【ブラッククローバー】アニメや劇場版の声優陣を紹介！変更になった人はいる？

大人気テレビアニメ『ブラッククローバー』の原作は、漫画家・田畠裕基先生が描く魔法を題材にしたファンタジー少年漫画です。ファンからは「ブラクロ」という略称で呼ばれています。登場キャラが非常に多く、テレビアニメ版では、人気声優が多数出演していることでも有名です。2023年には劇場版も上映が予定されています。

『ブラッククローバー』の原作者は、福岡県出身の漫画家・田畠裕基（たばた ゆうき）先生です。幼い頃から絵を描くことが好きで、2001年に『週刊少年ジャンプ』で行われていた「天下一漫画賞」という新人募集企画に応募して審査員特別賞を受賞しました。その後、2005年に『赤マルジャンプ』で漫画家としてデビューします。2012年には、『週刊少年ジャンプ』で『HUNGRY JOKER』という作品を連載していました。

『ブラッククローバー』は、2015年2月から『週刊少年ジャンプ』で連載されている少年漫画です。魔法が中心の世界で主人公達が活躍するファンタジー作品で、個性豊かな登場キャラクターと独特の世界感が人気となっています。2017年10月からテレビアニメの放送がスタートすると、出演キャストが豪華だと話題になりました。

人が魔法を使うことは当たり前とされる世界で、主人公のアスタは、魔力を全く持たず、魔法が使えない少年でした。幼馴染みで魔法の才能に恵まれた少年・ユノは、魔法が使えないアスタを励ましながら、共に魔法帝になる夢を持っていました。アスタが15歳になった時、ひょんなことから魔法を無力化する力を宿すことになります。2人は改めて魔法帝になることを目標に動き出します。

『ブラッククローバー』のメインキャラ達を演じているキャストは、人気の実力派声優ばかりです。まずは、テレビアニメ版で大活躍しているメインキャラのキャストを10人紹介していきます。

『ブラッククローバー』の主人公であるアスタを演じているキャストは、梶原岳人さんです。梶原岳人さんは、学生時代に見ていた作品に出演していた声優・梶裕貴さんに憧れて声優を目指すようになりました。2017年に声優としてデビューをはたすと、『ブラッククローバー』でアスタ役が決まり、それ以降、主人公や主演キャラの声を多く担当するようになります。

アスタのライバルであるユノを演じているキャストは、島﨑信長さんです。島﨑信長さんが声優という職業を意識し始めたのは小学生の頃で、当時から憧れの声優は緑川光さんだと語っています。落ち着いた声で、クールな青年役を多く演じています。

「黒の暴牛」の団長・ヤミを演じているキャストは、諏訪部順一さんです。テレビ番組などのナレーションを担当することが多かった諏訪部順一さんは、アニメ声優として活動するようになると独特の低音ボイスで人気となります。立場のある大人役やクセの強い敵役を演じることが多い声優です。

『ブラッククローバー』のメインヒロインであるノエルを演じているキャストは、優木かなさんです。優木かなさんは、小学生の頃から声優になることを目標にしていて、長い下積み期間を経て念願の声優デビューをはたします。高めの声で、元気な少女役を多く演じています。

「黒の暴牛」の団員で無類の女性好きであるフィンラルを演じているキャストは、福山潤さんです。福山潤さんは、熱血少年役からクールな青年役、コミカルなマスコットキャラの役まで演じ分ける実力派の声優です。『ブラッククローバー』では、フィンラルの声をテンション高めに演じています。

「黒の暴牛」の団員であるマグナを演じているキャストは、室元気さんです。低めの声が特徴の室元気さんは、熱血なキャラや元気なムードメーカーキャラを多く演じています。『ブラッククローバー』では、普段よりもさらに声を低めにしてヤンキー風のマグナを熱演しています。

「黒の暴牛」の団員である美少年・ラックを演じているキャストは、村瀬歩さんです。男性声優の中でも、声が高めなことで有名な村瀬歩は、明るくてエネルギッシュな少年役を多く演じる声優です。『ブラッククローバー』でも、二面性のあるラックの声を、明るく元気な声で演じています。

「黒の暴牛」に所属する元囚人のゴーシュを演じているキャストは、日野聡さんです。洋画や海外ドラマの吹き替え声優として活躍していた日野聡さんは、たまたま受けたアニメのオーディションで合格しアニメ声優としての活動も始めます。実力のある落ち着いた男性役を演じることが多い声優です。

