【暗殺教室】殺せんせーの名言まとめ！心に刺さるセリフや名シーンも紹介

殺せんせーの名言をまとめるにあたってまずは殺せんせーに関する概要及び暗殺教室という作品についてまとめていきます。暗殺教室で主人公が在籍するエンドのE組。そこの教師を名乗っては同時に暗殺対象でもあった摩訶不思議な関係。そんな物語の主軸であった殺せんせーとはどんな存在だったのでしょう。

殺せんせーは幾つもの触手を持った謎の超生物です。名前の殺せんせーは茅野カエデが命名したもので本人曰く地球出身だとですが詳しい経歴は不明。月を破壊するほどのエネルギーを持っており最高速度マッハ20で飛び回ることが可能。いつかは地球をも破壊すると予告しておきながらなぜか「椚ヶ丘中学校の3年E組の担任ならやってもいい」と喋ったことから物語が始まるという、行動原理や目的に謎が多い生物です。

暗殺教室という作品は主人公であるE組生徒が教師である殺せんせーを暗殺するのがテーマのサスペンスを交えた学園コメディ漫画です。作者は松井優征で『魔人探偵脳噛ネウロ』を過去に手掛けています。連載されてから様々な賞を受賞するほどの名作だと判明するとアニメ化や実写映画化などのメディアミックスも多く展開されていきました。

椚ヶ丘中学校に設立されている落ちこぼれの生徒が集められたE組。エンドのE組とも呼ばれているそこに突如謎の超生物殺せんせーが現れます。彼は担任教師になると言いつつ防衛省からはこの生物を暗殺してほしいとE組生徒は頼まれ、賞金百億の額に取り込まれた彼らはその日から暗殺者になることを決意。そこから殺せんせーとE組生徒たちによる暗殺が繰り広げられる教室での日々が始まっていきます。

原作漫画の評判に伴いメディアミックスも展開されていくと2015年3月に実写映画化も公開されました。そこで山田涼介や菅田将暉、二宮和也や女優の橋本環奈などがキャストとして発表されると漫画やアニメに関心のない層からも注目が集まり、暗殺教室という作品が大きな話題になりその名が大衆に広がっていきました。

ここからは殺せんせーの名言についてまとめていきます。暗殺教室にはE組生徒の成長する姿がメインに描かれていて、彼らが学生として、また暗殺者として壁にぶつかる度に殺せんせーが助言し彼らはその障害を乗り越えていきました。恐らく作中最も多く持っているであろう殺せんせーの名言をランキング形式でまとめ区切りごとに紹介し最後にtop3をまとめていきます。

ランキング第15位は原作6巻にて言ったこのセリフは片岡メグに向けた言葉です。片岡メグには本校舎に友人がおり片岡の誠実な性格が災いして彼女に勉強を教えることを断れずにいました。それをきっかけに片岡もE組に落ちてしまっていたためそこまでの余裕がない。そのことを見切っていた殺せんせーのその発言によって、片岡メグは自分の意志の大事さと友達への本当の思いやりに気づきました。

ランキング第14位は暗殺教室の野球回にて杉野友人の勝ちたい気持ちを受け止めて出たセリフです。E組生徒はそれまで自分たちがエンドのE組だから、という烙印に押しつぶされ誰もが自信を持たない生徒でしたが、殺せんせーと出会ってから精神的に強くなっていった姿が垣間見えた瞬間でした。

ランキング第13位。普久間島にて行われた大規模暗殺。その最後の一発を外してしまった千葉龍之介と速水凛香がプロの暗殺者ガストロに勝利した後に発したセリフです。失敗を互いに分かり合い共有できる仲間がいるからこそ彼らが成長できたことを表した言葉であり二人が互いの健闘を称え合う名場面にそっと添えられた名言でもありました。

ランキング第12位はパロディネタとしてファンの間で波及した名言です。元ネタはAKB48所属時代の前田敦子さんの発言で殺せんせーのこの名言は謎の人気を集めTシャツも製作されました。

ランキング第11位はE組の理科好きで有名な生徒奥田愛美に向けたセリフです。彼女は毒薬を自作するとそれを殺せんせーに直接手渡しその上「飲んでください！」とストレートに頼みました。殺せんせーは要望通りそれを飲みますが暗殺には至らず失敗。その際に殺せんせーは奥田愛美に毒を盛るための基本として言葉を工夫することを促しました。

