【炎炎ノ消防隊】グスタフ本田は見た目が気になるキャラ？能力や登場回まとめ

炎炎ノ消防隊は主人公のシンラが所属している特殊消防隊を中心に物語が描かれており、グスタフ本田は消防隊の大隊長という階級に就いている上官として登場しています。まずはグスタフ本田のプロフィールと炎炎ノ消防隊の作品概要及びあらすじをおさらいしていきます。

グスタフ本田は第2特殊消防隊大隊長を務める男性です。口を覆うほど立派に生えたヒゲと頭頂部が禿げた頭が特徴的で、基本的に厳格ながら柔軟な思考ができる人柄をしています。皇国と聖陽教の教えを信じる軍人気質で相反する思想を持つ紅丸とは仲が悪いです。

炎炎ノ消防隊は大久保篤によって週刊少年マガジンに連載されていた漫画作品です。炎に包まれた怪物の脅威に消防士が立ち向かうSF少年漫画として連載され、2015年～2022年にかけて計34巻が刊行されて物語は完結しました。2022年5月時点で全世界累計発行部数2000万部を超えるほどの人気を誇り、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも展開されています。

とある大災害をきっかけに謎の人体発火現象・焔ビトが発生するようになると人々はその脅威に苛まれるようになります。人々を救うために特殊消防隊が構成されると、彼らは焔ビトの脅威に立ち向かい現象の謎を解明するべく活動を続けていきました。少年シンラはヒーローになることを夢見て特殊消防隊に入隊すると、仲間たちと共に消防活動に励みながら焔ビトの原因を突き止めていきます。

炎炎ノ消防隊におけるグスタフ本田はサブキャラクター的立ち位置に置かれていますが、初登場時から見た目が面白いと評判を受けており一部の読者から根強い人気を集めています。ここでは炎炎ノ消防隊におけるグスタフ本田の見た目や頭、性格などをまとめて彼の魅力に迫ります。また、作中で描かれた新門紅丸との独特な関係性も併せて解説していきます。

グスタフ本田の見た目と言えば禿げた頭頂部が何よりも特徴的でしょう。能力を発動すると禿げた頭から炎が発火する特性もあり、煌々と輝く炎の頭を見て他の隊員たちも『禿げたのが先か？燃えたのが先か？』と議論することがあります。また、炎炎ノ消防隊作中ではコミカルな見た目のせいかギャグ描写に利用されることもあり本来の人柄とのギャップが魅力的です。

特殊消防隊の部隊を指揮する立場なだけあってグスタフ本田の性格はとても真面目で厳格です。他の隊に後れを取るなと発破をかけることはしょっちゅうで、第2消防隊に所属する隊員たちに威厳を見せつけています。好きな音楽も皇国軍歌、尊敬する人は尾瀬大将と根っからの軍人気質と言えます。一方で国や未来のために大事なものを見極め、若い隊員を何より大事に思っているなど柔軟で聡明な考えができる人物でもあります。

主人公シンラが第8消防隊に所属しているためか他の部隊の登場・活躍シーンは少なく、グスタフ本田もあまり出番に恵まれていません。その中で唯一第2消防隊に焦点が当てられたのが第2と第8による地下調査作戦でした。そこに登場したグスタフ本田はアイリスや桜備らと共に行動し焔ビトに囲まれた場面で死闘を繰り広げ、部下の被害を最小限に抑える活躍を披露しました。

新門紅丸は第7消防隊の大隊長です。特殊消防隊が定期的に大隊長会議を開くとそこで2人は顔を合わせることになりますが、グスタフ本田が皇国と太陽神に忠誠を誓う聖陽教の教えを重視する考えであるのに対し、紅丸は皇国と太陽神に忠誠心を持たない原告主義者であることから度々2人は衝突しています。紅丸が皇王ラフルス三世に対して無礼を働いた時もグスタフ本田が説教しましたが、紅丸が考えを改める様子は微塵もなく愛国心ゆえにぶつかり続けていきました。

