【銀魂】実写は原作のどの部分？アニメとの比較をしてみた！

『銀魂』はメガヒットを記録した漫画であり、アニメ化はもちろん、実写映画も成功したことで知られています。『週刊少年ジャンプ』を代表するコメディ漫画でアニメや実写化が成功したことで、一般的な知名度も上がっています。ここではまず『銀魂』についての基本的な情報をまとめていきましょう。

『銀魂』は『週刊少年ジャンプ』で2004年2号から2018年42号まで連載された長期連載作品であり、作者の空知英秋の初連載作品となっています。時代劇とSFを融合させ屋人情コメディストーリー漫画として知られていて、作者は『銀魂』を「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と言い表していました。15年近く連載されていた『週刊少年ジャンプ』の看板漫画の一つとしてアニメ化も成功し多くのファンを生み出しています。

実写版『銀魂』シリーズも高い人気を博しています。 2017年7月14日に実写映画第一弾『銀魂』が公開され、第一作のヒットを受けて2018年8月17日には『銀魂2 掟は破るためにこそある』の公開が決まりました。実写映画化作品としては圧倒的な人気を獲得し、異例のメガヒットを記録しました。アニメシリーズも劇場版作品を作るほど成功しているので、実写映画も期待されていました。

ここでは『銀魂』の実写版2作品をおさらいしていきましょう。『銀魂』は原作漫画はもちろん、アニメもメガヒットを記録しているコンテンツです。そのため実写化の際には、その内容やキャスティングなども大きな話題となり、『銀魂』は数少ない漫画・アニメの実写化成功作品として大きく知名度を上げました。

2017年7月14日に公開された実写映画版『銀魂』はメガヒットを記録している映画監督・福田雄一が監督、脚本を担当し、小栗旬、菅田将暉、橋本環奈などの人気俳優をキャスティングしたことが話題になりました。ストーリーはカブト狩りと紅桜篇がベースとなっていて  興行収入が38.4億円を記録しました。 主題歌には人気アーティストUVERworldの「DECIDED」が使用されました。

実写映画版第1弾『銀魂』の公開にあわせて、原作の人気エピソードである『ミツバ篇』をもとにしたオリジナルドラマ『銀魂 -ミツバ篇-』が制作されました。動画配信サービス『dTV』で2017年7月15日から配信され、 2018年8月26日には深夜帯で地上波初放送されました。

2018年8月17日に『銀魂2 掟は破るためにこそある』が公開されて、原作・アニメの人気エピソードである将軍接待編、将軍散髪編、真選組動乱篇をベースにしたストーリーとなっています。監督・キャストは続投しており、興行収入は37.0億円を記録しました。 主題歌を担当したのはback numberの「大不正解」 が使用されました。

2018年8月18日から実写映画版第2弾『銀魂2 掟は破るためにこそある』の公開にあわせて『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』とうオリジナルドラマが公開されました。全3話構成になっていて、原作の短編エピソードである「眠れないアル篇」、「土方禁煙篇」、「幾つになっても歯医者は嫌篇」の3つのエピソードが描かれています。CS放送『チャンネルNECO』で2019年12月7日にテレビ初放送されています。 

ここでは『銀魂』の実写版は原作の何篇を映像化しているのかを見ていきましょう。『銀魂』にはコミカルなストーリーを描いた短編とシリアスなストーリーを描いた長編の二つがあります。映像化されるのはアニメでも高い人気を誇った長編エピソードをベースにした物語であり、その中にギャグ要素を詰め込んでいます。

実写版『銀魂』のストーリーは原作の何篇なのかを詳しく紹介してきます。 実写映画のベースになってるのは『紅桜篇』と『カブト狩り』の二作品です。『紅桜篇』は原作の超人気エピソードであり、物語の中心は『紅桜篇』となっています。

物語の冒頭で描かれる『カブト狩り篇』は原作コミックスの10巻（第83訓・84訓）の短編エピソードとなっています。このエピソードが冒頭で描かれることで『銀魂』を見たことがない人でもキャラクター設定や基本的な設定などが分かるようになっています。

実写映画『銀魂』のストーリーの中心となっている『紅桜篇』は原作の11巻と12巻（第89訓～97訓）で描かれた長編エピソードです。 岡田似蔵との激しいバトルシーンや終盤での人気キャラクター・高杉晋助の登場など見所に溢れたエピソードが実写映画第一弾に選ばれました。

