【進撃の巨人】サシャがかわいいと人気!魅力や声優について解説
『進撃の巨人』に登場するサシャは少しおバカでかわいいキャラとして人気があります。そんなサシャは食い意地が張っているので食べ物のためなら何でもします。しかし、それだけではありません。本記事では、サシャの人物像や声優を紹介し、かわいいサシャの魅力に迫ります。
サシャとは?
『進撃の巨人』にはサシャ・ブラウスというポニーテールのかわいい女性が登場します。エレンやアルミン、ミカサと同じ104期訓練兵団に所属し、第9位で卒業後は持ち前の運動神経の高さから新リヴァイ班にも加わる活躍をします。しかし、同時に食い意地の張ったおバカキャラとも見られていました。まずサシャのプロフィールと『進撃の巨人』の概要を紹介します。
サシャのプロフィール
- 身長:168cm
- 体重:55kg
- 誕生日:7月26日
- 出身地:ウォール・ローゼ南区ダウパー村
サシャは辺境の村出身のため言葉になまりがあり、世間知らずなことから誰に対しても敬語を使っています。同期に対してさえ敬語で話すので、ユミルから咎められたことがありました。しかし、サシャは狩猟民族出身で運動神経が良く、104期訓練兵団の上位10人中9位という成績も残しました。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は漫画家諫山創(いさやまはじめ)が描いたダーク・ファンタジーで、『別冊少年マガジン』誌上で2009年から2021年まで連載されました。コミックスの発行部数は全世界で1億冊を超え、講談社の漫画作品としては『金田一少年の事件簿』に次いで2作目となっています。巨人を初めとして多くの謎がありますが、物語の進行に伴って少しずつ謎が解明されていきました。これまでにアニメやゲーム、スピンオフ作品などさまざまなメディアに展開し、作者の故郷日田市には銅像やミュージアムも設置されました。
進撃の巨人のあらすじ
巨人の脅威にさらされた人類は壁の中に居住することを余儀なくされていました。そんなある日、壁を越える超大型巨人が人類を襲って壁を破壊し、ウォール・マリアの南端にあるシガンシナ区は巨人達に蹂躙されました。そこに住んでいた少年エレンは目の前で母親が巨人に捕食されてしまい、巨人を倒すために幼馴染みのアルミンやミカサと共に104期訓練兵団に入団しました。入団から3年経ち解散式が行われた翌日、卒業生の前に再び超大型巨人が姿を現しました。卒業生は駐屯兵団と共に戦いますが、エレンはアルミンの身代わりに巨人に捕食されてしまいました。
サシャのかわいい魅力
サシャ・ブラウスは、ダークな雰囲気の『進撃の巨人』の世界にあって、かわいいけれどおバカなところのあるキャラとして読者の心を和ましてきました。また、準主役級のキャラなので印象的なシーンも数多くありますが、ここではサシャのかわいい魅力を味わうことのできる代表的なシーンを3つ紹介します。
サシャのかわいい魅力①初登場シーン
サシャのかわいい魅力①は、初登場シーンです。初登場シーンは原作とアニメで異なっています。原作では第1巻3話「解散式の夜」で初登場しました。成績上位者10名が発表されましたが、サシャは9位でした。初ゼリフは翌日の大砲整備のシーンです。エレンやコニーたちは壁の上で大砲整備をしていましたが、そこにサシャが上官の肉を盗みデレデレ顔でやってきます。周りの皆からは呆れられましたが、結局皆で食べることになりました。
サシャのかわいい魅力②芋女と呼ばれる
サシャのかわいい魅力②は、「芋女」伝説です。原作では第4巻15話「個々」ですが、アニメではサシャの初登場シーンとなっています。104期訓練兵は全員整列し、キース・シャーディス教官の入団訓示を受けていました。教官は一人ひとりに恫喝まがいの訓示をしていましたが、サシャはその時芋を食べていました。それを見咎めた教官はサシャに何をしているのか尋ねましたが、なぜ怒られているのか理解できなかったサシャは「『何故人は芋を食べるのか』という話でしょうか」と返答し、何を思ったのか芋を半分に割り教官に渡しました。この日以来、サシャは芋女と呼ばれています。
サシャのかわいい魅力③大食い
サシャのかわいい魅力③は、大食いです。特にサシャの大食いを印象づけたのは出身村での父親とのエピソードです。サシャの村は狩りで食物を得ていますが、獲物が少なくなっている上に流入した外部の人にも食物を与えなくてはいけないため、十分な食料がありませんでした。しかし、当時のサシャはこのことが理解できず、保存食の干し肉にもむしゃぶりついて放そうとしませんでした。そのことに父親は呆れてしまい、サシャはそのまま村を飛び出してしまいました。
サシャの声優
