【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムの人物像まとめ!名言や声優も紹介
本記事では『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するヴァン・ホーエンハイムの人物像や悲しい最後について調査します。また『鋼の錬金術師(ハガレン)』におけるヴァン・ホーエンハイムの強さや名言だけでなく、担当声優についても詳しく解説します。
目次
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムとは?
ヴァン・ホーエンハイムとはマンガ作品『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するキャラです。ヴァン・ホーエンハイムは本作の主人公であるエルリック兄弟の父親ですが、彼らが幼少期の頃に突然出奔して以後音信不通となっていました。ヴァン・ホーエンハイムの見た目は金髪金眼に厳格そうな顔つきであるため関わりづらいですが、物憂げな雰囲気の紳士として振舞うため不思議と周囲に人が寄ってきます。
ヴァン・ホーエンハイムのプロフィール
- 氏名:ヴァン・ホーエンハイム
- 奴隷時代の名前:奴隷23号
- 年齢:不明
- 生年:不明
- 性別:男性
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血液型:不明
- 性格:涙もろくお人好し
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
『鋼の錬金術師(ハガレン)』とは、2001年から2010年まで『月刊少年ガンガン』で連載していたマンガ作品です。錬金術の概念が存在する産業革命期のヨーロッパを舞台としており、洗練されたストーリー設定と個性的な登場キャラが面白いと幅広い読者層を虜にしました。単行本世界累計発行部数は7000万部を突破しており、スクウェア・エニックス発行のマンガとしては最高記録を持っています。2度のテレビアニメ化や実写映画化といった多方面でのメディア展開を行っており、今なお高い人気を誇っています。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
病で母親を亡くした『鋼の錬金術師(ハガレン)』の主人公エルリック兄弟は、禁忌である人体錬成によって母親の蘇生を試みます。しかし禁忌を犯した代償としてエドワード・エルリックは左足を、アルフォンス・エルリックは全ての肉体を失いました。エドワード・エルリックは自らの右腕を対価にして、弟の魂を近くにあった鎧に定着させて命を繋ぎました。その後エルリック兄弟は、失った肉体を取り戻す方法を探すため旅に出るのでした。
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムの人物像や最後
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するヴァン・ホーエンハイムは、エルリック兄弟の父親として息子達を守り、悲しい最後を迎えました。そこで以下の項目ではヴァン・ホーエンハイムの人物像や能力の強さだけでなく、お父様との関係性や真の目的についても詳しく解説します。
ヴァン・ホーエンハイムの性格
『鋼の錬金術師(ハガレン)』におけるヴァン・ホーエンハイムの性格ですが、厳つい見た目に反して非常に優しい内面を有しています。自身の正体が化け物であるため、息子達を触るだけで傷付けてしまうのではないかと心配するシーンから、ヴァン・ホーエンハイムが父親としていかに子供達を大切に扱っているかが推察できます。
ヴァン・ホーエンハイムの正体やお父様との関係
エルリック兄弟の父親であるヴァン・ホーエンハイムの正体ですが、古代文明クセルクセスの民の生き残りです。賢者の石の力を利用して活動していますが、青年期には奴隷として働いていました。その際にヴァン・ホーエンハイムはお父様に才能を見込まれて卓越した学識を授けてもらったのです。その後妻となる女性に一目惚れし、消息を絶ったのです。
ヴァン・ホーエンハイムの能力や強さ
ヴァン・ホーエンハイムは賢者の石をエネルギー源としているため、どれだけ攻撃を受けても死なない打たれ強さを持っています。また賢者の石の力を利用できるため老いることがなく、常人の何倍もの期間を生きることが可能です。
ヴァン・ホーエンハイムの目的
家族のことを第一に考えていたヴァン・ホーエンハイムでしたが、ある日突然妻子を捨てて旅に出たのです。このような行動を取った目的ですが、不老不死を捨てて最後に愛する家族と共に死ぬことだったのです。目的達成のためにはお父様との因縁に決着を付ける必要があり、家族を巻き込まないために何も言わずに旅立ったのです。
ヴァン・ホーエンハイムとエドたちの関係
先ほども述べた通り、『鋼の錬金術師(ハガレン)』においてヴァン・ホーエンハイムとエルリック兄弟の間には実の親子関係が存在します。しかし何も言わずにヴァン・ホーエンハイムが旅立ったことがキッカケとなり、長男のエドワード・エルリックから絶縁同然の扱いを受けるようになってしまったのです。
ヴァン・ホーエンハイムの悲しい最後
『鋼の錬金術師(ハガレン)』にてヴァン・ホーエンハイムは、自らの命である賢者の石のエネルギーを犠牲にしてエルリック兄弟の窮地を救ったのです。その後リゼンブールまでの列車に乗って妻・トリシャの墓前へと赴きました。しかし賢者の石のエネルギーを使い切った影響で身体の崩壊が始まり、最後は微笑みながら息を引き取ったのです。
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムの名言
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するヴァン・ホーエンハイムは、ストーリー中で数々の名言を残しています。そこで以下の項目では数あるヴァン・ホーエンハイムの名言の中から3つ程選出してそれぞれ詳しく解説します。
ヴァン・ホーエンハイムの名言①「化物…」
化物だよ
