【エヴァンゲリオン】綾波レイのかわいい魅力まとめ!声優についても紹介
「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する主要人物の一人・綾波レイは、どこかミステリアスなヒロインで、そのかわいい姿や言動から高い人気を誇るキャラクターです。この記事では、綾波レイのかわいい魅力を、彼女のプロフィールや劇中での名言と共に紹介していきます。
目次
綾波レイとは?
綾波レイは「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するヒロインの一人で、主人公・碇シンジと共に汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」の一機に搭乗し、使徒と呼ばれる生命体と戦います。シンジと同じ学校に通う同級生で、普段は学生として暮らしています。ここでは、「新世紀エヴァンゲリオン」を代表するヒロイン・綾波レイの人物像や作品の概要について見ていきます。
綾波レイのプロフィール
綾波レイは年齢が14歳であるということ以外、出身や家族構成など一切が謎に包まれています。色白で青いショートカットと、赤い瞳を持つかわいい少女で、非常に寡黙なことから他人とコミュニケーションをとることは少ないです。これは感情がないということではなく、極めて不器用なことから感情表現が下手であるということが深く関係しています。シンジと同じく「特務機関NERV」に所属しながらEVA零号機の専属パイロットとして活躍しており、周囲から「ファーストチルドレン」と呼ばれています。
綾波レイの正体は人間ではない?
綾波レイはそのかわいい見た目だけではなく、劇中でも終始、どこか意味深な描写が見られ、ただの女子学生ではないということが示唆されていきます。その正体は実はNERVが生み出した「人造人間」とも呼べる存在で、シンジの母親である碇ユイの肉体と使徒・リリスの魂をかけ合わせて作り出された存在でした。NERVには綾波レイの肉体の「バックアップ」が多数用意されており、仮に肉体が死んだとしても記憶のみを移し替えることで、復活することが可能です。
エヴァンゲリオンの概要
「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年に放映されたテレビアニメで、庵野秀明監督によって描かれる少年・少女が登場する兵器「エヴァンゲリオン」と謎の怪物「使徒」との戦いを描いたSF作品です。第3次アニメブームのきっかけともなった作品で、その高い人気は社会現象をも巻き起こしました。世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれる中で、少年独自の自意識や人間関係といったものへの葛藤を描いた、ロボットアニメとしても独特のストーリー構成をしている点が特徴です。
エヴァンゲリオンのあらすじ
2000年9月13日に「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害が引き起こされ、世界の人口は約半分にまで減少していました。その15年後、14歳の少年である碇シンジは父・ゲンドウに呼び出され、非公開組織・特務機関NERVが独自に開発していた汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン(EVA)」に乗り、東京に迫る謎の敵「使徒」と戦うことを命じられます。戸惑いながらもシンジはEVAに乗り、数々の戦いを経て葛藤しながらも成長を続け、EVAや使徒、人類補完計画といった様々な真実へと近付いていきます。
綾波レイのかわいい魅力や人気の理由
綾波レイは「エヴァンゲリオン」の作中ではキーパーソンとしてたびたび登場しますが、そのかわいい魅力から作品の顔とも呼べる存在として高い人気を誇っています。ここからは綾波レイのかわいい魅力やその人気の理由について、詳しく見ていきます。
かわいい魅力①美少女すぎる容姿
綾波レイのかわいい魅力の一つは、なんといってもその「美少女」と呼べる見た目です。青いショートカットに赤い瞳は、色白で透明感のある肌とマッチしており、そのかわいい見た目に心を奪われるファンも少なくはありません。劇中で彼女は制服姿やEVAの搭乗者が着る「プラグスーツ」と呼ばれる格好を披露していますが、どんな場面でもその可憐な見た目は変わらず、見る者を魅了します。
かわいい魅力②儚げな雰囲気
