【ハガレン】ラストはどのようなホムンクルス?正体や強さを徹底考察
『ハガレン』に登場するラストは、どのようなホムンクルスなのかを解説します。ラストの強さや性格、名言などを考察し、『ハガレン』のアニメと実写版映画でラストを演じた声優や女優を紹介します。更にラストに対する世間での評判もまとめています。
目次
【ハガレン】ラストとは?正体を解説
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するラストの正体はホムンクルスの一人です。名前のラスト(Lust)は「色欲」という意味で、七つの大罪の一つとなっています。「色欲」という名を持つラストはどんな能力を持っているのでしょうか。まずはホムンクルスの解説と、『鋼の錬金術師』の概要とあらすじを紹介します。
ラストのプロフィール
- 名前:ラスト
- 七つの大罪:色欲
- 生まれた順番:2番目
- 紋章の位置:鎖骨の間
- 能力:指先を伸縮自在の鋭い刃に変えられること
ラストの正体であるホムンクルスとは?
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のラストの正体のホムンクルスとは、錬金術で造り出された7体の人工生命体のことです。創造主であるお父様から分裂し、特殊な能力を持っています。ホムンクルスはそれぞれ色欲、暴食、嫉妬、強欲、憤怒、怠惰、傲慢の七つの大罪の名が与えられています。体内に賢者の石を宿しており、これにより蘇生能力と、何年経っても変わることがない肉体を維持しています。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
『鋼の錬金術師』は荒川弘による漫画作品で、略して『ハガレン』と呼ばれています。『月刊少年ガンガン』にて2001年から2010年まで連載されていました。アニメ化も2度されており、劇場版映画も公開されました。『鋼の錬金術師』は日本だけではなく世界中で愛されている大人気作品です。また『鋼の錬金術師』はたくさんの賞も受賞されています。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
『鋼の錬金術師(ハガレン)』の主人公であるエドワード・エルリック(エド)と弟のアルフォンス・エルリック(アル)は、病気により亡くなった母親を生き返らせるため、人体錬成を行います。しかし失敗してしまい、エドは右足、アルは全身を失ってしまいました。エドは自分の右腕を対価にして、アルの魂を何とか鎧に定着させることができました。エドとアルは失った体を取り返すために、賢者の石を探す旅に出ます。
【ハガレン】ラストの強さや性格
『ハガレン』のラストは頭が切れて冷静に状況を見極めることができるため、司令塔の役割も行っています。戦う時は伸縮自在の鋭い爪で攻撃します。ではラストはどれほどの強さなのでしょうか。またラストの性格、グラトリーやハボックとの関係などについても解説していきます。
ラストの強さや能力
『ハガレン』のラストは、爪先を伸縮自在の鋭い刃物に変形させることができます。これはどんな物でも貫くことができ、コンクリートの建物や鎧、エドの義手さえも例外ではありません。そのため「最強の矛」と呼ばれています。しかし防御力はあまり高くないので、反撃されてしまうとダメージを負ってしまいます。
ラストの性格
『ハガレン』のラストは、クールな性格です。頭脳派で人を動かすことにも優れています。情報収集も得意なので、スパイとしても活躍していました。人間のことは見下しており、自分のことは誇りに思っています。
ラストのグラトニーへの指示
『ハガレン』のグラトニーは、「暴食」のホムンクルスです。人間でも何でも食べます。知能は低いですがキレたら暴走し、広範囲であらゆる物を飲み込む怖さと強さがあります。ラストと一緒にいることが多く、ラストに指示されて行動します。しかし慕っていたラストがマスタングに倒されてしまったため、マスタングに強い憎しみを持っています。
ラストとハボックの関係
『ハガレン』のラストは、情報収集のために正体を隠して「ソラリス」という偽名で、ロイ・マスタングの部下であるジャン・ハボックと交際していました。ラストはタバコが嫌いだったので、喫煙者のハボックはラストに会う前はタバコを控えていました。情報収集のためにハボックに近づいたラストですが、ハボックは重要な情報を漏らすことはせず、ラストはハボックから何も得ることはできませんでした。
