【鋼の錬金術師】ニーナとアレキサンダーの行方は?トラウマ回についても解説
『鋼の錬金術師』に登場するニーナとアレキサンダーが登場する話は、作中屈指のトラウマ回です。本記事では、実際に『鋼の錬金術師』内で描かれていた内容を基に、ニーナとアレキサンダーの行方や、トラウマ回と呼ばれるようになった理由について考察していきます。
目次
ニーナとアレキサンダーとは?
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、現在でも高い人気を誇る作品である反面、ファンに多くのトラウマを残す作品としても知られています。その中でもニーナと愛犬アレキサンダーの存在は、序盤に登場したキャラクターでありながら、作中屈指のトラウマ回として語られていました。まずは、『鋼の錬金術師』の内容を振り返りながら、ニーナと愛犬アレキサンダーの基本情報についてチェックしてみましょう。
ニーナのプロフィール
- 名前:ニーナ・タッカー
- 年齢:不明
- 父親:ショウ・タッカー
- 母親:行方不明
- 愛犬:アレキサンダー
- 初登場:コミックス2巻
ニーナの性格
初登場時のニーナに母親はおらず、父親のショウ・タッカーが多忙な日々を過ごしているせいもあり、構ってもらえる日がほとんどなく寂しさを感じています。しかし、それでも父親への愛情は忘れずに国家錬金術師として日々研究に没頭するタッカーに対して、尊敬の念を持つ健気な女の子です。
愛犬アレキサンダーのプロフィール
多忙な日々を送る父親の代わりに、ニーナの遊び相手を務めていたのが愛犬のアレキサンダーです。優しい性格のアレキサンダーは、寂しさを感じながらも我慢しているニーナに優しく寄り添い、少しでも気が紛れるようにしていました。主人公のエドワード一行が訪れた際も人見知りせず、ニーナと一緒に遊ぶ姿が印象に残るファンも数多く存在します。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、月刊少年ガンガンで2001年から2010年まで掲載されていたダークファンタジー漫画で、作者は荒川弘です。アニメ化や劇場映画化、実写化などのメディアミックスも果たしており、コミックスの全世界シリーズ累計発行部数は8000万部を突破しています。最終回が掲載された月刊少年ガンガン2010年7月号は通常よりも2割多く発行されたにもかかわらず即完売し、9月号でもう一度最終回が掲載される異例の措置が取られました。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
国家錬金術師のエドワード・エルリックは、かつて弟のアルフォンスと共に最愛の母親を取り戻すために禁忌とされている人体錬成を行います。その代償でエドワードは右腕と左足、アルフォンスは全身を奪われてしまいました。エドワード兄弟は失ってしまった大切なものを取り戻すために、手掛かりとなる情報を手に入れるために国家情勢を巻き込んだ冒険を開始します。
ニーナとアレキサンダーの最後やその後は?トラウマ回を解説
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』の中でもニーナと愛犬アレキサンダーが登場する回は、ファンの間でも屈指のトラウマとして有名です。実際にどういった内容だったのか、詳しくチェックしてみましょう。
ニーナとアレキサンダーのトラウマ回は何話?
ニータとアレキサンダーは原作の2巻、アニメ版『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』では第4話「錬金術師の苦悩」で初登場しました。体を取り戻すための有益な情報を得るために、エドワード一行は綴命の錬金術師でもあるショウ・タッカーの元へ訪れた際、ニーナと愛犬アレキサンダーも登場しています。
ニーナとアレキサンダーをキメラにしたのは誰?
タッカー宅にある資料で勉強するために毎日のように訪れていたエドワード一行ですが、ある日見知らぬキメラを目撃しました。タッカーによれば、人語を理解できるキメラの生成に成功したとのことでしたが、キメラがエドワードに対してお兄ちゃんと発言したことで状況が一変します。キメラの正体は突如姿を消したニーナと愛犬アレキサンダーであり、そのキメラを生成したのがショウ・タッカー本人でした。
ニーナはキメラになっても父親を心配する
キメラの正体を知ったエドワードはショウ・タッカーを何度も殴りつけ、その後はエドワード一行はタッカー宅を去りました。その後のニーナは、元の体に戻ることが困難な状況にもかかわらずタッカーの側を離れることがありません。悲惨な状況でも父親を想う気持ちが変わらない姿を見て、悲痛に感じたファンも数多く存在します。
ニーナとアレキサンダーのキメラはスカーの手で死亡
その後、国家錬金術師を狙った連続殺人犯でもあるスカーがタッカー宅を訪れます。スカーの手によって無惨に殺害されたタッカーですが、キメラにされたニーナは亡くなってしまったタッカーに寄り添い涙を流しました。その姿を見たスカーは、キメラにされてしまったニーナを哀れに思い、元に戻す術がないことを察します。その後はニーナを葬ることで、キメラから魂を解放することにしました。結果的に、ニーナとタッカーは報われることなく悲惨な最後を迎えることになります。
ニーナとアレキサンダーのトラウマ回は新旧アニメで違いがある?
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、過去に2回アニメ化されていますが、ニーナと愛犬アレキサンダーの最後が若干異なります。初期に放映された『鋼の錬金術師』では軍に輸送される途中に脱走し、路地で遭遇したスカーに殺害されました。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の場合は、コミックスの展開と同じく自宅でタッカーと共に殺害されています。表現の違いはあれど、悲痛な最後を迎えてしまうのには変わりまりません。
ニーナの母親もキメラにされた?
