【暗殺教室】死神の正体は殺せんせー?壮絶な過去や最期を紹介
暗殺教室には死神と呼ばれる人物が登場します。この死神は暗殺教室に登場する暗殺者の中でも最高の技術を持つ暗殺者ですが、この人物が殺せんせーなのではないかと話題になりました。本記事では、この死神という人物の正体や過去、そして彼の最期について紹介していきます。
目次
暗殺教室とは
暗殺教室とは、とある中学校を舞台にした学園漫画で、クラスの生徒達が担任の先生を暗殺することを目的に、訓練や指導を受けながら成長し、奮闘する物語です。まず初めにこの「暗殺教室」について紹介します。
漫画『暗殺教室』をおさらい
暗殺教室は地球を破壊すると言ってやってきた謎の生物の暗殺を中学校の生徒達が目指す少年漫画です。暗殺者とターゲットが、それぞれ生徒と担任の先生というおかしな関係の物語で、椚ヶ丘中学校3年E組を舞台に起こる様々な出来事に対し、担任の先生の指導の元、生徒が立ち向かって奮闘しながら成長していくという漫画です。この暗殺教室は2012年にジャンプで連載され話題になりました。
アニメ版や実写映画版も話題に
暗殺教室が週刊少年ジャンプに連載されて話題になり、メディアミックスも行われました。2015年にはアニメ版暗殺教室の第1期が放送され、2016年に第2期が放送されました。そのほかにもアニメの総集編となったアニメ映画やスピンオフ作品の「殺せんせーQ!」も映画化されました。また実写映画版の暗殺教室も、二宮和也さんや山田涼介さんなど豪華キャストが出演し、話題になりました。
【暗殺教室】初代死神の正体や過去
暗殺教室に登場する死神は、物語のキーパーソンになる存在です。謎めいた存在の死神ですが、彼が椚ヶ丘中学校3年E組のクラスメイトや先生とどのような関係があり、物語に関わってくるのか、ここでは初代死神の正体や過去について紹介していきます。
死神とは
暗殺教室の死神は、黒髪に優しそうな顔をした普通の青年です。見た目はどこにでもいる青年ですが、それすらも暗殺に利用しようと考えるほどの頭脳明晰で、優れた身体能力と暗殺技術も持つ殺し屋です。
死神が唯一信じるのことができたのは「人は殺せば死ぬ」ということだけであったため、それを信じて人を暗殺し続けた結果、他に並ぶものがいないほどの優秀な殺し屋として知れ渡り、彼は死神というあだ名で呼ばれるようになりました。
死神はあだ名?
暗殺教室に登場する死神と呼ばれる人物ですが、この名前は彼の本名ではないようです。彼は暗殺対象がたとえ力の強い人物でも、もしくは頭の切れる相手でも、自身の頭脳と身体能力で暗殺を成功させてきました。そうして積み重ねた暗殺の実績が千人を超えたころ、彼は人々から死神とあだ名を付けられ、そう呼ばれるようになりました。
死神は地球上で最高の殺し屋
死神というあだ名で呼ばれた青年は、どんな相手に対しても自分の力で暗殺を成功させてきました。これまで積みあげてきた実績によって「死」そのものと言われるほどの存在だった彼は、殺し屋として地球上で他に並ぶものがいないほどの最高の殺し屋であると、人々から評価されていました。
死神の性格
死そのものとまで言われた死神ですが、彼は自身の能力の高さを過信したり、優越感に浸ってしまうことがあるものの、暗殺においては他人の犠牲など考慮すらしない冷淡な性格をしています。目標を暗殺できればなんでもいいと考えるその性格も、死神というあだ名にふさわしいのかもしれません。
殺し屋になる理由はスラム街で育つ過去が原因?