ドラマ『銀魂-ミツバ篇-』は原作の何巻何訓などを見ていきましょう。劇場版に合わせて制作されたドラマ作品で沖田の姉・ミツバの登場を描いた15巻の129訓・130訓、16巻の131訓・132訓 の『ミツバ篇』が映像化されています。『ミツバ篇』はキッズステーションで行われた神回投票で1位を記録したエピソードとなっています。

実写版『銀魂2 掟は破るためにこそある』は何篇なのかを見ていきましょう。実写第二弾『銀魂2 掟は破るためにこそある』では『将軍接待編』と『真選組動乱篇』の二つのエピソードが描かれています。

実写版『銀魂2 掟は破るためにこそある』で描かれる『将軍接待篇』はその後のストーリーにも関わってくる重要なエピソードであり、幕府の中枢を巡る陰謀が描かれます。『将軍接待篇』はコミックス第15巻の第127訓と128訓で描かれています。

幕府の最重要人物である将軍との交流を描いたコミカルエピソード『将軍散髪篇』も短いながら描かれています。『将軍散髪篇』はコミックス第27巻の第231訓と232訓で描かれています。

『銀魂2 掟は破るためにこそある』のメインエピソードとなるのはファンに人気の高いエピソード『真選組動乱篇』です。コミックス第20巻の第158訓から168訓まで描かれた長編エピソードであり、 真選組の熱いエピソードとして知られています。

ここでは劇場版第二弾に合わせて制作されたドラマ『銀魂2-世にも奇妙な銀魂ちゃん-』は原作の何巻何訓かを紹介してきましょう。三つのエピソードがオムニバス形式で描かれていて原作コミックス27巻第二百三十七訓『 眠れないアル篇』、コミックス23巻第二百二訓『土方禁煙篇』、 コミックス29巻第二百六十三訓・第二百六十四訓の『いくつになっても歯医者はイヤ篇』 が描かれています。

ここからは『銀魂』の実写版と原作をキャラや内容で比較していきましょう。実写版と原作やアニメではわずかな違いがあるものの、世界観などをしっかりと再現していると絶賛されました。アニメは基本的に原作に忠実ですが、実写映画はアニメほどの再現度はありません。

実写版『銀魂』のキャストの原作キャラ再現度にもファンからの注目が集まっています。実写映画化の際に最も問題になるのがキャスティングです。実写映画『銀魂』が成功したのはキャストの再現度が高かったためと言われていて、ネット上でも注目が集まっています。アニメでは声優の演技も相まってキャラクターの人気が高く、実写映画化の際には高いハードルとなっていました。

小栗旬が演じた「坂田銀時」は安定の演技でファンに絶賛されています。多くの実写映画に出演している小栗旬はコミカルな演技も得意としているため、坂田銀時を完全再現しているとファンを驚かせました。

菅田将暉が演じた「志村新八」はお洒落メガネをしており、原作よりもイケメンに作ってあるとファンの間でも話題になりました。原作ではイケてないメガネキャラだった新八にイケメン俳優・菅田将暉が起用されたことは作者にもいじられるほど話題になりました。

橋本環奈が演じた「神楽」はファンを最も驚かせた配役となっています。ゲロインとも言われるジャンプ史上最も下品なヒロイン出る神楽を『1000年に一度の美少女』こと橋本環奈が演じており、衝撃の鼻ほじ演技を見せています。福田雄一作品には欠かせない女優となっていて、本作でもヒロインとして振り切った変顔を披露しました。

吉沢亮が演じた「沖田総悟」はハマリ役と絶賛されています。作中屈指のイケメンキャラクターとして人気が高い沖田に国宝級イケメンとして知られる吉沢亮が沖田を完全再現しているとファンにも話題になっています。

戸塚純貴が演じた「山崎退」はキャラ愛で役作りをしっかりしてきたと好評を博しました。本作のファンだと公言している戸塚純貴はコミカルで地味すぎる山崎退を見事に再現したと言われています。

長澤まさみが演じた「志村妙」は色気がたまらないとファンを魅了しています。作中屈指の美人キャラクターであり、ボケもツッコミも自由自在の志村妙を国民的女優・長澤まさみが見事に演じ切りました。その可愛さはもちろん、スタイル抜群の色気で多くのファンに絶賛されたキャスティングとなっています。

