【弱虫ペダル】川田はルールを守らない悪キャラ?これまでの問題行動を紹介
数多い『弱虫ペダル』登場人物の中で、ルールを守らない嫌われ者として扱われている川田について解説していきます。川田の問題行動の具体例、初登場回や過去の出来事を考察し、アニメ版『弱虫ペダル』にて川田の声を担当した声優についても併せて紹介していきます。
目次
【弱虫ペダル】川田とは?
『弱虫ペダル』の川田は、物語の初期に一旦姿を消し、その後再登場して大きくクローズアップされるというキャラクターです。こうしたキャラは『弱虫ペダル』でたびたび見かけますが、川田は作中での行動が問題だらけという点でかなり異色となっています。そのため「川田編」は、『弱虫ペダル』ファンの間で相当な物議を醸しました。そんな問題児・川田のプロフィールなどを見てみましょう。
川田のプロフィール
『弱虫ペダル』に登場する川田のフルネームは、「川田拓也(かわだたくや)」です。彼はもともと総北高校自転車競技部の部員でしたが、1年生ウェルカムレースの後に一度退部を選択します。その後、中学時代の所属部であるテニス部に入り直しますが、小野田が新主将になった直後、再度自転車競技部へ入部してきました。その際には外見も金髪になるなど、過去からいろいろと激しい変貌を遂げています。
川田は小野田たちの同級生
『弱虫ペダル』の問題児・川田は、小野田や今泉たちとは同級生の関係にあります。自転車競技部入部当初は今泉に対するライバル心をむき出しにしていたものの、結局特に彼らと絡むことはなく、早々とフェードアウトしていきました。ところがまさかの再登場後は、杉元や小野田に対して容赦ない悪辣な行動を取るなど、悪い意味で強烈な存在感を放つこととなります。
川田の身長
『弱虫ペダル』の川田の身長については、公式の情報はありません。再登場時で172㎝という説もありますが、初期に登場した頃にはかなり低めに描かれています。公式身長181㎝の同級生今泉と並んだ際、今泉の肩のあたりに頭が来ているので、この時点ではおそらく160㎝ないくらいであったと思われます。
弱虫ペダルの概要
問題児・川田が登場する『弱虫ペダル』は、渡辺航原作・作画による漫画作品です。「週刊少年チャンピオン」2008年12月号に第1話が掲載されて以降、現在も連載は続いています。男子高校生による自転車競技を描いたスポーツ漫画で、第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞するなど、高い人気と評価を得ています。コミックス累計発行部数は、2022年11月時点で2800万部を突破しています。
テレビアニメ版は2013年10月に第1期が制作され、2022年10月からは最新の第5期がスタートしました。さらに劇場版アニメや実写映画が制作されたほか、舞台化、テレビドラマ化も果たすなど、作品世界は幅広い展開を見せています。
弱虫ペダルのあらすじ
『弱虫ペダル』は、小野田坂道という1人のオタク少年を主人公とするスポーツ漫画です。千葉県立総北高等学校に入学した坂道は、当初はアニメ・漫画研究部での活動を志すものの、同級生・今泉俊輔らとの出会いで自転車レースの楽しさに目覚めます。ママチャリによる長年の秋葉原通いで、自然に強力な脚力を身に着けていた彼は、自転車競技部での活動を通して徐々に才能を開花させていく…というストーリーとなっています。
【弱虫ペダル】川田はルールを守らない?問題行動を紹介
濃いキャラクターが大勢登場する『弱虫ペダル』作中で、川田という男の存在はひときわ異彩を放っています。もちろん良い意味ではなく、「アウトな行動が多すぎる」という悪い意味でですが、一体どんなことをしでかしたのでしょうか。ここでは、超問題児・川田の卑劣きわまる行動や言動の数々を紹介していきます。
問題行動や言動①ルールを守らない
『弱虫ペダル』の川田の一番の特徴として、「ルールやモラルと無縁」という点が挙げられます。1年生の時点ですでに、勝つためにレースで故意にルールを破る問題児ぶりを見せました(結果は実質最下位でしたが)。過去においてもその状態なのに、再登場時にはさらにエスカレートした無法さを発揮します。後で述べるように、ハンデを背負った小野田に対して、命にかかわりかねない危険な罠を仕掛けています。
問題行動や言動②自転車競技部をなめている
『弱虫ペダル』の川田は自転車競技部を過去にドロップアウトした身でありながら、同部を完全に見下しています。同級生の小野田のインターハイ2年連続優勝を見て、「小野田程度で優勝できるなら自分も楽勝」と考えてしまったことが理由です。完全に勘違いですが、こうした浅はかな考えが、後の彼の問題行動を誘発することとなります。
問題行動や言動③再入部しているのに態度がでかい
『弱虫ペダル』の問題児・川田のあきれた行動の1つに、「再入部しているくせに態度が大きい」というものもあります。一度去ってまた戻ってきた身であれば、部活に限らず少しは周りに遠慮しそうなものですが、川田にそんな常識は通用しません。再入部早々、後輩に対して雑用を一方的に押し付けるなど、傍若無人な言動をおおっぴらに見せています。
問題行動や言動④先輩にタメ口で話す
『弱虫ペダル』川田が問題行動を見せるのは、同級生の小野田や後輩らに対してだけではありません。テニス部の先輩たちに対しても、無作法な言動を繰り広げていました。髪を金髪に染めたことを先輩に注意された川田は、逆ギレして退部してしまいます。その際先輩に向かって「おまえ」呼ばわりするなど、ここでも問題児ぶりを遺憾なく発揮しています。
問題行動や言動⑤小野田とのハンデ戦
