【デスノート】夜神月(ライト)はハイスペックな主人公!エルとの関係も
『デスノート』の主人公である、夜神月(ライト)について解説します。本記事では、キラとして暗躍するライトの魅力や、死神リュークやエルとの関係などをまとめています。デスノートのアニメや実写作品で、ライト役を担当したキャストについても紹介します。
目次
【デスノート】ライトとは?
ライト(夜神月)のプロフィール
夜神月(やがみらいと)とは、『デスノート』の主人公です。原作では、「ライト」とカタカナ表記になっています。誕生日は1986年2月28日で、初登場時は高校3年生でした。全国模試で常に1位を取るほどの秀才で、周囲からは真面目な優等生だと思われています。ライトは頭がいいだけでなく、容姿も端麗でスポーツ万能というハイスペックな主人公です。しかし、その能力の使い所がなく、毎日を退屈だと感じていました。
父親が警察官でもあることから、強い正義感を持って育ちました。デスノートを手に入れたことでその正義感が歪み始め、徐々に人の道を踏み外していきます。普段は冷静沈着な性格ですが、プライドが高く、計画が崩されたりすると逆上します。一見穏やかな好青年で、誰に対しても紳士的に振る舞っています。しかし、実は周囲の人間を見下しているという、裏表の激しい性格です。
ライトの正体はキラ
デスノートの作中には、大量殺人犯として警察から追われる「キラ」という人物が登場します。このキラの正体は、デスノートの主人公であるライトです。ライトはずば抜けて優秀な学生でしたが、それ以外は特に変わったところがない普通の高校生でした。そのライトが犯罪者のキラとなったきっかけは、一冊のノートにありました。ライトは学校で授業を受けている最中、いきなり校庭にノートが落ちてくるのを目撃します。
気になったライトは、授業が終わった後そのノートを拾いに行きました。ノートには「DEATH NOTE」と書かれており、中には英語で使い方まで記載されていました。「ノートに名前を書くと死ぬ」という記述を見たライトは、バカらしいと一笑に付しながらもノートを持ち帰ります。嘘に決まっていると思いながらも好奇心を抑えきれなかったライトは、ついにノートに犯罪者の名前を書き込みました。すると、本当に名前を書いた犯罪者が亡くなりました。
ライトは念のためにと、町で迷惑行為をしていた人物の名前をノートに書き込みます。その人物もノートに書き込んだ通りに死んだことで、ライトはデスノートが本物だと確信しました。ライトはこの能力を使って世界を正そうと考え、それから多くの犯罪者をデスノートで殺していくようになります。そして、犯罪者が消されていくという事実が、徐々に世間の噂になっていきました。いつしかライトは世間の人々から「キラ」と呼ばれるようになり、ライトもその呼び名を受け入れるようになります。
ライトと死神リュークの関係
ライトのプロフィールに続き、死神リュークとライトの関係について説明します。ライトといつも一緒にいる死神リュークは、人間界にデスノートを落とした張本人です。リュークはライトを選んでノートを落としたわけではなく、リュークの落としたノートをたまたま拾ったのがライトだっただけです。リュークは変わり映えしない死神界の日々に退屈しており、何か面白いことが起きないかと外界にデスノートを落としたのです。
その後、リュークはライトの前に姿を現し、リュークのやることを見守っています。リュークは普段はライトと協力関係にあり、ライトのキラとしての活動を手伝っています。しかし、リュークはライトの絶対的な味方というわけではありません。リュークはライトと一緒にいると退屈しないため、ライトのやることを手伝っているだけです。
ライトが追い詰められたときは、これ以上面白いものが見られないと思い、あっさりライトを裏切っています。作中でライトとリュークはいい関係を築いていたように見えますが、その関係は上辺だけのものに過ぎません。ライトは最後リュークとの関係にすがろうとしましたが、リュークに「勘違いするな」とばっさり切り捨てられました。
デスノートの概要
デスノート(DEATH NOTE)は、週刊少年ジャンプで2003年から2006年まで連載されていた漫画です。原作者は大場つぐみさんで、作画担当は小畑健さんです。わずか3年という短い連載期間だった漫画ですが、アニメ化や実写映画化もされ、大きなブームを巻き起こしました。原作漫画は全108話で、単行本は12巻発売されました。その後、公式解析マニュアルである、13巻も発売されています。
デスノートのあらすじ
高校生の夜神月(ライト)は、死神リュークが落としたデスノートを拾います。デスノートによって人を殺す力を手に入れたライトは、次々と犯罪者をこの世から消していきます。ライトは世間から「キラ」と呼ばれるようになり、悪人のいない新しい世界を創る決意をしました。その後、ライトは大量殺人犯として警察に追われるようになり、警察界トップのエルと熾烈な頭脳戦を繰り広げるのでした。
【デスノート】ライトはハイスペックな主人公!魅力を紹介
かっこいい魅力①天才的な頭脳の持ち主