ランキング第10位。椚ヶ丘は名門の進学校でありエリートが集まるのが気に食わないと思う不良もいました。不良はE組の神崎有希子と茅野カエデを攫い彼女らの人生を台無しにしようとしましたが、殺せんせーの助けが間にあい彼らがエンドのE組と呼ばれながら前向きに頑張っていることを語ります。神崎有希子が家のことで悩んでいたこともその一言で吹っ切れたのが後の言動で描かれていました。

ここからは第9位から4位までの名言を見ていきます。10位まででもインパクトのあるセリフが揃っていましたが殺せんせーの残した教訓はまだまだたくさんあります。読者から評価を受けた選りすぐりの名言、そのtop3手前の順位は以下のようになりました。

ランキング第9位は片岡メグがメールを確認し友達に会いに行くと言って暗い顔をして下校したシーンにて、殺せんせーが彼女を心配して発したセリフです。片岡メグは学級委員を務めていて面倒見がとてもいい生徒。いわゆるリーダー気質である彼女は誰からも頼られてしまうため自分が誰かを頼ることがありませんでした。そのために動こうとしたのが教師である殺せんせーだったわけです。

ランキング第8位。殺せんせーの暗殺のために訓練を受けてるE組生徒は身体的にどんどん成長していきました。しかし調子に乗ってしまった一部の生徒が一般人の老人を傷つけてしまい問題に。殺せんせーはE組に病院から動けなくなった老人の代わりに保育施設で働くよう命令し、自分たちの強さが人助けで役立つことに気づかせました。失敗という経験も教育や成長に繋げられる一つのきっかけであるという読者にも深く刺さったセリフでした。

ランキング第7位。賞金百億があれば何でもできると、勉学に対しやる気を見せていなかったE組生徒たち。それを見かねた殺せんせーは怒りと同時に校庭に散らばっていたゴミを掃除し上記のセリフを語りました。立派に社会人をしている人には誰しもあらゆる場面に対応できる術を持っている。そこから生まれる自信があるからこそ堂々と社会人をしているのだと。E組生徒にも暗殺を堂々とやるために勉学を怠ってはいけないのだと気づかせたセリフです。

ランキング第6位。A組との賭けをして臨んだ中間試験勝負。教科ごとの最上位者によって決着が決まるこの戦いでE組の学力トップの赤羽業は想定外の点数を出してしまいE組みんなの役に立ちませんでした。才能を持っていようとそれを錆びつかせては意味がなく、この敗北から学んだ赤羽業は後に大きな見せ場を作っていました。

ランキング第5位。親につけられたキラキラネームにコンプレックスを抱いていた木村正義。病院など公の場で名前を呼ばれることを嫌っていた彼でしたが、殺せんせーは名前なんてものは飾りに過ぎない、大事なのはその人が何をしたのかだと語りました。時代性を風靡したこのセリフを受けて木村正義ももう少しその名前と付き合っていくことを決意しました。

ランキング第4位。E組の転校生堀部糸成とその保護者を名乗るシロ。彼ら二人に追い詰められた殺せんせーが土壇場の状況で自らが成長した姿を生徒たちに見せたシーンでこのセリフが語られました。人に教えるならまずは自分から。そうすることの大事さを伝えてくれた名場面でもありました。

ここからはいよいよtop3の名言を見ていきます。数あるセリフの中からtop3に選ばれたセリフは一体なんだったのか。まとめてみるとtop3のセリフは教師として、そして人として大事な何かを詰め込んだ愛のあるものでtop3はどれも必見です。

top3第3位は烏間惟臣に向けたこのセリフです。教師とてその人も失敗をしてしまう人間である。ただし誰かを教え導く立場であるため迷いは見せてはいけない必要がある。どれだけ迷っていてもそれを見せない態度こそが彼らの目に映るのでありだからこそ烏間惟臣はみんなから信頼されていると勇気づけたこのセリフがtop3にランクインしました。