原作を読んでいるファンであっても出番が少なかったことから、グスタフ本田の戦闘能力を覚えていないという人は多くいることでしょう。見た目のインパクトで忘れがちですが、これでもグスタフ本田には大隊長を務めるだけの実力が備わっています。ここでは炎炎ノ消防隊におけるグスタフ本田の能力や強さについてまとめていきます。

グスタフ本田は第三世代能力者であり能力を発動すると頭から炎を発火させます。第三世代能力者とは自ら発した炎を操れる能力者のことで、火力や炎へ強い耐性を持つことから前線での戦いに向いています。しかし、酸素不足で発火限界を迎えてしまうと体が炭化してしまうリスクがあります。

足を燃やして蹴りの威力を上げるシンラのように、第三世代能力者は発火した部位を利用する攻撃に定評があります。グスタフ本田の場合最も真価を発揮する攻撃は頭突きであり、足から炎を噴射して敵めがけて頭から突っ込んでいく攻撃を仕掛けます。頭部を発火させて頭から敵に突っ込んでいく技『本田弾鬼無双』はとても強力です。

グスタフ本田の戦闘シーンは少ないながらも作中で焔ビトはおろか、自慢の頭突きで白装束を一撃で撃破する強さを見せつけています。白装束と互角以上に渡り合えるところから大隊長に相応しい実力の持ち主であることが窺えるでしょう。また、グスタフ本田は強さを手に入れるために首だけで天井にぶら下がる、頭で逆立ちするといった首を鍛えるトレーニングを続けており、首をより頑丈にすることで頭突きの威力を上げています。

炎炎ノ消防隊の原作漫画は全世界で2000万部を発行するほどの人気を博したことで2019年に初めてアニメが公開されました。また、アニメの評判もかなり良好で多くのファンから注目されたことで2020年に第2期が公開、2022年5月に第3期の制作が発表されました。本作をアニメで楽しみたいという人もきっと多くいることでしょう。ここではアニメ版炎炎ノ消防隊に登場するグスタフ本田の声優についてまとめていきます。

グスタフ本田を演じた声優は土師孝也（はしたかや）です。舞台俳優としてデビューしてから声優も務めるようになった多彩な男性演者で、アプトプロ事務所の代表取締役社長、洋画のアラン・リックマンの吹き替え担当としても有名です。2022年で70歳を迎えましたが、現在も舞台を始めアニメ声優やテレビドラマ俳優など幅広い場で活躍しており、近年では声優養成所の講師を務めて後進育成にも注力しています。

これまで炎炎ノ消防隊に登場するグスタフ本田の見た目や性格、能力などをまとめてきましたが、炎炎ノ消防隊を読んでいたファンたちはグスタフ本田のことをどのように思っていたのでしょうか。ここではグスタフ本田に対する世間での評判や人気をSNS上のコメントを参照することで調査し、ファンの評価を明らかにしていきます。

多くの読者はグスタフ本田をネタキャラとして見ているそうで彼が登場するシーンは面白いと評価されていました。やはり禿げた頭とそこから炎が出る能力を組み合わせが評判になっており、グスタフ本田は常に真面目な性格をしているところも相まって面白さが引き立っていると言われています。

ネタキャラ人気がある一方で人柄がかっこいいという意見が寄せられていました。グスタフ本田は厳格で真面目ながらも部下思いで若い隊員を思いやれる優しさを持ち合わせており、気配り上手なオッサンキャラとしての魅力があると言えるでしょう。

職場では大隊長として隊員をまとめるグスタフ本田ですが、実は恐妻家な一面があり妻や娘の機嫌を取るために苦労しているところがあります。隊員たちの前では見せない家族思いな人柄が刺さる人には刺さるそうで、家族好きなところが魅力的で好きという人もいます。

炎炎ノ消防隊に登場するグスタフ本田は禿げた頭とそこから炎を発火させるキャラクターでした。見た目はネタキャラのように思えて第2特殊消防隊の大隊長としての強さや人柄を有しているところに、彼の魅力が詰まっていると言えるでしょう。本編でのグスタフ本田の出番は少なかったですがファンから人気がある理由も理解できます。もしもグスタフ本田について知らなかったという人はぜひ、炎炎ノ消防隊本編を漫画やアニメなどでチェックしてみてください。