デスノートのライトは、天才的な頭脳の持ち主です。全国模試では常に1位をキープしており、東京大学をモデルとした東応大学にも主席で合格しています。ライトはキラとなった後、世界一の名探偵であるエルと対決することになります。エルとは熾烈な頭脳戦を繰り広げ、最終的にはライトがエルを出し抜く形で勝利しました。このことからも、ライトの頭の良さが桁外れであることがわかります。
かっこいい魅力②運動神経も抜群
デスノートの主人公であるライトは、頭がいいだけでなく運動神経も抜群です。大学入学後のエルとのテニス対決では、周囲を圧倒させるほどのプレーを見せました。実は、ライトは中学の全国大会で優勝経験があるプレイヤーだったのです。イケメンで頭が良く運動神経もいいライトは、まさに完璧な主人公だといえるでしょう。
かっこいい魅力③女たらしな一面もある
ライトはイケメンなハイスペック男子であるため、普段から女性にモテています。ライトは自分に言い寄る女性をうまくたぶらかし、何人も彼女としてキープしています。原作では、ヒロインの弥海砂の他に、6股をかけているという描写もありました。ただ、ライトは女好きなわけではなく、自分の計画のために駒として利用しているにすぎません。
かっこいい魅力④エルとの関係
デスノートのエルは、キラを捕まえるために日本にやってきた警察の影のトップです。エルはライトと同じく天才的な頭脳の持ち主で、ライトを何度も窮地に追い込みました。ライトは最終的にエルの殺害に成功していますが、これは死神レムによる力が大きいです。
死神の力を使うことができなければ、ライトはエルに負けていた可能性もあります。このエルとの対決が、ライトの最大の見せ場だともいえます。エルとライトは敵対関係にありましたが、同じ天才同士考え方が似ているところがあります。もしもライトがキラでなければ、エルと友達関係になる未来もあったでしょう。
かっこいい魅力⑤記憶を失った姿
ライトは自分がキラであるという疑いから逃れるため、わざとデスノートを手放したことがあります。デスノートを手放したライトからは、デスノートに関する記憶がすべて消え去りました。記憶を失ったライトは以前までの好青年に戻り、顔つきも穏やかになりました。このときのライトは、まさに漫画の主人公らしい、真っ直ぐでかっこいい魅力にあふれていました。
【デスノート】ライトの名言
ライトの名言①「さよなら...」
さよなら レイ・ペンバー
出典: twitter.com
キラが日本にいると考えたFBIは、捜査員を日本へ送り込みました。そのうちの1人が、レイ・ペンバーです。レイはライトの尾行を担当しましたが、特に問題なしと判断します。しかし、ライトはレイの存在を邪魔に思い、デスノートを使って殺害しました。ライトはレイが死ぬ直前に姿を現し、この名言を口にしました。
ライトの名言②「焦らず...」
焦らず すばやく一文字ずつ書き込み ポテチを取り食べる
エルの捜査により、ライトは容疑者の1人として監視されることになりました。そのときライトは、ポテトチップスの袋の中でデスノートに犯罪者の名前を書き、自分のアリバイを証明しようとしました。こちらの名言は、ライトがこのトリックを行っているときに言ったセリフです。このセリフがあったおかげで、ライトのトリックの詳細がよくわかりました。
ライトの名言③「計画通り」
計画通り
ライトは一時期デスノートの所有権を手放し、記憶をなくした状態でエルに捜査協力をしていました。この名言は、再びデスノートがライトの手に戻ってきたときに、ライトが心の中で言ったセリフです。記憶が戻った瞬間、自分の計画通りに事が進んだことを確信したライトでした。
【デスノート】ライトの死因や寿命
デスノートは原作の他に、テレビアニメ、実写映画、実写ドラマと3種類の作品が制作されました。それぞれにオリジナルのストーリーや登場人物が登場することもありますが、ライトが死ぬという結末に変わりはありません。ただ、作品によって、ライトの死因は異なります。ここでは、作品ごとのライトの死因や、ライトの寿命について解説します。
ライトの死因
ライトの死因①原作漫画
原作漫画のデスノートでは、ライトは心臓麻痺により死んでいます。ライトはエルの後継者であるニアに嵌められ、最終的には自らがキラだと自白しました。ライトはもうどうにもならないところまで追い詰められると、死神リュークにニアを殺すよう頼みました。しかし、リュークが自分のデスノートに書いたのは、ライトの名前でした。そして、ライトは心臓麻痺で命を落としたのでした。アニメ版では多少の描写の違いはありましたが、ほとんどの流れは原作漫画と同じでした。
ライトの死因②実写映画
デスノートの実写映画では、ライトはニアではなエルに追い詰められます。原作の内容と異なる部分も多いですが、死神リュークがデスノートにライトの名前を書くというストーリー展開は一緒でした。実写映画でも、ライトは心臓麻痺によって最期を迎えます。
ライトの死因③実写ドラマ
デスノートのライトの死因が心臓麻痺でなかったのは、実写ドラマだけでした。実写ドラマの最終局面では、ニアとメロに追い詰められた魅上が倉庫の燃料に火をつけます。そのせいでライトは炎上する倉庫に取り残され、火に包まれて死亡します。
