【七つの大罪】十戒のメンバーまとめ!強いのは誰?戒禁の種類についても
『七つの大罪』の十戒について紹介します。『七つの大罪』で主人公らと敵対する十戒のメンバー構成と、個々の戒禁の種類を明らかにします。また、各メンバーの強さをランキング化してまとめるとともに、それぞれの死亡を含めたその後の運命について解説していきます。
目次
【七つの大罪】十戒とは?
人気漫画『七つの大罪』には数々のキャラクターが登場しますが、強力な敵として主人公たちの前にたちふさがる〈十戒〉たちは、その中でもひときわ特別な存在感を放っています。十戒のメンバー構成や強さについて触れる前に、まずは基本的な情報から紹介していきましょう。
十戒とは?
『七つの大罪』に登場する「十戒(じっかい)」とは、魔神王直属の近衛部隊を指します。フラウドリンに洗脳されたヘンドリクセンによって、長期にわたる封印から復活を果たしました。メンバーは全部で10人で、おのおのが「戒禁(かいごん)」と呼ばれる特殊な能力を有しています。魔神族復活を目的として行動しており、その強さをもってメリオダスらの前にたちはだかります。
十戒の戒禁とは?
上で触れたように、『七つの大罪』の十戒は、メンバー各自が「戒禁」という名の能力を持っています。これは、魔神王が力の半分を10個に分ける形で彼らにさずけたもので、能力の特徴はそれぞれ異なります。もしも戒禁を破った場合、その者は十戒自身といえども災厄を受けることになります。
七つの大罪の概要
『七つの大罪』は、漫画家鈴木央(すずきなかば)氏の手による作品です。また、それを原作とするテレビアニメなどの諸作品も指します。2012年から2020年まで、「週刊少年マガジン」で連載されました。単行本は全41巻です。ジャンルはバトルを中心とする冒険ファンタジーで、講談社漫画賞・少年部門を受賞するなど、人気・評価ともに高い作品となっています。
七つの大罪のあらすじ
『七つの大罪』は、いにしえのブリタニアを舞台に展開されるファンタジー作品です。七人の大罪人から成る伝説の騎士団〈七つの大罪〉のメンバー・メリオダスは、ある理由から素性を隠して暮らしていたところ、リオネス王国の王女エリザベスと出会います。彼女の求めに応じて仲間とともにリオネス王国の危機を救ったメリオダスでしたが、その後魔神族「十戒」の復活により、今度は自らの過去とも関わる戦いに身を投じることになります。
【七つの大罪】十戒メンバーと戒禁の種類一覧
『七つの大罪』で主人公らと対立する十戒は、名称通り10人のメンバーから成ります。いずれも強烈な個性派ぞろいですが、果たしてどんな面々がそろっているのでしょうか。個々のメンバーの特徴と、その力である戒禁の種類を紹介していきましょう。
十戒メンバー①ゼルドリス
『七つの大罪』の強敵である十戒のメンバー、1人目はゼルドリスです。「敬神」の二つ名と戒禁を持つ人物で、年少ながら沈着冷静な姿勢を持ち、曲者ぞろいの十戒を率いる立場にあります。魔神王の息子で、容姿は兄メリオダスに酷似しているものの、彼に対しては強い敵愾心を抱いています。「神速」と称されるほどの剣技の持ち主で、魔神王になることに強力なこだわりがあります。
十戒メンバー②エスタロッサ
続いての十戒のメンバーは、「慈愛」の戒禁を持つエスタロッサです。銀髪とあごの無精ひげが特徴で、容姿は手配書のメリオダスの想像図にそっくりとなっています。メリオダスは兄、ゼルドリスは弟の関係にあり、兄メリオダスに対して屈折した感情を持ちます。実はその正体は四大天使の〈マエル〉で、ゴウセルの「禁呪」により創り出した架空の人格がエスタロッサになります。
十戒メンバー③フラウドリン
『七つの大罪』の十戒メンバー紹介、続いてはフラウドリンです。女神族の封印を逃れたただ1人の十戒で、その後はドレファスの肉体を奪って操っています。メリオダス排除の罠を仕掛けた黒幕に相当します。戒禁を授かっていないため正式な十戒ではないものの、「無欲」のゴウセルの代理としてメンバーの1人におさまっています。
十戒メンバー④ガラン
『七つの大罪』に登場する十戒のメンバー紹介、4人目は「真実」の戒禁を持つガランです。甲冑をまとったような姿の長身の魔神で、戦いを好む武人としての気質を持ちます。かなりの老齢で、十戒のメンバー中でも最も古株の部類に入ります。
十戒メンバー⑤メラスキュラ