「黒の暴牛」の団員で妖艶な魔女スタイルのバネッサを演じているキャストは、水樹奈々さんです。高めの声で可愛らしい少女役を演じることが多い水樹奈々さんですが、『ブラッククローバー』では、頼れるお姉さんであるバネッサの声を落ち着いた声で演じています。

「黒の暴牛」に所属する団員の中で最も小柄なチャーミーを演じているキャストは、安野希世乃さんです。安野希世乃さんは、高めの声で元気な少女役を多く演じている女性声優です。『ブラッククローバー』でも、小柄でテンションの高いチャーミーを元気に演じています。

『ブラッククローバー』には、メインキャラを引き立てる魅力的なキャラが多数登場しています。そんなキャラ達の声を担当しているキャストも、有名な作品に出演している人気声優がほとんどです。ここからは、メインキャラ以外のキャストについて紹介していきます。

「黒の暴牛」に所属する不気味な団員・ゴードンを演じているキャストは、松田健一郎さんです。松田健一郎さんは、渋い低音ボイスが特徴の男性声優で、大柄な大人の男性を多く演じています。『ブラッククローバー』では、何を喋っているのか聴き取れない程の小声で呟く特異なキャラであるゴードンを熱演しています。

「黒の暴牛」の団員で極度の恥ずかしがり屋でもあるグレイを演じているキャストは、高橋未奈美さんです。高い声が特徴の高橋未奈美さんは、元気な少女役を多く演じる女性声優です。2020年に芸名を「髙橋ミナミ」に改めて活動しています。

クローバー王国の魔法帝であるユリウスを演じているキャストは、森川智之さんです。森川智之さんは、幅広い役柄を演じ分けることから、声優界の「帝王」との異名を持つ人気の男性声優です。『ブラッククローバー』では、魔法帝で立場のある大人役ということで、落ち着いた口調で演じています。

「金色の夜明け」の団長・ウィリアムを演じているキャストは、小野大輔さんです。小野大輔さんは、渋い大人の男性役からテンションの高い少年役まで、幅広い演技力を持つ人気声優です。『ブラッククローバー』では、温厚な性格のウィリアムを落ち着いた声色で演じています。

「銀翼の大鷲」の団長・ノゼルを演じているキャストは、鳥海浩輔さんです。爽やかな声が印象的な鳥海浩輔さんは、元気な少年役から落ち着いた大人役まで器用に演じ分ける声優です。『ブラッククローバー』では、ノゼル以外にも、「金色の夜明け」の団員・ハモンの声も担当しています。

アスタとユノが育った教会にいるシスター・リリーを演じているキャストは、久保田未夢さんです。久保田未夢さんは、高校生の時に受けたアニソン歌手のオーディションで合格し、その時に結成されたアイドルグループの1人として活動を始めました。優しい大人びた10代の少女役を多く演じています。

「翠緑の蟷螂」に所属する魔法騎士であるセッケを演じているキャストは、逢坂良太さんです。穏やかで優しい声色の逢坂良太さんは、物語の鍵を握るような重要な役を演じることが多い声優です。『ブラッククローバー』では、普段演じている役とは雰囲気の異なるセッケを演じています。

「漆黒の三極性」の1人・ダンテを演じているキャストは、小山力也さんです。渋くて力強い声が特徴の小山力也さんは、俳優としても活躍されている声優です。威圧感のある声が特徴で、立場のある大人の男性や悪役の声を多く演じています。

「漆黒の三極性」の1人・ゼノンを演じているキャストは、鈴木達央さんです。落ち着きのある低い声に定評がある鈴木達央さんは、冷静な実力者役を演じることが多い声優です。『ブラッククローバー』でも、目標の為なら手段を選ばない非情なゼノンを熱演しています。

「漆黒の三極性」の紅一点・ヴァニカを演じているキャストは、小倉唯さんです。子役から声優へと路線変更した小倉唯さんは、高めの声で可愛らしい少女役を多く演じています。『ブラッククローバー』では、普段演じているキャラとは雰囲気の全く異なる好戦的なヴァニカを演じています。

「紅蓮の獅子王」の団長・フエゴレオンを演じているキャストは、小西克幸さんです。小西克幸さんは、ハツラツとした元気な青年役を多く演じる一方で、闇深い陰のある敵役としても定評のある声優です。『ブラッククローバー』では、正義感の強い真面目な性格であるフエゴレオンを熱演しています。