『弱虫ペダル』作中で川田の問題行動がピークに達したのが、主将の座をかけて挑んだ小野田との一戦です。この勝負で川田は、小野田に12kgの水が入ったリュックをハンデとして背負わせます。しかもこのコースには、小野田が知らない危険な箇所があり、川田はそれを承知で重いハンデを課したのでした。すんでのところで難を逃れはしたものの、あわや主人公殺害という事態まで引き起こしたこの行為は、ファンから容赦ない非難を浴びています。
【弱虫ペダル】川田の初登場や過去
『弱虫ペダル』で恥知らずな行動を繰り返し、各方面から嫌われている問題児・川田ですが、前述のように物語序盤に一瞬だけ登場していました。その時の川田がどんな様子だったのか、ここでは再登場前の過去の川田の言動について見ていきます。
川田の初登場
川田の『弱虫ペダル』原作初登場は、第15話「ボクに可能性があるなら」です。同級生の小野田より少し先に、自転車競技部へ入部している状態でした。この時は前述のように背は低めで、髪の色は金ではなく黒です。顔立ちも特に印象的なところはなく、単なるモブの1人といった雰囲気を漂わせています。
川田の過去
川田は『弱虫ペダル』序盤のウェルカムレースで惨敗し、早々と物語から退場した後、しばらく姿を現していません。それから再登場するまでの間は、前に触れたようにテニス部に在籍していましたが、ここでも素行不良でいろいろやらかしています。結局成績も振るわず、テニス部も退部した川田は、再び甘い夢を見て自転車競技部に戻ってくることになります。
川田の自転車のメーカー
『弱虫ペダル』で川田が乗っている自転車のメーカーは、過去の1年生時に登場した時点では不明でした。しかし、原作の第654話「憧れ」の中で、中学時代に「GIANT(ジャイアント)」を購入していたことが明らかになっています(ちなみにアニメ版では「GLANT」となっています)。『弱虫ペダル』作中でGIANTのロードバイクを愛車とするキャラクターは、ほかには箱根学園の福富がいます。
【弱虫ペダル】川田の声優
現在第5期まで放送されている『弱虫ペダル』アニメ版ですが、原作の「川田編」は、今のところ内容に含まれていません。しかし、過去の1年生ウェルカムレースの時点で川田の台詞はあり、担当声優も存在しています。ここでは、アニメ版『弱虫ペダル』で問題児・川田の声を当てている人の情報を紹介していきます。
川田の声優は「下和田ヒロキ」
アニメ版『弱虫ペダル』で問題児・川田役を務めているのは、男性声優の下和田(しもわだ)ヒロキさんです。 下和田さんは1998年デビューのベテランで、アニメやゲームの吹き替えのほか、ナレーションの分野でも活躍しています。また声優と並行して、舞台俳優や音楽活動も行っています。幅広い音域が特徴で、少年から中年、また女性まで演じ分ける実力派です。
下和田ヒロキのプロフィール
下和田ヒロキさんは、1976年4月8日生まれの牡羊座で、出身地は三重県桑名市(生まれは岐阜県美濃加茂市)になります。11歳の頃から俳優活動を始め、日本ナレーション演技研究所を経て、1998年に声優としてデビューしました。2010年の4月からは本名である「下和田裕貴」の表記を止め、現在の表記に芸名を統一しています。前述のようにミュージシャンとしての顔も持ち、2009年にインディーズレーベルを立ち上げるなど、精力的な活動を行っています。
下和田ヒロキの主な出演作品
テレビアニメでの下和田ヒロキさんの主な出演作品は、『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』(2001年)の今川瞬、『最終兵器彼女』(2002年)のノリ、『ラブ★コン』(2007年)の小堀和希、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』(2016年)の間田敏和、そして『弱虫ペダル』(2013年)の川田拓也などとなっています。一方劇場アニメでは、『トワノクオン』(2011年)のトワ、ゲームの出演作には、『戦国BASARA』シリーズの森蘭丸などがあります。
【弱虫ペダル】川田に対する世間での評判や人気
こちらは、『弱虫ペダル』の「川田編」というエピソード自体への抵抗感を表したツイートです。「嫌がらせ」「しぬ」「むり」という表現から、川田の常軌を逸した行動が、どれだけ読者の心理的負担となっているかが伝わってきます。
読者に「轢かれてぐちゃぐちゃになってくれ」とまで言わしめる人物は、『弱虫ペダル』の中では川田しか見当たらないでしょう。そこまで徹底して嫌われるのは、フィクションのキャラクターとしてある意味栄誉と言えるかもしれません。
『弱虫ペダル』読者で川田という男に好意を示す人はほぼゼロですが、こちらのツイートは捉えようによっては、一定の評価を与えているとも取れます。「完全にあたまおかしい人」というのは、ヒールとしてはある意味誉め言葉でしょう。しかし同じいかれた悪役でも、御堂筋のような人気が皆無なのは悲しいところです。
【弱虫ペダル】川田はルールを守らない問題児だった
ここまで見てきたように、川田というキャラクターは、『弱虫ペダル』作中で史上類を見ないほどの問題児として描かれています。同級生や先輩・後輩への数々のルールを無視した行動により、読者からまんべんなく「クズ」として認識されることとなりました。ただ、エピソードの最後では(多少の)心境の変化を感じさせる描写もあり、今後もしかすると、意外な成長を見せることになるのかもしれません。
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だいじろう
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