【ハガレン】最終回のあらすじや感想まとめ!その後についても解説
『ハガレン』こと『鋼の錬金術師』の原作漫画、2003年版と2009年版のアニメの最終回のあらすじをそれぞれまとめています。また『ハガレン』の最終回のその後のエピソードや最終回に対する世間での評判や感想も紹介していきます。
目次
【ハガレン】とは?
ハガレンとは大人気漫画『鋼の錬金術師』の略称です。『鋼の錬金術師』よりも略称の「ハガレン」と呼ばれることの方が多いかもしれません。原作が終了しても未だに人気は衰えません。内容はダークファンタジーでありながらも、作品の雰囲気は暗くはありません。主人公のエドとアルが困難に立ち向かい、一生懸命生きている姿に多くのファンが勇気づけられています。
鋼の錬金術師(ハガレン)の作者
『鋼の錬金術師(ハガレン)』の作者は、荒川弘(あらかわひろむ)です。ペンネームで男性だと思われがちですが、女性です。北海道出身で家業の農場を手伝いながら、イラストや4コマ漫画を描いていました。1999年に「第9回エニックス21世紀マンガ大賞」にて『STRAY DOG』が大賞を受賞し、デビューが決定しました。その後は衛藤ヒロユキのアシステントを経て独立しています。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
『鋼の錬金術師(ハガレン)』は「月刊少年ガンガン」にて2001年より連載が開始されました。『鋼の錬金術師(ハガレン)』は瞬く間に人気となり、数々の賞も受賞しています。アニメ化も2回行われ、劇場版が制作されたりゲーム化されたりと様々なメディアに展開されました。2010年に連載が終了しましたが、最終回が掲載された7月号は通常よりも多く発行されたにも関わらず完売となり、9月号にも最終回が掲載されました。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
『鋼の錬金術師(ハガレン)』は、19世紀の産業革命期のヨーロッパが舞台です。『鋼の錬金術師(ハガレン)』の主人公のエドワード・エルリック(エド)と弟のアルフォンス・エルリック(アル)は、病気で亡くなった母親を生き返らせるため人体錬成という最大の禁忌を侵します。錬成は失敗し、エドは右足、アルは全身を失ってしまいます。エドは自分の右腕を代償にアルの魂を鎧に定着させました。二人は失った身体を取り戻すため、賢者の石を探します。
【ハガレン】原作漫画の最終回あらすじ
長期に渡って連載されたハガレンの漫画の最終回は、大きな反響を呼びました。お父様との最後の戦いは、全員が一丸となって戦います。果たしてお父様に勝てるのか、そしてアルの身体を取り戻すことはできるのでしょうか。そして戦いが終わったエドとアルはどうなったのでしょうか。
原作漫画最終回あらすじ①お父様との最終決戦
アルによって右腕が復活したエドは、お父様(ボス)を殴り続けます。お父様は息子のグリードの賢者の石を吸収しようとしますが、グリードに反発され、最も脆いボロ炭に変えられてしまいます。お父様を追い詰めたグリードですが、お父様の手によって葬られました。そしてお父様はエドのパンチにより胸に穴を開けられ、真理の扉に吸い込まれて消滅しました。
原作漫画最終回あらすじ②アルの身体を取り戻すエド
アルはエドの腕を復活させるために、魂の定着を解きました。お父様との戦いに勝利したエドですが、アルを失ってしまいました。エドはアルを取り戻す方法を必死で考え、一つの方法を思い付きます。それはエドの錬金術を代償に、アルの身体を取り戻すことです。エドは真理の扉の前に立ちます。真理はエドの覚悟を認め、アルの身体を返してくれました。こうして無事にアルの身体を取り戻し、二人は元の世界へ帰って来ました。
原作漫画最終回あらすじ③それぞれの進む道
戦いが終わり、エドとアルはお世話になった人達への挨拶回りがようやく終わりました。そして二人は再び旅に出ますが、今度は別々の道を進むことになります。アルは東へ、エドは西へと正反対の方向へ向かいます。別々の道を行くのは、それぞれが知識を身につければ、錬金術で苦しむ人を助けられるかもしれないと考えたからです。旅立つ時にエドはウィンリィにプロポーズもし、ウィンリィも承諾しています。
【ハガレン】アニメの最終回あらすじ
ハガレンの原作漫画の最終回を紹介しましたが、次はアニメの最終回を解説します。ハガレンは2回アニメ化されています。第1期は2003年に放送され、こちらの最終回は原作漫画とは異なっています。そして第2期の放送は、2009年でした。それぞれの最終回はどうなったのかをまとめてみました。
ハガレンの2003年版アニメの最終回あらすじ
2003年版のハガレンアニメの最終回は、ホムンクルス達との戦いでエドが死亡してしまいます。アルは自分自身を引き換えに、エドを復活させました。そしてアルは真理の扉の向こう側へ行ってしまいます。エドはアルと同じように、自分自身を代償としてアルを復活させ、アルと入れ替わるように真理の扉の向こう側へ行ってしまうのでした。離ればなれになった二人は別の世界で、それぞれの道を歩むことになるのです。そしてその後のエピソードは、劇場版「シャンバラを征く者」で描かれています。