ラストの作品における違い
『ハガレン』のラストは、アニメ第1期と第2期では、少々違いがあります。第1期のラストは「人間になりたい」と思っていました。そして利害が一致し、ラストはエドとアルと共に戦うのです。そして「憤怒」を司るホムンクルスのラースにより倒されました。第2期のラストは、ラースではなくマスタングにより倒されます。
【ハガレン】ラストの最期や名言
マスタングとハボックの前に、ラストが姿を現します。ハボックは当然驚きます。そして自分が騙されていたことに気付き、ラストの正体を知ります。二人はラストと戦います。戦いはラストが勝利したかに見えましたが、ラストはマスタングに倒されてしまいます。そんなラストの最期と、名言を紹介します。
ラストはマスタングとの戦いで死亡
『ハガレン』のラスト対ハボックとマスタングとの戦いが始まりました。ハボックとマスタングは、ラストの攻撃で重傷を負ってしまいます。しかしマスタングは炎を使って皮膚を焼いて止血し、再びラストの前に立ちはだかります。炎の錬金術を発動させ、炎の強さにラストは圧倒されます。そして再生能力がなくなってしまったラストは、マスタングに敗北しました。
ラストの名言
『ハガレン』のラストには、いくつかの名言があります。自分を誇りに思っているラストは、人間を見下しているセリフも多いです。ここではラストの代表的な名言を、二つ紹介します。
ラストの名言①「人間は愚かで…」
人間は愚かで悲しい生き物だわ。
この名言は、ラストがリオールでの暴動を眺めている時に言った言葉です。ホムンクルスという存在のラストは人間を見下していますが、愚かの後に「悲しい」と言っているので、人間に同情している部分もあるのかもしれません。
ラストの名言②「貴方みたいな…」
完敗よ くやしいけど貴方みたいな男に殺られるのも悪くないわ
その迷いの無い真っ直ぐな目 好きよ
楽しみね その目が苦悩にゆがむ日は・・・すぐ・・・そこ・・・
この名言はマスタングとの戦いで、ラストが炎で焼かれている時に言った言葉です。倒したはずのマスタングが、再び目の前に現れてラストは驚きます。マスタングが放つ炎から逃げようとするラストですが、マスタングはラストを逃がしません。ラストが再生能力がなくなるまで、マスタングはラストを焼き続けました。
【ハガレン】ラストの声優と実写キャスト
『ハガレン』は第1期と第2期のアニメでは、エドとアル以外の声優は変わりました。ラストを演じた声優をそれぞれ紹介します。また『ハガレン』は実写映画化もされています。実写版のラストは、まるで漫画から出てきたようでした。こちらも紹介します。
ラストの声優①佐藤ゆうこ
『ハガレン』アニメの第1期の声優は、佐藤ゆうこさんです。佐藤さんは『シャーマンキング』、『鋼の錬金術師』、『忍たま乱太郎』などたくさんの人気作品に出演しています。『シャーマンキング』のアニメの第2期では佐藤さんは主役の麻倉葉を演じなかったため、「引退したのでは?」と噂されましたが、引退はしていません。『ハガレン』の主役のエドを演じている朴璐美さんと共演することが多く、本人同士の仲も良いそうです。
佐藤ゆうこのプロフィール
- 名前:佐藤ゆうこ(さとうゆうこ)
- 職業:声優
- 生年月日:12月25日
- 星座:やぎ座
- 血液型:非公表
- 出身地:神奈川県
- 所属事務所:アクセント
佐藤ゆうこの主な出演作品
- シャーマンキング:麻倉葉
- 機動戦士ガンダムSEED:ジュリ
- アニマル横町:イッサ
- ブラック・ジャック21:写楽
- 忍たま乱太郎:伝七
- 鋼鉄三国志:姜維伯約
- 銀魂:おりょう
ラストの声優②井上喜久子
『ハガレン』のアニメの第2期の声優は、井上喜久子さんです。井上さんは『らんま1/2』の天道かすみ役でブレイクし、天道かすみが長女だったことから、周囲の声優達から「お姉ちゃん」と呼ばれるようになりました。デビューしてから数年間は穏やかな優しい役が多かったのですが、1990年代の後半頃からは少年や強さのある女性、悪役も演じており、演技の幅が広がっています。『ハガレン』のラストを演じる際に鋭さと色っぽさを合わせた感じにしましたが、「色っぽすぎる」とダメ出しをされたそうで、「地が出ちゃって」と冗談で返したそうです。