「碧の野薔薇」の団長・シャーロットを演じているキャストは、小林ゆうさんです。小林ゆうさんは、モデルから声優に路線変更した経歴の持ち主です。普段は、テンション高めの女性役を多く演じていますが、『ブラッククローバー』では、落ち着いた大人の女性役を演じています。

「翠緑の蟷螂」の団長・ジャックを演じているキャストは、浪川大輔さんです。子役出身の浪川大輔さんは、10代の頃から子役声優として活躍してきたベテランの声優です。穏やかな青年役を多く演じていますが、『ブラッククローバー』では、破壊好きというクセの強いジャックを演じています。また、ミモザの兄・キルシュの声も担当しています。

「白夜の魔眼」の頭首・リヒトを演じているキャストは、櫻井孝宏さんです。櫻井孝宏さんの声質は穏やかなテノールが特徴で、影のある青年からコミカルなキャラまで演技分ける器用な男性声優です。『ブラッククローバー』でも、冷静で真面目な性格のリヒトを落ち着いた口調で演じています。

「金色の夜明け」の魔法騎士・クラウスを演じているキャストは、寺島拓篤さんです。寺島拓篤さんは、演技力だけでなく歌唱力も高く、キャラソンや個人名義でも楽曲を出しています。落ち着いた穏やかな青年役を多く演じていて、『ブラッククローバー』でもエリート思考の真面目な青年・クラウスを熱演しています。

「金色の夜明け」に所属する天然魔法騎士であるミモザを演じているキャストは、西明日香さんです。西明日香さんは、高めの声で幼い少女役を多く演じている女性声優です。『ブラッククローバー』でも、幼い見た目のしっかり者・ミモザを可愛らしく演じています。

アスタやユノの育て親である神父を演じているキャストは、中尾一貴さんです。中尾一貴さんは、声優として活動する傍ら、バンド活動もしているミュージシャンでもあります。アニメへの出演は少なく、主に海外ドラマなどの吹き替えで活躍しています。

「黒の暴牛」の副団長・ナハトを演じているキャストは、下野紘さんです。下野紘さんは、男性声優の中では、高めの声でテンションの高い青年を演じることが多い声優です。『ブラッククローバー』では、好き嫌いがハッキリ分かれている厳しい性格のナハトを見事に演じています。

アスタの魔導書に宿っていた悪魔・リーベを演じているキャストは、岡本信彦さんです。ハスキーな声が特徴の岡本信彦さんは、好青年から悪役まで幅広いキャラを演じ分ける男性声優です。『ブラッククローバー』でも、悪魔役ということでドスの利いた低い声で演じています。

2017年にテレビアニメがスタートした『ブラッククローバー』ですが、実は2016年に「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」で、原作の第1話がオリジナルアニメとして上映されました。OVAとしても発売されたこちらのバージョンでは、テレビアニメ版とのキャストが違っていて、キャラの雰囲気も少し変わっています。ここからは、テレビアニメ版では変更されたOVA版の出演キャストを一覧で紹介します。

OVA版でアスタを演じたキャストは、堀江瞬さんです。学生時代に声優の養成所に入所し、大学卒業後に声優デビューをはたした堀江瞬さんは、10代の少年役を多く演じている声優です。明るく元気なアスタをハツラツとした雰囲気で演じています。テレビアニメ版では、アスタ役が梶原岳人さんに変更されました。

OVA版でユノを演じたキャストは、斉藤壮馬さんです。透き通るような低音ボイスが特徴的で、女性のファンが多い斉藤壮馬さんは、穏やか雰囲気の青年役を得意としています。『ブラッククローバー』のOVAでは、クールなユノの声を普段よりも低めの感じで演じています。テレビアニメ版では、ユノ役が島﨑信長さんに変更されました。

OVA版でレブチを演じたキャストは、青山穣さんです。青山穣さんは、映画好きが高じて演技の道に進み、日本のみならずイギリスにも留学して勉強する程の芝居好きな声優です。クセが強い悪役を演じることが多く、『ブラッククローバー』でも、盗賊になり果てた元一等下級魔法騎士のレブチを熱演しました。テレビアニメ版では、レブチ役が鈴木裕斗さんに変更されています。