綾波レイは多くを語る性格ではないため、普段は無口で他人と距離を置き、共に戦う碇シンジらとも必要以上のコミュニケーションを取ろうとはしません。その寡黙かつ物静かな姿にどこか儚げな魅力を感じるファンも多いようです。劇中では綾波レイが傷だらけになりながらも身を挺して戦う場面も多く、どこか命を削ってまで戦おうとする彼女の姿は、ことさら儚げに映ります。
かわいい魅力③ミステリアスな雰囲気
綾波レイは寡黙かつプロフィールが謎に包まれているということもあり、そのミステリアスな雰囲気も彼女のかわいさに繋がっています。ヒロインでありながらも、NERVや使徒といった数々の謎にもかかわってくるキーパーソンであることから、表に出さない「謎」も多く、彼女のどこか影のある姿も外すことのできない大きな魅力の一つです。
かわいい魅力④クーデレ
綾波レイはクールでありながらも、劇中で徐々に主人公・碇シンジと心を通わせ、どこか彼に惹かれていく姿も見せ始めます。元来、感情表現が苦手なことからうまく表現することができない彼女ですが、シンジと触れ合うことで徐々に自身の感情をあらわにできるように変化していきます。こういった彼女の姿に「クーデレ」という属性を思い浮かべるファンも少なくはありません。
かわいい魅力⑤殺風景な自室
綾波レイは私生活も謎に包まれた部分が多く、劇中で描かれた自宅も打ちっぱなしコンクリートが剥き出しの壁に、必要最低限の家具だけが存在するという非常に生活感のない空間でした。とても年頃の女の子の部屋とは思えないその光景に驚愕するファンも多く、彼女のミステリアスさをより強調するシーンとなりました。ただ、それでいて碇ゲンドウの割れた眼鏡だけは大切にしているなど、彼女の心の内を少しだけ覗くできる、貴重なシーンでもあります。
かわいい魅力⑥料理をする姿
綾波レイは劇場版アニメである「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」にも登場しており、そこではかつてのアニメでは描かれなかった様々な一面が補完されました。中でも印象的なのは碇シンジと彼の父・ゲンドウとの仲を取り持つため、綾波レイ自らが料理をふるまうというシーンです。この際、綾波レイはシンジへの好意を自分なりの言葉で表現しており、シンジら親子が仲良くなってほしいという彼女のかわいい気遣いが見える、心温まるエピソードとなりました。
かわいい魅力⑦何度か死亡している?
綾波レイの正体はNERVが生み出した「人造人間」ともいえる存在で、彼女は死亡するたびにその記憶を新たな肉体に移し替え、あたかも生き長らえているように立ち振る舞っていました。劇中でも彼女が何度か死亡していることが示唆されており、特に「3人目」の綾波レイは物語のクライマックスにも繋がる、非常に重要な役割を果たしました。
綾波レイの声優
綾波レイはその美しい容姿やミステリアスな雰囲気がかわいいと評判のヒロインですが、彼女の「声」もまた魅力を際立たせる要素の一つです。ここからはアニメ版、劇場版で綾波レイを演じた声優について詳しく見ていきます。
綾波レイの声優は「林原めぐみ」
綾波レイを演じたのは声優の林原めぐみさんです。1986年に声優デビューして以来、アニメや映画の吹き替えと幅広い分野で活躍してきました。また、歌手としての活動も有名で、シングル・アルバム共に声優として初のオリコンTOP10入りを果たし、「アイドル声優」という概念の礎を築いた人物とも言われています。
林原めぐみのプロフィール
- 出身地:東京都北区
- 生年月日:1967年3月30日
- 血液型:O型
- 身長:156cm
- 所属:ウッドパークオフィス
林原めぐみさんはデビュー当初所属していたアーツビジョンを経て、現在は個人事務所であるウッドパークオフィスに所属しています。幼い頃に映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を鑑賞したことで「声優」という存在を意識するようになり、小学生で「銀河鉄道999」関連のイベントにてメーテル役に挑戦し、大御所声優の野沢雅子さんに賞賛されたこともあります。
林原めぐみの主な出演作品
林原めぐみさんは綾波レイ以外にも声優として数多くのキャラクターを演じています。「スレイヤーズ」のリナ=インバース役、「らんま1/2」の早乙女らんま役といった主役級キャラクターはもちろん、「ザ・ドラえもんズ」の王ドラ役、「スライム冒険記」のスラきち役など、少年やマスコットキャラのような役柄も担当しています。アニメ「ポケットモンスター」シリーズではロケット団の一人・ムサシを演じつつ、数多くのポケモンの声も担当するなど、圧倒的な演技力を持つ声優として活躍しています。
綾波レイと他キャラの関係性