E組生徒との絆を表したセリフがtop3入りしました。殺せんせーや触手について詳しいシロの存在によりE組生徒たちも殺せんせーの隠した謎に対して疑念が生まれますが、E組の生徒が秘密の一歩手前までたどり着けたのはすべて殺せんせーを暗殺しようと本気になれたためであったからで、殺せんせーはあくまでも暗殺という方法にこだわり彼らを更に成長させようとしました。

top3第1位は殺せんせーがE組生徒たちに向けた想いから出たセリフでした。生徒に向き合うのは教師の務めです。しかしそれを当たり前だと分かっていても殺せんせーのように真っすぐに意識を向けられる教師はそうそういないことでしょう。この名言はtop3の中でも際立っており殺せんせーが人気であることを表しているようにも見えます。

top3の紹介をもってランキング形式の発表は以上としここからはテーマごとの名言をまとめていきます。殺せんせーの名言には前述したtop3とは違った魅力を持ったセリフがまだまだ多いです。最初のテーマは人生で役立つ名言で未知の生物である殺せんせーから出たセリフの中には私たち人間が生きていく上で大事にしたいセリフが盛りだくさんでした。

E組生徒に英語を教える際に発したセリフです。第二言語を学ぶというのは第一言語の文法が弊害になったり直訳ができなかったりと難しい点が多く、そのため会得するためには挑戦し続ける姿勢が必須になります。難しいと思われる言語習得ですが自分の言葉で相手と通じ合える感覚は何物にも代えられない楽しさがあるはずです。そのための挑戦は決して無駄にはならないでしょう。

ランキングでも紹介した奥田愛美へのセリフです。国語という教科は作者が最も伝えたいものは……だとか、空欄に当てはまる適した語を……だとか、答えられなくても致命的でない問題が多くいまいち自分たちの身になっている感じがしない教科に思われがちです。そんな国語に対し殺せんせーは暗殺においては敵を欺くために必要であると語っており、私たちも社会の中で普段意識してない中でも国語力が活用できる場面があるかもしれません。

E組の生徒はエンドのE組と呼ばれ落ちこぼれが集まったクラスです。このセリフはたとえそんな状況に置かれたとしても前に進んでいこうとする生徒たちの背中を押したような印象がありました。社会にどうしても生まれてしまう格差に劣等感や苛立ちを覚える人も少なくないでしょう。そんな中で最も大事なものは何なのか。それを思い出させてくれるのがこのセリフです。

令和になる少し前から話題になっていたのがキラキラネーム。親に与えられた名前にコンプレックスを抱く人も最近は増えているでしょう。役所に頼めば変更することも可能だと殺せんせーは話しつつもあくまで大事なのは名前を持ったその人であると豪語しています。人が見るのは名前ではなくその名前をしたその人であるからです。

学園ものにつきものであるイベントの中間試験。暗殺教室においてそれはA組との勝負の場として描かれていました。結果が出る試験は誰かと競い合うにもってこいの場であり相手に勝つために積んだ努力や思考、経験こそが何より大事である。この教えは競争社会でも確かに役立つもののように見えます。

世界というものは誰かを中心に回っているわけではなくそのため時折不合理なことが起こることも少なくありません。人生の中で上手くいかない場面に立ち会ったとしてもそれに文句を言うのは意味のない行為であり、上手く立ち回るためには否定よりもどれだけ柔軟に対応できるかだとこの後に続けて語っています。

このセリフが登場したシーンは誰よりもプライドが高い赤羽業が頭を下げたシーンと同じタイミングでした。理想のためには理不尽に立ち向かわなくてはならない。子どもの内では経験しづらいことを的確に明かしたセリフであり知っておくべき事実でもあります。

前述した理想のためには…と同じ話でのセリフでこのセリフがあったからこそ赤羽業が冷静に頭を下げることに成功しました。頭を下げたからといって自分のプライドを捨てなければならないわけではなく、揉め事を起こしてしまうとそれまでの積み重ねが台無しになってしま可能性もあります。そこで受けた理不尽はあくまで理想のためであり、理想のための誇りは一瞬だけ内に秘めておけばいいという教訓です。

人というのはつい弱者を見つけその人をイジメてしまったり肩書や立場ある人に対してへりくだってしまいます。ですが同じ人である以上そこに明確な格差は存在せず、どんな人にも対等に接することの大切さを説いたセリフです。

続いては教師としての覚悟や教育論に関する名言です。殺せんせーの教師としての態度は現役教師からも憧れを受けているほどであり、こんな先生がよかったと呟くファンも多くいます。実際どのセリフもtop3入りを果たせなかったのが不思議なくらいのインパクトがありました。

赤羽業は態度を簡単に変える教師を見てきてあまり教師というのに尊敬の念を持っていませんでした。しかし殺せんせーはそんな教師とは全く違いどんなことがあろうとも生徒を第一に思う先生でした。それを知った業も心を突き動かされその日からしっかり学校に通うようになりました。

