【チェンソーマン】サムライソードの能力や人物像を考察！復活はある？

チェンソーマンには主人公のデンジの命を狙う悪役が複数登場しており、サムライソードもその内の1人として本編に姿を現しました。ここではサムライソードのプロフィールをまとめていき、『チェンソーマン』の作品概要とあらすじについて詳細を解説していきます。

サムライソードはゾンビの悪魔と契約してデンジを殺害しようとしたヤクザであり、刀の悪魔の心臓を宿した武器人間です。サムライソードは公安内での呼称で本名は不明。デンジと初めて出会った時はゾンビの悪魔事件の真相を知らなかったがために、デンジが祖父を殺したと思い込み彼を襲撃しました。非常に自分勝手な性格で尚且つ『自分は常識人』と思い込んでいるわがままな人柄をしています。

チェンソーマンは藤本タツキによって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。悪魔との契約によってチェンソーマンになったデンジの物語が描かれており、ダークな世界観と奇抜な死生観、そして次々と雰囲気が様変わりするシナリオ展開が話題を呼び人気を博しています。2022年7月時点で累計発行部数1300万部を記録していると、同年10月にはアニメ化が予定されています。

少年デンジは死亡した父の借金を返すべく悪魔を駆除するデビルハンターとして生計を立てていました。そんなある日、デンジはゾンビの悪魔によって死んでしまうと、チェンソーの悪魔であるポチタが心臓に成り変わったことで生き返り契約と引き換えにチェンソーの悪魔に変身しました。その強さを公安のデビルハンター・マキマに見込まれると、彼女の銃の悪魔討伐という指令を受けてデンジは新しい生活をスタートさせるのでした。

チェンソーマンの世界観では悪魔との契約によって異能力に目覚めたキャラクターが登場しており、サムライソードの場合は刀の悪魔と契約を交わしていることが明らかにされています。ここではチェンソーマンにおけるサムライソードの能力や人物像についてまとめていきます。

サムライソードは沢渡によって刀の悪魔の心臓を移植されており、デンジ同様悪魔の姿に変身することができます。実際に悪魔の姿に変身すると、頭の軍帽と両手裏から合計3本の日本刀が出現します。日本刀はデンジのチェンソーと同じく肉体から直接生えており、変身する場面では出血する様子が描かれています。

サムライソードは悪魔の心臓を持っていることから超人的な身体能力と回復力を持っており、左手首を引き抜けば死んでも復活することができます。また、肉体から生えている日本刀は通常の刀よりもはるかに高い切断能力を持っており、刃渡り以上の大きさのものを切断することが可能です。その威力を利用してサムライソードは居合を習得しており、構えたと思った直後には懐に入られているほど能力を極めています。

ヤクザの家系として生まれたサムライソードは育ての親である祖父からとても甘やかされて生きてきました。そのため非常にわがままな性格をしており、作中でも事あるごとに自分のことを棚に上げて他人を批判する言動が目立っています。また、自分は常識も人の心もあると発言しておきながら、実際は目的のためならば仲間を平気で犠牲にできる非情な心の持ち主でもあります。

サムライソードはヤクザの孫と自ら発言しています。実際に彼が祖父のことについて話している内容を見ると、『女子供を数えるほどしか殺したことがない必要悪なヤクザ』『薬を売った金で欲しいものを何でも買ってくれた』とヤクザの家系であることをアピールしています。

沢渡アカネはサムライソードに刀の悪魔の心臓を移植したデビルハンターで、2人はデンジ殺害という共通の目的を持った協力関係にあります。沢渡アカネに関しては謎が残されている部分が多いですが、少なくとも2人の間には主従関係が確立されており沢渡アカネに従うサムライソードは彼女の強さを知っていると考えられます。

サムライソードのモデル及び元ネタは映画『ヘルボーイ』のクロエネンだろうと噂されています。ヘルボーイに登場するクロエネンは不死身の肉体を持つナチス将校で、軍服衣装で両腕にブレードを装備している見た目がサムライソードとよく似ています。また、チェンソーマンを連載している藤本先生も「ヘルボーイの画集を買った」というコメントを残しているため信憑性も高いです。

サムライソードはチェンソーマンにおける悪役でデンジの命を狙う危険人物として描かれています。チェンソーマン作中では実際にデンジと戦う描写も描かれ、それが決着した後にも幾つか活躍を残しています。ここではチェンソーマンにおけるサムライソードの活躍を紹介し、復活する可能性についても併せて解説していきます。