綾波レイはヒロインの一人として非常に高い人気を誇るキャラクターですが、主人公・碇シンジとはもちろん、他の重要人物達とも深い関わりを持ってきます。ここからは、劇中で登場する他のキャラクター達と綾波レイがどのような関係性を持っているのか、それぞれ見ていきます。
考察①綾波レイとゲンドウの関係性
綾波レイは登場当初はシンジらと打ち解けることができませんでしたが、一方で特務機関NERVの総司令を務める碇ゲンドウには心を開いていました。綾波レイはゲンドウから与えられた任務には忠実な姿勢を見せ、戦いになっても彼が告げた指示通りに黙々と事を進めていきます。彼の指示に従う綾波レイの姿はどこか盲目的にも見えましたが、彼女はそれを絆によるものだと説明しています。
考察②綾波レイとシンジの関係性
綾波レイは主人公・碇シンジとも深く関わってきます。共にEVAの搭乗者として戦いを繰り広げる中で、親身になって接してくれるシンジに対しレイも徐々に心を開いていき、彼の存在を意識し始めるようになります。シンジとの交流を経てレイも次第に人間らしい感情表現を身に着けていき、これがきっかけとなり、他の登場人物とも交流をするようになっていきます。
考察③綾波レイとアスカの関係性
綾波レイは同じEVA搭乗者であるシンジと交流を深めていく一方で、同じくEVA搭乗者に選ばれた少女・アスカとは対照的に険悪なムードのまま接していました。これはアスカから抱かれた一方的な悪感情が理由で、アスカはレイの薄い反応や、その無機質な姿に母の「トラウマ」を思い出してしまい、さらにシンジとレイが親密になっていくことにも嫌悪感を抱いていました。
綾波レイのかわいい名セリフや名言
綾波レイは劇中を通して出番も多く、数々の名セリフや名言を残しています。ここからは劇中で綾波レイが放ったかわいい名言や名セリフについて、それぞれ見ていきます。
綾波レイの名セリフ①「あなたは死なないわ…」
「あなたは死なないわ…。私が守るもの。」
出典: live-the-way.com
テレビシリーズ第6話「決戦、第3新東京市」にて綾波レイが口にしたセリフです。「ヤシマ作戦」のさなか、激戦を予感し死ぬかもしれないとの不安を口にしたシンジに対し、レイは迷うことなくこの一言を放ちます。作戦の最中、彼女は宣言通り己の身を挺してシンジを守り抜きました。「エヴァンゲリオン」や綾波レイを知らない人でも聞き覚えがあるほどの高い知名度を誇る、彼女を代表する名言です。
綾波レイの名セリフ②「私が死んでも…」
「私が死んでも変わりはいるもの。」
出典: live-the-way.com
アニメ第19話「男の戰い」にて綾波レイが放った名言です。ジオフロントに侵入してきた第14使徒ゼルエルに立ち向かう際に放った言葉ですが、実はこのセリフこそ彼女が「人造人間」であり、死ぬたびに記憶を入れ替えているという事実の伏線でした。また、このエピソードでは初めてレイが命令ではなく自身の判断で行動する場面が描かれるなど、彼女の成長と隠された衝撃の事実に繋がる、印象深い名言となっています。
綾波レイの名セリフ③「ごめんなさい…」
「ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいかわからないの。」
出典: live-the-way.com
アニメ第6話「決戦、第3新東京市」にて碇シンジに対して放った名言です。ぎりぎりのところで第5使徒ラミエルを撃破することに成功したシンジとレイでしたが、レイの搭乗する零号機はラミエルの攻撃を受け止めたことで大破してしまいます。エントリープラグをこじ開け自身を救ったシンジに、彼女は困惑しながらもこの一言を返し、シンジとのやり取りの末に、ようやく微かにではありますが感情を表に出すことができました。
綾波レイの名セリフ④「私 にんにくラーメン…」
「私 にんにくラーメン、チャーシュー抜き。」
アニメ版第12話「奇跡の価値は」で放たれた名セリフです。普段は謎に包まれた綾波レイの貴重な食事シーンでの一言で、彼女のラーメンに対する思いがけない嗜好を読み取ることができます。実はこのセリフは担当声優である林原めぐみさんが「レイが肉が嫌いだから」という理由から放ったアドリブでした。
綾波レイの名セリフ⑤「碇君と一緒にいると…」
「碇君と居るとぽかぽかする。」
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて綾波レイが放った名言です。劇中でレイはアスカから、シンジのことをどう思っているのか問いただされたものの、自分の気持ちがよくわからずに最初は素っ気ない返事をします。その上でさらに追及してくるアスカに対し、悩んだ末、この言葉を返しました。綾波はシンジに対して明らかな行為を抱いているものの、その感情の正体に気付くことができず、その真意を悟ったアスカのみがやきもきする結果となりました。
