【ベルセルク】フローラはシールケの師匠!髑髏の騎士との関係も考察
『ベルセルク』に登場する魔女見習いであるシールケの師匠、フローラについて紹介します。また髑髏の騎士をはじめ、フローラと関わった人物との関係を考察し、フローラの正体や謎、『ベルセルク』のアニメでフローラを演じた声優、世間での評判についてまとめています。
目次
【ベルセルク】フローラとは?
『ベルセルク』に登場するフローラは、謎の多い人物です。しかし登場してすぐに亡くなってしまいました。ガッツと関わったのも短い時間でしたが、『ベルセルク』において重要な人物であり、髑髏の騎士とも関係があるようです。フローラとは一体どのような人物なのでしょうか。
フローラのプロフィール
『ベルセルク』のフローラの正体は魔女です。フローラは人が入って来れないように結界を張り、霊樹の森の館に住んでいました。そこで護符や薬草などを作っていました。温厚で優しいフローラは、自身の持つ力を人助けのために使っていましたが、魔女という理由で霊樹の森へ追いやられてしまいました。この館に迷い込んで来たガッツに「狂戦士の甲冑」を渡しています。そしてモーガンにトロールから村を救ってほしいと頼まれ、シールケをガッツ一行に同行させました。
ベルセルクの概要
『ベルセルク』は三浦建太郎による、剣と魔法の世界を描いた漫画作品です。巨大な剣を持つ剣士ガッツが復讐のために旅をするストーリーです。「ヤングアニマル」にて20年以上連載されていますが、作者は2021年に亡くなってしまいました。その後作者の親友の漫画家、森恒二が完結までのストーリーを教えられていたため、森恒二が監修し、スタジオ我画が作画を担当して連載が再開されました。日本だけではなく、世界中で人気がある作品で、アニメ化も2回行われています。
ベルセルクのあらすじ
『ベルセルク』の主人公ガッツは、妖精パックと共にゴッドハンドを探して旅をしていました。ガッツはかつてグリフィス率いる「鷹の団」に所属していました。ガッツとグリフィスは絆を深め、親友となりましたが、グリフィスと対等の関係になりたかったガッツは鷹の団を抜けます。するとグリフィスは自暴自棄になり、蝕を行い、鷹の団のメンバーは生贄となりました。ガッツはグリフィスに復讐するため、旅を続けます。
【ベルセルク】フローラとシールケや髑髏の騎士との関係
『ベルセルク』のフローラは、登場してすぐに死亡してしまったため、魔女であること以外に詳しいことは分かりませんでした。しかしたびたびガッツの前に現れる髑髏の騎士や、妖精などを束ねる大魔導士のゲドフリンと関係があったようです。ここからはフローラが関わった人物との関係を詳しく解説していきます。
考察①フローラとシールケの関係
『ベルセルク』のフローラとシールケの関係は、師匠と弟子です。シールケは魔法見習いですが、最強の魔女のフローラの弟子というだけあって、見習いとはいえ能力は非常に高いです。何度もガッツのピンチを救っています。シールケは生まれた時から両親がいません。そしてどうやってフローラと出会ったのかも明らかにされていません。
考察②フローラと髑髏の騎士の関係
『ベルセルク』のフローラと髑髏の騎士の関係は、古い友です。二人はガッツ一行を見て、自分達の過去を思い出しているようでした。そうなるとフローラと髑髏の騎士も一緒に旅をしていたのかもしれません。ガッツはグリフィスに復讐をするために旅をしています。髑髏の騎士はゴッドハンドの一人、天使長ボイドと因縁があり、ゴッドハンドを葬り去ろうとしています。それはガッツとほぼ同じです。フローラもシールケのように、髑髏の騎士を助けながら旅をしていたのかもしれません。
考察③フローラとゲドフリンの関係
『ベルセルク』のゲドフリンは、妖精郷に住む大魔導士です。ゲドフリンはパックとも知り合いで、妖精王とも交流があります。フローラとは、古い友という関係です。ゲドフリンとフローラは年も近そうです。しかし古い友ということは分かっていても、それ以外のことは不明です。フローラには禁忌を犯して島から離れた過去があります。もしかしたらゲドフリンもそれに関わっていた可能性もあります。
考察④フローラとガッツの関係
『ベルセルク』のフローラは、迷い込んで来たガッツに「狂戦士の甲冑」を渡すという、重要な役割を果たしました。そしてガッツに弟子のシールケを託しています。そしてガッツ一行を逃がした後、亡くなっています。ガッツと関わったのはとても短い時間でしたが、フローラとガッツとの出会いは、とても重要なものでした。
【ベルセルク】フローラの正体や謎を考察
『ベルセルク』のフローラはなぜ結界を張り、霊樹の森の館に住むようになったのでしょうか。それには法王庁が関係しているようです。またフローラの正体や過去、犯した禁忌についても考察していきます。
考察①法王庁と関係がある?
