【暗殺教室】五英傑メンバーとは？能力や特徴は？声優情報も紹介

五英傑のキャラ一覧と紹介に先立ちまずは暗殺教室という作品についてまとめていきます。ジャンプ漫画でも異例のストーリーと風情を醸し出していた漫画であった暗殺教室。その内容を思い出すために今一度概要やあらすじなどを見ていきます。

暗殺教室は松井優征先生によって連載された学園コメディ漫画です。突如教室に現れ担任だと名乗った殺せんせー。防衛省から彼を暗殺してほしいとE組生徒に頼むところから始まった物語は、暗殺という物騒な言葉が飛び交いながらも殺せんせーの教師たる姿や格言、落ちこぼれだったE組生徒たちが成長していく様子が描かれ奇抜ながらも感動的な内容で面白いと評判になると瞬く間に人気になりました。

暗殺教室の漫画の評判が知れ渡っていくと暗殺教室はアニメ化と実写映画化のメディア展開もされ話題を呼びました。特に暗殺教室実写映画化で多くのファンが反応したのは豪華キャストが集められたことであり、実際に山田涼介や菅田将暉、当時韓国アイドルだった知英や声の出演で二宮和也と、人気アイドルや名俳優が揃っていました。

ここからは暗殺教室に出てくる五英傑と呼ばれるキャラクター一覧をまとめていきます。暗殺教室にはE組を始めとても個性豊かなキャラクターが揃っていますが、5人によって構成されている五英傑の彼らもそれぞれに個性や得意科目が分かれており見劣りしません。その内容を五英傑を一覧にし1人ずつ見ていきます。

椚ヶ丘中学校のA組は特進クラスでありその中でも特に教科ごとで秀でた成績を残している5人のことをまとめて五英傑と呼びます。作品の主人公であるE組の生徒たちとは定期テストの時に勝負したり、文化祭や体育祭などの学校行事でも度々戦う相手として五英傑のメンバーが登場しています。

五英傑一覧の1人目は浅野学秀。全国模試委1位、中間試験学年1位と、五英傑の中で最も学力に秀でているトップ中のトップを維持する天才で五英傑では数学担当です。理事長の一人息子でもあり生徒会長も務めていて、さらには五英傑のリーダー的存在でもあり他の四人を束ねたりA組の中で音頭を取る存在でもあります。学力が高いのはさることながら武道の心得があったり日本語の他に四ヵ国語が話せたりとまさに非の打ち所がない完璧超人な能力を持っています。

出席番号1番、誕生日は1月1日で身長は175cm体重64kg。主要科目のすべてがほぼ満点かそれに近い点数を取れるほど得意であり唯一苦手なのは道徳です。A組生徒の前では爽やかな顔を保っていますが、人の上に立つ事を自分の中のモットーとしており将来の夢は全ての人間の役職を決められる立場で自分の父親でさえも支配してみせようという野望を抱くような二面性を持っています。

五英傑一覧の2人目は榊原蓮。人文系コンクールを総なめした実績を持ち鋭利な詩人と称されるほどの文才を誇る五英傑の国語担当です。一学期中間試験は3位の成績を残しておりますが、普段の立ち振る舞いや言動はきざな男のようでありE組の前原陽斗に負けず劣らずのナンパ癖を持っています。作中でもE組のマドンナ的存在である神崎有希子に声をかけたことがあります。

椚ヶ丘中学校の生徒会書記を務めている生徒でA組の中でも唯一良識を持った性格でE組に暴言や嫌味を言うことがなかった生徒です。生徒会という繋がりから生徒会長の浅野学秀とは対等に話せる中であり彼からも下の名前で呼ばれています。

五英傑一覧の3人目は荒木鉄平。新聞社に勤める両親がきっかけでマスコミに興味を持った五英傑の社会担当です。圧倒的社会知識を誇っており眼鏡をかけた丸顔なのが特徴で嫌味な性格がE組に対しても口や態度に表れています。また放送部の部長でもあるため野球回の実況解説などを務めていたりもしています。

