【チェンソーマン】三鷹アサは戦争の悪魔と契約!第2部のヒロインの魅力も
『チェンソーマン』に登場する三鷹アサは、第2部「学園編」のヒロインとして活躍します。悪魔やデビルハンターが戦いを繰り広げる本作で、アサが契約した悪魔の正体や能力はどのようなものなのでしょうか。本記事では『チェンソーマン』の三鷹アサについて解説します。
目次
【チェンソーマン】アサとは?
まずは三鷹アサというキャラクターのプロフィールを紹介します。『チェンソーマン』第2部のヒロインである彼女は、いったいどのようなキャラクターなのでしょうか。あわせて『チェンソーマン』の簡単な作品概要とストーリーについてもおさらいします。
三鷹アサのプロフィール
三鷹アサは第四東高等学校に通う女子高生です。両親を悪魔に殺されたことから悪魔を憎み、チェンソーマンも嫌っています。回想シーンでは、アサは台風の悪魔に襲われており、その際にアサの母親は命を落としています。高校でのアサはクラスや学校にはなじめておらず、初登場時は仲の良い友達などもいませんでした。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は藤本タツキさん原作の漫画作品で、2019年から「週刊少年ジャンプ」で連載が開始しました。同誌では2021年まで第1部の「公安編」が連載され、その後2022年から「少年ジャンプ+」に掲載誌を変更し、第2部「学園編」の連載が始まっています。悪魔やそれと戦うデビルハンターなど、グロテスクで奇抜なデザインの世界観が世界中で人気を博し、2022年にはテレビアニメ化もしています。敵味方問わずキャラクター人気も高い作品で、コスプレやキャラグッズも盛況です。
チェンソーマンのあらすじ
亡き父の残した借金を返すため、小さな悪魔ポチタとともに悪魔を狩って暮らす少年、デンジが主人公です。ある日、雇い主のヤクザの裏切りにあい死の危機に瀕したデンジは、ポチタの心臓をもらい受け「チェンソーの悪魔」として大きな力を得て復活しました。ヤクザに復讐を果たしたデンジは、公安のデビルハンターであるマキマと出会い、ともに公安のデビルハンターとして戦うよう保護されます。普通の暮らしがしたいデンジと、悪魔たちとの戦いが始まります。
【チェンソーマン】アサは戦争の悪魔と契約!能力を解説
次にアサが契約した「戦争の悪魔」について、その能力や正体、アサが契約するに至った経緯を解説します。ただの女子高生であった三鷹アサが、なぜ恐ろしい悪魔と契約することになったのでしょうか。また、契約したことで得られた能力はどのようなものなのでしょうか。『チェンソーマン』第2部作中の描写を追って、見ていきましょう。
アサと戦争の悪魔が契約した経緯
アサは夜中に委員長から、クラスで飼っていた鶏の悪魔コケピーの墓参りに誘われます。墓参りは委員長の口実で、実は担任教師の田中がアサに好意を抱いていたことに対する嫉妬から、アサを呼び出したのでした。委員長は「正義の悪魔」と契約していると正体を明かし、アサを殺してしまいます。今際の際で、近くに潜んでいた「戦争の悪魔」と契約し、アサは復活を果たしました。
戦争の悪魔の能力や強さ
『チェンソーマン』の世界には、自然科学や物理法則、人工物まであらゆる名前を冠する悪魔が存在します。個々の悪魔の力は、人類が恐怖を抱く対象であるほど強いため、「戦争の悪魔」はかなり強い部類といえます。しかし第1部でのマキマのセリフから、第二次世界大戦や核兵器などの存在はチェンソーマンによって消えていることが分かっており、この世界では戦争に対する人々の恐怖心は薄らいでいます。それ故に、アサと契約した戦争の悪魔は以前よりかなり弱体化しているようです。
戦争の悪魔の武器
