【ブラッククローバー】ノエル・シルヴァは作中のヒロイン！魔法や声優まとめ

大人気ファンタジーバトル漫画ブラッククローバーにて、ノエルはヒロインの立ち位置にいるキャラクターです。主人公アスタとは同期で強がるような振る舞いをしていますが、その内面は人を傷つけることを嫌がる正義感が秘められています。まずはノエル・シルヴァのプロフィールをまとめ、ブラッククローバーの作品概要及びあらすじをおさらいしていきます。

ノエル・シルヴァは魔法騎士団・黒の暴牛の新人でシルヴァ家の出身です。銀髪のツインテールが特徴的で同期のアスタ含め、下民に対しては強気に当たり「魔力の乏しい下民が」と蔑む言動を取っています。しかし、それらの態度は自身が舐められないように強がっているだけで、心根は優しく王族だからこそ人を助けるべきという思想を持っています。

ブラッククローバーは田畠裕基によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。魔法が物語の鍵を握る王道なファンタジーバトル漫画として注目を集め、2022年1月時点で累計発行部数1700万部を突破しています。この人気に伴いアニメ化やゲーム化、OVAといったメディアミックスも幅広く展開されています。

かつて世界が魔神によって滅ぼされかけた時、1人の魔導士が現れ魔神を撃退しました。その伝説から最強の魔導士を魔法帝と呼ぶようになり、現代までその階級が受け継がれていきました。孤児院で育った少年アスタは15歳になって魔導書を授与される式典に参加しますが、魔導書を授与されないどころか魔力がないから諦めるよう言われてしまいます。しかし、諦めきれなかったアスタは魔法騎士団・黒の暴牛に入団し魔法帝への一歩を踏み出しました。

ノエルの魅力と言えばアスタに対する心情の変化でしょう。アスタと出会ったばかりの頃は愛嬌を感じられない頑固な女に見えていましたが、彼女の内面や過去が明かされ、その後アスタを認めて成長していく過程は多くの読者を虜にしていきました。ここではブラッククローバーにおけるノエル・シルヴァとアスタの関係についてまとめていきます。

アスタは黒の暴牛の一員です。熱苦しく騒がしい熱血漢で、何事にも前向きに取り組みどれほど追い込まれても諦めない心の強さを持っています。魔法帝になるという夢を抱いており、魔力がほとんどなくとも五つ葉の魔導書の特性・反魔法を武器にして戦います。

ノエルは魔導士として実力不足だったことからシルヴァ家の中で落ちこぼれの烙印を押されており、家族から蔑まれ周囲の魔導士からも虐げられた生活を送っていました。シルヴァ家の中で居場所を見つけられなかったノエルは自分を強く見せるようになり、魔力を持たないアスタのことを「下民」と言って見下していました。

アスタたちに辛辣に当たっていたノエルでしたが、黒の暴牛は落ちこぼれだった彼女を快く仲間として受け入れました。このことでノエルは彼らを家族のように思うようになり、特に最初に自分の魔法を認めてくれたアスタには特別な感情を抱きました。アスタの前ではいつも気取っているものの、アスタとの関係を指摘されると目に見えて動揺するなど実際には完全に惚れています。

ブラッククローバーの世界では魔法によって優劣が決まる世界であり、シルヴァ家の出身であるノエルは凄まじく魔力が高いと評されていました。ある欠点により親や兄弟たちから落ちこぼれ呼ばわりされるようになりましたが、それもアスタとの出会いをきっかけに成長していき克服していきます。ここではブラッククローバーにおけるノエル・シルヴァの魔法と強さについてまとめていきます。

ノエルが扱う魔法属性は『水』です。水の塊を飛ばして敵を攻撃したり、大量の水によって洪水を起こしたりすることができます。戦い方は黒の暴牛で学んだ荒っぽいもので、転生エルフとの戦いではエルフ特有の高魔力によって魔力のコントロールが乱される厳しい戦いを強いられましたが、その特性を逆利用してわざと魔力を暴走させて転生エルフを溺れさせました。

王族出身であることからノエルに宿っている魔力は凄まじく高く、潜在的には魔法帝・ユリウスに匹敵するほどの強さと言われていました。しかし、その高すぎる魔力をコントロールすることが苦手で思い通りに制御できなかったため家族から卑下されるようになりました。

ノエルの使用魔法は合計4つで王族出身魔導士の中では少ない方です。魔導書が薄いことを兄弟から馬鹿にされることもありましたが、黒の暴牛で経験していく内に魔力のコントロールが利くようになり少ない魔法でも盤石な強さを手にしていきました。それぞれの魔法の名前と効果についてそれぞれ紹介していきます。