暗殺教室の最高の殺し屋とも言われる死神は、スラム街出身で出生に関係する情報や名前すらも分からないようです。このスラム街というのは貧困層が集まる地区で、犯罪なども多発する地域と言われています。そこで多くの裏切りを目にした死神は、人を信じることができず、殺してしまうことのみが自身の信じられる真実となってしまい、信じた道を進むことがそのまま殺し屋になることに繋がっていました。
「死神」と呼ばれるようになる
スラム街に生まれ、名前もないまま生きるために人を暗殺し続けた彼は、どんなに力の強い相手でも、どんなに頭脳明晰な相手でも、殺し屋として暗殺を実行し完遂してきました。そうして積みあがった殺し屋としての功績が1000に届く頃、彼は人々から死そのものであるという意味の込められた「死神」というあだ名で呼ばれるようになりました。
実験台にされた過去
暗殺教室で死神と呼ばれた殺し屋は、殺しの幅を広げるために、自分が才能を見出した少年を弟子にしました。しかし、死神はこの弟子に迎えた二代目死神の裏切りによって、柳沢誇太郎の非公式研究所に捕らわれることになってしまいました。死神はその研究所で、体内に反物質を生成する人体実験の実験台にされてしまいました。
雪村あぐりとの関係
暗殺教室に登場する死神というあだ名で呼ばれた凄腕の殺し屋は、弟子の裏切りによって捕まり、秘密の研究所で人体実験の実験体にされてしまいました。そして、この研究所で柳沢に働かされていたのが3年E組の教師でもあった雪村あぐりという研究員です。
雪村あぐりとの出会い
死神は弟子の裏切りにより捕らわれた研究所で、自分の監視役を任された研究員の雪村あぐりと出会いました。最初は彼女を利用して、研究所からの脱走を目論んでいた死神ですが、殺し屋である自分と対等に接してくれる雪村あぐりに人としての心を教わり、次第に死神も心を開くようになりました。
3年E組の担任としても働いていた雪村あぐりの、学校のテスト問題についてアドバイスしたり、アクリル板越しでの対話を通してお互いに惹かれ、生い立ちや悩みを相談し合えるほどの関係になっていました。
雪村あぐりの死
死神のあだ名で呼ばれた青年と雪村あぐりがお互いを意識し合うような関係になったころ、死神と同じ実験をされていた実験体の爆発により月が7割吹き飛んでしまいました。これにより、死神も同様に吹き飛ぶと考えた柳沢は死神を殺すことに決めました。
しかしその情報を雪村あぐりから聞いた死神は自暴自棄になり、暴走して複数の触手を持つ化け物の姿になってしまいます。雪村あぐりは暴走した死神を止めようとしますが、その際に対触手用武器のセンサーに誤って引っかかり、以前に悩みを打ち明けていた3年E組のことを死神に託し、死神の触手の中で息を引き取りました。
初代死神の正体は殺せんせー
研究所から逃げ出した死神は、雪村あぐりと出会ったちょうど1年後にプレゼントされた黒いネクタイを手にしていました。研究所での雪村あぐりとのやり取りを通して心に変化があった死神は、雪村あぐりから死に際に託された3年E組の生徒達を自分なりに導くことを決め、3年E組の担任になることを要求しました。
人体実験によって触手を持つタコのような姿になった死神は、雪村あぐりの思いを胸に暗殺教室3年E組の担任として赴任しました。彼は自身のこれまでの経験や暗殺知識などを使って授業する先生となり、生徒からあだ名としてつけられた殺せんせーと呼ばれるようになりました。
【暗殺教室】2代目死神の正体や過去
2代目死神は、暗殺教室本編に登場する殺し屋で、暗殺の技術や身体能力が高い人物です。初代死神である殺せんせーの「死神」と呼ばれる実績を利用し、初代死神の殺せんせーを暗殺しようとして3年E組の周りをうろついていた暗殺者です。実力や技術は相当なものを持つ2代目死神ですが、ここでは彼の正体や過去、殺せんせーとの関係について紹介していきます。
殺せんせーの弟子?事実上2代目の死神とは
暗殺教室の本編に登場する殺し屋の死神は、2代目であると言われています。「死神」というあだ名で呼ばれた存在は一度世間から鳴りを潜め、2年ほど経った後また活動を始めました。この2年後に活動を開始したのが2代目死神で、初代死神である殺せんせーの弟子であった人物です。