戦いにおいて武器は欠かせません。続いては戦争の悪魔が使用する武器を紹介します。アサの体を乗っ取り、操ることのできる戦争の悪魔は、様々な武器を自分で作り出す能力を持っています。ここでは『チェンソーマン』第2部の各シーンで登場した、見た目もネーミングもユニークな武器5点について、その武器の正体や武器が使われた状況を一つずつ詳しく見ていきます。
武器①田中脊髄剣
正体を現した委員長と戦う戦争の悪魔は、宿主であるアサに好意を寄せていた担任教師の田中を殺し、頭の先から脊髄までを剣として使用します。ネーミングもそのままで非常に衝撃的な見た目の武器ですが、戦争の悪魔の武器は宿主のアサに好意を抱いていたり、アサが殺めるのに罪悪感を抱く人間の部位ほど強い力を発揮します。その威力は正義の悪魔(委員長)の体を一刀両断にできるほどです。
武器②手榴弾
田中脊髄剣で正義の悪魔の腕を切り落とした戦争の悪魔は、その腕を手榴弾にしてしまいます。正義の悪魔は近づく正義の悪魔を再度切り伏せ、手榴弾を投げつけて正義の悪魔を破壊するのでした。戦争の悪魔の能力は自身(アサ)の所有物、もしくは殺した死体を武器に変えることができますが、このように戦闘中の相手の切断した部位ですら変えてしまうことができます。
武器③鉛筆の槍
正義の悪魔と契約したユウコは、学校でアサをいじめていた生徒を惨殺します。戦争の悪魔は、自身と契約したアサの正体を知るユウコを殺そうと対峙します。戦争の悪魔は鉛筆を三つ又の槍に変化させ、異形化したユウコに投げつけますが難なく掴まれてしまいます。アサの所有物であれば武器に変化させられる能力を持つ戦争の悪魔ですが、アサにとって執着の弱い物は強い武器にはならないのでした。
武器④ユウコ足剣
異形化し学校で暴れるユウコを切り刻むチェンソーマンに、戦争の悪魔は戦いを挑みます。チェンソーマンを倒すことが最大の目的である戦争の悪魔は、足元に転がるユウコの肉片からユウコ足剣を作り出します。助けた女子生徒に気を取られているチェンソーマンを後ろから切りつける戦争の悪魔でしたが、吉田ヒロフミにより場所を移されたことでチェンソーマンには当たりませんでした。
武器⑤制服強強剣
正義の悪魔の力によって相手の考えを読めるユウコに対し、戦争の悪魔の取った行動は体の支配権を一度アサに返すことでした。アサはユウコを止めることはできないと判断し、自身の制服を引きちぎり剣を作り出します。振りかざした剣は簡単に払いのけられたかに見えましたが、ユウコの体をバラバラに切り刻む恐ろしい強さを持っていました。強さの理由は、制服が死んだアサの母親に買ってもらった大切な代物であったためです。戦争の悪魔の武器はアサが大切にするものほど威力を発揮します。
アサ自身が武器になると言われる理由
アサと契約した戦争の悪魔(ヨル)は、ユウコやデンジなど人間を殺して武器化することを度々アサに提案します。しかし、前述の制服強強剣のように、アサが大事にするものであれば他人の体でなくとも強い武器は作れることが判明しました。また、落下の悪魔による精神攻撃を受けた際には、戦争の悪魔の助言で爪をナイフに変化させています。このようなシーンから、アサが大切にする自身の体を武器化する、という方法を今後戦争の悪魔がとるのではないかとファンが推察しています。
【チェンソーマン】アサは第2部のヒロイン?魅力を紹介
続いてアサのキャラクター像をもう少し深く掘り下げてみます。悪魔の蔓延る世界で活躍する女子高生であり、多くの『チェンソーマン』ファンが今後のストーリーでの彼女の活躍に注目しています。第2部の中心人物であるアサは、本作のヒロインなのでしょうか。彼女の見た目や性格、作中の言動なども踏まえて見ていきます。
アサの正体は第2部のヒロイン?