ハガレンの2009年版アニメの最終回あらすじ
2009年版のハガレンアニメの最終回はクオリティも高く、原作漫画に忠実に描かれています。アルも無事に身体を取り戻し、二人はウィンリィの元へ帰ります。最終回は、登場人物のその後のエピソードも描かれました。それぞれの最終回を見比べてみるのも楽しいかもしれません。
鋼の錬金術師 シャンバラを征く者のラスト
2003年版のアニメの最終回から2年後を描いたのが、「シャンバラを征く者」です。エドとアルは違う世界で暮らしていましたが、ある日二つの世界へ通ずる門が開き、エドとアルは再会します。そして戦いに巻き込まれていくのです。エドは戦いを終わらせるために、1人で現実世界へ戻ります。しかしエドと離れたくないアルもついて来ていたのでした。そして二人は再び一緒に旅をすることになるのです。
【ハガレン】最終回のその後のエピソード
ハガレンの漫画、アニメ版の最終回を紹介しましたが、ハガレンには最終回のその後のエピソードもあります。年を重ねたエドは、どんな大人になったのでしょうか。アニメのOVAでは、何と100歳になったエドが描かれています。100歳のエドに「色んな感情が押し寄せてきた」という感想もありました。
その後のエピソード①40代のエド
ハガレン限定版14巻には、ラフ画で30代、40代、80代のエドが描かれています。40代のエドは、頭髪に危機が訪れているようです。そして頭髪を活性化させる効果があるという「WAKAME」・「KONBU」を求めて旅に出るのです。ハガレン最終回で旅に出たエドですが、その後のエピソードでもまた旅に出ています。
その後のエピソード②100歳のエド
アニメOVAでは、100歳のエドが登場しました。こちらのエドは長髪でヒデを生やしています。その姿は、原作のハガレンに登場したお父様に似ています。こちはパラレルワールドでのエピソードとなっており、100歳とは思えない若々しいエドが描かれていて、曾孫達に誕生日をお祝いされています。また現代の日本が舞台となっています。
その後のエピソード③アルはメイと結婚?
戦いが終わり、アルはエドと別れてシンに向かい、メイの元で錬丹術を学ぶことにします。ザンバノとジェルソもアルに同行します。この二人と一緒ならば、アルも心強いでしょう。ハガレンの漫画の最終回は、エドとアルが旅立つ場面で終わるのですが、その後の様子が写真で紹介されています。一枚の写真に子供を抱いたエドとウィンリィ、後ろにアルとメイが写っています。アルとメイが結婚したかははっきりと描かれていませんが、メイは元々アルに好意を持っていましたし、二人が結婚した可能性は十分あります。
【ハガレン】最終回に対する世間での評判や人気・感想
エドとアルの絆、互いを思いやる心、どんな困難にも諦めない強さを描いたハガレンに、多くのファンが共感しました。そして最終回が掲載された「月刊少年ガンガン」は、即完売という事態になりました。それほど最終回が注目されていたということです。ここからはハガレン最終回の感想を紹介していきます。
ハガレン最終回は、泣ける場面がたくさんありました。エドが憎んでいた父親ホーエンハイムを「親父」と言った場面や、静かにお墓の前でホーエンハイムが息を引き取るシーンはとても悲しく印象的でした。また人気キャラのヒューズの死亡など、ハガレンはたくさんのキャラも死亡しています。そんな悲しい出来事を乗り越えたからこそ、最後のハッピーエンドに多くのファンが感動したのです。
ハガレンは原作漫画では、旅立つ前にエドはウィンリィにプロポーズしています。それはエドらしい不器用なプロポーズでしたが、だからこそ感動した方も多かったのではないでしょうか。いつもエドの帰りを待っていたウィンリィの思いも報われ、とても温かいシーンでした。
ハガレンの最終回に「泣いた」という感想がとても多かったです。本当に、最終回は泣ける要素がたくさんありました。エドとアルの互いを思いやる心、仲間との絆、父親のホーエンハイムの思い、エドのプロポーズなど感動する場面がたくさんありました。
ハガレン最終回は、無事にアルの身体も取り戻すことができ、ハッピーエンドで終わりました。ハッピーエンドになるまでは、仲間や父親の死など悲しいこともありました。最後はエドとアルは別々の道を歩みます。しかし離れていても二人は強く結ばれているのが分かっているので、寂しくはないでしょう。
【ハガレン】最終回は感動的だった
長く続いたハガレンの最終回は、泣けるシーンもたくさんあり、そして感動的に終わりました。誰かを犠牲にすることもなく、無事にアルの身体を取り戻すことができました。エドは錬金術が使えなくなってしまいましたが、それ以上に「仲間」という大切なものを手に入れることができました。最終回は「泣けた」「感動した」という感想がとても多かったです。また「終わってしまって寂しい」という感想もありました。それだけハガレンは多くのファンに愛された作品でした。
この記事のライター
ささめ
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