【ゲド戦記】アレンの人物像まとめ!イケメン主人公の設定やテルーとの関係も

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アレンはジブリ映画「ゲド戦記」の主人公です。この記事ではゲド戦記に登場したアレンの人物像や作中での活躍をはじめ、ヒロインであるテルーとの関係性や彼を演じた声優などを紹介します。また、アレンに対する世間の評判なども調査しました。

【ゲド戦記】アレンの人物像まとめ!イケメン主人公の設定やテルーとの関係も

目次

  1. 【ゲド戦記】アレンとは?
  2. 【ゲド戦記】アレンの人物像や設定
  3. 【ゲド戦記】アレンとテルーの関係やその後
  4. 【ゲド戦記】アレンの声優
  5. 【ゲド戦記】アレンに対する世間での評判や人気
  6. 【ゲド戦記】アレンはイケメン主人公だった

【ゲド戦記】アレンとは?

アレンのプロフィール

アレンはジブリ映画「ゲド戦記」の主人公です。年齢は17歳で本名は「レバンネン」です。もともとは作品世界にあるエンラッドという国の王子でした。生真面目な性格をしており、作中では端正なイケメンでありながらもどこか影のある青年として描かれています。ある事件をきっかけに国を逃亡した後ハイタカと出会い、さらにテルーと出会うことで彼の運命は変わっていきました。

ゲド戦記の概要

「ゲド戦記」は2006年に公開されたジブリ映画です。原作はアーシュラ・K・ル=グゥインの同名小説で、物語の三巻目である「さいはての島へ」という作品を下敷きとしています。「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」で有名な宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗さんが初監督した作品としてもゲド戦記は話題を呼びました。さらに作品の中には宮崎駿監督の「シュナの旅」という絵物語も原案として組み込まれています。

ゲド戦記のあらすじ

世界の均衡が崩れはじめていた世界で、主人公のアレンは父親である国王を殺害し国を逃亡します。逃亡生活を続ける中で、アレンはハイタカと名乗る魔法使いと出会いました。ハイタカの旅に同行することになったアレンはホート・タウンを訪れますが、街には人身売買や麻薬が横行していました。そんな中でアレンは、顔に火傷の跡のあるテルーという少女と出会います。その出会いをきっかけに、アレンは自分自身の心の中にある影と向き合っていくことになります。

【ゲド戦記】アレンの人物像や設定

アレンは原作では主人公キャラではない?

映画で主人公を務めたアレンですが、原作小説の「ゲド戦記」の主人公はアレンではありません。原作の主人公はタイトルにもなっているゲドであり、映画ではハイタカと名乗っていた人物です。原作はゲドの幼少期から物語が始まり、映画の下敷きとなった「さいはての島へ」は大賢人となった時代のゲドの物語です。この話の中ではアレンも登場しますが、映画のアレンとはキャラクターの設定が異なる部分もありました。

アレンは二重人格?

アレンは初登場シーンで父親の命を奪うという衝撃的な展開の中で登場しました。その後映画の中では通常のアレンの他に、影のようなもう一人のアレンが登場します。その正体は世界の暗黒に思い悩む中で分離してしまったアレンの心の光でした。テルーやハイタカと過ごす通常のアレンこそ、実は心に光のない闇のアレンです。このことからアレンは二重人格というより、心を闇だけに支配されていた人間といえます。

アレンを怯えさせる影の正体

先述したようにアレンを怯えさせた影の正体は、アレンの心から分離した光の部分でした。そのことはゲド戦記の映画の中で、テルーに対して光の部分本人が語っています。従来の生真面目さ故に、アレンは世の中に対して疑心暗鬼や不安、あるいは自分への自信のなさなど多くの負の感情を持っていました。それにより光の部分はアレンを去り、その後は闇の部分だけがアレンに残ることになります。

アレンの父親殺しの理由

アレンが父親を殺害した理由は、心の闇が大きくなったことによる衝動に突き動かされたからです。作中でアレンは父親殺しについて、なぜそんなことをしてしまったのか自分でもわからないと語っていました。様々なことを考え続ける中で光をなくし、心に闇しかなくなったアレンは父のことを自分を抑圧する存在と感じていたと推測されます。そうした不満がある時に爆発し、アレンを衝動的な行動に駆り立てたのです。

アレンの剣が抜けた理由

アレンが剣を抜けた理由はハイタカやテルーとの関係を通して心の闇と向きあい、生きることに希望を持ったからです。アレンの魔法の剣は物語終盤になるまで、どんなに抜こうとしても抜くことができませんでした。しかし分裂していた光の部分を受け入れることで、アレンはようやく剣を抜くことができます。剣を抜いたアレンは宿敵であるクモの片腕を容易く切り落としました。魔法の剣を抜くためには、アレンの心の変化が必要でした。

アレンの真の名

ゲド戦記の作中では、登場人物たちは通常の通り名の他に真の名前を持っています。ハイタカの真の名前はゲド、テルーはテハヌー、そしてアレンの真の名はレバンネンです。この世界では人に真の名前を教えることは、相手に魂を握らせることであると語られていました。実際にクモは相手の真の名前を知ることで、魔法を使って相手を痛めつける場面がありました。