椚ヶ丘中学校の放送部部長で普段は気さくな性格をしておきながらE組のことは露骨に格下に見ており度々嫌がらせや棘のある発言をしています。一度は磯貝悠馬に社会の点数で敗れ、そこから敵対心を燃やし再び対決するも惨敗。それからは改心した姿を見せておりマスコミのメディアが押し寄せた際に映像を取って横暴なやり方を告発しようかと脅したりしました。

五英傑一覧の4人目は小山夏彦。通称暗記の鬼であり五英傑のマッド及び理科を担当しています。細い目に荒れた歯並びという奇抜な見た目通り陰険な性格をしており作中でも度々下品な笑い方をして読者に強いインパクトを残しています。暗記が得意なガリ勉タイプで過去に乱暴された生徒がE組に落ちたのをきっかけに彼らには辛辣な態度を見せています。

椚ヶ丘中学校のA組生徒で生物部部長でもあります。得意なことは暗記で中高の範囲であれば暗記だけで事足りることから理科を得意科目としています。荒れた見た目と歪みまくった性格が災いし友達が少なった過去を持っており、そこから勉学にひたすら打ち込んだ結果五英傑に上り詰めたという経緯があります。卒業後は製薬会社に勤め美容への意識も高まっていたりしているそうです。

五英傑一覧の5人目は瀬尾智也。父親の仕事の都合でロサンゼルスに1年在住していたのを自慢にしている五英傑の英語担当です。LA仕込みの語学力で英語トップの成績優秀者でありスクールカースト主義者な一面があり五英傑の中では最もE組に対して高圧的な態度を取っています。

椚ヶ丘中学校の生徒会議長を務めている五英傑の1人です。容姿の特徴は唇が分厚いことでC組の土屋果穂と恋人関係でもあり作中では前原陽斗と彼女が二股関係であったのを描かれ一度は破局。それでも大学まで彼女とくっついたり離れたりを繰り返しその関係はなんだかんだ続いていってるそうです。

ここからは上記で紹介した五英傑のそれぞれの能力や特徴をまとめていきます。五英傑が五教科の得意科目ごとに割り振られた存在だとは上述した通りですが彼らのその得意分野を深堀りしていくと意外なきっかけや経歴、不随する面白い話が見つかっていきます。

5人のキャラの中で最も秀才である浅野学秀はE組生徒からも結局はあいつ1人じゃないかと言わしめるほどの存在です。暗殺教室の中でもE組の隠している殺せんせーという秘密を勘ぐっていたり、それを父から聞きだすためにと積極的に勝負を持ちかけたりA組のみならず暗殺教室という作品に欠かせないキャラクターでした。そんな彼の能力と特徴をそれぞれの観点から見ていきます。

浅野学秀の能力は何と言っても首位に君臨し続ける学力です。学業成績をまとめてみると一学期中間学年総合1位、一学期期末総合1位、二学期中間総合1位と続き、二学期期末のみ学年総合2位という記録を残しています。二学期期末はE組との最終決戦の場であり最後に思いをかけるE組の集大成と成長した赤羽業によって首位の座を奪われました。

学年トップの成績を残し続けていた浅野学秀でしたが彼は特段1位にいることにこだわっていました。それは彼の性格が理由であり強い支配力を求めていたからです。いつかは実の父である浅野学峯をも支配し、わらじを温めて自分が外出する際に出してもらう係、その上それを履かないという夢を持っています。

詩人並みの文才を持つ榊原蓮は生徒会の書記を務めています。国語の成績もトップで中間試験総合も3位。コンクールの実績などから表現力の面においては唯一浅野学秀を上回っていると言えます。特徴はナンパ癖の強い性格であり大学入学時に読者モデルになった際、過度な女癖が露呈し刀傷沙汰となり浅野学秀に怒られたこともあります。

社会が得意な荒木鉄平は中間試験総合2位の結果を残しているほか、将来はマスコミ志望で放送部の部長も務めています。その夢は成人後に形となっており毒日新聞に入社することに成功しています。中学の頃に比べれば嫌味な性格も多少丸くはなったものの、穏やかな文章に毒舌を流暢に混ぜ合わせた記事を書くスタイルが評判を生んでいます。