『七つの大罪』における十戒メンバー、続いて紹介するのは、「信仰」の戒禁を持つメラスキュラです。前髪をそろえた長髪の女性で、身体の周りには黒い霧のようなものをまとわせています。死者を操ることを専門とし、エレインもその力で復活させました。実体は魔界の毒蛇で、長年かなりの強さの瘴気を浴び続けたことで魔力を得ています。
十戒メンバー⑥グレイロード
6人目の十戒メンバーは、「不殺」の戒禁のグレイロードです。黒い布に無数の仮面の顔が付いているという異形の魔神で、性別は女性になります。もともとは雌雄の区別のない下位魔神でしたが、突然変異的に上位魔神への進化を果たしました。他人の姿を模したり、顔の数ぶん分離するといったことも可能です。
十戒メンバー⑦グロキシニア
『七つの大罪』の十戒について紹介していますが、続いてのメンバーはグロキシニアです。戒禁は「安息」になります。中性的なルックスを持つ男性で、魔神族ではなく初代妖精王がその真の身分です。本来の姿では、背中にアゲハ蝶のような羽が生えています。古の聖戦でのいきさつから人間に強い憎しみを持つようになり、その後十戒に加わりました。
十戒メンバー⑧デリエリ
8人目の十戒メンバーは、「純潔」を戒禁とするデリエリです。金色のボサボサ髪と鋭い目つき、体のいたるところに浮かんだ影が特徴の女性で、細部を省いた直截な表現を好みます。聖戦の際、姉や魔神族の仲間を多数殺された経験があり、そのため女神族への恨みの強さはかなりのものとなっています。
十戒メンバー⑨モンスピート
『七つの大罪』の十戒メンバー、9人目はデリエリと行動を共にしているモンスピートです。マントに口ひげ、体に巻き付けた黒帯という形姿の魔神で、戒禁は「沈黙」になります。難解なデリエリの略語を周囲に訳す役割も請け負っています。死亡したデリエリの姉に好意を寄せられていましたが、本人の想いはデリエリの方にあります。
十戒メンバー⑩ドロール
十戒のメンバー紹介、最後は「忍耐」を戒禁に持つドロールです。四本の腕、緑色の肌という姿の巨大な男性で、人間からは「バロール」の名で呼ばれます。巨人族の始祖とされますが、実際は魔力の圧倒的強さゆえに他から祀り上げられているにすぎません。かつてはメリオダスと共に戦っていましたが、その後魔神族の誘いに乗り十戒に加わりました。
【七つの大罪】十戒の強さランキングTOP10~4
『七つの大罪』の十戒を構成するメンバーは上記の通りですが、実際のところ彼らの強さはどの程度なのでしょうか。それぞれの実力の差も気になるところです。ここでは、十戒メンバーの強さをランキングにして紹介します。
10位:ガラン
『七つの大罪』の十戒の強さランキング、10位はガランです。戒禁は「真実」で、彼の前で嘘をつくと石化するという力になります(本人が真実だと思えば実際は嘘でも能力は発動しません)。闘級は27000です。それなりの強さを誇り、見せ場もあったものの、結局は自らの力で敗北しました。仲間から老人扱いされるなど作中の扱いはあまり恵まれませんが、作者の鈴木氏はお気に入りだったもようです。
9位:フラウドリン
『七つの大罪』の十戒の強さランキング、9位は闘級31000のフラウドリンです。前述のように純粋な十戒メンバーではなく、戒禁も持ちませんが、れっきとした十戒のガランより実力は上になります(それほどガランの扱いがひどいということも言えます)。なお、ドレファスの体を乗っ取っていることで闘級が上乗せされているわけでもなく、正真正銘フラウドリン本人の実力順位になります。
8位:メラスキュラ
フラウドリンに続き十戒メンバーの強さランキング8位に入ったのは、前髪と変顔が印象的なメラスキュラです。「信仰」の戒禁を持つ女性で、彼女の前で最愛の人に不信を抱いた者は、誰であろうとも目を焼かれて視力を失うことになります。闘級は34000で、フラウドリンを3000上回っています。
7位:グレイロード
『七つの大罪』の十戒強さランキングで7位に入ったのは、闘級39000のグレイロードです。「不殺」の戒禁を持つ彼の前で殺生をすることは許されず、破った場合は一気に老衰して死を迎えることになります。この原則には戒禁を持つ本人も縛られるため、グレイロードも誰も殺せません。ただ、他の戒禁持ちに対しては効果はないもようです。
6位:グロキシニア
『七つの大罪』における十戒の強さランキングを紹介していますが、6位はグロキシニアです。闘級50000と、中性的な容姿からは想像がつかない強さを誇ります。魔力「厄災(ディザスター)」「呪蔓樹(ジュマンジュ)」と、変化する武器「霊槍バスキアス」を持ちます。なお、彼の戒禁「安息」については、詳しいことは分かっていません。