アレンがイケメン主人公だといわれる理由

アレンはイケメンといわれていますがその理由はいくつかあります。整った顔立ちはもちろんですが、王子として剣の腕前を鍛えてきたため、戦いになると相手を圧倒する強さを見せていました。剣が抜けない状態であっても、テルーを連れ去ろうとした者たちをあっという間になぎ倒しています。その他にも、クモに捕まったアレンをテルーが助けに来た時に抱きしめた姿もイケメンといわれる理由です。

【ゲド戦記】アレンとテルーの関係やその後

テルーのプロフィール

テルーはゲド戦記のヒロインです。彼女は親に虐待を受けながら育ち、顔の火傷の跡もその時につけられたものです。親に捨てられたテルーはハイタカの古い友人であるテナーに育てられ、彼女と一緒に暮らしていました。ホート・タウンでウサギとその部下たちに捕まっていたところをアレンに助けられたことがきっかけで二人は出会います。テルーを演じたのは、ゲド戦記の映画の主題歌と劇中挿入歌も担当した手嶌葵さんでした。

アレンとテルーの関係

アレンに助けられたテルーでしたが、自分の命を大切にしないアレンの姿勢に対してキツくあたるなど当初の関係は険悪でした。しかしテナーの家でしばしの間ともに過ごし、アレンも自分と同じように心に傷を持つことを知ると互いに理解し合う関係になります。そしてクモとの戦いの中でテルーは真の姿である竜となりました。最初の出会いから様々な経験を経て、二人の間には強い信頼関係が結ばれました。

アレンとテルーのキス

クモとの戦いが終わった後、竜の姿から人間に戻ったテルーとアレンがキスをしているように見える場面がありました。ゲド戦記の世界では、もともと人間と竜は同じ生き物であったという設定があります。つまりこの場面は、人間と竜ではなく同じ生き物同士が愛し合っているという場面と解釈することもできます。

アレンとテルーはその後結婚した?

アレンとテルーのその後の関係がどうなったのかは正確にはわかりません。映画のラストでアレンは、父親の命を奪った罪を償うために国に帰ると語っています。アレンの罪が許されれば二人が結婚する未来があるかもしれませんが、二人のその後はファンの想像に委ねられています。設定の違う原作のゲド戦記ではテルーの年齢や登場した時期も映画と異なるため、そちらからその後の二人の関係を読み解くこともできません。

【ゲド戦記】アレンの声優

アレンの声優は「岡田准一」

映画「ゲド戦記」でイケメンの主人公であるアレンを演じたのは岡田准一さんです。アイドルグループ「V6」のメンバーだった岡田さんはゲド戦記で劇場アニメ初主演を飾りました。ゲド戦記以前から俳優として多くの作品に出演していた岡田さんは、声優としても闇と光の間で葛藤しその中でテルーと関係築いていくアレンの繊細さを演じきっています。

岡田准一のプロフィール

岡田准一さんは1980年に大阪府で生まれました。1995年に弱冠14歳でV6としてCDデビューした後はアイドルとしてだけでなく、俳優として多数の作品に出演しています。ドラマ、映画問わず主演を務めることが多くCMの出演経験も豊富です。私生活では2017年に女優の宮崎あおいさんと結婚を発表しました。格闘技など体を鍛えることが趣味で、その他にもカメラが得意という一面もあります。

岡田准一の主な出演作品

岡田准一さんは現在も俳優として第一線で活躍しています。アレンと同じくイケメンの岡田さんはアイドルとして歌の活動の他に「木更津キャッツアイ」や「タイガー&ドラゴン」「軍師官兵衛」などのドラマで主演を務めました。映画でも「図書館戦争」や「永遠の0」で主演を経験し、日本アカデミー賞など受賞歴も豊富です。声優としては同じくジブリ映画である「コクリコ坂から」で風間俊役を演じました。

【ゲド戦記】アレンに対する世間での評判や人気

ゲド戦記で描かれたアレンの人物像に好意的な意見もありました。公開されたゲド戦記の映画は賛否両論を呼びましたが、原作からアレンジされた部分には当時の若者が抱える問題を描く意図もありました。常に不安に苛まれているようなアレンの人物像にもそれが描かれており、それに自分を重ねた人もいるようです。

映画「ゲド戦記」のアレンのデザインが好きという声もありました。繊細さが似合うイケメンであり、それを表現した岡田准一さんの演技を評価する声もあります。最初は反目していたテルーとの関係の中で、最後には強さを見せる姿も映画の主人公としてかっこよさを秘めたものとして描かれていました。そうした部分もアレンの魅力となっています。

ゲド戦記を鑑賞した人の中には、アレンのキャラクターを苦手に感じる人もいるようです。作中で他者との関係を経て成長していくアレンですが、そこに至るまで常に不安に追い詰められている姿が描かれていました。そうしたタイプの主人公を好まない人たちにとって、アレンは苦手なタイプの主人公だったといえます。

【ゲド戦記】アレンはイケメン主人公だった

自分の心の闇に怯えながらも、それを受け入れて成長する映画「ゲド戦記」のアレンの物語には普遍性があります。作品と同様に賛否両論のあるキャラクターですが、テルーとの関係性やその後についての考察、イケメンのビジュアルや剣の強さなど魅力も兼ね備えています。アレンに興味を持たれたら、ぜひゲド戦記の映画や原作に触れてみてください。

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侑芽

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