殺せんせーは暗殺を行う際の作戦の幅を広げるために、2代目死神と呼ばれている少年を弟子にしました。しかし、彼は暗殺の道具として扱われることに失望し、殺せんせーを裏切りました。この時までに殺せんせーに暗殺技術の多くを学んでいた2代目死神は、初代死神の技術を85%ほど習得しており、暗殺者として高い技術を持った人物であることが分かります。
声優は島﨑信長が担当
アニメ版「暗殺教室」では、殺せんせーの弟子だった2代目死神の声を島﨑信長さんが演じました。島﨑信長さんは声優としてデビュー後、数多くのアニメにおいて主要なキャラを務めており、ゲームのキャラクターなども多数演じています。また、大のラブライブファンでもあり、推しの人物が絡むと人が変わったようになってしまうことでも話題で、非常に人気のある声優です。
島﨑信長のプロフィール
アニメ暗殺教室で2代目死神を演じた島﨑信長さんは宮城県出身、1988年12月6日生まれで、青二プロダクションに所属する声優です。2009年の「戦場のヴァルキュリア」ヘルバート・ニールセン役で声優としてデビューし、2012年に「あの夏で待ってる」の霧島海人役ではアニメ初主演を果たしました。島﨑信長さんの趣味は料理やお菓子作り、ゲームなどですが、声優界きってのラブライバーとしても有名です。
2代目死神は裕福な家庭で育った
暗殺教室の2代目死神は、初代死神である殺せんせーとは反対に裕福な家庭で育ちました。2代目死神の家庭や両親の詳細については明らかになっていませんが、横暴だった父を自分の目の前で殺され、父を殺した暗殺の技術に魅せられたことで、二代目死神自身が暗殺者として生きる道を選びました。
初代死神(殺せんせー)との出会い
裕福な家庭で育った2代目死神は、横暴であった父を自分の目の前で殺されました。しかし彼は、父を殺されたショックではなく、父を殺した技術と腕前に感動します。この2代目死神の父を殺した暗殺者が初代死神である殺せんせーで、二人は暗殺者と被害者の息子という形で出会いました。
初代死神(殺せんせー)と2代目死神の関係
暗殺教室の2代目死神は裕福な家庭で育ちましたが、父親を暗殺された出来事を目の当たりにし、自身も殺し屋になることを決意しました。この出来事を通して出会った初代死神の殺せんせーと2代目死神ですが、ここではそんな二人の関係について紹介します。
2代目死神の父親を殺したのは殺せんせー
初代死神である殺せんせーと2代目死神は暗殺者とターゲットの息子という形で知り合いました。「死神」と呼ばれるほどの殺し屋であった殺せんせーは2代目死神の父を殺すことを依頼され、見事な腕前で暗殺を成功させます。これを目の前で見ていた2代目死神は、その技術に見惚れ、殺せんせーに弟子入りすることを志願します。殺せんせーも暗殺の幅を広げるために使えると考え、師弟関係になりました。
教育方針はアメとムチ
初代死神の殺せんせーは弟子である2代目死神に対する教育の方針として、自分の力で抑え込むことで反抗心を奪い、2代目死神が欲した力を与え満足させるというアメとムチ方式を取っていました。2代目死神は、この教育の中で自分の暗殺技術が増えていくことに喜びを感じていました。
死神との出会いが2代目死神の人生を変えた
殺せんせーの教育により、様々な暗殺技術を身に着けていった弟子の2代目死神は、技術を身に着ける喜びと同時に、自身を一人前として認めてもらいたいと思うようになりました。10年もすれば殺せんせーを超えるほどの暗殺者になれる素質を持った2代目死神ですが、そんな彼にとって「死神」との出会いは、殺し屋を目指すきっかけと、師を超えるためにもっと力を付けたいと思わせるほど大きなものとなりました。
死神に失望し裏切る2代目死神
初代死神である殺せんせーは人に物事を教えることに関して未熟だったため、弟子である2代目死神に対し、終始アメとムチ方式で教育を行っていました。その中で、自身が殺せんせーの道具でしかないと悟った2代目死神は失望し、師である殺せんせーを裏切ります。
この裏切りにより、初代死神の殺せんせーは柳沢の研究所に捕らわれました。そして殺せんせーが柳沢の実験体にされている間に、2代目死神は初代死神の「死神」という名前を使って、殺し屋として活動を始めました。
初代死神と2代目死神の壮絶な最期とは
