次いで身長が高いキャラです。
ウイングスパイカーのキャラ②星海光来(鴎台高校)
身長が169cmしかない星海光来は、「現代の小さな巨人」といわれているキャラです。低身長にコンプレックスを抱いており、同じく身長が低い日向翔陽を何かとライバル視しています。星海は身長は低くてもジャンプ力が凄まじく、強力なスパイクやサーブを打つことができます。その能力の高さを買われて、全日本ユース候補にも選ばれていました。
ウイングスパイカーのキャラ③桐生八(狢坂高校)
ハイキューの桐生八は、全国の3大エースと呼ばれているうちの1人です。身長は188.3cmあり、がっしりとした体つきをしています。中学時代には最優秀選手にも選ばれたことがありますが、優しすぎるためメンタルが弱いという欠点もあります。ただ、体重を乗せた強力なスパイクは凄まじい威力で、周りから「悪球打ちの桐生」と呼ばれるほどです。
ウイングスパイカーのキャラ④佐久早聖臣(井闥山学院高校)
ハイキューの佐久早聖臣は、2年生にして強豪校のエースを担っているキャラです。189cmという高身長の持ち主ですが、彼のスパイクはパワー系ではありません。手首の柔らかさを活かし、自在にコースを打ち分ける技術力のあるスパイクを打ちます。また、ボールに独特な回転を与えることができるため、相手の強固な防御も打ち破ってしまいます。
全国3大エースの1人ですが、作中では活躍する姿はほぼ描かれませんでした。しかし、全日本ユースの代表に選ばれたことからも、相当の実力の持ち主であることがわかります。また、卒業後にはVリーグのブラックジャッカルに入団し、オリンピックの代表メンバーにも選ばれています。
ウイングスパイカーの最強は牛島若利
ウイングスパイカーのポジションでの最強キャラは、白鳥沢学園の牛島若利です。牛島は高校No.1プレイヤーともいわれており、その名は全国にも轟いています。牛島のスパイク決定率は非常に高く、白鳥沢学園の頼れるエースです。また、左利きであるため、ボールが逆回転になりレシーブしにくくなります。この牛島のスパイクには、レシーブが得意な西谷夕も苦しめられていました。
また、スパイクだけでなくジャンプ力やスタミナも人並外れたものがあり、試合の後半でもバテることがありません。卒業後はVリーグのシュヴァイデンアドラーズに入団し、ポジションはオポジットを務めました。身長は高校時代ですでに189.5cmありましたが、Vリーグ時代はさらに成長して192.7cmになりました。
【ハイキュー】ポジション別にキャラの能力や身長を紹介~ミドルブロッカー~
ミドルブロッカーのキャラ①月島蛍(烏野高校)
ハイキューの月島蛍は、1年生にして188.3cmという高身長の持ち主です。烏野高校バレー部の中では、一番背が高いキャラです。月島は頭脳明晰で、リードブロックを得意としています。「烏野の理性」とも呼ばれていますが、スタミナがないところが弱点です。また、バレーに対する熱意が少なく、「たかが部活」と言って覇気がありませんでした。
しかし、木兎光太郎や黒尾鉄朗たちの影響で、徐々に心に変化が生まれます。そして、白鳥沢戦で牛島若利のスパイクを止めたことで、完全にバレーにハマります。それから月島は急成長を遂げ、宮城県の強化合宿メンバーにも選ばれました。
ミドルブロッカーのキャラ②日向翔陽(烏野高校)
ハイキューの主人公である日向翔陽は身長162cmで、ミドルブロッカーにしては低身長です。しかし、常人離れしたジャンプ力で、その低身長をカバーしています。もともとはエース志望でしたが、徐々に「最強の囮」としての役割に意義を見出していきます。
ただ、「変人速攻」のような攻撃や素早い動きは得意ですが、ミドルブロッカーの役割であるブロック自体はやや不得手です。それでも烏野バレー部では1年からレギュラーとして活躍し、卒業後はVリーグのブラックジャッカルに入団しました。
ミドルブロッカーのキャラ③青根高伸(伊達工業高校)
伊達工業高校の青根高伸は、身長191.8cmのミドルブロッカーです。高身長と手足の長さを活かしたブロックは脅威で、「伊達の鉄壁」と呼ばれています。青根は烏野との試合で東峰旭のスパイクを徹底的にブロックし、東峰のトラウマの原因ともなりました。しかし、インターハイ予選で烏野に当たったときは、日向と影山の変人速攻に翻弄されます。そこで敗北して以来、日向のことをライバルとして認めていました。
ミドルブロッカーのキャラ④天童覚(白鳥沢学園高校)
ハイキューの天童覚は、「ゲスモンスター」と呼ばれるゲスブロックの名手です。ゲスブロックはリードブロックやコミットブロックと違い、個人的な推測で跳ぶブロックのことです。そのため、他の選手の邪魔になることもあり、勘が外れた場合のデメリットも大きいです。しかし、天童は並外れた勘の持ち主で、ゲスブロックで次々にスパイクを打ち落とします。身長は187.7cmで、白鳥沢バレー部の中でも高いほうです。
ミドルブロッカーの最強は黒尾鉄朗
