【暗殺教室】シロの正体や初登場シーンまとめ！声優や実写版キャストは？

ここでは暗殺教室に登場するシロの概要をまとめていきます。暗殺教室にはE組や殺せんせーを追い詰めようとするいわゆる敵役が多く登場しますが、その中でもシロは殺せんせーと深い関わりを持っていたそうです。その全容は一体どのような内容なのでしょうか？早速プロフィールから見ていきます。なお、本記事では暗殺教室に関するネタバレが存在します。閲覧する際はご注意ください。

12月10日生まれ。身長172cm、体重65kgと平均的な体質をしています。経歴は古都大学生体エネルギー研究室から国際エネルギー研究機関に移転していると綴られています。趣味は手品と財閥作りです。

『暗殺教室』はクライム・サスペンスとブラックコメディを融合させたストーリーで週刊少年ジャンプの中でも異色な系統だった漫画です。本編では担任かつ暗殺対象である殺せんせーを暗殺すべく、E組の生徒はあの手この手、いついかなるタイミングでも暗殺を仕掛けていきますが、その度に殺せんせーが生徒に手入れを加えていっては生徒たちが成長していくという、面白く感動的な物語だと話題になっています。

『暗殺教室』は週刊少年ジャンプに4年間掲載された人気漫画です。教師と生徒でありながら暗殺対象と暗殺者という奇妙な関係が織りなすサスペンスありの学園コメディとして注目されました。爆発的なヒットに伴い2015、2016年にはテレビアニメ化が開始され、さらには実写映画版も公開されるまでに至り、数多くのキャラクターが登場することからスピンオフを作られることも多いです。

とある進学校の1つである椚ヶ丘中学校。そこには落ちこぼれが集められるクラスE組が存在していました。暗い雰囲気に包まれていたそのE組に、ある日突然謎の生物『殺せんせー』が担任として現れます。しかしその生物は星を破壊するほどの超パワーを持った危険な生命体であり、それを連れてきた防衛省はE組の生徒たちに報酬と共に「彼を暗殺してほしい」とお願いします。その日からE組の教師と生徒たちの摩訶不思議な関係で可笑しな暗殺教室が始まっていきます。

アニメ化のヒットに伴い公開された実写映画版暗殺教室。そこで抜擢された映画キャストはとても豪華だったことで多くのファンから注目が集められました。主人公の潮田渚役にはアイドルの山田涼介さん。その友人の赤羽業役を菅田将暉さん。殺せんせーの声を二宮和也さんが務めるなど、まさに人気俳優の勢ぞろいを果たした映画でもあります。

ここではシロの正体と初登場シーン、本名などをまとめていきます。暗殺教室内に登場するキャラクターの中でも屈指の悪役だとインパクトを残したシロ。隠されたその頭巾の中は一体どんな顔をしているのでしょうか？初登場シーンから見ていきます。

シロが暗殺教室で初登場したシーンは堀部糸成の保護者を名乗ってE組に姿を現した時です。E組の二人目の転校生として堀部糸成を教室まで連れてきて彼のことが気になってしょうがないと過保護な性格を装い殺せんせーに近づいていくと、糸成に指示して殺せんせーを本気で殺害しようとしました。保護者であるという発言は全くの嘘であり初登場から危険人物の印象を読者に与えました。

暗殺教室で一番の謎のキャラクターとして暗躍していたシロ。常に白頭巾に白装束といういでたちに身を包んでおり、その素顔を物語の後半まで明かしませんでした。隠していたその素性は果たしてどんなものだったのか？そして隠していた理由とは？ここからは物語の根幹に関わる記述も多いのでネタバレには十分ご注意ください。

シロの本名は柳沢誇太郎（やなぎさわこたろう）です。パーマのかかった黒髪と狐のようなツリ目。左目だけは機械製の義眼をはめこんでおりかなりの強面です。人間だった殺せんせーを触手の化け物に変えた張本人でもあり、全身の肌を隠すような衣装を着用していたのも殺せんせーにその正体を知られないようにするためでした。

もともとバイオ関係企業の息子として生まれた科学者で研究主任を任されるほど優秀な科学者でした。その裏の顔はとても過激なもので、表向きは穏やかで丁寧な素振りを見せますが、裏では暴言や暴力を行使して部下や研究員など周りに当たって発散することも珍しくなかったです。

基本プロフィールは前述したシロと同じで、突出した才能として量子力学や物理学を得意とした神をも恐れぬ天才科学者です。ですがやはり性格的にモラルが欠如しているようで他社を道具とみなしたり驕り高ぶった傲慢な態度が目立ちます。ある高名な学者からは「モラルの生体移植技術が欲しい。それさえあれば彼は完璧になれるのに」と語られています。 

柳沢誇太郎は婚約しておりそのお相手は同じく研究者である『雪村あぐり』です。この婚約は柳沢誇太郎の横暴なもので、「あぐりの実家が自分の父親の会社の下漬けだから情けで貰ってやる」と理由を偽り粗暴な態度で恩返しを要求するような関係性でした。