5位:デリエリ
十戒の強さランキング、真ん中の5位に位置しているのは、デリエリです。闘級は52000になります。戒禁の「純潔」は詳細不明ですが、殴打の連撃回数に応じて威力がアップする魔力「連撃星(コンボスター)」を持ちます。なお、彼女は心臓のうち6つを犠牲にインデュラ化しており、封印後の心臓は1つしかありません。メリオダスはそれを知りつつ、殺せたはずの彼女を見逃しました。
4位:モンスピート
『七つの大罪』の強さランキング、4位はデリエリと常に行動を共にするモンスピートです。闘級は53000になります。デリエリと同じく三千年前にインデュラ化しており、心臓は1つのみという状況にあります。戒禁は「沈黙」ですが、やはり詳細については本編で詳しく触れられていません。ただ、大事な秘密を口にできない縛りがあることがにおわされています。
【七つの大罪】十戒の強さランキングTOP3
『七つの大罪』の十戒メンバーの強さについてランキング形式で紹介しています。4位までの紹介が終わりましたが、続いてはいよいよTOP3のランカーを見ていきましょう。以下のメンバーが十戒最上位クラスになります。
3位:ドロール
十戒メンバーで実力3位となったのは、闘級54000のドロールです。前述のように魔神族ではなく巨人族ですが、「死」と「魔神族への加担」の二者択一を迫られ、悩んだ末に後者を選びました。その魔力は圧倒的で、地を操る「大地(グラウンド)」や相手の心を読む「魔眼」などの能力を持ちます。戒禁「忍耐」についての詳細は、やはり不明です。
2位:エスタロッサ
『七つの大罪』の十戒強さランキング、TOP2は闘級60000のエスタロッサです。メリオダスへの憧れと、その裏返しとしての憎しみにさいなまれる人物で、メリオダスの魔力の対となる能力「全反撃(フルカウンター)」を有します。戒禁は「慈愛」で、彼に対し憎しみをもって攻撃しようとしても、その術は無効となります。これにより、メリオダスの反撃も封じられました。
1位:ゼルドリス
いよいよ最後ですが、強さにおいて十戒トップの実力者となったのは、闘級61000のゼルドリスです。彼の戒禁「敬神」は、それを持つ者に対し背を向けると「(魔神王の代理への)背信」とみなし、服従を強いるというものになります。また魔神王の代理として「魔神王(ゴッド)」の魔力も持っており、魔力攻撃を無効化することができます。その上前述のように、「神速」と称されるほどの剣技の持ち主でもあります。
【七つの大罪】十戒の死亡シーンや生死・その後一覧
『七つの大罪』における十戒のメンバー構成や強さランキングは上記の通りですが、それぞれの作中での行く末についても気になるところです。ここからは、十戒メンバーの死亡シーンなど生死の状況、その後について紹介していきます。
十戒の生死①ゼルドリス
魔神王の代理として十戒をまとめる役割を務めたゼルドリスは、作中では死亡しませんでした。当初メリオダスと対立していたものの、恋人ゲルダの消息を知ってからは一転して兄に協力するようになります。魔神王との対決で敗れ、その依り代とされますが、ゲルダやメリオダスとの共闘で最後は勝利を勝ち取りました。その後、メリオダスとの仲は無事修復されています。
十戒の生死②エスタロッサ
禁呪による架空の人格であるエスタロッサは、2つの戒禁を取りこんだことで自我が崩壊し、本来の記憶を取り戻します。暴走を始めますが、キングの覚醒やゴウセルの諭しなどによって敗北し改心、その後は〈七つの大罪〉らに協力します。聖戦後は、恩寵の返還を願うエスカノールのために再び姿を現し、彼の死亡を見届けることとなりました。
十戒の生死③フラウドリン
「無欲」のゴウセルの代理である十戒メンバー、フラウドリンは、ザラトラスの「浄化(パージ)」によりドレファスの体から引きはがされました。その後のメリオダスとの戦いで圧倒された彼は、自爆を試みます。しかし、それをグリアモールに止められると、彼に情が湧いたがゆえに強行することができませんでした。結局、自ら殺される形で死亡しています。
十戒の生死④ガラン
十戒メンバー最弱のガランは、 盗賊都市レイブンズでバンやエレインらと交戦に及びます。バンらはエスカノールの酒場に隠れ、そこでガランはエスカノールと「殴り合いで死ぬまで逃げずに戦う」というゲームをすることになります。ところが恩寵太陽で闘級が跳ね上がったエスカノールに臆して逃亡をはかり、自身の戒禁で石化してしまいました。その後、エスタロッサに砕かれ死亡するという末路をたどっています。