ニーナの母親は行方不明で、父親のタッカーと愛犬アレキサンダーと暮らしていました。その母親ですが、作中で父親のタッカーによってキメラにされていたことが明かされています。作中の描写を元にニーナの母親の基本情報や、キメラになってしまったその後についてもチェックしてみましょう。
ショウ・タッカーは2年前に妻に逃げられたと言っていた
エドワード一行が初めてタッカー宅を訪れた際、妻については2年前に家を出て実家に帰っていると話しています。ニーナも幼く状況を理解できる術もなかったことから、母親が失踪した本当の理由を知ることもできませんでした。
ショウ・タッカーはニーナの母親もキメラにしていた?
ニーナの母親が失踪したとされる2年前、人語を話すキメラの生成に成功し、国家錬金術師の資格を得ています。タッカーは、国家錬金術師の資格のために妻もキメラにしたのもちょうど2年前です。エドワード一行が初めてタッカー宅に訪れた際も悪びれる様子もなく虚偽の発言し、真実が判明した後も悪びれるそぶりを一切見せなかったタッカーが持っていた本性の恐ろしさがわかります。
ニーナの母親はキメラにされた後「死にたい」と言い死亡
タッカーの手によってキメラにされてしまったニーナの母親のその後は、「死にたい」と発言した後に、何も食べずに衰弱死しました。元に戻る方法がないことを理解していたかのようで、キメラにされてしまったことを悲観したまま最後を迎えました。最愛の妻が悲劇的な最後を迎えたにもかかわらず、ニーナと愛犬アレキサンダーに対しても同じ行為を繰り返します。
ニーナの声優
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、過去に2回のアニメ版が放映されました。いずれの作品にもニーナやアレキサンダーは登場していますが、それぞれ演じていた声優が異なります。ここでは、ニーナの声優を務めていた人物について詳しくチェックしてみましょう。
ニーナの声優①こおろぎさとみ
2003年から2004年まで放映されていた、アニメ『鋼の錬金術師』に登場するニーナを演じているのは、声優のこおろぎさとみさんです。こおろぎさとみさんは、ぷろだくしょんバオバブ所属の声優で、声優以外にナレーターとして活躍していることで知られています。幼少時代は吃音症に悩んでいたこともありましたが、歌うことが好きで、歌うときには吃らずに発音できていたことで吃音症を克服することができました。
こおろぎさとみのプロフィール
- 芸名:こおろぎさとみ
- 愛称:みぃちゃん
- 性別:女性
- 出身地:東京都三鷹市
- 生年月日:1962年11月14日
- 血液型:A型
- 身長:146cm
- 職業:声優、ナレーター
- 事務所:プロダクションバオバブ
こおろぎさとみの主な出演作品
- 少年アシベ:ゴマちゃん役
- クレヨンしんちゃん:野原ひまわり役
- おじゃる丸:カズマのママ役
- コミックパーティー:桜井あさひ役
- ポケットモンスター:トゲピー役
- 金色のガッシュベル!!:ウマゴン役
- CLANNAD 〜AFTER STORY〜:岡崎汐役
ニーナの声優②諸星すみれ
2009年から2010年まで放映されていた、アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』に登場するニーナを演じているのは、声優の諸星すみれさんです。諸星すみれさんは声優以外に、女優や歌手としても精力的に活動しています。ニーナを演じた時の年齢が9歳だったこともあり、幼少時代から演技力の高さが評価されていた声優です。
諸星すみれのプロフィール
- 芸名:諸星すみれ(本名)
- 愛称:すーちゃん
- 性別:女性
- 出身地:神奈川県足柄上郡大井町
- 生年月日:1999年4月23日
- 血液型:A型
- 身長:151cm
- 職業:声優、女優、歌手
- 事務所:劇団ひまわり
諸星すみれの主な出演作品
- アイカツ!:星宮いちご役
- 東京喰種トーキョーグール:笛口雛実役
- ハイキュー!!:谷地仁花役
- プリパラ:ウサチャ役
- アイカツスターズ!:如月ツバサ役
- 約束のネバーランド:エマ役
ニーナとアレキサンダーに対する世間での評判や人気
ここで、ニーナとアレキサンダーに対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。
キメラにされる前のニーナとアレキサンダーが過ごしていた何気ない日常が印象に残っているファンもいるようです。だからこそ、その平穏な日常を奪ったタッカーに対して憎しみが強くなっています。
タッカーの手によって、キメラにされてしまったニーナとアレキサンダーは、作中でも報われることがなかったキャラクターです。だからこそ、自分の手を汚してでもニーナとアレキサンダーを救ったスカーを評価する声や、来世の幸せを願う声もあがっています。
『鋼の錬金術師』の中でも、屈指のトラウマとして有名なニーナとアレキサンダーが登場する回は、コミックス2巻に掲載されています。序盤では少年誌らしい激しいバトルや駆け引きをする描写があったからこそ、ニーナとアレキサンダーの回がトラウマになったファンもいるようです。
ニーナとアレキサンダーは悲惨な結末を迎えていた
ハガレンの愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』では、報われない最後を迎えてしまったキャラクターは数多く存在します。ニーナとアレキサンダーも、作中で悲痛な最後を迎えてしまったが故に、ファンに対して根深いトラウマを残しました。今までに登場してきたキャラクターのその後に注目してみることで、今まで知らなかった発見が見つけられるのも『鋼の錬金術師』の魅力です。こういった表現に注目しながら『鋼の錬金術師』をもう一度読み返してみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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