製薬会社を経営する一族の令嬢として生まれた女性で茅野カエデの実の姉でもあります。容姿は妹とは反対に巨乳かつ黒の短髪で優しくもエネルギッシュな性格。服集めを趣味としており作中では白衣のインナーを主に着用していながら、度々独自のファッションセンスを披露する場面がありました。大学卒業後は椚ヶ丘中学校の教員だったのですが柳沢に強制的に連れられ研究組織の研究員にさせられると、そこで過酷な労働を強いられました。

反物質が発するエネルギーを利用しようと歪んだ野望を持ち始めると、柳沢は度を越えた実験を発案するようになり、当初『死神』と呼ばれていた殺せんせーを被検体として利用します。しかしその実験が殺せんせーの手によって破壊されすべてを失うと殺せんせーへの復讐を決意。以後シロと名前を偽って物語の進行と共に狂気的な本性を露わにしていきます。 

以上でシロ及び柳沢誇太郎の素性について分かりました。ここからは暗殺教室のアニメの声優に着目していきます。アニメ暗殺教室ではシロと柳沢誇太郎を演じたアニメ声優は別です。同一人物に二人の役がついていたわけですが果たして演じたアニメ声優は誰だったのか？アニメ声優についてまとめていきます。

テレビアニメ版でシロを演じたのは竹内良太（たけうちりょうた）さんです。2021年現在の年齢は39歳の男性声優です。彼の売りとしている声質はバス・バリトンの声域に達している低音で、元々ドスの利いた悪役や渋いキャラクターなどをよく演じたい願望が強かったそうです。

2008年に声優デビューを果たして以降、数多くのアニメキャラクターの声を担当している有名声優です。低めの低音ボイスが特徴で主に吹き替えやナレーションを中心に出演。趣味・特技は剣道、弓道、オートバイ、ツーリング、そして動画編集だと語っています。

1982年9月22日の兵庫県生まれ。アーツビジョンを経て2019年12月1日より青二プロダクションに所属しています。妻は同じ声優の寺島愛。彼女と義弟の寺島博樹と『0Gauge』というユニットを組んでいます。アニメ声優になるきっかけは母子家庭だった過去が強く関係しており、テレビのスタッフロールに名前が載れば父親を見返せると考えたからだそうです。

テレビアニメ『今日からマ王』の兵士役でデビューを果たし、以来「神は言っている…ここで死ぬ運命ではないと」で有名なゲーム『エルシャダイ』のルシフェル、『NARUTO』のダルイ、『日常』小木、『HEROMAN』ヒーローマン、『境界線上のホライゾン』フランシス・ドレイクや『ハイキュー！！』の牛島若利など数多くのアニメに出演しています。

柳沢誇太郎を演じた声優は真殿光昭（まどのみつあき）さんです。幼少期の頃から吉本に憧れていたりと演技の世界に強い興味を持っていた方です。キレのあるイケメンボイスから間抜けで愛嬌のある三枚目の声まで、幅広い声色を持った実力派男性声優でもあります。

声優歴32年というベテランでイケメンボイスから三枚目キャラまで多彩なキャラクターを演じ分けられる実力派声優です。役作りの際は役に入り込みすぎて周りが見えなくなってしまうことがあるほど力を注いでいるそうです。

1964年7月28日の大阪府生まれ。血液型はB型で結婚されています。2021年現在の年齢は57歳。デビューしたのは1989年の『機動警察パトレイバー』で、当初はマウスプロモーションに所属していましたが2007年以降は青二プロダクションにて活動しています。デビューしたての頃は貧しい生活を送っており銭湯にいくお金がなかったことから事務所のシャワーを無断で使っていたという逸話があります。

七色の声を持っていることから演じてきた作品も多いです。『忍空』の藍桃や『あずきちゃん』の高柳ケン、『勇者王ガオガイガー』のピッツァ、『犬夜叉』の夢幻の白夜、『境界線上のホライゾン』のヨシナオ、『BLEACH』のコンや『ポケットモンスターサン＆ムーン』のザオボーなど、その他幾つもの出演作品及び演じたキャラクターがいます。

ここからは実写映画版でシロ及び柳沢誇太郎を演じたキャストについてまとめていきます。漫画で大ヒットしていた暗殺教室は実写映画の公開でも大きな話題を呼びました。悪逆非道な敵役であるシロを実際に映画で演じていたキャストはどういった人物なのか？実写映画キャストに選ばれたその人についてプロフィールなどを見ていきます。

実写映画版でシロ及び柳沢誇太郎を演じたキャストは成宮寛貴（なりみやひろき）さんです。トップコートに所属していた経歴を持っており、成宮寛貴は人気ドラマシリーズ『相棒』で相棒役を務めた方でもあり多くの作品にメインキャストとして出演している俳優でもあります。