ここからは実写版『銀魂』と原作の内容の違いを見ていきましょう。実写映画化に際しては原作から変更された点もいくつかあり、そうしたこともファンからは注目されています。最もよく挙げられるのが『キャラクターの不足』です。 原作では外せない人気キャラクターたちが劇場版第一作には登場していません。万事屋の大家のお登勢、元入国管理局長のマダオこと長谷川泰三、銀時のストーカーであるド変態・猿飛あやめも登場しません。

ここからは実写版『銀魂2掟は破るためにこそある』と原作の内容の違いを見ていきましょう。人気キャラクターである柳生九兵衛や東城歩、キャサリンなどの登場がカットされていたり、土方がトッシー（ヘタレオタク）になる理由も変更されています。原作では羊頭が原因で土方がヘタレに変わってしまいますが、実写映画ではマイクロチップを植えられてしまうということに変更されています。

ここからは『銀魂』の実写版監督と原作の作者も紹介していきましょう。日本を代表する作品として知られていて、『銀魂』はアニメなどの多くのメディアミックスを成功させています。それは原作者の才能と実写映画の監督を務めた福田雄一の存在が大きいと言われています。

メガヒットを記録した実写版『銀魂』シリーズの監督は福田雄一です。日本を代表するコメディ監督であり、脚本家としても圧倒的な実力を見せているので実写映画『銀魂』でも監督と脚本を担当しています。

福田雄一(ふくだゆういち)は1968年7月12日生まれの劇作家であり、放送作家やドラマ・映画脚本家、舞台やドラマ演出家、近年では映画監督として活躍するなど活動範囲は多岐に渡ります。劇団「ブラボーカンパニー」の座長でもあるので、演技に対しての造詣が深いとされています。「コメディの奇才」と称されることもあり、コメディ作品を得意としている日本屈指の監督として知られています。

福田雄一の主な監督作品を見ていきましょう。テレビドラマの演出家として『勇者ヨシヒeコシリーズ』 や『スーパーサラリーマン左江内氏』などの人気作品があり、映画監督としては 『斉木楠雄のΨ難（2017年） 』や『ヲタクに恋は難しい』、『今日から俺は‼︎劇場版（2020年）』、『新解釈・三國志』などがあります。

原作『銀魂』の作者は空知英秋であり、いまでは日本を代表する漫画家として知られています。ここではそんな原作『銀魂』の作者は空知英秋について基本的な情報をまとめていきましょう。

空知英秋(そらちひであき)は1979年5月25日生まれの漫画家であり、北海道滝川市出身、身長162センチ、血液型はAB型と公表されています。主に『週刊少年ジャンプ』で活動していてペンネームの由来は自身の出身地である北海道の空知地方となっています。 2002年に「だんでらいおん」でデビューし、2004年には自身初の連載作品である『銀魂』が始まり、15年間連載された経験を持つ人気漫画家です。

空知英秋は顔出しNGの漫画家と言われています。空知自身は風貌について武田鉄矢に似ていると発言していますが、ジャンプ誌上の自画像は『ゴリラ』として描いています。テレビや雑誌の企画などでは登場するころもありますが、その際にも顔出しはしていません。ネットにも流出していないため、どんな顔かは読者にもわかっていません。

これまで幾度となく実写化の話が挙がっていましたが、作品を大切にする空知英秋が断りっていました。しかし、監督が福田雄一と知ると、「この人だったら『銀魂』を実写化できるかも」と空知は考えたと後に明かしています。福田監督はかなり不安をもって初対面を迎えましたが、『お任せします。好きにやってください』と空知の言葉に安堵したと語りました。互いに尊敬しあう二人の関係が実写映画の成功につながっていることは間違いありません。

ここではメガヒット漫画『銀魂』の実写版と原作の世間での評判や人気を見ていきましょう。『銀魂』は圧倒的な人気を獲得した作品であり、漫画の実写映画作品としては異例のメガヒットを記録したことでも知られています。そのため『銀魂』の実写版と原作に関する声などはネット上でも数多く見つけることができます。

ここでは世間での評判や人気の『実写版篇』を見ていきましょう。実写映画は数多くのファンに絶賛されている作品であり、ストーリーやキャストなどにも注目が集まっています。

『銀魂』の実写版キャストにも絶賛の声が集まっています。実写版にはキャスティングが議論になることが多いですが、『銀魂』のキャストはファンにも大好評でした。ネット上には『実写銀魂、キャスト豪華すぎじゃね？最高ですね！』という声や『実写銀魂最高だった。 キャストみんな演技上手すぎ』という声、『実写化でキャスト最高だったなって思うの銀魂くらいしかない』という声が挙がっています。