ミドルブロッカーのポジションで最強のキャラは、音駒高校3年の黒尾鉄朗です。身長は187.7cmあり、ブロッカー向きの体格です。黒尾鉄朗の武器はリードブロックですが、それ以外にもレシーブや強力なジャンプサーブなども得意としています。強豪校音駒の主将にふさわしい実力の持ち主で、木兎光太郎のスパイクも軽々と止めていました。
【ハイキュー】ポジション別にキャラの能力や身長を紹介~セッター~
セッターのキャラ①赤葦京治(梟谷学園高校)
ハイキューの赤葦京治は、身長182.3cmの梟谷学園のセッターです。2年生でありながら副主将を務め、主将の木兎光太郎を精神面でも支えています。赤葦は真面目な性格で、普段からコツコツと練習を重ています。その練習の成果を試合で100%発揮できるところも、赤葦の能力のひとつだといえるでしょう。また、状況判断に優れたセッターで、「梟谷の頭脳」として試合を組み立てる役割を担っています。
セッターのキャラ②孤爪研磨(音駒高校)
音駒高校セッターの孤爪研磨は、ゲーマーとして戦略を立てることに慣れています。優れた洞察力で対戦相手を観察し、状況に応じて瞬時に作戦を立てることができます。目立った技術力があるわけではありませんが、主将の黒尾鉄朗や他のメンバーからも一目置かれているキャラです。
ただ、汗をかくのも嫌がるくらいやる気がなく、セッターになったのも「あまり動かなくていい」という理由からでした。しかし、音駒の辛い練習もしっかりとこなし、着実にレベルを上げてきました。孤爪の身長は169.2cmで、バレー部員としてはそれほど高くない身長です。
セッターのキャラ③宮侑(稲荷崎高校)
宮侑が所属する稲荷崎高校バレー部は、全国常連の強豪校です。そのバレー部でセッターを務めている宮は、高校生No.1セッターといわれています。宮には治という双子の弟がいて、その弟も同じバレー部に入っています。双子なだけあってコンビネーションは抜群で、日向翔陽と影山飛雄の変人速攻の真似をするほどでした。宮はオーバーハンドトスにこだわりを持っており、どのような状況でも丁寧にボールを上げます。
トスの正確さはトップクラスで、どれだけ体勢を崩していてもトスが乱れることはありません。また、サーブも得意なキャラで、ジャンプサーブとジャンプフローターサーブを見事に使いこなしています。この優れたサーブにより、ベストサーバー賞を2度受賞しました。身長は183.6cmで、双子の弟より0.2cmだけ低いです。
セッターのキャラ④及川徹(青葉城西高校)
青葉城西高校バレー部の及川徹は、身長184.3cmのセッターです。キャプテンとしてメンバーからの信頼を集めており、チームのリズムを作るのに欠かせない存在です。観察力と洞察力に優れたセッターで、チームの力を最大限に引き出すことができます。ただ、及川の周囲には牛島若利や影山飛雄のような天才がおり、及川は彼らに対してコンプレックスを抱いていました。しかし、及川はコンプレックスをバネにして努力を重ね、高い実力を身に着けました。
セッターの最強は影山飛雄
ハイキューには多くの名セッターが登場しますが、セッターでの最強プレイヤーは影山飛雄でしょう。影山はもともとセッターとしてのセンスがあり、トスの正確さには定評があります。日向翔陽とコンビを組んだ際は、影山の超高速トスを活かした「変人速攻」で相手校を苦しめました。セッターとしての能力だけでなく、バレー選手としての基本的な能力も優れています。
高校1年生ということでまだ他のセッターに負けている部分もありましたが、物語が進むにつれて成長していく姿を見せています。高校卒業後はVリーグへ進み、全日本の代表にも選ばれました。これらの成長具合や活躍を見ても、やはり影山が最強のセッターだといえるでしょう。高校時代の身長は180.6cmでしたが、Vリーグ時代は188.4cmにまで成長しました。
【ハイキュー】ポジション別にキャラの能力や身長を紹介~リベロ~
リベロのキャラ①渡親治(青葉城西高校)
渡親治のポジションはリベロですが、もともとはセッターを担当していました。そのため、他のポジションのキャラよりもトスが得意で、及川が対応できないときはセッターとしての役割もこなしていました。全体的に能力がある優れた選手ですが、本人はパワーがないことを気にしています。身長は171.2cmで、ずば抜けて高身長というわけではありません。
リベロのキャラ②作並浩輔(伊達工業高校)
伊達工業高校の作並浩輔は、青根高伸の鉄壁のブロックを後ろでサポートするリベロです。青根の活躍が大きくあまり目立ちませんが、しっかりとした実力のあるキャラです。1年生でありながら、強豪校である伊達工のスタメンに選ばれていることからも、その実力の程がうかがえます。身長は164.1cmと低く、もっと伸びてほしいと悩んでいるようです。
リベロのキャラ③夜久衛輔(音駒高校)
リベロの夜久衛輔は、音駒高校の守護神です。ボールをただ拾うだけでなく、拾ったボールがセッターの頭上に返るように意識してレシーブをしています。守備力は相当なもので、烏野との試合では東峰旭と日向翔陽のスパイクを徹底的に拾ってみせました。身長は165.2cmで、身長の低さを気にしています。