『ベルセルク』のフローラは霊樹の森の館に住む前は、病気の人に薬草を煎じて飲ませたり、医者のような活動を行っていました。その頃は魔女も普通に暮らしていたのでしょう。しかし現在の場所に住むようになったのは、法王庁が関係しているようです。法王庁の教えが広まる前までは、精霊を崇拝したり様々なものを信仰することが許されていました。しかし法王庁の教えは「神」以外への信仰は認められなかったのです。そのため魔女であるフローラは迫害されたのです。
考察②フローラは巫女だった?
フローラは魔女ですが、以前は覇王ガイゼリッックの姫巫女である「桜の姫巫女」に仕える巫女でした。ガイゼリッックは、かつて大陸全土統一を成し遂げた王です。姫巫女は、巫女の中でも最も霊力が高い存在です。フローラはガイゼリッックと桜の巫女姫を慕っていました。桜の巫女姫は、ガイゼリックの思い人でした。しかしガイゼリックと桜の姫巫女は、蝕の犠牲になってしまったのです。
考察③フローラが犯した禁忌
『ベルセルク』のフローラは、禁忌を犯して里を追われ、島を離れています。フローラの犯した禁忌とは何でしょうか。髑髏の騎士は、ガイゼリックと同一人物という説があります。髑髏の騎士を誕生させたのが、フローラではないでしょうか。髑髏の騎士は甲冑の中身は空の状態です。魂のみが甲冑に宿っていると考えらえれます。それを行ったのがおそらくフローラです。それが髑髏の騎士の意思だったのか、フローラの意思だったのかは分かりません。
【ベルセルク】フローラの声優
穏やかで優しい印象のフローラは、一人で森の館に住んでいました。物静かですが、芯の強さを感じさせる女性です。フローラの声優はベテラン声優ですが、「気付かなかった」という意見がいくつかありました。また「最高」という声も多かったです。
フローラの声優は「島本須美」
『ベルセルク』のフローラの声優は、島本須美さんです。島本さんは『ルパン三世カリオストロの城』のクラリスや、『風の谷のナウシカ』のナウシカ、『めぞん一刻』の音無響子など、ヒロインや主役を演じることが多いです。透き通るような透明感のある声が特徴のベテラン声優です。可愛い女の子を演じることが多かった島本さんですが、1980年代後半以降は『アンパンマン』のしょくぱんまんや『キテレツ大百科』のキテレツママなどなどを演じ、役の幅を広げています。
島本須美のプロフィール
- 名前:島本須美(しまもとすみ)
- 職業:声優
- 生年月日:12月8日
- 星座:いて座
- 血液型:A型
- 出身地:高知県
- 所属事務所:フリーランス
島本須美の主な出演作品
- 風の谷のナウシカ:ナウシカ
- ルパン三世 カリオストロの城:クラリス・ド・カリオストロ
- それいけ!アンパンマン:しょくぱんまん
- となりのトトロ:草壁靖子
- 小公女セーラ:セーラ・クルー
- めぞん一刻:音無響子
【ベルセルク】フローラに対する世間での評判や人気
『ベルセルク』のフローラの正体や関わった人物について、解説してきました。『ベルセルク』のフローラは、登場してすぐに亡くなってしまい、出番は多くありませんでしたが、重要で印象に残るキャラでした。フローラに対する意見を見てみると、「好き」「女性の中で一番好き」という意見が多く、人気があるのが分かります。では、フローラに対する世間での評判を紹介していきます。
『ベルセルク』は辛いシーンや戦うシーンがとても多いですが、フローラが出てくると優しい雰囲気になり、癒やされます。穏やかで話し方も落ち着いており、島本須美さんの声も心地良かったです。出番も少なく謎が多いフローラでしたが、『ベルセルク』において重要なキャラとの関わりもあることが分かりました。そしてフローラのことが好きだという意見がとても多かったです。
『ベルセルク』のフローラと髑髏の騎士は、友人関係でした。ガッツ一行を自分達に重ねているようでした。フローラもガッツのことを気に掛けていたことでしょう。フローラが髑髏の騎士に「古き友よ」と声をかけたシーンは印象的でした。様々な感情が込み上げてきそうです。二人のこのシーンが好きな方も多いのではないでしょうか。
『ベルセルク』のフローラは、自分の死が近いことを知っていました。そしてガッツ一行を逃がすために命を落とします。シールケはもちろん、髑髏の騎士も大切な友人を失い、悲しかったことでしょう。髑髏の騎士はフローラの思いを背負い、戦い続けます。
『ベルセルク』のフローラは、穏やかで優しい女性でした。一緒にいると和み、辛いことを忘れさせてくれそうです。迫害されていなければ、たくさんの人に慕われていたことでしょう。将来はこんな素敵なおばあちゃんになりたいと思う方は多いのではないでしょうか。『ベルセルク』においてフローラは、癒やしの存在でした。
【ベルセルク】フローラはシールケの師匠で魔女だった
『ベルセルク』のフローラは魔女として登場し、ガッツに「狂戦士の甲冑」を授けました。弟子のシールケをガッツに託し、命を落とします。しかしたびたびガッツを助けてくれる髑髏の騎士と関係があり、巫女だったことが分かりました。また禁忌を犯して島を離れています。出番は少なかったですが、フローラは『ベルセルク』において大変重要な人物でした。
この記事のライター
ささめ
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