海竜の水鞠（かいりゅうのみずまり）は水の塊を放つ魔法です。ノエルの基本攻撃の技であり、汎用性の高さから雑魚敵相手に使用することがほとんどですが、潜在的魔力の高さによって威力が高いです。

海竜の巣（かいりゅうのす）はドーム状に水を展開してバリアを作る魔法です。ソッシ村を覆えるほど広範囲に及び、氷弾を完全に防ぐほどの防御力を併せ持っています。魔力のコントロールがまだ不十分だった頃に編み出した技であり、村人やマグナを守ってみせました。

海竜の揺り篭（かいりゅうのゆりかご）は球状の水のバリアで自分や仲間を覆う魔法です。バリアの内側は呼吸ができるため水中を移動するために利用できます。ブラッククローバー作中では魔石が眠る海底神殿に行くための移動手段として使用されています。

海竜の咆哮（かいりゅうのほうこう）は巨大な水の龍を生み出し攻撃する魔法です。白夜の魔眼幹部・ヴェットの攻撃をかき消しながらダメージを与えるほど高威力な技で、引き換えに魔力を全て使い切ってしまうという欠点があります。なお、マナスキンを習得してからは魔力をコントロールできるようになり威力を抑えて数回発動できるようになりました。

先天的に強大な魔力と天性の才覚を持っていたノエルは、黒の暴牛でたゆまぬ研鑽を重ね幾つもの死線をくぐり抜けたことで覚醒を遂げます。魔力に恵まれたことに驕ることなく努力で掴み取った新しい強さは、鋼鉄の戦姫と呼ばれていた母に匹敵すると称されています。実際の覚醒内容と効果を紹介していきます。

海神戦乙女の羽衣鎧（ヴァルキリードレス）は自分自身に水の魔法を密着させて鎧と槍を生み出します。この状態になると空間を泳ぐように飛行できるようになり、水の攻撃魔法との併用も可能になります。また、ハート王国の修行によって水の鎧を軽量化することに成功しマーメイドスタイルに変化できるようになりました。

漆黒の三極性との戦いで新たに覚醒すると水の精霊・ウンディーネと同化し聖域・海神戦乙女の羽衣鎧（セントヴァルキリードレス）に変化しました。精霊同化（スピリットダイブ）は魔導士と精霊が一体化することで最大限の魔力を発揮することができる精霊魔法の極致で、この領域に達したことにより悪魔にトドメが刺せなかった弱点が克服されました。

大人気ジャンプ漫画がアニメ化されることで放送開始前から話題を呼んでいたアニメ版ブラッククローバーは、声優が明かされることでファンの期待を煽っていき実際に公開されて演技が披露されると称賛の声が多く寄せられました。ここではアニメ版ブラッククローバーにてノエル・シルヴァを担当した声優についてまとめていきます。

ノエル・シルヴァを演じた声優は優木かなさんです。元ニコニコ生放送の歌い手という異色な経歴の持ち主で、日本ナレーション演技研究所でのトレーニングなどを経て2012年頃に声優デビューを果たしました。『ブラッククローバー』ではノエルの母であるアシエ・シルヴァの声優も務めています。

ノエルには同じシルヴァ家の親と兄弟がおり密接な関係を持っていますが、魔導士としての実力が影響して家族仲はあまりよくありません。また、母親はブラッククローバー作中では故人として描かれていますが、成長したノエルと似ているところがあると言われています。ここではブラッククローバーにおけるノエル・シルヴァの家族関係や兄弟についてまとめていきます。

ノゼルはノエルの兄であり銀翼の大鷲の団長を務めています。優秀な魔導士として知られていますが、プライドが強すぎるあまり下民を激しく見下す一面があります。ノエルに対しても兄弟の中で人一倍蔑んでおり一族の恥さらしと思っていましたが、黒の暴牛で成長したノエルと出会ってからは「王族らしくない」と言いつつも彼女の実力を認め関係が修復されました。

ネブラはノエルの姉であり銀翼の大鷲に所属しています。王族らしく高い実力とプライドを持ち合わせており、兄弟の中で唯一の上級魔法騎士でもあります。人を弄ぶことを好んでおり、ノエルが魔力をコントロールできないことをネタに彼女を何度もいびっていました。しかし、エルフ転生事件の時にノエルに助けられると、それ以降彼女の実力を認めるようになりました。