チェンソーマン単行本3巻にてサムライソードが登場すると、彼は中華料理屋にいたデンジとアキに突如襲い掛かりました。奇襲を仕掛けたもののアキの召喚したキツネによって返り討ちにあってしまったサムライソード。しかし悪魔の人間の特性で復活したサムライソードはキツネの口から脱出しアキとのタイマン勝負の末、居合を決めてアキを切り倒しました。

アキを倒した後にデンジにも居合を決め瞬殺できたサムライソード。その時はマキマの助けが入りデンジの遺体回収に失敗してしまい、後日デンジが復活すると新生特異4課の包囲作戦にて再び2人が対決することになりました。そこでサムライソードは持ち前の居合で攻撃を仕掛けましたが、デンジが岸辺との修行で会得したカウンターを決めるとサムライソードは身体を真っ二つにされて敗北するのでした。

デンジはサムライソードの手を拘束された状態にして彼を蘇生すると、高らかに『最強の大会』の開催を宣言しました。最強の大会とはデンジとアキが交互にサムライソードの股間を蹴り上げ、より大きな悲鳴を出させた方が勝ちというものでした。抵抗する術を完全に奪われていたサムライソードはデンジたちの蹴りをまともに受け続け、死亡した姫野の元まで届きそうな叫び声を上げ続けるのでした。

チェンソーマン単行本10巻にて再びサムライソードが登場すると、クァンシやレザたちと共にマキマに従う組織・公安退魔特異5課のデビルハンターとして姿を現しました。マキマによって記憶を改ざんされていたサムライソードは「過去にマキマが何度も命を救ってくれた」とありもしないことを話し、果敢にチェンソーマンに向かっていきましたがあっさり惨殺されてしまいました。

サムライソードのような武器人間には不死性が備わっており、サムライソードの場合は左手の手首を引き抜くことで復活することができます。チェンソーマン作中でサムライソードが最後に登場した時は死亡描写が描かれていましたが、復活する術があるので再登場する可能性はあるでしょう。

これまでサムライソードの能力や人間関係、チェンソーマン作中で見せた活躍などをまとめてきました。チェンソーマンの奇抜で破天荒な世界観に見劣りしないキャラクターだったサムライソードでしたが、彼に対してチェンソーマンファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここではサムライソードに対する世間での評判や人気について、実際にネット上にあるコメントを参照してまとめていきます。

チェンソーマン読者の間ではサムライソードが好きだと語る人が多くいました。特に人気を集めている要素はサムライソードのビジュアルで、軍服衣装と3本の日本刀が生えている見た目がカッコイイと評判になっていました。

チェンソーマンのアニメ化が2022年10月に公開予定であると、それにサムライソードが登場するのではないかと期待が寄せられています。ビジュアル面で人気を集めているサムライソードなので、映像化された際はアクションシーンが原作よりも魅力的になり更なる人気を集めそうです。

サムライソードの人気がとても高いと再登場を望む声も多く寄せられていました。公安編が完結したチェンソーマンは第2部に学園編を公開する予定です。サムライソードと学園に関連性があるとは思えませんが、チェンソーマンのシナリオは展開が読みづらいところがあるので、思わぬ場面で再登場を果たすかもしれません。

チェンソーマンでは悪役として登場していたサムライソードでしたが、そんな彼がもしも現代に実在する存在だった場合どのような人物になり得ていたでしょうか？ここではサムライソードがもしも〇〇だったらについて、それぞれ友達、父、彼氏の関係だった場合を考察していきます。

サムライソードは沢渡アカネに対して指示に従う関係でした。わがままな性格をしているサムライソードですが、接し方次第では良好な関係を築けるのかもしれません。もしもサムライソードが友達になった場合、彼から突拍子のない常識を押し付けられるかもしれませんが、その分こちらから愚痴や悪口を言っても軽く流してくれそうです。

サムライソードは祖父に育てられたことを自分の武勇伝のように語っていましたが、このことから家族関係に対してはそれなりに常識的な認識を持っていると思われます。もしもサムライソードが父だった場合、やり方がヤクザ的にはなるかもしれませんがしっかり子どもを育てるのではないでしょうか。

サムライソードの恋愛観は不明で想像するのも難しいですが、仮にサムライソードに恋人ができたら、その好きな人のために命を張る紳士的な人物になっているか、もしくは仲間を平気で裏切る性格が先行して雑な扱い方をするダメ男のどちらかになっていると思います。

サムライソードはヤクザの祖父に育てられたことで傍若無人な性格になり、デンジに逆恨みした際には居合によって1度は勝利を収めた強いキャラクターでした。サムライソードのような人物はチェンソーマンの過激でサディスティックな世界観にとても似合っているキャラクターと言えるでしょう。