『進撃の巨人』に登場するサシャ・ブラウスはかわいいムードメーカーですが、それだけでなく同期の仲間を勇気づける力強さもあります。また、初登場時から死亡するまで主人公クラスとほとんど行動を共にしているため出番も多いサシャですが、そんな彼女を演じている声優を紹介します。
サシャの声優は「小林ゆう」
サシャを担当する声優は、実力派の小林ゆうです。声優以外にも歌手としても活躍していますが、サシャ役が有名なため、サシャから小林ゆうを知った方も多いようです。まず小林ゆうのプロフィールから紹介します。
小林ゆうのプロフィール
- 生年月日:1982年2月5日
- 出身地:東京都
- 身長:168cm
- 血液型:O型
- 特技:ダンス、大縄跳び
- 事務所:ホーリーピーク
- 公式ファンクラブ:White Wing
現在は声優として活躍している小林ゆうですが、芸能活動はモデルからスタートしました。声優の活動は2003年から始め、翌2004年には早くも『DAN DOH!!』で主人公の青葉弾道役を演じました。2007年には歌手デビューもしています。声優としては特徴のあるハスキーボイスで男女とも演じることができ、中性的な役柄にも定評があります。2008年には第2回声優アワードで新人女優賞を受賞しました。
小林ゆうの主な出演作品
声優・小林ゆうは20年近く第一線で活躍しているため、代表作も多数あります。中でも、『さよなら絶望先生』の木村カエレ役、『まりあ✝ほりっく』の衹堂鞠也役、『ドロヘドロ』の熊井役、『Fate/Grand Order』のエルキドゥ役、『銀魂』の猿飛あやめ役などがよく知られています。
サシャの正体や死亡シーン
『進撃の巨人』に登場するサシャ・ブラウスのかわいい魅力を見てきましたが、サシャの正体はスパイではないかと噂されていた時期がありました。現在ではその嫌疑は晴れていますが、なぜ正体はスパイだと疑われたのでしょうか。また、マーレ編でサシャは死亡してしまいます。それまであまり死亡フラグの立たなかったサシャですが、突然死亡したことに多くのファンは悲しみました。さらに、サシャの活躍する「ただいま」は『進撃の巨人』の中でも屈指の名エピソードとなっています。そこで、サシャの正体や死亡シーンと合わせて「ただいま」のエピソードを紹介します。
サシャの正体はスパイだといわれていた理由
サシャの正体はスパイだといわれていた時期がありました。その理由は2つあります。サシャの正体がスパイだといわれていた理由の1つ目は、トロスト区攻防戦で捕獲した2体の巨人ソニーとビーンが何者かによって殺害された事件です。殺害犯を特定する調査で立体機動装置の検査が行われましたが、サシャはなぜか冷や汗をかいていました。さらに目元をアップしたコマも描かれていたため、何かに関係しているのではないかと疑われたのです。しかし、後にアニが犯人と発覚し、サシャは無関係であることが分かりました。
サシャの正体はスパイだといわれていた理由の2つ目は、「ただいま」の活躍後の消息が不明だったことです。ウトガルト城の戦いやエレン奪還作戦でサシャが描かれておらず、原作第13巻51話「リヴァイ班」でやっと再登場しました。しかし、消息不明になっていたのは漫画原作だけで、アニメでは「ただいま」後すぐ原隊復帰して、その後の作戦にも参加しています。このことから分かるようにサシャのスパイ疑惑はすぐに晴れ、マーレ編で死亡するまで仲間を裏切るようなことはありませんでした。
サシャの「ただいま」での活躍
「ただいま」は原作第9巻36話のエピソードです。104期訓練兵団卒業生の中に巨人がいるのではないかという嫌疑がかかり、卒業生は武装解除されました。時を同じくしてウォール・ローゼの壁が破られて大量の巨人が押し寄せているとの報が入ります。住民に危険を知らせるため卒業生も伝令に行くことになりました。サシャはコニーと行動していましたが、故郷の村の近くに来た時「自分が知らせに行く」と告げて一人で思い出の地に向かいます。道すがら父親のことを思い返していましたが、父親に反発して村を出て以来、一度も帰郷していませんでした。
村に到着した時、すでに人影はほとんどなく閑散としていましたが、ある民家の中で巨人が婦人を生きたまま食べているところを発見します。サシャは近くにあった斧で戦おうとしますが、その斧もはずみで使えなくなってしまいました。パニックに陥るサシャでしたが、婦人の側に一人の女の子がいるのを発見します。巨人に襲われている婦人はまだ息がありましたが、サシャは女の子の手を引いてその家から逃れました。しかし、巨人はすぐ2人の後を追ってきました。馬に乗って逃げようとしましたが馬が恐れをなして走り去ってしまい、サシャはまたパニックになります。