中間試験総合5位の成績を残している小山夏彦は中高の理科は暗記で十分だと豪語するほど暗記力に長けています。友達が少なかったこともあり陰湿な性格をしており1年の時同じクラスでいじめられていた寺坂がE組に落ちると故意に見下す態度を取ったり、中間総合4位だった赤羽業や期末で理科の成績を上回られた奥田愛美に強い敵意を抱いています。

英語を得意とする瀬尾智也は中間試験総合6位の成績を残しています。ロサンゼルスに住んでいた頃の経験で文法や発音に自信を持っており基本的な会話なら現地でも通用するほどです。しかし、ネイティヴが彼の英語を聞くと時折訛りが入っているようで日本語で例えるなら京都弁風になっています。

ここからはアニメ版暗殺教室から五英傑のそれぞれのキャラを担当した声優についてまとめていきます。主役ではないにしろ暗殺教室の敵の立場であった彼らは重要なキャラクターであったため起用された声優も有名どころが揃っています。

浅野学秀の声を担当したのは宮野真守（みやのまもる）です。最近ではテレビに出演することも多くなった有名人であり甘いルックスに加えバラエティ番組でも通用するおちゃらけな性格が男女共に人気を集めている声優さんです。

1983年6月8日埼玉県生まれの男性で、身長は182cm体重72kgと大きな背丈をしています。所属事務所は劇団ひまわりであり声優の他にも歌手や俳優、ナレーターとしても活躍しています。初めて声優として出演したのは高校3年生の頃で海外ドラマ『私はケイトリン』のグリフェン・ロウの吹き替えで、現在に至るまで少年から青年、狂気を持ったキャラやネタキャラまで演じています。

代表作は『DEATH NOTE』の主人公夜神月でありイケメンながら内なる狂気を抱えたキャラを見事に演じきっています。その他にも『亜人』の永井圭、『うしおととら』のギリョウ、『イナズマイレブン』の吹雪士郎、『オーバーロード』パンドラズ・アクターなど、この他にも数多くのアニメやゲーム作品に出演しています。

榊原蓮を演じた声優は石川界人（いしかわかいと）です。高校生時代親の猛反対を受けながらも学費を出さないことを条件に養成所に入った野心家で、第8回声優アワードにて新人男優賞を受賞するほどの実力を持つに至った声優さんです。

1993年10月13日東京都生まれで血液型はAB型。アルバイトで稼いだお金でプロ・フィット声優養成所に入ると2015年4月30日付けで養成所から事務所へ正式に所属しています。趣味がスノーボードだったり野球やテニス、体操をしていたなど運動神経が抜群であり声優になる前は様々なアニメをリアルタイムで追っていたなど大のアニメ好きでもあります。

代表作は『ハイキュー‼』の影山飛雄、『イナズマイレブンGOギャラクシー』の瞬木隼人、『僕のヒーローアカデミア』の飯田天哉などで、その他『青春ブタ野郎シリーズ』梓川咲太や『ダンベル何キロ持てる？』街雄鳴造、『終わりのセラフ』君月土方、『とある飛行士への恋歌』イグナシオ・アクシス、『ワンパンマン』のジェノスなど多くの主演作を持っています。

荒木鉄平を演じたのは勝杏里（かつあんり）です。2002年から声優デビューしてから現在まで数多くの作品で演技をしてきた有名声優であり過去には声優ユニット『Revolver』の1人として活動していました。

1977年7月3日に神奈川県で出生し出身地は東京都です。血液型はA型、身長は177cm、賢プロダクションに所属しています。趣味は釣りで、井上和彦の声優教室5期生であり以前は元氣プロジェクトに所属していた経歴があります。また2021年1月には新型コロナウイルスの陽性反応が見つかり自宅療養に専念していた時期がありました。