井上喜久子のプロフィール
- 名前:井上喜久子(いのうえきくこ)
- 職業:声優、アーティスト
- 愛称:お姉ちゃん、きっこさん
- 生年月日:1964年9月25日
- 星座:てんびん座
- 血液型:O型
- 出身地:神奈川県
- 所属事務所:オフィスアネモネ
井上喜久子の主な出演作品
- らんま1/2:天道かすみ
- ああっ女神さまっ:ベルダンディー
- ふしぎの海のナディア:メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ
- 怪盗セイント・テール:深森聖良
- CLANNAD-クラナド-:古河早苗
- さよなら絶望先生:大草麻菜実
- マクロスF:グレイス・オコナー
- はたらく細胞:マクロファージ
ラストの実写キャストは「松雪泰子」
『ハガレン』の実写版でラストを演じたのは、松雪泰子さんです。松雪さんは『白鳥麗子でございます!』で注目され、映画『フラガール』では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しています。松雪さんは『ハガレン』のラストを演じるため、体重を5㎏増やしたそうです。また原作も読んで第2期のアニメも全て観て撮影に臨んでいたので、とても詳しかったそうです。『ハガレン』映画の監督は、エドとラストが戦っているシーンは、エド役の山田涼介さんと松雪泰子さんではなく、本当にエドとラストにしか見えなかったと語っています。
松雪泰子のプロフィール
- 名前:松雪泰子(まつゆきやすこ)
- 職業:女優、歌手
- 生年月日:1972年11月28日
- 星座:いて座
- 血液型:O型
- 出身地:佐賀県
- 所属事務所:スターダストプロモーション
松雪泰子の主な出演作品
- 白鳥麗子でございます!:白鳥麗子
- 毎度ゴメンなさぁい:沢野桜
- 勝利の女神:津田理子
- 理想の上司:白川万里華
- きらきらひかる:月山紀子
- 太陽は沈まない:桐野セツ
- 救命病棟24時 第2シリーズ:
- 砂の器:成瀬あさみ
- Mother:鈴原奈緒
- 平清盛:藤原得子
- 半分、青い。:楡野晴
- フラガール:平山まどか
【ハガレン】ラストに対する世間での評判や人気
『ハガレン』のラストは敵としてエドとアルの前に立ちはだかります。頭も良くとても色っぽいキャラです。しかし面倒見の良い一面もあり、敵でありながら人気のあるキャラです。そんなラストに対する意見をまとめてみました。
『ハガレン』のラストは「色欲」を司るホムンクルスで、とても色っぽいキャラです。タバコが苦手ですが、ハボックがタバコを吸うのでタバコに挑戦するシーンがありました。やはりタバコは好きになることができませんでしたが、ラストは案外尽くすタイプなのかもしれません。最後は正体を明かしましたが、敵ではなかったら二人はどうなっていたでしょうか。
『ハガレン』のラストは「色欲」のホムンクルスですが、ハボックとは健全なお付き合いだったそうです。ラストは策略家で男性を誘惑するのが得意ですが、ハボックは重要な情報は決して漏らしませんでした。ハボックの仕事に対する真面目さと意思の強さも感じます。ラストが色欲を使うシーンもほとんどなく、グラトリーの面倒を見たり、母性を感じる一面もありました。
『ハガレン』のラストとマスタングとの戦いは、とても印象に残るシーンでした。焼かれても何度も再生するラストに対し、重傷を負いながらもここで絶対にラストを倒すというマスタングの意思の強さも伝わりました。焼かれながらもラストは最後まで挑発的な姿勢を崩しませんでした。
【ハガレン】ラストは美しくて強い色欲のホムンクルスだった
『ハガレン』のラストは自分でも戦いますが、冷静で周りの状況をよく見ているので、ホムンクルスの司令塔としての役割も担っています。グラトニーと行動を共にする事が多く、よく面倒を見ていました。ハボックのことを利用しようと近づきますが、重要な情報は聞き出すことができませんでした。最期はマスタングにより倒されます。しかしその後は出番がなくなってしまったので、あまりにも早い退場を惜しんでいるファンがたくさんいました。
この記事のライター
ささめ
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