綾波レイの名セリフ⑥「ありがとう…」
「ありがとう。感謝の言葉、始めての言葉。あの人にも言った事なかったのに。」
出典: live-the-way.com
「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて綾波レイが放った名言です。レイは学校で、シンジから手製の弁当を手渡されます。いつもレイが昼食をまともに食べていないことを察したシンジの好意に、レイは戸惑いながらも「ありがとう」と返しました。レイは家に帰り、ベッドの上で物思いにふけりながら、このセリフを呟きます。「あの人」とは碇ゲンドウのことであり、レイの心がシンジによってはじめて動きを見せたシーンです。
綾波レイの名セリフ⑦「この子たちはこの中でしか…」
「この子達は、この中でしか生きられないもの。私と同じ……」
出典: animemanga33.com
「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」にて綾波レイが放った名言です。水族館に来てはしゃぐ一同の中で、レイは円柱形の水槽の中で泳ぐ生物達を見つめていました。シンジが狭い水槽の中でしか泳げない生物達を憂う発言をした際に、彼女は上記のセリフを返します。綾波レイがNERVに所属し、EVAに乗って戦うという生き方や世界観しか知らないということを考えさせられる、どこか物悲しい名言です。
綾波レイの名セリフ⑧「これが涙?…」
「これが涙。泣いているのは私?」
出典: live-the-way.com
アニメ版第23話「涙」で綾波レイが放った名言です。レイは使徒に肉体を侵食される最中で、使徒の意識を感じ取ります。使徒から伝わってくる悲しみや寂しさから思わず、無意識に涙を流し、信じられないようにこのセリフを口にしました。期せずして使徒とレイは意思を疎通させ、初めてその思いを感じ取ることができました。
綾波レイの名セリフ⑨「たぶん私は3人目だと…」
「いいえ、知らないの。たぶん私は3人目だと思うから」
出典: animemanga33.com
こちらもアニメ版第23話「涙」で綾波レイが放った名言です。使徒との戦いの中で自爆してしまう綾波レイでしたが、シンジらに彼女が生きているという報告が舞い込みます。しかし、シンジらの前に現れたレイは今までとは違い感情の起伏がなく、驚くシンジらにこのセリフを放ちました。これは彼女が肉体を捨て「3人目」に入れ替わったということの伏線でもありました。
綾波レイの名セリフ⑩「碇君の臭いが…」
「碇君の匂いがする。」
出典: live-the-way.com
アニメ版第14話「ゼーレ、魂の座」にて、綾波レイが放った名言です。試験的にEVA初号機に登場した綾波レイでしたが、搭乗時の感想を赤木リツコに問いかけられます。その際に何気なく綾波が返した一言ですが、彼女の中で碇シンジという存在感が次第に大きくなっていることを感じさせる名言です。
綾波レイに対する世間での評判や人気
「エヴァンゲリオン」を見た視聴者の多くが、やはり綾波レイの可愛さに魅了されるようです。綾波レイはメインヒロインの一人でありながらも、クールさと可愛さ、もの悲しさや物語の核心に繋がる怖さのようなものも入り混じった、非常に複雑なキャラクターであり、それが彼女の大きな魅力となっています。
綾波レイは「エヴァンゲリオン」のヒロインというだけでなく、その後の多くのアニメ作品にも影響を与えました。当時のインパクトは絶大で、いまだに作品を飛び越して「アニメにおけるヒロイン」という圧倒的な存在感を確立しているキャラクターでもあります。数々のアニメ作品がある中で、なおも綾波レイのヒロイン像に魅了されるファンは少なくはありません。
綾波レイは劇中でも様々な名言、名シーンを持つヒロインですが、シンジの言葉を受けて初めて見せた彼女の微笑みは、「エヴァンゲリオン」の中でも屈指の名シーンと言えます。アニメだけでなく、後に続く劇場版でもそのシーンは時を経て新たな形で描かれています。どこか空虚に生きてきた彼女が人としての心を手にする姿に、ファンは心を動かされています。
綾波レイはかわいいヒロインだった
綾波レイはかわいい見た目や振る舞いだけでなく、「エヴァンゲリオン」という物語の根幹にも深く関わってくる、非常に重要なキャラクターでした。彼女の存在が主人公・碇シンジの成長のきっかけにもなっており、ファンの間では「エヴァンゲリオン」を語るうえでは外すことのできない存在となっています。
この記事のライター
創也慎介
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