メインキャラクターから脇役のキャラまで演技力の幅が広く、出演作品は『陰陽大戦記』青龍のキバチヨ、『黒執事』ドロセル・カインズ、『とある魔術の禁書目録』土御門元春、『鋼の錬金術師』ドルチェット、『FAIRYTAIL』カゲヤマ、『ゼルダの伝説スカイウォードソード』ギラヒム、『侵略！イカ娘』クラークなどです。

小山夏彦を担当した声優は明平鉄平（あかひらてっぺい）です。現在は鉄平と芸名を変更して活動しており声優以外にも舞台俳優やテレビ番組の構成作家としても活躍している多彩な声優さんです。

1976年12月29日の千葉県生まれで血液型はO型、身長は172cmです。劇団gekifuri、リマックスに所属しており声優、俳優、構成作家とマルチに活躍しています。声優一筋ではないため主役を演じた作品は存在しませんが有名作品に呼ばれてはキャラクターにぴったりはまった声をそつなく演じ切るような技量を持っています。

初出演となったのは『ケモノヅメ』の杉村縄尾であり同年に『ヤマトナデシコ七変化』の空手部部長を演じています。その後『結界師』の章樹、『MOONLIGHT MILE 2ndシーズン -Touch down-』のゴンザレス、『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔してくる』の石岡先輩と伊藤、『ISUCA』の朧車、『逆転世界ノ電池少女』の露天商及びオプションAの役など、その他脇役ながら多くの作品に出演しています。

瀬尾智也を担当した声優は高木俊（たかぎしゅん）です。声優の他に舞台俳優としての顔もあり最近はMCの仕事も増え、ファンからは『しゅんりー』と愛称で呼ばれている現代を代表する男性声優の1人です。

1981年3月17日のアメリカ生まれで出身は石川県です。血液型はA型、身長179cm体重62kg。2001年より声優として活動を開始しブリングアップに所属していました。現在はフリーになっており声優と俳優を兼業しています。また、宮野真守と2人組ユニット『SMILY☆SPIKY』を結成し現在も活動しています。

2001年に『テニスの王子様』ジャックにて初出演を果たすと『天体戦士サンレッド』サンレッド、『スクールランブル』西本願司、『家庭教師ヒットマンREBORN！』草壁哲矢、『遊☆戯☆王5D’s』青山光平、『Angel Beats！』野田など多くの作品に出演しています。

これまで五英傑のキャラクターたちについてまとめていきました。E組の面々に匹敵するほど個性派揃いでありつつも作中では敵役として描かれていた彼らのことを暗殺教室読者はどう思っているのでしょうか？ここからは五英傑に対する世間での評判や人気について実際にSNSの反応や書き込みなどから見ていきます。

暗殺教室は殺せんせーとE組が主役の作品ではありますが一部の読者の中には暗殺教室と言ったら五英傑と言う方がいました。五英傑の彼らは敵側として主観であるE組に嫌味を言ったりもしますが物語上でやり返されたり、それでも食いついていこうとする姿が可愛らしいと思っている方が多いようです。

五英傑が人気である主な理由は暗殺教室の最終回、卒業式の後にE組生徒を守ったシーンが劇的だと評判でした。殺せんせーの存在に気づいたメディアたちが一斉にE組に押し寄せてきたところを助けた場面は、かつてライバルだった存在が主人公を助ける熱い展開であり立派に改心してみせた彼らに見直した、尊敬できるという声もありました。

体育祭の棒倒しでE組と戦った物語をきっかけに五英傑が好きになった読者もいました。五英傑の個性豊かな性格だったりかませ犬のような役回りというキャラクターの特徴以外に暗殺教室で描かれた物語から魅力に気づいたという方も意外に多かったです。

暗殺教室初登場時はE組を見下しエリートが約束された自分たちを疑わない五英傑でしたが、そんな彼らがいなければE組たちが成長することはなく暗殺教室において彼らはとても重要な存在でした。最終的にはお互いに競い合った仲として認め合いメディアに対抗するような改心っぷりも憎めないキャラであり読者からも愛されていました。