上記のセリフを発したのは転校生の自律思考固定砲台がまだ律とあだ名をつけられる前でした。生徒の才能を伸ばすためには同じ生徒との刺激が必要であり、そのために必要な協調性を人工知能である律に備え付けアップグレードさせました。

たとえ天才的な才能を持った生徒がいても殺せんせーは扱い方を心得ているのが分かるセリフです。どれだけ大きな才能だろうと学生である以上そこには伸びしろがあり、更に大きなものに仕立て上げるために殺せんせーは赤羽業に言葉を投げかけていました。

才能の使い方に困っていた潮田渚にかけた言葉です。暗殺のための才能は必ず暗殺でしか使ってはいけないわけではなく、応用させて他のことに取り入れることで新しい発見にもなる。柔軟性に富んだ思考をするよう促したセリフでした。

殺せんせーの語る教師像でありtop3にも入っていたセリフでした。生きて行けばいずれ子どもができたり後輩ができたりと教える立場になる人が社会には多いでしょう。教えるというのは正しい答えが存在せず迷ってしまうこともありますが、殺せんせーのこの言葉を聞いて心に響いた読者も多かったそうです。

最後に殺せんせーが教えた仲間や人の大切さを表した名言をまとめていきます。本編には載っていない番外編でのセリフや暗殺教室の名場面集のtop3に入るシーンでのセリフなど、ここでも幅広い方面に名言が残っていました。

千葉龍之介と速水凛香が大きく成長できたのには隣に同じ境遇や失敗を経験した仲間がいたことが大きな理由でした。人間誰しも失敗してしまうもの。それを共有し合える関係があればどんな困難にも立ち向かうことができるのだと語っておりいかに仲間という存在が大切なものか教えてくれました。

E組生徒は卒業するとそれぞれの夢に向かっていきます。その先で恋愛をし結婚をする生徒も出てくることでしょう。そんな彼らを見越して発したセリフであり若いうちからの恋愛経験はたとえ失恋しても無駄にはならないことを示しています。

家庭を築くための恋愛観と共になぜ家庭を持つ必要性があるかを表したセリフです。愛情をかけて育てられた証絆というのは殺せんせーがE組に向けて教えた知識や技術のそれと同じで、手塩にかけて育てられてきたE組生徒たちなら誰もが共感できるセリフだったことでしょう。

殺せんせーは元々人に好かれるような存在ではありませんでした。自分が持っていた技術は暗殺のものばかり。人の命を奪うことが彼の役目でした。しかしそれを逆に人を生かすための技術として教師になりE組生徒たちに教えていったことは彼らが人として成長していくと同時に、殺せんせー自身も人として喜びを得ていく瞬間でもあったのです。

以上が殺せんせーが残した名言の数々でした。ここからはそんな名言に対して読者がどんな反応をしていたのかをまとめていきます。人として生きていくために大切なこと、社会で生きていくために重要なことを教えてくれた殺せんせーの言葉に実際世間の声はどうだったのでしょうか？

先生という職業はあくまで教員免許を取得すればなれるため人がいい先生ばかりとは限りません。先生がきっかけで学校が嫌いになる生徒も少なくないのかもしれませんが、この方は殺せんせーの言葉を励みに学校というものに向き合おうとしているのが分かります。殺せんせーの名言はE組生徒だけでなく似た境遇の人にも等しく勇気を与えているようです。

中学生の中でも受験生で影響を受けたという方は特別多かったように思えます。誰もが勉強を頑張る理由に疑問を抱く時が訪れることでしょう。暗殺教室はそれを明確に示してくれてる作品でもあり殺せんせーの言葉に頑張ろうと奮起する方も見受けられました。

憧れの存在を見つけると身近にいてくれたらなーと幻想を抱くことがあります。その幻想を殺せんせーで抱いている方がいましたが人気過ぎるあまり自分の担任教師が殺せんせーだったらなーと呟いている方が圧倒的に多かったです。的確にそして面白く授業や教訓を教えてくれる先生を誰もが求めているのでしょう。

殺せんせーが残していった名言。それは心に刺さるものばかりであり尊敬してしまうほどでした。その証拠に教えを受けた生徒たちは7年後立派に成長した人ばかりです。多くのファンを始め漫画に精通していないアニメファンや実写を見た人からも評判になった殺せんせーのセリフ。もしも作品をまだ見てないという方はぜひ一度ご覧になることをお勧めします。