アサは第2部開始からストーリーの中心におり、第1部の主人公であるデンジより登場回数が多いです。真面目な女子高生でいじめられていましたが、戦争の悪魔との契約で体を乗っ取られてしまいます。力を得たアサは戦争の悪魔と時に反目しながらも、体を取り戻すためにひとまずは悪魔の望みをかなえようとします。しかし、ストーリーが進むごとにアサの少しひねくれた性格があらわになったことで、他の作品のヒロインとは一線を画す存在であるとファンに認識されるようになりました。
アサの魅力
『チェンソーマン』第2部開始以来、ファンの間ではアサに対して様々な感想が持たれています。SNSでは「陰キャだけどかわいい」、「発言が面白い」など、ヒロインとしては個性的なアサの一面にスポットライトが当てられています。ここからはアサの見た目や性格など、アサの魅力の正体についてさらに詳しく見ていきます。
アサの魅力①見た目
アサの髪形は、肩のあたりまで伸ばしたセミロングで黒髪、普段は後ろで束ねています。私服はあまり派手なものを好まないようで、デンジとの水族館デートの時はシャツにジャケット、スカートとシンプルなコーディネートでした。また、アサは自分の容姿にはある程度自信があるようで、デンジを惚れさせるのは簡単だと豪語しています。
アサの魅力②気難しい性格
アサは基本的には真面目で、常識に反したことはしない性格です。一方で柔軟性に欠けた気難しい一面もあります。デンジとの水族館デートでは、事前に仕入れた魚の情報を延々と語りデンジを退屈させ、さらに自分の考えは間違っていないというスタンスを崩しません。このようにアサは自身の考え方において、かなり頑固な面があります。
【チェンソーマン】アサの名言
次に、アサが『チェンソーマン』作中で放った名言を3つ紹介します。第2部の物語が進むにつれ、そのキャラクター性が徐々に見えてくる三鷹アサの正体は、彼女のセリフから垣間見えます。発言に至った原作でのシーンと照らし合わせながら見ていきましょう。
アサの名言①「もうちょっとだけ自分勝手に…」
もうちょっとだけ自分勝手に生きてみればよかった
出典: meigenmeikan.com
一つ目の名言は、アサが正義の悪魔と契約した委員長に殺されるシーンでの発言です。自分に嫉妬心を向ける委員長の発言を聞き様々なことを理解します。周囲とのかかわりを強く拒絶してきたアサでしたが、実は自分も周りをうらやましく思っていて、委員長や他の人たちもみな、誰かをうらやましく思っているということに気づくのでした。そうであるなら周囲を遠ざけず、自分勝手に生きてみれば違う生き方ができたのでは、という後悔と気づきを得た場面です。
アサの名言②「私ってそこそこ…」
私ってそこそこ可愛いからちょっと遊べばすぐ惚れるでしょ
出典: meigenmeikan.com
二つ目のアサの名言は、デンジと水族館デートに行く準備をしている時のものです。チェンソーマンを倒すという戦争の悪魔の願いをかなえて自分の体を取り戻すために、アサは誰かの体を武器にすることを決めます。チェンソーマンの正体がデンジであることを信じていないアサですが、吉田ヒロフミの紹介で知り合ったデンジを誘い、自分に好意を持たせ武器にしようとします。引っ込み思案なアサですが、なぜかデンジを惚れさせられると自信過剰なかわいい名言です。
アサの名言③「よく気づいてくれた…」
よく気づいてくれた!アンタ見る目あり!
出典: meigenmeikan.com
水族館デートでは、魚の知識の羅列でデンジを呆れさせたアサでしたが、永遠の悪魔に閉じ込められ、苦手な魚を顔をしかめながら食べるアサをデンジは面白がります。デンジに少しだけ興味を持たれたアサは急に元気になり、こう言い放ちます。乱暴で単純な物言いですが、デンジにパワーを思い出させたようです。思慮深いようで実は単純なアサを表現した発言です。
【チェンソーマン】アサの活躍
ここからはアサの活躍ぶりを、ストーリーの時系列順に詳しく見ていきます。「学園編」に移行し学生生活を中心に進行する『チェンソーマン』の物語の中で、ヒロイン三鷹アサはどのように活躍していくのでしょうか。7つの場面を振り返って解説します。
アサの活躍①デビルハンター部への入部
アサの体を乗っ取った戦争の悪魔は、チェンソーマンはアサの通う高校にいる可能性があると言います。チェンソーマンに倒された悪魔が、この高校の制服のボタンを持っていたからです。アサと戦争の悪魔は、同じ高校に通う吉田ヒロフミから、デビルハンター部にチェンソーマンがいるという噂を聞きます。戦争の悪魔は自身の仇であるチェンソーマンを倒すため、アサは戦争の悪魔の望みをかなえ体を取り戻すため、デビルハンター部に入部します。
アサの活躍②ユウコと仲良くなる