出典: comic-kingdom.jp
ヴァン・ホーエンハイムの名言①は、馬車に乗っている所を強盗に襲われたシーンにて、ヴァン・ホーエンハイムが発したものです。この時強盗を諭そうとして銃撃されたにも関わらず倒れない不死身のヴァン・ホーエンハイムの姿を見て、周囲の人間が怖がったのです。この名言から、不老不死の肉体を持つヴァン・ホーエンハイムの苦悩が伝わってきます。
ヴァン・ホーエンハイムの名言②「俺の息子を…」
俺の息子をバカにするな
出典: comic-kingdom.jp
ヴァン・ホーエンハイムの名言②は、自身の息子を嘲笑されたシーンにて、ヴァン・ホーエンハイムが発したものです。ヴァン・ホーエンハイムは家族の存在を大切にしており、父親として息子達の成長に嬉しさを感じていたのです。だからこそ子供達を馬鹿にされたことに対して怒りを感じたのです。この名言から、息子達を守るヴァン・ホーエンハイムの強い意思が伝わってきます。
ヴァン・ホーエンハイムの名言③「人には七つの罪がある…」
人には七つの罪があるという。過ぎた罪は身を滅ぼすが、その一方でそれらの感情全てが人間を理解する為に欠かせないものでもあるはずだ
出典: renote.net
ヴァン・ホーエンハイムの名言③は、ホムンクルスと会話するシーンにて、ヴァン・ホーエンハイムが発したものです。昔からホムンクルスは人間の存在を「感情に左右される愚かな生物」と捉えてきました。しかし『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場した各ホムンクルスは、主人公含めた人間達の感情による思いの強さの前に敗れています。この名言から、人間の底力を理解しているヴァン・ホーエンハイムの心情が推察できます。
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムの声優
テレビアニメ『鋼の錬金術師(ハガレン)』では数多くの人気声優が出演しています。そこで以下の項目ではアニメ版『鋼の錬金術師(ハガレン)』にてヴァン・ホーエンハイム役を担当した声優に関するプロフィール情報や代表出演作品タイトルについて詳しく紹介します。
ホーエンハイムの声優は「石塚運昇」
アニメ版『鋼の錬金術師(ハガレン)』でヴァン・ホーエンハイム役を担当した声優は、石塚運昇さんです。石塚運昇さんは1984年から声優として活動を開始し、低音で力強さのある渋い声質が注目を集め『ポケットモンスター』、『カウボーイビバップ』といった人気作品に出演してきました。しかし2018年に食道癌が原因で亡くなりました。同年10月に青山葬儀所でお別れの会が行われ、山寺宏一らを含めた業界関係者が参列しました。
石塚運昇のプロフィール
- 名前:石塚運昇(いしづか・うんしょう)
- 性別:男性
- 生年月日:1951年5月16日
- 没年月日:2018年8月13日(67歳没)
- 出身地:福井県勝山市
- 身長:168㎝
- 血液型:A型
- 活動期間:1984年~
- デビュー作品:『巨神ゴーグ』
- 所属事務所:青二プロダクション
石塚運昇の主な出演作品
- 1984年:『巨神ゴーグ』のナレーター役を担当。
- 1997年:『ポケットモンスター』のオーキド博士役を担当。
- 1998年:『カウボーイビバップ』のジェット・ブラック役を担当。
- 2002年:『NARUTO -ナルト-』の桃地再不斬役を担当。
- 2007年:『機動戦士ガンダム00』のセルゲイ・スミルノフ役を担当。
- 2012年:『ヨルムンガンド』のレーム役を担当。
- 2014年:『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のジョセフ・ジョースター役を担当。
- 2018年:『BANANA FISH』のディノ・F・ゴルツィネ役を担当。
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムに対する世間での評判や人気
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するヴァン・ホーエンハイムは、家族想いの父親キャラとして認知されています。そこで以下の項目ではヴァン・ホーエンハイムに対する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在するのかについてインターネット上の『鋼の錬金術師(ハガレン)』ファンの言葉を参考にしながら詳しく解説します。
ヴァン・ホーエンハイムに対する世間での評判は「愛情溢れる父親である」ことです。同作品に登場するマース・ヒューズとは違ったタイプの父親ですが、家族を助けるために自分の命を投げ出すことを厭わない姿勢は、真の父親だと言えます。それ故にヴァン・ホーエンハイムの覚悟の強さに感動する『鋼の錬金術師(ハガレン)』ファンが多いです。
ヴァン・ホーエンハイムに人気が集まる理由は「かっこいい生き様を見せた」からです。家族を守り、かつお父様との宿命に決着を付けるために自らの魂を犠牲にして最後は妻の墓標の前で息を引き取ったのです。それ故にヴァン・ホーエンハイムのかっこよさに心奪われる『鋼の錬金術師(ハガレン)』ファンが多いです。
【鋼の錬金術師】ヴァン・ホーエンハイムはエドたちのかっこいい父親だった
本記事では『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するヴァン・ホーエンハイムについて紹介してきました。ヴァン・ホーエンハイムはエルリック兄弟の父親であり、賢者の石の強さを利用してお父様の野望を止めるべく活動していました。最後は自らの命と引き換えに息子達を救出し、妻の墓標前で安らかに息を引き取りました。『鋼の錬金術師(ハガレン)』でのヴァン・ホーエンハイムのかっこいい姿を再確認するために『鋼の錬金術師(ハガレン)』の単行本を開いてみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ゴルベーザ
魔法も奇跡もあるんだよ!
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