初代死神である殺せんせーに失望し裏切った2代目死神は、その技術で花屋の青年に扮し、3年E組の生徒や先生と接触し情報を集めていました。そして3年E組の英語を担当するイリーナ・イェラビッチ先生の弱みに付け込み、仲間に引き入れて行動を起こします。ここでは、2代目死神が起こした行動と彼の壮絶な最期について紹介します。
2代目死神のターゲットは殺せんせー
花屋の青年のふりをした2代目死神は、暗殺者であることに気付かれないよう、3年E組の生徒や先生に接触し情報を集めていました。そして、烏間惟臣にフラれて落ち込むイリーナ・イェラビッチに付け込み、仲間に引き入れます。2代目死神はイリーナ・イェラビッチと協力の元、3年E組の生徒だけをおびき出すことに成功しました。
実はこれが一番のターゲットである殺せんせーをおびき出すための罠でした。一度はイリーナ・イェラビッチと共に殺せんせーを捕えますが、3年E組の生徒の起点と、殺せんせーに同行してきた烏間惟臣により止められてしまいました。2代目死神はターゲットである殺せんせーを殺すことはできず、反対に防衛相に拘束されることになってしまいました。
2代目死神とシロが協力関係に
暗殺を依頼され、暗殺者として殺せんせーを殺すことを目指していた2代目死神ですが、防衛相に拘束された後、同じく殺せんせーを殺すことを目指すシロによって回収されます。そしてこの時シロから、殺せんせーが初代死神であることを教えられました。自分の力を認めてもらいたい2代目死神は、シロと共に殺せんせーを殺すことを企み、殺せんせー暗殺のタイムリミット寸前に3年E組を襲いました。
シロとは
2代目死神を防衛相から回収したシロですが、彼の正体は、過去に初代死神である殺せんせーに人体実験を施した柳沢誇太郎でした。彼は自分の研究所を壊され、研究を台無しにした殺せんせーに復讐するため、姿を隠して殺せんせーに近づき暗殺しようと試みたり、自分に対しても改造手術を行っていました。そしてシロは捕らわれている2代目死神の素性を知り、共に復讐するために2代目死神をスカウトしました。
初代と2代目の壮絶な師弟対決の結末
柳沢誇太郎扮するシロに回収された2代目死神は、殺せんせーを殺すためにシロと共闘することにしました。さらに2代目死神は、天才科学者であるシロによる肉体改造で、命と引き換えに殺せんせーを超えるマッハ40のスピードで動けるほどの絶大なパワーを手に入れました。
自身も肉体改造していたシロとの連携によって殺せんせーを追い詰めますが、3年E組の生徒である茅野カエデを手に掛けたことで激怒した殺せんせーに吹き飛ばされ、最期は師である殺せんせーによって止めを刺されてしまいました。
死神の世間での評判や人気
これまで暗殺教室に登場する死神について紹介してきました。優れた殺し屋のあだ名でもある死神は、初代死神である殺せんせーと2代目死神が存在します。ここでは初代死神、2代目死神それぞれの世間での評判や人気を紹介していきます。
初代死神に対する声として、彼と雪村あぐりの関係性が好きという声や、単純にカッコいいという声もたくさん挙がっていました。さらに、実写版暗殺教室で死神役を演じた二宮和也さんの演技に関する話題や、死神のプロフィールが二宮和也さんその人のようだという声もありました。
2代目死神に対する世間の声として、境遇や最期のシーンなどを見ると心を動かされてしまう人が多いようです。特に、師を超えたいと願った触手の問い掛けに関するシーンは2代目死神を存在を強く残すシーンだったようです。また、単純に暗殺のプロでもある2代目死神を怖いと思う方や、担当声優が島﨑信長さんであることに関する声も多く挙がっていました。
死神の正体は地球上で最高の殺し屋だった
暗殺教室の「死神」は、地球上で最高の殺し屋を意味するあだ名で、最高の殺し屋だった殺せんせーの呼び名でした。師の強さに憧れ、本気で戦った2代目死神は、師である殺せんせーによって殺されてしまいましたが、死に際でのやり取りを通して、後世ではお互い間違えないよう、良い師弟関係を気付いていくことでしょう。
この記事のライター
Hirano35
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