デビルハンター部に入部したアサは、3人組のチームを組まされます。アサと組んだ二人は吉田ヒロフミとユウコでした。同学年の女子生徒であるユウコは、アサに積極的に話しかけます。そしてアサが靴箱にいたずらされているのを見たユウコは、裸足で帰るアサに自分の靴の片方を貸し、一緒に下校するのでした。以来、二人はともに行動をとるようになり、アサにとってこの学校唯一ともいえる友達ができました。
アサの活躍③ユウコとの別れ
チェンソーマンのように活躍して友達が欲しい、アサを救いたい、などの理由から正義の悪魔と契約したユウコは、悪魔の姿になってしまいます。学校でアサをいじめていた生徒を殺し暴れまわったユウコは、アサやチェンソーマンによって倒されてしまいます。なんとか逃げ延びたユウコはその後、アサの前に現れました。ユウコは自身がなぜ正義の悪魔と契約したのかを告げ、二人で笑い合い再会を誓って別れます。しかし、ユウコは偽チェンソーマンに無残にも切り殺されてしまうのでした。
アサの活躍④水族館デート
戦争の悪魔は、チェンソーマンに対抗するためには強い武器が必要であると言います。生成した武器が強くなる条件は、アサが罪悪感を感じる人間や動物を殺すことです。相手が極悪人では罪悪感を覚えず意味がないため、アサと戦争の悪魔の妥協点として悪人ではないが関りの薄いデンジを狙うことにします。デンジに好意を抱かせ、強い武器にするためにアサはデンジを水族館デートに誘いました。しかし、アサはデンジを落とそうと魚の知識を長々と披露するなど、ズレた対応を見せるのでした。
アサの活躍⑤おうちデート
水族館デート中に永遠の悪魔に閉じ込められるものの、アサが機転を利かせて脱出に成功します。デンジとの約束でもう一度デートをすることとなったアサは、デンジの映画デートを断り、家でビデオを見ることを提案します。ナユタが家にいることで渋るデンジでしたが、二人はデンジの家でビデオ鑑賞します。デートに誘ってきたものの、あまり好意的でないアサにショックを受けるデンジですが、帰宅したナユタの嫉妬心を買い、アサは犬のようにされ挙句に記憶を書き換えられてしまうのでした。
アサの活躍⑥落下の悪魔との遭遇
アパートからの集団飛び降りを目撃したアサと戦争の悪魔は、悪魔の存在を感知します。しかしそれは並みの悪魔ではなく、正体は根源的恐怖の名前を持つ悪魔、「落下の悪魔」でした。落下の悪魔は物理的に人や物を落下させたり、人を精神的に落ち込ませて上空に「落とし」たりできる強力な能力を持つ存在です。落下の悪魔は、アサを調理して地獄にいる悪魔に食べさせようとしますが、ナユタの妨害によりかなわず、地獄に帰っていきました。
アサの活躍⑦チェンソーマン教会へ
チェンソーマンを巡り、アサと戦争の悪魔(ヨル)とで態度が分かれてしまいます。チェンソーマンに何度も助けられたアサは彼に好意を抱きますが、戦争の悪魔はチェンソーマンを殺すことを諦めていません。そこに戦争の悪魔の姉である飢餓の悪魔(キガ)が現れ、アサにチェンソーマン教会へ入るよう誘います。キガは、アサとヨルの言うチェンソーマンはそれぞれ別人のため、チェンソーマン教会に入り協力することでどちらの望みも叶うと言い、アサは教会で活動を開始します。
【チェンソーマン】アサに対する世間での評判や人気
第1部から人気を博し、続編にも期待が寄せられていた『チェンソーマン』第2部は、三鷹アサを中心にストーリーが展開します。その正体は、地味で真面目で、少しずれたところもある個性的なヒロインでした。かわいい容姿ではあるものの、水族館デートではデンジすら呆れさせるうんちくを披露したり、戦争の悪魔(ヨル)がツッコミに回る発言をしたりなど、ヒロインとして風変わりな点が話題となっています。
アサの体を乗っ取っている戦争の悪魔の能力も注目されています。アサの所有物や殺した人間を武器にできる能力は、ただそれだけではなく、罪悪感を感じるほど威力を増すという設定にも興味をそそられているファンの意見が目立ちます。
アサがチェンソーマン教会に入ってからの展開にも注目が集まっています。アサと戦争の悪魔(ヨル)の行動やキガなど他のチェンソーマン教会メンバーの思惑などが交錯し、デンジ(チェンソーマン)とどのように関わっていくかがファンの関心事のようです。
【チェンソーマン】アサは戦争の悪魔と契約していた
『チェンソーマン』第2部「学園編」のヒロインである三鷹アサは、戦争の悪魔に体を乗っ取られてしまいました。暗い過去を持つ大人しい女子高生であったアサは、チェンソーマンを追っていくうちに、様々な悪魔やデビルハンターと出会い、いつしか世間をにぎわす大きな存在へとなっていきます。個性的な武器や戦い方にも注目が集まる三鷹アサは、『チェンソーマン』のキーパーソンです。
この記事のライター
PP西村
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