死因も他の作品と違いますが、死神リュークに助けを求めなかったのも唯一実写ドラマだけでした。その代わり、実写ドラマでのライトは、リュークと目の契約を交わそうとしました。しかし、すでにライトが死ぬことがわかっていたリュークは、この契約を断ります。ライトは無念の中、ノートとともに焼かれていきました。
ライトの寿命
ライトの寿命は、デスノートの作中で「9 3 31 2 6 3 9」と書かれていました。この寿命は死神界の数字で書かれたもので、人間界の数字とは捉え方が違います。そのため、ライトの寿命がいつ尽きるのかは、結局わからずじまいでした。原作でライトはリュークによって殺されますが、この日が本来の寿命だったかどうかもわかりません。
ライトの死亡のその後
ライトが死亡した後、原作ではキラを信仰する集団の姿が描かれています。その後に掲載された特別読み切りでは、ライトが死んだ数年後にもデスノートによる事件が起きていることがわかっています。ライトの味方だった魅上は発狂の上獄中死し、ライトを愛していた弥海砂もライトの死後亡くなっています。海砂の死因は明かされていませんが、ライトの後を追って自殺したのではないかと推察されます。
【デスノート】ライトの声優と実写キャスト
デスノートのアニメや実写映画・ドラマでは、誰が主人公のライトを演じたのでしょうか?デスノートのライトは、作品によってそれぞれキャストが異なります。ここでは、デスノートのアニメの声優と、実写版の映画とドラマでライトを演じたキャストを紹介します。
ライトの声優は「宮野真守」
宮野真守のプロフィール
アニメのライト役である宮野真守さんは、1983年6月8日生まれの声優です。埼玉県大宮市(現:さいたま市)の出身で、血液型はB型です。7歳の頃に劇団ひまわりに入団し、現在でも劇団ひまわりに所属しています。宮野真守さんは声優より先に俳優としてデビューし、舞台やテレビに出演していました。高校3年生のときに声優のオーディションに合格し、そこから声優としても活動するようになりました。
宮野真守の主な出演作品
宮野真守さんはこれまで、『アイシールド21』の桜庭春人、『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のリン・ヤオなどを担当してきました。その他にも、『ちはやふる』の真島太一、『まじっく快斗1412』の白馬探、『うる星やつら(2022)』の面堂終太郎などを演じています。
ライトの実写キャスト
ライトの実写キャスト①藤原竜也
デスノートの実写映画では、俳優の藤原竜也さんが主人公のライトを演じました。藤原竜也さんは、見た目はそれほどライトに似ていません。しかし、高い演技力によって、ライトのカリスマ性や狂気を見事に再現していました。藤原竜也さんによるライトの演技は評価が高く、はまり役だといわれています。
ライトの実写キャスト②窪田正孝
実写ドラマでライト役を務めたのは、俳優の窪田正孝さんです。窪田正孝さんは、細身で長身なところや髪型が原作のライトに似ていると評判でした。演技力もすごいと話題で、回を増すごとに窪田正孝さんの演技に引き込まれていった人が多かったようです。
【デスノート】ライトに対する世間での評判や人気
デスノートのライトには、「頭が良すぎる」という感想が多く寄せられています。ライトの頭が良すぎて、話についていけない人もいたようです。他にも、「頭が良すぎて怖い」というコメントや、「頭の良さを分けてほしい」というコメントが見られました。
デスノートのライトは、本来であれば正義感が強いだけのただの学生でした。しかし、デスノートを手にしてしまったことで、悲惨な最期を迎えることになります。序盤と終盤では顔つきまで変わってしまい、同一人物とは思えないほどでした。そのため、ライトの最期を知った人からは、ライトの変貌を悲しむ声が上がっていました。
デスノートのライトといえば、藤原竜也さんを思い浮かべる人が多いようです。藤原竜也さんがライトのキャストに選ばれたとき、外見が似ていないと批判されることがありました。しかし、映画での藤原竜也さんは原作のライトそのもので、批判の声はすぐに消えました。今でもデスノートは藤原竜也さんの代表作のひとつとして上げられることが多く、いかに高い評価を得ているかがわかります。
【デスノート】ライトはかっこいい主人公だった
デスノートのライトの魅力や、エルや死神リュークとの関係などをまとめました。ライトはイケメンで頭脳明晰な上に運動神経も良く、欠点など何もないかのようなハイスペックな主人公です。しかし、デスノートを使うことで徐々に倫理観がなくなっていき、最後はただの犯罪者として亡くなりました。原作が終わってから20年近く経つ作品ですが、いまだにライトの善悪について議論が交わされることもあります。ライトはそれだけ人々の記憶に残る、印象の強い主人公だったといえるでしょう。
この記事のライター
NR4712
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