しかし、すぐに冷静さを取り戻し、女の子に向かって「あなたを助けてくれる人は必ずいる。会えるまで走って!」「走らんかい!!」と急かし、自分自身は巨人と対峙することを決意しました。そして、逃げる時に見つけていた弓矢を使い巨人の両眼をつぶすことに成功します。ほどなく、女の子が武装した村の人たちと共に馬に乗って戻ってきましたが、先頭を走っているのは数年前に分かれた父親でした。父親は女の子を助けたのがサシャであることを認め、娘の成長を喜びました。そして、サシャは父親に「ただいま」と言ったのです。
サシャの最期や死亡シーン
サシャが死亡したのは原作第26巻105話「凶弾」でした。調査兵団はレベリオを襲撃し、サシャもスナイパーとして活躍します。作戦を終えた後は帰途のため無事に飛行船に乗り込みました。しかし、マーレの戦士候補生ガビとファルコも密かに飛行船に乗り込んでいました。ガビは何かと自分に目をかけていた門番をサシャに射殺され復讐心に燃えていたのです。耳のよいサシャが何かの物音に気付いて振り返った時ガビが発砲し、弾丸はサシャの左胸を貫きました。最後にサシャは「肉」と呟いて死亡しました。
サシャのかわいい名言
サシャはかわいいムードメーカーで、また辺境の狩猟民族出身であることから、多くの印象的な言葉を残しています。ここでは、サシャの名言の数々から代表的なものを3つ紹介します。
サシャの名言①「獲物を奪うのに…」
獲物を奪うのに作法が必要ですか?
出典: geomanga.jp
サシャのかわいい名言①は、『進撃の巨人』原作第4巻での巨人を倒す模擬試験での言葉です。サシャはジャンの後をつけ、ジャンが先に見つけていた目標を横取りします。文句を言うジャンに対して言った言葉ですが、狩猟民族の面目躍如といった名言です。
サシャの名言②「みんなが力を合わせれば…」
「やりましょうよ、皆さん! さあ、立って! みんなが力を合わせれば、きっと成功しますよ! 私が先陣を引き受けますから」
出典: animemanga33.com
サシャのかわいい名言②は、『進撃の巨人』原作第2巻でのトロスト区で補給路を断たれ訓練兵だけで巨人を倒さなければならないという状況での名言です。絶望感に駆られている同期を勇気づけた名言です。
サシャの名言③「土地を奪還すればまた…」
土地を奪還すれば また…牛も羊も増えますから
サシャのかわいい名言③は、『進撃の巨人』原作第1巻で訓練課程を修了したエレン達104期訓練兵が、壁の上で大砲の整備をしている時に肉を盗んできたサシャが言った言葉です。この行動に他の訓練兵は皆呆れてしまいますが、すぐに巨人から「必ず土地を取り返す」という決意表明であることに気づき、次々に「自分も食う」ことを宣言しました。
サシャに対する世間での評判や人気
『進撃の巨人』に登場する人物の中でもサシャ・ブラウスは、主人公のエレンやアルミン、ミカサと同じ104期訓練兵団を卒業し、新リヴァイ班にも参加するなど多くの活躍をしました。また、「ただいま」の活躍や突然死亡してしまったことなどファンの心にも大きく焼き付いています。そのサシャを世間ではどの様に見ているでしょうか。SNSの投稿を紹介します。
日本でも人気のあるサシャですが、海外でも人気キャラの一人で、ファンの間ではpotato girlとして親しまれているようです。potato girlで多くのツイートが見られます。
サシャの正体はスパイであるという噂が出た時期のツイートです。しかし、冷や汗をかいていたというだけのたいした根拠でもなかったため、理由にあとづけ感が強いということを指摘するツイートも当時から多く見られました。
多くのファンにショックを与えたサシャの死亡ですが、物語上単にサシャが退場したのではなく、その後の展開にさまざまな面で大きく関わっていることを示唆する考察です。サシャを狙撃したことでガビが物語に大きく関わり、それに引きずられる形でファルコも重要な役割を果たしました。それにしてもサシャの死亡は悲しい出来事で、原作発表時とアニメ放送時に哀悼する投稿が多く見られました。
サシャはかわいいキャラだった
『進撃の巨人』に登場するサシャ・ブラウスはエレンやアルミン・ミカサと同じ104期訓練兵団出身で、新リヴァイ班にも所属するなど主人公と行動を共にしています。かわいいおバカキャラとして人気がありましたが、マーレ編で死亡した時は多くのファンに衝撃を与えました。また、「ただいま」のエピソードは今なお『進撃の巨人』の名エピソードです。これからもサシャは多くのファンの心の中で生き続けることでしょう。
この記事のライター
makkun402
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