リベロのキャラ④西谷夕(烏野高校)
ハイキューの西谷夕は159.3cmの低身長ですが、コート上では強い存在感を示しています。西谷はリベロというポジションに誇りを持っており、常に努力を怠らずに修練し続けてきました。また、反射神経と動体視力が優れており、動物的な勘も相まってどのようなボールでも拾ってみせます。リベロとしての能力は県内でもトップクラスで、中学時代はベストリベロ賞も獲得しました。西谷が後ろを守っているからこそ、他のメンバーは安心して相手に攻め込むことができるのです。
リベロの最強は古森元也
リベロのポジションでの最強キャラは、井闥山学院高校2年の古森元也です。身長が180cmもあるリベロで、全日本ユース候補にも選ばれています。作中ではその活躍は描かれていませんが、高校No.1リベロと呼ばれているほどの実力の持ち主です。ユースの合宿では完璧なレシーブを披露して、影山飛雄を驚かせていました。
【ハイキュー】バレーのポジションの役割を解説
バレーのポジション①ウイングスパイカー
ウイングスパイカーのウイングとは「翼」のことで、レフトやライトからスパイクを打つ選手のことを指します。攻撃の要となるため、物怖じせず次々に攻めていける精神力が必要です。身長は高い選手が多いですが、ジャンプ力や強いスパイクがあれば、低身長でもウイングスパイカーとして活躍することができます。
バレーのポジション②ミドルブロッカー
ミドルブロッカーの大きな役割は、相手方のボールをブロックすることです。「ミドル」という名前がついているように、センターに位置するポジションです。ブロックをするために高身長な選手が向いているのはもちろんですが、何回もジャンプするため相当な体力も必要です。ミドルブロッカーはクイックを打つことが多いため、パワーよりはキレやスピードを求められます。
バレーのポジション③セッター
セッターの役割はトスを上げることですが、それ以外にもゲームメイクを担うという重要な役割があります。セッターは試合の流れやメンバーの調子、相手のコートの動きなどを絶え間なくチェックする必要があります。全体を把握しながらゲーム全体を組み立て、チームを勝利へと導くのがセッターの大きな役割です。セッターはアタッカーとの意思疎通も大事であるため、コミュニケーション能力も必要となってきます。
バレーのポジション④リベロ
リベロは比較的新しいポジションで、1998年から国際ルールで正式に採用されました。他のポジションとの大きな違いは、アタックやブロックができないところです。リベロは守備の要として、主にボールを拾う役割を担っています。低身長の人が担当することが多いポジションですが、身長が高いリベロも多く存在します。リベロは身長の高さに関わらず、とにかくレシーブが好きで上手な人が担うべきポジションです。
バレーのポジション⑤オポジット
オポジットは、バレーをやらない人にはあまり馴染みがないポジションでしょう。セッターの対角に位置する選手を指す言葉で、守備には入らず攻撃をメインで行います。後衛にいてもレシーブはせず、積極的にバックアタックを狙う必要があります。チーム内でも打数が多いため、スーパーエースとして扱われることが多いです。オポジットの役割を担うためには、パワーのあるスパイクやジャンプ力、絶えず攻撃を続けられる体力などが必要となります。
【ハイキュー】に対する世間での評判や人気
ハイキューには、バレー素人の武田一鉄というキャラが出てきます。このキャラを通じてバレーのルールやポジションなどを説明するため、バレーを知らない読者でも楽しく読むことができます。ハイキューのおかげでバレーのルールを覚え、バレーの楽しさを知ったファンも多いようです。
ハイキューはすでに10周年を迎えますが、いまだに人気が高い作品です。それどころか、10周年を記念した10大企画が実施されるなど、最近ではさらに盛り上がりを見せています。そんな中、アニメ第4期の続きとなる劇場版の制作も発表され、ファンからは喜びの声が上がっていました。具体的な公開日などはまだ不明ですが、今から楽しみにしているファンの様子が多くのコメントから伝わってきます。
ハイキューは「何回読んでも面白い」という感想が多く、アニメや原作を何度もリピートしている人が大勢いました。今までハイキューを見たことがなかった人も、読み始めるとハマってしまうようです。また、スポーツ漫画で動きが多いため、アニメのほうが見やすくて面白いというコメントもありました。
【ハイキュー】ポジション別に様々なキャラクターが登場していた
ハイキューには多くのキャラが登場し、それぞれがポジションの役割をしっかりと果たしていました。バレーのポジションを知らなかった人も、ハイキューを読めばしっかりと理解できるはずです。ハイキューでバレーのルールやポジションに詳しくなったら、ぜひ本物のバレーも観戦してみてください。
この記事のライター
NR4712
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