2000年に舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』のキャストオーディションに合格してケイン役としてデビュー。それ以降数多くのドラマ・映画・舞台に出演しています。また2005年には声優に初挑戦し、吹き替えを中心とした声優としても活動していました。ファンの間ではファッションセンスのよさも話題であり成宮寛貴の髪型が『成宮ヘア』として若い男性の間で人気を呼んだこともあります。

成宮寛貴は1982年9月14日生まれの東京都出身。本名は平宮博重でデビューしてしばらくはその本名で活動していました。母子家庭で14歳の時に母親が他界したと明かしています。高校には進学せずアルバイトなどで自ら生計を立てつつ弟に弁当を作って持たせたりして面倒を見たそうです。そんな状況の中で偶然俳優のオーディションの話が舞い込んできたことをきっかけに俳優の道を歩み出しています。

成宮寛貴の主な出演作品はドラマ『ごくせん』の野田猛、『オレンジデイズ』相田翔平、『ハチミツとクローバー』森田忍、『怪盗探偵山猫』勝村英男など。映画でも『NANA』の寺島伸夫や『あずみ』のうきは、『ドロップ』信濃川ヒロシ、『逆転裁判』成歩堂龍一などを演じていました。2011年『相棒』の3代目相棒甲斐亨役に抜擢されるとその知名度は瞬く間に全国に広がりました。

成宮寛貴は名俳優として知れ渡っていきましたが突然芸能界を引退する事件が起きます。2016年12月2日発売の写真週刊誌『FRYDAY』で違法薬物使用疑惑が報じられ、9日に事務所が本人からの申し入れを受け入れて正式に引退が発表されました。引退にあたって成宮寛貴直筆のコメントが発表されるなど、疑惑は高い信憑性を纏っていて引退後も消息を絶っています。噂として海外に渡ったなどの考察がなされており現在は海外を拠点に雑貨のプロデュースをしているのではとささやかれています。

暗殺教室のシロが横暴で恐ろしい人物だったことが分かりましたが、そんなシロに世間から寄せられた評判や人気は様々なものがあります。ここでは悪に染まり切ったシロを見たファンの声を実際に見ていきながら、どんな感想があるのかを確認していきます。

この方はシロのビジュアルが好みだったそうです。全身白装束で立ち振る舞いや言動も丁寧であったのはシロの奇妙さをよく表現されていますし、謎多きキャラだったことで正体が明かされる時までシロに興味を持っていたファンは意外に多かったそうです。

シロは物語の終盤にて追い詰めたはずの殺せんせーに返り討ちにあってしまい、すべてを台無しにされて悲痛の叫びを上げていました。そんな悪役の敗北したシーンを欲していた読者にとっては好評のようで、それだけシロは極悪な敵キャラクターだったとファンも認識しています。

ここからは暗殺教室の本編では決して見られないシロがもしも〇〇だったらを考えていきます。圧倒的エゴイストで暗殺教室の物語の根幹とも言い換えられるシロがしてきた言動を『学校の先生』、『父親』、『彼氏』の立場に当てはめてみます。徹底した悪役っぷりをした彼の面白い一面が見られるかもしれません。

シロが学校の先生だった場合、教えてくれる科目は彼の得意とする理系の分野になるはずです。ですが科学者としては優秀だったとしても教え方も優秀だとは限りません。部下を殴っていたことから物分かりの悪い生徒には態度が悪いかもしれませんし、無駄口を叩けば廊下に立たされるだけではすまないでしょう。仮にシロの生徒になるのであれば気に障るような発言や行動は控えるべきだと思います。

子育てをするシロというのも想像しづらいものです。一応作中では堀部糸成の保護者と名乗っていますが、実際は血の繋がりのない赤の他人でしかも糸成には殺せんせーに復讐するための兵器として調教していました。もしもシロが父親になったら家族や子どものことを自分の野望を叶えるための道具としか考えないかもしれません。

本編中では柳沢誇太郎と雪村あぐりは婚約関係でありました。シロが彼氏だとしたら、というのは自分自身が雪村あぐりの立場になったらと考えると分かりやすいかもしれません。己の利益のために自分に近寄ってきて物のような扱い方をされ、パワハラ同然の仕打ちを受けると思います。この考えを覆す唯一の理論があるとしたら、それはきっと柳沢誇太郎より社会的に上の立場にいて強く物言いができる人が彼女だった場合のみだと思われます。

シロ及び柳沢誇太郎は殺せんせーへの殺意を抱き続けた元研究者であり、暗殺教室に登場する複数の悪役の中でも頭1つ抜き出た存在感を放っていました。宿した憎悪は自身の研究とプライドを台無しにされた恨みでもあるのでしょうが、雪村あぐりと結婚する前からもそういった性格であったため、やはり根っからの自己中心的な人物だったのでしょう。