実写版『銀魂』は原作ファンにも人気でかなり成功したと言われています。ネット上には『原作ファンでも納得できる内容だと思うしみんなめちゃくちゃかっこよくてかわいくて最高』という声や『銀魂実写版はアニメ実写化の中でも、最高に楽しい希有な存在』という声、『映画銀魂見てきました！ 原作とちょっと違うところあるけど、原作厨でも満足出来る内容だったと思う』という声が挙がっています。

『銀魂』の実写化第三弾にも期待の声が集まっています。いまだに発表はありませんが期待するファンは数多くいます。ネット上には『銀魂の実写第三弾あるならたぶん『吉原炎上篇』をメインにやるんだとおもう』という声や『実写第三弾の銀魂3に期待したい』という声、『銀魂映画楽しみ！実写の方も好きなので三弾期待しておる。』という声が挙がっています。

ここでは世間での評判や人気の原作篇を見ていきましょう。多くのメディアミックスが人気を博した作品ですが、原作漫画も人気を獲得しています。

『銀魂』は面白すぎるという声も数多くあり、ギャグマンガとして原作漫画も圧倒的な人気を獲得しています。ネット上には『銀魂面白すぎるやんけ』という声や『もう、銀魂面白すぎるだろ』という声、『今観ると銀魂面白すぎる 当時理解できなかった下ネタがわかる』という声が挙がっています。

『銀魂』の原作者である空知英秋は天才だとファンにも絶賛されています。ネット上には『ギャグで始まったかと思えば最後はシリアスでめっちゃ感動だったり、こんな素敵な作品を作った空知先生天才だと思います！』という声や『毎回銀魂見る度に思うけど、空知先生は天才過ぎる』という声、『やっぱ、銀魂の作者(空知先生)天才』という声が挙がっています。

『銀魂』はギャグ回もシリアス回も評価が高く、両方の要素が楽しめるという事でファンにも大好評を博しています。ネット上には『ギャグもシリアスも両方大好きですね』という声や『ギャグとシリアス両方楽しめる銀魂のギャップ沼だと思っています』という声、『ギャグ要素もシリアス要素も 両方よかったです』という声が挙がっています。

ここでは番外編として実写版も話題になった原作漫画3選を紹介してきましょう。近年では人気漫画の実写化作品が制作されることも多いですが、実写映画として大ヒットするとは限りません。時にはストーリーやキャスティングが批判されることもあるなど、ネット上でも大きな話題になることも少なくありません。

実写版も話題の原作漫画①は『るろうに剣心』です。『るろうに剣心』は和月伸宏によって描かれている漫画であり、2012年に実写映画シリーズが制作されました。大友啓史が監督を担当し、佐藤健主演を務めました。第一作の興行収入は30.1億円を記録し、これまで五作品が制作されています。漫画の実写映画化作品としては近年稀にみるメガヒットを記録しており、『銀魂』と並んで実写化成功作品として高い評価を獲得しています。

実写版も話題の原作漫画②は『東京喰種』です。『東京喰種トーキョーグール』は 全世界シリーズ累計発行部数は4700万部を突破するメガヒット漫画であり、 2017年7月29日に実写映画『東京喰種 トーキョーグール』が公開されました。映画第一作は11.0億円とまずまずの成績を残しますが、第二弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』は 3.55億円と爆死してしまいました。

実写版も話題の原作漫画③は『BLEACH』です。『BLEACH』は久保帯人によって描かれるダークファンタジーであり、全世界シリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破しています。 圧倒的な人気を獲得し、 2018年7月20日には実写映画『BLEACH 死神代行篇』が公開されましたが興行収入5億4100万円と興行的には大失敗してしまいました。続編の制作も噂されていたものの、結局実現することはありませんでした。

今回は『銀魂』の実写版についてキャストたちの見所や何巻何訓の映像化か、ネット上の感想など様々なことを見ていきました。実写映画『銀魂』は数少ない実写化成功作品と言われていてメガヒットを記録しました。原作漫画に負けない人気ぶりを見せていて、劇場版にも熱狂的なファンが数多く生み出されています。今回の実写映画についての情報を参考にして、メガヒットを記録した実写映画『銀魂』をお楽しみください。