ソリドはノエルの次兄で銀翼の大鷲に所属しています。王族で実力はさることながら兄弟の中でも魔法の操作性に優れています。人に嫌味を言うことを趣味にしておりノエルが幼少だった頃から彼女をイジメてきました。ロイヤルナイツ選抜試験では1回戦でノエルのいるチームと対戦しており、彼女と1対1の勝負を持ち掛けたものの成長していたノエルの強さを見誤り敗北しました。そして、エルフ転生事件の時にノエルに救われると、紆余曲折ありながら彼女との関係が修復されていきました。

アシエはノエルの母親でありブラッククローバー作中では故人として扱われています。ノエルを産むのとほぼ同時に他界しており、出産する前から体調が優れていなかったものの強い覚悟を持って出産を決意しました。アシエは王国屈指の魔法騎士で既に生まれていたノゼルたちからも憧れの存在だったため、入れ代わるように誕生したノエルが兄弟たちに蔑まれる原因となりました。ノエルによく似た容姿をしておりノエルの覚醒した姿はアシエの生き写しと称されています。

キャラクターやその作品が人気になるきっかけは読者の心に響くかっこいい名言が飛び出た瞬間がほとんどでしょう。ノエルはブラッククローバー公式の人気投票にて主人公のアスタを抑えて1位に輝いたこともあり、ヒロインとして高い評価を受けています。ここではブラッククローバーにおけるノエル・シルヴァの名言をまとめ、ヒロインである彼女の魅力を明らかにしていきます。

初任務でソッシ村に訪れたノエルは、そこで村人が白夜の魔眼に襲われているところに出くわします。仲間のアスタが村人を守りながらの戦いに苦戦している中、魔力がコントロールできないノエルは完全に足手まといになっていました。そんな時に小さな少女に助けを求められると、ノエルは決意を固めて新しい魔法を発動し村人たちを見事護り切ることに成功しました。

海底神殿にてアスタたちは白夜の魔眼の頭首であるヴェットと対峙します。ヴェットの強さは圧倒的でジオやラックが次々と倒されてしまい、アスタとキアトも窮地に陥ってしまいます。そこにノエルとカホノが加勢に加わりますがカホノとキアトが重傷を負ってしまいます。ノエルにとってカホノは初めてできた同世代の友達でした。彼女が絶体絶命のピンチに陥った時、ノエルは上記のように叫んで覚醒を遂げてみせるのでした。

ソッシ村でのヒースとの激闘を繰り広げる中、マグナの頭上からヒースの氷魔法が降りかかるとそのピンチをノエルが水魔法のバリアで守ってあげました。その時にノエルは強気なセリフをマグナにかけていたものの、心の中では魔力をコントロールできたことを盛大に喜んでおりツンデレヒロインとしての可愛さが垣間見えました。

これまでノエルの魔法や強さ、兄弟との関係に声優情報などをまとめてきましたが、作中ヒロインでありツンデレ要素を持っている彼女のことをブラッククローバーファンはどのように思っているのでしょうか。ここではノエル・シルヴァに対する世間での評判や人気を、SNSのコメントを参照しながらまとめていきます。

ノエルは作中ヒロインということもありとても人気がありました。かわいい見た目やお嬢様気質な性格の他に、随所で描かれたかっこいい活躍シーンや名言なども人気の理由として語られており、人気投票1位の貫禄が窺えました。

ノエルが好きな人の中にはシルヴァ家の兄弟関係に興味を持っている人が多く、蔑んでいたノエルのことを認めた場面を名シーンと語る意見などが寄せられていました。兄弟たちはみんな揃ってプライドが高いせいかツンデレ気質な人ばかりで、今後関係が良くなっていき兄弟の絆を見せつけるような場面が描かれないかと期待されています。

アスタとノエルのやり取りや関係を気に入っている人も多くいました。ヒロインと主人公のカップリングとして2人の関係を楽しんでいる人もおり、ノエルが密かに抱いている恋愛を応援しているコメントも見受けられましたが、現状アスタはシスターにしか目がない状態なので2人の恋愛はまだまだ時間がかかりそうです。

ブラッククローバーに登場しているノエル・シルヴァは蔑まれながらも努力と経験を重ねて覚醒を遂げた強いヒロインでした。蔑んでいたアスタや、蔑まされていた兄弟との関係が変わった場面は作中屈指の名場面と言えるでしょう。これからもブラッククローバー本編で成長し続けるノエルのことをしっかりチェックしていきましょう。