OVA版で神父のオルジを演じたキャストは、上田燿司さんです。上田燿司さんは、10代の青年役から年配の男性役まで幅広く演技ができる実力派の声優です。厳しさの中にも優しさがある神父のオルジを落ち着いた雰囲気で演じています。テレビアニメ版では、オルジ役が中尾一貴さんに変更されました。

OVA版でシスター・リリーを演じたキャストは、茅野愛衣さんです。落ち着いた優しい声色の茅野愛衣さんは、癒し系の可愛らしい女性役を演じることが多い声優です。『ブラッククローバー』のOVAでも、優しいシスター・リリーの声を穏やかな雰囲気で演じています。テレビアニメ版では、シスター・リリー役が久保田未夢さんに変更されました。

OVA版でレッカを演じたキャストは、大亀あすかさんです。大亀あすかさんは、プロ雀士としても活躍している女性声優です。しっかり者の少女であるレッカを、落ち着きながらも元気な雰囲気で演じています。テレビアニメ版では、レッカ役が景山梨彩さんに変更されました。

OVA版でナッシュを演じたキャストは、石上静香さんです。石上静香さんは、絵を描くことが上手い声優としても有名で、学生時代に商用誌で漫画を連載していたこともある声優です。ボーイッシュな女性や少年役を多く演じていて、『ブラッククローバー』でも10歳の少年・ナッシュを演じています。テレビアニメ版では、ナッシュ役が佐藤はなさんに変更されました。

OVA版でアルルを演じたキャストは、山本希望さんです。声が高めの山本希望さんは、可愛らしい少女役を多く演じている女性声優です。『ブラッククローバー』では、最年少キャラであるアルルをかわいい声で演じています。テレビアニメ版では、アルル役が咲々木瞳さんに変更されました。

2021年3月に最終回を迎えたテレビアニメ版の『ブラッククローバー』ですが、公式サイトで劇場版の公開が発表されました。『映画ブラッククローバー魔法帝の剣』のタイトルで上映予定となっていて、続々と情報が更新されています。ここからは、気になる公開日や出演キャストについてまとめていきます。

2021年に『ブラッククローバー』劇場版の制作が開始され、日本国内の映画館とNetflixで全世界に向けて上映されることが発表されました。当初、公開日は2023年3月31日だとしていましたが、2023年2月に公開日が2023年6月16日に延期することが発表されます。延期の理由については、新型コロナウィルスの感染拡大が影響して制作に遅れが出た為、延期を余儀なくされてしまったようです。

『ブラッククローバー』の劇場版について、公式サイトからは公開がいつまでなのかという情報は発表されていません。その為、明確な公開終了日に関しては不明です。アニメ映画の公開期間は、4～5か月が平均とされている為、『ブラッククローバー』の劇場版も公開日から4か月程度ではないかと考察されています。

気になるキャストについてですが、公式サイトの発表によれば、メインキャラの声優はテレビアニメ版と同じで変更はないようです。また、劇場版には、テレビアニメ版に登場していないオリジナルキャラも数人登場すると発表され、出演キャストの公表もされています。

『ブラッククローバー』は、ストーリーが長く、登場キャラクターも非常に多い作品です。テレビアニメ版も170話まで続いていて、出演声優が非常に豪華でした。しかし、話題にされることが少ないようで、『ブラッククローバー』が好きなファンからは「なんでもっと話題にならないのか」と疑問の声が挙がっています。

『ブラッククローバー』のアニメには、人気声優が多数出演しており、それぞれのファンが『ブラッククローバー』の人気向上を訴えていました。2023年には劇場版が上映予定となっていて、そちらにも人気声優が出演予定です。劇場版の公開を楽しみにしながら、アニメを見直そうとするファンもいました。

2023年に公開予定となっている『ブラッククローバー』の劇場版には、新キャラと共に出演声優も公開されています。アニメの劇場版には、俳優やタレントがゲスト声優を務めることも多いです。『ブラッククローバー』の劇場版では、有名な実力派声優が何人も出演決定しています。また、声優は初挑戦ですが、演技力に定評のある俳優の高橋文哉や飯豊まりえさんがゲストとして劇場版に出演するそうです。

『ブラッククローバー』の出演キャストは、人気のある声優ばかりで非常に豪華であることが判りました。劇場版の出演キャストもテレビアニメ版と一緒で変更はないようなので、公開日までテレビアニメ版をおさらいしながら楽しんでみてはいかがでしょうか。また、OVA版もテレビアニメ版に負けない程クオリティの高い作品となっているので、併せてチェックしてみてください。