十戒の生死⑤メラスキュラ
〈七つの大罪〉に倒されては復活という流れを繰り返していたメラスキュラは、コランドでの大罪たちとの戦いでも、彼らを見くびったために結局は圧倒されます。エリザベスの「聖櫃(アーク)」によって正体である毒蛇に戻ってしまい、マーリンに研究材料として捕獲されました。死亡することはなかったものの、その後復活は果たせずじまいとなっています。
十戒の生死⑥グレイロード
十戒メンバー「不殺」のグレイロードは、魔神族によるキャメロット城制圧後、フラウドリンと共にリオネス城を襲います。戒禁により彼の前で殺生ができないため戦いを有利に進めますが、そこへ自身の時を停止させているマーリンが現れます。彼女には戒禁の力が通用せず、結局敗北を喫しました。最後まで死亡することはありませんでしたが、やはりマーリンの研究材料とされています。
十戒の生死⑦グロキシニア
『七つの大罪』の十戒メンバーの顛末、続いてはグロキシニアですが、彼はいくつかの経験を経て十戒に加わったことを悔い、脱退の道を選びます。その後、チャンドラーの攻撃を受ける〈七つの大罪〉にドロールと共に加勢し、身を挺して彼らを逃がします。そしてメリオダスとエリザベスの幸せを祈りつつ、敗北・死亡に至りました。
十戒の生死⑧デリエリ
「純潔」のデリエリはエスタロッサと交戦し、一度は逃げ延びますが、さらわれたエリザベスを取り戻すためサリエルらとともに再度彼に挑みます。しかし、エスタロッサの正体に気づいたタミエルが攻撃をやめたせいで、1つだけの心臓を撃ち抜かれてしまいました。その後、そのまま死亡という末路をたどっています。
十戒の生死⑨モンスピート
十戒メンバー「沈黙」のモンスピートは、メリオダスとの戦いに敗れた後、デリエリと共にあばら家暮らしをしていました。そのまま十戒を辞めようと考えていたところ、戒禁を回収に来たエスタロッサと戦いになります。追い詰められる中、デリエリをかばったモンスピートは代りに心臓を撃ち抜かれて死亡、戒禁を奪われる形となっています。
十戒の生死⑩ドロール
十戒メンバーの顛末、最後は「忍耐」のドロールです。彼はディアンヌと出会ったことで十戒を離れることを決意します。その後グロキシニアと同じく、チャンドラーとの交戦でピンチに陥った〈七つの大罪〉の加勢に駆け付けました。チャンドラーの足止めを図るも敗北、ディアンヌに巨人族の未来を託しつつ、グロキシニアと共に死亡します。
【七つの大罪】十戒に対する世間での評判や人気
『七つの大罪』での十戒メンバーのその後などについて見ましたが、続いては十戒に対する世間の評判に話題を移しましょう。主人公らに立ちはだかる十戒たちは、果たしてどのような印象を持たれているのでしょうか。関係するツイートをいくつか拾ってみました。
こちらは十戒に対し、ポジティブな印象を持つ人のツイートです。応援の気持ちをストレートに伝えるだけでなく、「努力していてかっこいい」とかなり肩入れしている様子が伝わってきます。作中ではやや不遇だったガランも、しっかりファンがついているもようです。
こちらも十戒に対する好意を直球で伝えるツイートになります。魅力的な敵役は少年漫画に必須の存在ですが、『七つの大罪』の十戒もメンバーそれぞれが個性的で、読者に思い入れさせる要素をたくさん持っています。
最後も十戒に対する好意的な意見です。彼らは悪役といってもそれぞれがさまざまな背景を抱えており、人間臭い一面を持ちます。そんな多面的な敵の存在が、作品自体の支持に大きく貢献したのは間違いないところです。
【七つの大罪】十戒メンバーは強かった
『七つの大罪』の十戒について紹介してきました。彼らは魔神王のしもべとして戒禁を与えられた存在で、強さも並大抵ではありません。しかし、メンバー個々のキャラクターはバラエティ豊かで魅力的であり、どこか憎めない面々となっています。主人公側との関係もあいまって、ドラマを強力に引き立てる役割を果たしました。未見の方は、ぜひその辺りにも注目して鑑賞してみてください。
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だいじろう
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